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日本語練習帳
日本語練習帳
大野晋/岩波書店
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総合評価

119件)
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    大野晋 1919(大正8)年、東京深川生れ。東京大学文学部国文学科卒。学習院大学名誉教授。「日本とは何か」という問題意識から古代日本語の研究を始め、上代特殊仮名遣・万葉集・古事記・日本書紀などを研究し「日本語はどこから来たか」を追究。日本語のタミル語起源説やベストセラーとなった「日本語練習帳」などで知られる国語学界の第一人者。大野は言語を通じて「日本とは何か」という謎に挑み続けた。万葉集の研究からスタートした日本の古代語研究はやがてライフワークとなる日本語の起源を探る研究に繋がった。また大野は日本人が普段使う言葉の運用面でも大きな足跡を残した。正確に読み正しく表現すること、コミュニケーション能力の向上の重要性をわかりやすく語る。 「日本語がよく読めるように、よく書けるようになりたいとすれば、最初にどんなことに気持を向けるといいか。  文章は一つ一つの単語で成り立っています。文章はほぐしていくと、結局は単語に達します。単語は建築ならば 瓦に喩えられるでしょう。 瓦はその一つ一つが同じ形に作られていて、適切に配置されます。 瓦ならば形が均一ですが、文章を組み立てる 瓦である単語は一つ一つ異なっていて、文章の中でお互いに微妙に応じあいます。だから、まず単語の形と意味に敏感になりましょう。」 —『日本語練習帳 (岩波新書)』大野 晋著 「 骨董の目利きになるためには、よい物を、まず一流品を見続けなければだめだといいます。二流品を見ていては眼がだめになる。文章もそれと同じです。よいと思われるもの、心をひくものを見馴れているうちに、ああ、これは雑だなとか、ここはおかしいなとか気づくようになる。自分を引きつけるものはその人にとってよいものなのです。だから、自分を引きつけるものを熟読して、それをいっそう鋭く深く受け取るようにすること。次に、よい文章といわれるものを読んで、どこが違うか、どちらがよいかを自分の目で判断すること。」 —『日本語練習帳 (岩波新書)』大野 晋著 「自分の語彙を増やすことに関しては、小説家とか歌詠みたちなどは、みんな非常な苦心をしています。例えば、与謝野晶子とか斎藤茂吉などの歌人は、辞書を読んでいって単語を拾ったようです。井上ひさしさんは、辞書をたくさん買って頭からそれを読むようですし、大江健三郎さんは、あの堅牢な製本の『広辞苑』を三冊取り替えたという です。『広辞苑』はそう簡単にはこわれない。だから、大江さんがいかに辞典を引いたか分かります。普通の人間は、せいぜい五、六万語知っていれば多い方でしょう。しかし、彼は二〇万語の日本語を消化しようとしたように見えます。しかも覚えた単語をそのままは使わない。大江さんには『万延元年のフットボール』とか『芽むしり仔撃ち』とか、普通にはない単語の組み合わせがあるでしょう。それは単語そのものではなくて、単語の組み合わせ方において新しくしようとしたのでしょう。」 —『日本語練習帳 (岩波新書)』大野 晋著 「ちょっと古いけれど、昭和三〇年代の調査では、高校の上級生が三万語の語彙をもっていたという調査結果があります。今は大学生でも語彙は平均一万五〇〇〇か二万くらいに落ちているのではないかと思います。読書量がものすごく減っていますから。」 —『日本語練習帳 (岩波新書)』大野 晋著 「生活していく上で間にあうという数でいえば、三〇〇〇語あれば間にあう。だいたいは生きていられる。これが、いわゆる基本語です。では、三〇〇〇語知っていればいいか。言語生活がよく営めるには、三〇〇〇では間にあわない。三万から五万の単語の約半分は、実のところは新聞でも一年に一度しか使われない。一生に一度しかお目にかからないかもしれない。しかし、その一年に一度、一生に一度しか出あわないような単語が、ここというときに適切に使えるかどうか。使えて初めて、よい言語生活が営めるのです。そこが大事です。語彙を七万も一〇万ももっていたって使用度数 1、あるいは一生で一度も使わないかもしれない。だからいらないのではなくて、その一回のための単語を蓄えていること。」 —『日本語練習帳 (岩波新書)』大野 晋著 「まず「独身」とは結婚の相手なしに一人で暮らしている成年の男女。「独白」は相手なしにものをいうこと。「独学」「独習」も、普通なら学校でいっしょに学ぶ相手がいるはずなのに、一人でする学習。「独力で」とは、協力する相手なしに、一人の力で、ということです。国や人間が他の支配から脱して自分の自由をもつときに「独立」という。「独立」は他に服従しないこと。それが「独断専行」となると、勝手に一人でしてはいけない場面で「相手なし」に強行すること。「独裁」とか「独走」、あるいは「独善」なども同じです。つまり「独」とは、相手に制約されずに自由にすることです。」 —『日本語練習帳 (岩波新書)』大野 晋著 「昔、森有正というフランス文学者がいて、デカルト研究者として知られていました。若いころの森さんを知っていますが、森さんは「日本語は非文法的言語だ。フランス語には文法があるけれど」と書いています。森さんは日本文法は嫌いだったのでしょう。森さんだけでなく、大多数の日本人は日本語の文法なんて嫌いです。  文法が必要なのは、知らない言葉を学ぶときです。フランス語を知らない人はフランス語の文法を習う。古文を学ぶとき現代日本人は古文の文法を習う。それが自然です。ところが学校文法では、現代語の文法から教えようとする。しかも文章を読み書きする上で大事な点にしぼって教えるのではなく、子供に「文法学」を体系的に教えようとする。「文節」から始めて品詞分類。名詞・動詞・形容詞・形容動詞 ​ 。 ​特殊な、文法好きの子供のほかは、みんな退屈してしまう。現代語は文法など習わなくても読み書きできる。芭蕉も西鶴も近松も日本文法の教育など受けなかったのに、立派な日本語を書きました。」 —『日本語練習帳 (岩波新書)』大野 晋著 「明治二十六年東京帝大卒業と同時に、漱石は東京高等師範学校の英語講師となったが、わずかに二か年足らずでここを辞して四国の松山中学の教師に転じている。いうまでもなく、東京高師は当時の普通教育の大本山である。そこから片いなかの中学への自発的な転任はとうてい常識では律しきれないものである。失恋の結果とか、給与の問題とかいろいろいわれているが最大の原因は、彼の自然や自由を求めてやまない心が、東京高師の教育勅語一辺倒的な空気に堪えられなかったのであろう。そのことは「坊っちゃん」の冒頭がこれを証している。この作品は舞台や事件は松山にとっているが、その主題は東京高師の生活に胚胎しているのである。  松山中学も在任一年で明治二十九年に熊本第五高等学校に転じて、明治三十三年ここから英国へ留学するのである。この熊本時代に短いものではあるが注目すべき文章「人生」を校友会の雑誌に発表している。これは一般に漱石の「暗い深淵」の表白のように考えられているものであるが、実は彼の本能ともいうべき自由模索の呻吟の、まことに素朴な表現なのである。  三十三歳から三十六歳にかけての英国留学中の漱石は、文字通り寝食を節して、のちに『文学論』としてまとめたものの資料の収集と整理に没頭したのであって、彼はここではじめて幼時から親しんできた「左国史漢」の東洋的な文学思想から近代思想への脱皮を遂げることができたのである。」 —『日本語練習帳 (岩波新書)』大野 晋著 「そこで練習すべきことは何か。  よく書くためには、まずよく読み馴れること。たくさん読むこと。つまり、文章全体をつかみとる技を身につけることが大事です。  昔、剣道修行のため入門して修練を積むと、先生から免許皆伝という認定を受け、極意書を授かったそうです。それは剣道の極意が書いてある巻物です。ところが、その巻物を開いてみると「敵に切られる前に切れ」とだけあったそうです。なんだ、ばかばかしい、そんなこと当たり前じゃないか。」 —『日本語練習帳 (岩波新書)』大野 晋著 「文章をよくするためには、自分の書いた文章を何度も何度も読み返す、そして一つの助詞の使い方にも心をくばることが必要だということ、その他いろいろのことが、この作業を繰り返すうちに体得されます。お茶を一杯  文章が上手になるためといって、先生方は生徒に読書の感想文を書かせます。しかし感想とは、おのおのの人のそれぞれの体験、あるいは過去に読んだ書物の記憶などが、新しい読書とぶつかりあって生じるものです。昔、大岡昇平『野火』の感想文を課題にしました。第二次世界大戦中、ガダルカナル島の激戦陥落のとき、ラバウル基地から飛行機を使って逃げた将校もあった中で、踏みとどまり何万の兵隊と運命を共にした陸軍参謀将校のお子さんが、一番心を打つ感想文を書きました。『野火』という作品は彼女の心をかき立てたのです。」 —『日本語練習帳 (岩波新書)』大野 晋著 「 このように感想文とは書き手の条件に左右されるもの。また、一度ざっと読んだだけでもいちおうは書けるものです。それでは文章の力は養われません。そのうえ、感想文を書かなくてはと思うと、読書の楽しみが失われ、読書が荷物になり、本を読むことが喜びでなくなる。これはとんでもない間違いでしょう。学校の先生方が生徒に感想を書かせるのは、一人一人違った感想が出てくるのを、読み手として楽しみたいという気持がある。  生徒のためにはそれよりも、個々の作品を精確に読みとる練習をまずさせるべきで、文章を読む眼力を鋭くさせる方が先でしょう。先生は生徒の縮約の答案にあらわれる微かな差に気を配って、生徒とつきあうべきだと思います。」 —『日本語練習帳 (岩波新書)』大野 晋著 「英語のセンテンスは、まず主語が立つ。次に助動詞・動詞がきて、肯定・否定・未来・過去が決まる。そして目的語がくる。つまり、話の行き先、話の枠組みはそこで明示されます。目的となる名詞の後に関係代名詞がきて、それの説明が細かく細かく続く。話は細かくなるけれども、すでに枠組みが示されているから、読み手は不安なく細部へと分け入ることができる。前にも引用しましたが、政治学者丸山眞男氏のセンテンスも長いものが多い。これは丸山氏がドイツ語に堪能であることと深い関係があります。また丸山氏は漢文をよく読み、和文も本居宣長以下の国学者を分析できるほど読んでいます。」 —『日本語練習帳 (岩波新書)』大野 晋著 「文体をどうするというような高度なことを、私は語る力をもっていません。私は少年の頃は小説を読むことが好きだった。そして、学生としては国語学を勉強し、社会に出てからは日本語について考え、論文を書いてきたにすぎません。その間に最も基本であると思った「文章の骨格」のことをここに説明しました。」 —『日本語練習帳 (岩波新書)』大野 晋著 「したがって、ある一つの行為をソトのものとして手を加えないこと、つまり成り行きのままとして扱うとは、恐ろしい自然のままのことと扱うことでした。それが尊敬へと展開しました。日本語の尊敬は、いきなり相手を上と扱い下と扱うという人間関係の上下から始まったのではなく、根本的には外界に対する恐怖から始まった。それが、恐怖 →畏怖 →畏敬 →尊敬という展開をへて、人間的関係に広がり、いわゆる尊敬語になったのです。」 —『日本語練習帳 (岩波新書)』大野 晋著 「 言葉は制度とか決まったものとかではない。しかし思うままに造形する絵画のような、主体性だけによってなされる表現行為でもない。言葉には社会的な規範がある。その規範にかなう形式に従わなければ、主体的に自分の気持や事柄を相手に表現することはできない。受け手は規範に従って表現を受け取り、理解につとめる。聞くことも読むことも、主体的な能動的な行為です。それは規範に従うことを通して成り立つ。言語とはそういう表現行為、理解行為の全体をいうのではないか。私がこう言えるようになったのはかなり後のことでした。  言語をそう見る点で、私は今も変わっていない。自分の思うところを aと表現したとき、相手が a ´と取ったとしたら、それは相手が a ´と取り得るように表現した自分が悪い。相手が分からないと言ったら、分からない表現をした自分が悪い。相手が aと取れるように、 aとだけしか取れないような形式を選び出して表現することを心がけなくてはならない。言葉は天然自然に通じるものではなくて、相手に分かってもらえるように努力して表現し、相手をよく理解できるようにと努力して読み、あるいは聞く。そういう行為が言語なのだと私は考えています。」 —『日本語練習帳 (岩波新書)』大野 晋著

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    投稿日: 2026.01.07
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    この本は、国語学者で学習院大学名誉教授の著者が記した日本語トレーニングの書で、練習問題を交えながら日本語の細かなニュアンスの差異が解説されています。 「思う」と「考える」、「しっかり」と「大丈夫」、のように類似する単語の微妙な意味合いの違いから、「が」と「は」など一見すると違いがなさそうな助詞の使い分けまで詳しく解説されています。 『日本書紀』や『源氏物語』、夏目漱石や森鴎外など日本の古典を引用しながらの考証も豊富で、どんどん読み進めることができました。 以下は言語の能力があるということ、良い言語生活を営むということについて著者が述べた部分の引用です。 言葉を学ぶ意義とそのおもしろさは、まさにこれに尽きるなあと感じました。 「語彙を七万も一〇万ももっていたって使用度数1、あるいは一生で一度も使わないかもしれない。だからいらないのではなくて、その一回のための単語を蓄えていること。」

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    投稿日: 2025.11.20
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    言葉自体は簡単だが、理解するのはかなり難しい。これが日本語の入り口だとしたらほとんどの人が入り口に入れていないと思った。 日本語ムズイ。

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    投稿日: 2025.06.06
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    私の分類上、星★1つにしていますが、内容が悪かったわけではありません。 2024年3月31日に定年退職したとき、部屋の中に散らかっている本を見て、1年以内(2025.3.31)までに全て処理することを心に決めました。段ボール箱3つと、スーツケースに入った本達です。読み終えてポストイットが貼ってあるものは完全にレビューまで書き終えましたが、読みかけ本の処理に困りました。 半分以上読んでいるものは、読み終えてレビューを書きましたが、それ以下のものは処理に困っている状態でした。興味があって購入し、読み始めたもの、読んだらきっと良いポイントがあるのは分かっていますが、これから読みたい本も出版されるし、部屋を整理するためにも、全ての本を片付けたく思い、このような結果となりました。尚、当初は61歳までの誕生日を目標としていましたが、左目の不具合期間がありましたので、期間を2025円7月末までとしました。 2025年5月25日作成

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    投稿日: 2025.05.27
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     日本語を深く読むため、いい文章を書くために、何に気をつければいいのかが書かれている。トレーニング方法が練習問題とともに紹介されている。普段使っている日本語の奥深さを知ることができた。

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    投稿日: 2025.03.21
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    非常に学ぶことの多い書物だった。国語という科目を久しぶりに学んだ気がする。国語を今なら楽しく学べるかもしれない。 学んだこと ・「〜は」「〜が」を同じと思わないこと。 ・「〜である」「〜のだ」を多用しないこと。 ・「〜だが、〜」を回避する。 英語は主語に続いて動詞がくるので話の行き先が早く明示されるため、文章が長くても伝わる。それに対して、日本語は終結をずるずると引っ張っていく傾向にあり、文章は短い方が明瞭に伝わりやすい。 このようなことから、英語が読みにくいことにもつながっているのかもしれないと思った。

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    投稿日: 2024.12.15
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    大野晋著『日本語練習帳 (岩波新書)』(岩波書店) 199.1発行 2020.8.10読了  「思う」と「考える」はどう使い分けるのか。「は」と「が」の違いは何か。「大丈夫」と「しっかり」は何が違うのか。  こうしたことは、学校の国語では教えてくれない。私自身、品詞の種類や活用、音節など無味乾燥とした知識を暗記させられた記憶しかない。  本当はこういう知識こそが日本語を実り多きものにする大切なことだったのにと悔やまれてならない。  著者は古代日本語に詳しく、冒頭に述べたような単語の違いを、「語根」にさかのぼって解説してくれる。はるか昔は区別されて使われてきた言葉の境界線が、次第に曖昧になってきて一括りにされ、ついには誰にも知られなくなる。その言葉の違いを現代に復活させるためには、その語が使用されている用例をとにかく集めて、比べて、差を見出すこと。つまり、よく多くの本を読んで語例を吸収することが、単語に敏感になるための最初の一歩である。  その他、よく書けるようになるための練習として、社説を400字に縮約するというメソッドを紹介している。よく書くためには、まずよく読み馴れること。たくさん読んで、文章全体の骨格をつかむこと。その上で、それを400字に縮約することで書く力を養えるとのことである。実際、この作業をやってみてかなり面白かった。筆者はこの作業を30回行なうと有効だと言っているので、私も今日から実践してみようと思った。 https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002757190

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    投稿日: 2024.11.24
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    p123の読書感想文の話は、なるほどなと。感想よりも、精確に読み取る練習、文章を読む眼力を鋭く、かぁ。 たくさん読むこと、縮約。p114の縮約は実践したい。そのうえで、p136の手順をなぞって文章を書きたい。2024/9/14(土)

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    投稿日: 2024.09.14
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    200ページ程度の、さぼど分厚くない新書。ただ、随所に練習問題が出てくるので、それを解きながら時間をかけて読んだ。 最後の「相手がわからないと言ったら分からない表現をした自分が悪い」「言語は天然自然に通じるものではなくて相手にわかってもらえるように努力して表現し相手をよく理解できるようにと努力して 読み あるいは 聞く そういう行為が 言語 なのだ」という言葉を、大事にしなければと思った。 何で相手は自分のことをわかってくれないんだろう、と思ってしまうことがあるが、それは自分の驕りである。相手がわかってくれないのは自分の表現が適切ではないのだ。同じ言語が使えるなら、対話するのが大事なのだ。

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    投稿日: 2024.05.02
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    社内の上司がおすすめしていたと知り、手に取ってみた。 日本語の練習をするための本。中には課題が織り込まれている。 単語から文の組み立て、文章の展開、敬語について書かれていた。こういう考え方があるのかと参考になった。

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    投稿日: 2024.03.12
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    良い読み手・書き手になるには →良質な文をまずは読むこと.  引き出しを増やさないと.  不適切な言葉に対する違和感をそもそも持てない.  骨董品屋になるには,一流品をたくさん見ないとなりようがない. 適切とは言えない表現は何からくるか →適切な語彙を知らない →事実を観る眼が曇っている 新聞で1年間のうちに使われる単語の数は30,000。だけどそのほとんどが登場回数一回。 生活に必要不可欠な言葉だけであれば三千程度。 言語生活を営む者であればこの年に一度目にするかどうかわからない単語を収めていざという時に引き出せるかどうかが問われる 「は」の働き→「一つのことを取り上げて、他の同類と比較する」が本質 ①問題を設定しその下に答えが来ることを予約する 山田くん"は"ビデオ視聴が大好き。 →"は"の文を理解するには文末に注目。  山田くんは→大好き ②対比 一方佐藤くん"は"野球が好き。 ③限度 ケーキを6時に"は"持ってきてください。 ④再問題化 美しく"は"見えた 訪ねて"は"来た →再審をにおわせる 文章の難解さはセンテンスの長さに比例する。 「が」の働き ①名詞と名詞をくっつける 「は」→文末と呼応 「が」→直後の名詞句と呼応 私"が"田中くんに約束の時間"は"3時と伝えたの"は"、佐藤くんからその時間を聞いていたからだ →が:直後の名詞句との接続 →一つ目のは:限定 →二つ目のは:話題(伝えたのは)にたいする答え(聞いていたからだ) ②現象文を作る 花が咲いていた 鍵が見つかった →現象の描写 →①と違い、"が"の直後が動詞 花は... →すでに話題になっていた"花"に対する答え 花が... → 新発見、新情報、新知識 A...が、B 逆説→ 晴れているが、寒い 留保 → 彼は試験勉強に励んだが、試験予定日までまだ日があったので... →いずれにせよ「が」の後ろに文章の本体たる内容がくる。→読み手をもったいぶらせる書き方→わかりづらい→「A...が、B」は避けるべし。 のだ、のである →お前の知らないことを教えてやる。ここはことさら大事な内容であるというニュアンスを含む(一般的には断定) 縮約・要約 新聞記事の縮約は良い作文練習になる   丁寧語、尊敬語、謙譲語、美化語

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    投稿日: 2024.01.04
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    要約筆記の講師の人からお薦めいただいた本。だいぶ前にベストセラーになった本らしい。いかに読みやすく、正しい文章にするかがテーマ。印象的なのは、『は』と『が』の使い方の説明。『は』に続く術語は、もちろん近いところにと、今まで意識していましたが、より意識しないとと思いました。ほかにも敬語のことなど、普段それほど意識することなく、使っている表現を論理的に、解説していて、興味深く読めました。

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    投稿日: 2023.08.13
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    「思う」と「考える」の違い、「自」と「独」と「孤」の違い、考えたこともなかった。読むと面白い。でも途中で読むのをやめた。

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    投稿日: 2023.07.29
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    水泳ができるようになるためには、練習が必要であるように、文章についても、初心者である方にも日本語の練習が必要である。そのための『日本語の練習帳』を用意したとのことです。 気になったことは以下です。 単語に敏感になる ・考えるとは、理性的な働きで、思うとは感情的なものである ・思い込むとは、一つの考えを心にもったときに、それ1つを固く信じて他の考えをもてないこと  考えこむとは、問題に関わって、あれこれとしきりに考えをめぐらして止まらないこと 似たような言葉をならべると微妙にニュアンスが違う。それを知るには、辞書をたくさん引いてその単語を調べること。 助詞の使い方 「は」と「が」の使い方、どう違うのか。  日本語文法のアプローチ。そもそも「文法が必要なのは、知らない言葉(言語)を学ぶとき」  文章は長いより短くする 区切るとセンテンスが明確となり、言葉が鮮明となる 文章をわかりやすくするコツ  ① 「のである」「のだ」を消せ  ② 「が、」を使うな 縮約と要約の違い  各段落ごとに要点をまとめてそれをひとまとめにするが、縮約  文章全体の骨格と論旨、要件を集約してまとめるのが、要約  大事なのは、わからない言葉があったら、辞書などをつかって調べておくこと 文を書く上での要旨は、メモとしてまとめることができる。文を書くためには  ① 頭にある事項を思いつくままにばらばらにメモに書きつけてみる  ② それをできるだけ細かく書く。雑多な項目を眺めて、どれを最初に次に何をと、見定め、項目に番号を振っていく  ③ その途中で、ある項目についての準備不足、知識不足、考察不足が見えてくる。その内容をもとに不足な材料を集める、調べる、考える  ④ 書き上げた内容のまずいところを修正する。つぎに、自分の内容の要点を項目として、順に書きあげて並べてみる。すると順序が逆になっている、錯綜してることに気づく。それを整える 文章を書くにあたって、求める限り、短く、細かく小分けに分割する 目次 まえがき Ⅰ 単語に敏感になろう Ⅱ 文法なんか嫌い 役に立つか Ⅲ 二つの心得 Ⅳ 文章の骨格 Ⅴ 敬語の基本 配点表 あとがき ISBN:9784004305965 出版社:岩波書店 判型:新書 ページ数:215ページ 定価:780円(本体) 発行年月日: 1999年01月20日第1刷発行 2018年06月15日第62刷発行

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    投稿日: 2023.01.18
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    本をよく読むようになって、おかしな文章に違和感を持つようになった今、これを読んで、何がどうしておかしいのか、理解できるようになった。「味は口と未の組み合わせで、未は~」などの説明に、日本語のひとつひとつの単語に意味があることを気づかされた。(本間)

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    投稿日: 2022.05.20
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    単語の使い方(「思う」と「考える」、「嬉しい」と「喜ばしい」の違いなど)や「は」と「が」の働きなど。 敬語の項では「ポリの野郎がきやがりましたぜ。」を例文にあげて、「話の中身」の警官には侮蔑的な扱いを、「話しかける相手」としての親分にはマシタと尊敬の意を表現しているという解説が面白かったです。 使う言葉に少し気を使うようになりました。

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    投稿日: 2021.12.13
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    時折ヤフコメを目にする機会があるが、漢字の誤りは当たり前、用語の選択が間違っていたり、論理が破綻していたりするコメントが非常に多く、国語力の低下に驚くことがある。いや、これは低下ではない。ネット以前の社会ではプロの書く文章しか目に入らなかったが、いまや誰でも自分の文章を公開できるようになって、市井の人たちの文章を目にする機会が史上初めて出現したことが真相だろう。匿名とは言え、よく恥ずかしくもなく投稿できるなと感心する(この駄文を書いてるお前が言うな、と言うのは無しで。。。)。 一方でブクログのレビューにはヤフコメのようなひどいものは少ない。やはり読書量と表現力は比例するんだな、と実感した次第。

    1
    投稿日: 2021.09.27
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    日本語は難しい。 毎日使ってるけど、間違うこともたくさんある。 日本語の使い方を学ぶため、非常に良い本であった。

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    投稿日: 2021.07.22
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    この本は、語の意味の中心を的確に把握し、それを表現するための方法論である。 著者は『岩波古語辞典』の制作に長く携わってきた。これは言葉(や概念)の中心的な意味をひらすら掘り下げ、掴み取った単語の特徴を文章で説明する仕事に従事していたと言う意味である。 そんな経験から打ち出された文章によって次々と、今まで感じていたモヤモヤを言語化し思考をクリアにしてくれた。 言葉に対して敏感になるために日本語と向き合ってきたからこそ、本質を掴み平明に表現できるのだろう。 必要な状況に応じて、ぴったりな言葉を選び取り表現する。本書はその訓練の方向性を確かなものにした。

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    投稿日: 2021.03.28
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    すぐに活かせるのか難しいですが、文章の骨格を作るため、アイデアを羅列し、整理する。 そして推敲すること。 頭の中だけで組み立てないで、書き出して整理する手間を惜しまないのとが、逆に早く文章を作り上げるコツなのかもしれないと思いました。

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    投稿日: 2021.01.10
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    日本語は難しい けれど、せっかく日本人として生まれたからには、きちんと使いこなせるようになりたいと思わされた 2冊目の新書

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    投稿日: 2021.01.06
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    学習院大学で名誉教授を務めた国語学者の大野晋によるベストセラー本。「嬉しい」と「喜ばしい」の違い、「最良の」と「最善の」の使い分け、さらには清少納言の枕草子で有名な「春はあけぼの, 夏は夜」に対して食堂での会話・「私はうどん、貴方はタヌキそば」が意味する根本的な違いなど、言葉を敏感に捉える練習から始まって、文章の組立てや展開・そして敬語の基本など、練習問題に答えながら日本語を「トレーニング」出来るように作られた、まさに練習帳【Drill】と呼ぶべき本。日本語の奥深さや面白さを楽しみながら文章が上達するように工夫されており、日本語・外国語に関わらず文学や語学を志す人ならば是非とも読んでおきたい本。

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    投稿日: 2020.12.12
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    単語に敏感になる練習から始めて、文の組み立て、文章の展開・敬語の基本など、日本語の骨格を理解し技能を磨こう!

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    投稿日: 2020.12.06
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    【あなたは、日本語の文法を意識したことがあるだろうか】 上記の一文における「は」と「が」の役割を説明できますか? 私はできなかったし、自分で考えてみてもしっくりした答えは思い浮かべられなかった。本書には書いてある。是非読んでみてほしい。 本書は実践的に日本語の文法を学んでいくスタイルである。 詳しい説明は省略する。 私の思いが言語化されたと思うほど府に落ちた記述が本書にあったので、ここで要約して共有したい。 自分の思いをaと表現したとき、相手がa`と受け取ったとしたら、それは相手がa`と取り得るように表現した自分が悪い。相手が分からないといったら、分からない表現をした自分が悪い。相手がaとして受け取るように、自分が努力しなければならない。 そういう行為が語学なのだ。

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    投稿日: 2020.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本語の「は」と「が」の違いについての 説明はかなり奥深い。文法としてこの項目だけで 40頁以上も使って説明されている。それだけ 日本語の「は」と「が」は難しいものなのだろう。 他には単語の意味(「考える」と「思う」の 違いなど)に敏感になること、 文章を書くにはまず読み馴れること、 文章を縮約(文章全体を縮尺してまとめる)すること、 などが勧められている。

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    投稿日: 2020.01.16
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    思う 一つのイメージが心の中にあって、それが一つ変わらずにあること 考える 胸の中に2つあるいは3つを比較して、これかあれか、こうしてああしてと選択し構成するのが考える うれしい、喜ばしい 喜ばしいは、社会的にみんながよいとすることに使う言葉 大丈夫 しっかり ものの性質 通ると通じる 良 質がよいこと 善 行為がよいこと 自 自ら進んで 独 相手に制約されずに自由にすること ハの働き 1 問題を設定してその答えが来ると予約する 2 対比 3 限度 4 再問題化 ガの働き 1 名詞を名詞とくっつける 2 現象文をつくる

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    投稿日: 2020.01.13
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    「考える」と「思う」、「は」と「が」の違いや、文章の書き方、敬語の使い方など、日本語のより良い使い手になるためのエッセンスが詰まっている。一般的に日本語は他言語に比べて難しいと言われている。本書を読むと何故難しいのかの理由の一端を伺うことができる。

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    投稿日: 2019.07.10
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    カテゴリ:図書館企画展示 2018年度第3回図書館企画展示 「大学生に読んでほしい本」 第2弾! 本学教員から本学学生の皆さんに「ぜひ学生時代に読んでほしい!」という図書の推薦に係る展示です。 清水由貴子講師(日本語日本文学科)からのおすすめ図書を展示しています。      展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。 開催期間:2018年10月5日(金) ~ 2018年11月2日(金) 開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース 大学2年の時、日本語教師という仕事に興味があり、大学の書店で見つけたこの本(当時のベストセラー)を買いました。例えば、「思う」と「考える」の違いは何か、のように一見簡単そうに見えるけどうまく説明できない問題がたくさん載っています。読んでいる最中は母語なのに(だからこそ)うまく説明できないもどかしさを感じますが、解説はとても明快で、最後はすっきりとした気分になれます。皆さんも自分の「日本語力」を試してみませんか?

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    投稿日: 2019.02.12
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    言葉づかいの適切かどうかの判断は、それまで出会った文例の記憶による。 だから良い文章にたくさん触れることが大事。 "は"と"が"の使い方は簡単そうに見えて奥が深い。 日本語は西洋に比べて、人をけなす言葉が少ない。 とのこと。このことが国民性を表しているのかもしれない。 もっと日本語を丁寧に考えて使う。 また我々が日常的に使う言葉の数自体が過去に比べて減っているとのこと。 言葉は文明を表す大きな要素であるから大事にしたい。

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    投稿日: 2018.11.23
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    日本人なら日本語を話す(書く)ことができると思いますが(大坂なおみのように日本人でありながら海外生活が長く英語の方が堪能なケースもありますが)、日本語を使いこなすことができる人はどれだけいるでしょうか。 例えば、「はっきりとした」を意味する言葉として「明白な」「明確な」「明晰な」「鮮明な」などがあります。 文脈によって的確な言葉を使うことで、「はっきりとした」では表しきれない、奥深さを伝えることができます。 本書は、このような事例を交えながら、日本語の奥深さ、表現の豊さを説くなど、参考になる箇所満載です。

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    投稿日: 2018.11.02
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    練習帳とか、糞かよ、やってられっっかとか。 思ーじゃんとか、とか思わんかった。 まさに良書であることに間違いなしとか思うじゃん。 は と が について、うまく説明しているいい本じゃなかろーか でも、この手のことは、学生時代に習ったことあるやん。そんな難しくはない。 他に、呼称についてもこそアド言葉と関連があるとか。 実に面白い興味深いことばかりでした。 でもしかし、昔の人の文章が無駄がなくとか言うけれど、 現代の私にとっては、難解で全く読む気がしない。 ということだけはいいたいあるある。

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    投稿日: 2018.10.15
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    本をよく読むようになって、おかしな文章に違和感を持つようになった今、これを読んで、何がどうしておかしいのか、理解できるようになった。「味は口と未の組み合わせで、未は~」などの説明に、日本語のひとつひとつの単語に意味があることを気づかされた。

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    投稿日: 2018.01.23
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    日本語を学ぶ上での基礎となる部分が書かれている、良い入門書。この本を最初に読んでから、他の本を読むと、内容がすっと入りやすいと思う。

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    投稿日: 2017.10.22
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    大野晋さんの名作。 何度読んでも、新しく気づかされる。 ◯「思うと「考える」の違い 「思う」はひとつのこと 、「考える」は複数を比較すること。 ◯「うれしい」と「喜ばしい」の違い 個人的な満足と、社会的な慶祝・お礼。 ◯「通る」と「通じる」 向こうまで見渡せること、太い道。細い道を通すこと。 ◯「最善」と「最良」の違い 善行と良質と覚える。善は行為に、良は質に。 ◯「は」と「が」 「は」問題を出して、その下に答えが来ることを予約。 「は」は対比。 「は」は限度。 「は」は再問題化 「は」は取り立てる、とりわけ。 「が」は、名詞と名詞をくっつける。 「が」は現象文。 「は」は問題を提示し、下で解答を示す。 「が」は新事実を写生する。 ◯社説を縮約する。次に要約する。 ◯敬語についても示唆に富む。

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    投稿日: 2017.09.12
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    日本語は天然自然に伝わるものではなく、 伝えたいことを正確に伝えるためには、一義的な日本語を使わなければならない。 仕事でも行きてく上でも読んでおきたい一冊です。ハとかガの意味なんて、初めて考えました。 #読書 #読書記録 #読書倶楽部 #日本語練習帳 #大野晋 #2017年35冊目

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    投稿日: 2017.08.14
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    ハの働き①問題トピックを設定して下にその答えが来ると予約する 必ずその下に新情報ないし答えがある ハの下の答え(新情報)はどれかと求めるのが、日本語の文章を読むコツです。それは基本的にはその文章の結びの一句です。49ー50p

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    投稿日: 2017.05.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルからは、想像できない内容であった。 日本語の奥の深さを改めて感じることができ、とてもおもしろく読ませていただいた。 なかでも、執筆のアプローチについての内容が印象に残った。 要約すると、『① 頭の中にある事柄を、思いつくまま書き付け、② どれを最初に、次に何をと見定める。③ 途中で準備・知識・考察の不足が、ここかしこに見えてくる。不足な材料を集め、調べ、考える。④ 内容の要点を項目として順に書きあげると、順序が逆、あるいは錯綜に気づく。それを整える。』というものだが、これはアイデアの作り方や発想法のアプローチと同じだ。 また、『作品を書き上げて、半月くらい箱に入れておいたあとでするといい。その頃になると自分の文章を客観的に見ることができるようになります。』ともあった。ますます同じであるなと感じた。 知人は、プログラムミングのコード記述には個人差があるといっていた。上手い人が記述したプログラムはエレガントであると。 文章もデザインであると思うし、この書籍にはエレガントな文章を書くためのヒントがある。 日本語=表現豊かな言語が母国語であることを少しありがたく感じる書籍だ。

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    投稿日: 2017.04.09
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    助詞「は」と「が」の違いがこんなにも整然と完全に説明されるなんて! 他にも「最良」と「最善」などのニュアンスを次々と具体的に説明してみせる筆者の力に圧倒され、もっと丁寧に言葉を扱わねばという意識が芽生える。古代日本語の尊敬語に関する話も興味深い。

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    投稿日: 2016.08.12
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    皆さんは「思う」と「考える」の違いを説明できるだろうか。「通る」と「通じる」、「嬉しい」と「喜ばしい」の意味を正しく理解して使い分けているだろうか。「大丈夫」の使い方を間違えてはいないだろうか。 私達は日本語で本や雑誌を読み、文章を書いている。コミュニケーションをとるのもほとんどの場合は日本語だ。それでも日本語を完璧に使いこなしていると自信を持って言える人は恐らくいないと思う。日常生活に支障はなくても、例えば参考図書として色々な本を読むときは、込み入った文章をもっと容易に理解できるようになりたいと感じるだろうし、レポートを書くときは、適切な表現を使ってもっと良い文章を書けるようになりたいと思うだろう。そんな学生や社会人のために書かれたのがこの『日本語練習帳』だ。練習帳なので、問題があり解答と解説が示され、自分の解答に点数も付けられる。繰り返し解いているうちに、読み書きをする上での考え方や技が身に着き、日本語の特質もわかってくるように工夫されている。 著者は『岩波古語辞典』などの編纂も手掛けた国語学者で、日本語について多くの本を著している。その中の1冊である本書は1999年に出版され、190万部を超える大ベストセラーとなり日本語ブームのきっかけをつくったものだ 単語の形と意味に敏感になる事、文法を理解すること、文章の骨格を見極めて要旨をつかむこと、敬語や謙譲語の成り立ちを知って適切に使う事などが日本語の基礎となる。 日本語文法で大切なことのひとつが「ハ」と「ガ」についての理解だ。「私は大野です」と「私が大野です」、「花は咲いていた」と「花が咲いていた」など、意味の違いをうまく説明できなくてモヤモヤしていた「ハ」と「ガ」について、著者はその文法的な役割を解説し意味の違いを明確に論じている。まさに目から鱗が落ちる思いだ。 文章の骨格をつかむ練習のために、1400字で書かれた新聞の社説を、論旨を損なうことなく400字に縮約し、更に200字に要約して見せた解答例は見事で、著者の文章に対する鋭い感覚と巧みな技には敬服せざるを得ない。本書は日本語の豊かさとそれを深く学ぶことの楽しさを教えてくれる。 骨董の目利きになるためには、まず一流品を見続けなければならないのと同様に、日本語の優れた使い手になりたいと思うのなら、言葉に対してセンスが鋭い優れた小説家、劇作家、詩人、歌人、学者の作品や文章を数多く読んで文脈ごと言葉を覚えるのが良いというのが著者のアドヴァイスだ。多くの優れた文章に触れれば語彙も豊富になり、日本語を使いこなす力も上がるだろう。言葉に対して鋭い感覚を持ち、深く文章を理解し、良い文章を書き、正しい言葉づかいで話すという能力は、これから大学で学び社会に出ていく皆さんにとって大きな強みとなるはずだ。

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    投稿日: 2016.07.18
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    日本語能力、文章能力を上げたいと手に取った1冊。 Ⅰ 単語に敏感になろう 言葉遣いが適切かどうかの判断は、それまでに出会った文例の記憶による。文脈ごと言葉を覚えるのだ。そう、だから私が文章表現を上達したい、という理由で本を30冊読むことを今年の目標に据えたのも間違ってない、ということだ。 単語を的確に使うということで大事なことは、単に言葉に敏感になるだけでなく、事実そのものをよくみる眼と心が要るということ。これ、確かに大事。「臆病」と「慎重」は全然違う。 そのときどきにピタっとあう、あるいは美しい表現ができるかどうか。それが問題。確かにそのとおりで、歌人や小説家は辞書を読んでいたという。私もそういう人でありたい。 この章はさまざまな問題と解説が載っていて、まさにこの本の醍醐味だと思う。ここだけでも読んでほしい。言葉の意味、日本語の複雑さと趣に気づくはず! Ⅱ 文法なんか嫌いー役に立つか ここでは「ハ」と「ガ」についてのお話。 ハの働きー他と区別して確定したこととして問題とする ①問題を設定してそのしたに答えがくると予約する。 ②対比 ③限度 ④再問題化 ガの働きー ①名詞と名詞をくっつける ②現象文をつくる Ⅲ 二つの心得 ノデアル、ノダ、を消す ガ、を使うな Ⅳ 文法の骨格 縮約。これ、感激。ぜひやってみてほしい。自分のできなさに驚愕した。答えを見れば、ああそうだ、とわかるのだけれど、実際にやるととても難しい。他でトレーニングできる問題ないのかなあ。。。 Ⅴ 敬語の基本 これはごく基本的な問題ばかり。少し拍子抜けかな。まあ、社会人だったら当然知ってなければいけない敬語。ただ、面白かったのが、中国は上下の関係により敬語を表現していたということ。日本にはそれはない。漢語が入ってきて初めて上下の関係の敬語が生まれた。それまでは、ウチかソトか。親密性によって使い分けていた方法が、日本古来の敬語なのである、というところが非常に興味深い点だった。 そして、人々はそうした上下だったり、ウチかソトかに非常に敏感に反応している。その認識を言葉の使い方の上に具体化する仕方、それが日本語の敬語の体系であって、その人間関係のとらえ方に、はっきり反応して適応しないと、即座にあの人は常識がない、モノを知らないというふうになってしまうというのも納得…。 総じて面白かったです。国語辞典と漢字辞典を持ってこようかな。こうしてブクログにレビューを書くのも良い訓練のひとつ、ということだよね。

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    投稿日: 2016.03.26
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    ベスト・セラーになった日本語トレーニング本です。うろ覚えなのですが、齋藤孝の『声に出して読みたい日本語』が一世を風靡した「日本語ブーム」の頃の著作なのではないかと思います。 著者が編纂した『岩波古語辞典』は大胆な語源解釈が提出されていることで知られていますが、一般向けの著作である本書でも、日本語の謎をどこまでも深く追求していく著者の姿勢は変わらないように思います。有名な「は」と「が」の使い分けのほか、文章の要約のトレーニングや敬語の使い方などが扱われています。

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    投稿日: 2016.01.19
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     何の番組かは忘れたが、テレビのバラエティ番組でかつてのベストセラーとして紹介されていた。ずいぶん前に出版されていたのに知らずにいた。最近の自分の趣味に合ったので読んでみることにした。ただ読ませるだけでなく、タイトル通り練習問題を多用し解説しているので、最後までとても興味深く読み進めることができた。  また学生のトレーニングとして読書感想文ではなく、既存の文章の縮約訓練を推奨している。著者が言うように読書感想文にあまり訓練効果が無いなら、これまで世の国語学者たちは何をしていたのかと言われても仕方がないだろう。これは早急に結論を見いだし、教育現場に反映させるべきではないのか。  中でも面白いと思ったのは敬語の使い方だ。一般に敬語については、それだけでひとまとめの本になっているようだが、このように国語の解説の一部として取り上げでいるのはあまりなさそうだ。その中で太宰の「斜陽」に使われている敬語を批判している。確かに「斜陽」の敬語にはずいぶん違和感を持った。太田静子の日記を丸写ししたからそんな表現になったらしいが、そもそも太宰は津軽弁ばかりしゃべっていだろうから、正しい敬語や標準語など解らなかったのではないだろうか。  志賀直哉が戦後の国語改革にあたり、日本語を廃してフランス語なり先進外国語を採用すべきと主張していたとは驚いた。そんなことにならずに良かった。いかに愚かなことか隣国を見ればわかる。漢字を廃してハングルのみにした半島の人々は、自分たちの古典さえ読めなくなってしまったという。わが国の国語も危うくローマ字や英語などにされるところを回避して本当に良かったと思う。

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    投稿日: 2015.09.14
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    今さらながら読みました。名著だなあ。なんで今まで読んでなかったんだろう。 単語のニュアンスの微妙なちがい、やまとことばから生まれた敬語、漢語から生まれた敬語などを、語源にまでさかのぼって説き起こす。目からうろこの連続でした。が、こうやってまとめて書こうとしても何一つおぼえていないので(^_^;) もう一度読み返さなくちゃだめですね。

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    投稿日: 2015.08.25
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    かなりのベストセラーのはずですが、そんなに興味もなく読んでいませんでした。それが、たまたま図書館のリサイクル市で見つけて、読み始めました。おもしろい。日本語の文法は、中学や高校で教わったもので出来上がっているのだと考えていましたが、どうやらそういうわけでもなさそうです。「は」と「が」の使われ方などは、「目からうろこ」でした。日本人だからふつうに何の気はなく使い分けていますが、きっと外国人には難しいことでしょう。難しいなあ、と思いながら読んでいる本などは、話題を提供する「は」が来てから、その結論に至るまでの文章がきっと長いのでしょう。「考える」と「思う」、「最善」と「最良」、「通る」と「通じる」、「大丈夫」と「しっかり」など、使い分けもあらためて考えると難しいものです。「です」と「ます」の使い方も考えてみるとおもしろい。また、敬語の使い方も難しいなあと感じました。時代によって使われ方も変わってきていると言うから、なおさらです。新聞の社説を「縮約」する(要約とは違う)なんていう作業はとてもいまさらできないのですが、学生時代にでもそういう課題が出ていたら、大変だけど、やりがいがあっただろうなと思います。もし、大野先生に質問する機会があったなら、文章を書くときに、漢字とひらがなをどう使い分けていらっしゃったのかを聞いてみたかったです。

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    投稿日: 2015.04.09
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    「言葉とは何か」や「変わりゆく日本語の成り立ちと特徴」を知った。私が使っている日本語について、多くの例を用いてわかりやすく教えてくださった。敬語の成り立ちや尊大語など、学校では深く教えてくれないことも多かった。知ったかぶった言葉は、私が今まで出会ってきたものによって作られた意味で、認識している。大変だけれども、それを組み立て直したい。

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    投稿日: 2015.03.25
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    その時々にぴたっとある美しい表現を、一生に一度しか 訪れない瞬間にも適確に使うことができるということ。 文章を書くには一度使った単語や言い回しを使わないという美意識。そういうものに適応するために、普段から辞書をめくる作業をすることが良いのだそう。 言葉とは主体的で能動的なものであり、規範に従うことを通して成り立つという箇所に納得しました。

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    投稿日: 2015.03.08
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    これも積ん読になってた本ですが、もっと早く読めばよかったです。途中、志賀直哉についてのかなり手厳しい批判が出て来るところなど、興味深い点がたくさん。

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    投稿日: 2014.08.09
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     寝る前に飲んだコーヒーがいけなかったのか。眠れなくなってしまい、こんな時間に読み終わることに。  以前読もうとしたときは、最初の「単語に敏感になろう」で挫折。おいおい、こんなちまちました細かい話で、日本語の練習になるのかよと、ごめんなさい。  「文法なんか嫌い」のハとガの話は実に面白い。  「二つの心得」は、普段私も気をつけていることで、「文章の骨格」は、いろいろ考えさせられました。  残念なのは「敬語の基本」。何しろ読んだのがこの時間ですので、私の理解力が相当下がっていると思われます。それに、敬語は難しい。  全体的に見て、日本語の練習帳をこれだけの薄さでまとめあげるのは、さすがです。  この本を読みながらつくづく思うことは、本当の意味で日本語を読む、書く訓練が、義務教育ではされてないんじゃないかということ。大野さんも、感想文について触れていますが、今までの国語教育に少しダウトをかけてみる必要があるのかなと感じました。

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    投稿日: 2014.04.02
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    「は」と「が」がどう違うかとか、単語に敏感になろうとか、文章の要約とか……たしかに基礎的な「国語力」の問題がいっぱい並べられてはいる。著者、さすが国語学の重鎮というべきか。学校の国語ができた人には「べっつにー」だし、苦手だった人には「いまさらねぇ」だしという本のような気がする。  つまりはぶっちゃけ「おもしろくない」わけだが、敬語表現の違いを扱う最後の章はちょこっと興味深かった。たとえば「亡くなる」「おいでになる」「ごらんになる」……こういった尊敬語の表現の「なる」(「らる」や「ある」も)は、「寒くなる」「木の実がなる」のような、作為によらず自然の推移の結果としてある状態に至ること。ある一つの行為を成り行きのままとして扱うということは、恐ろしい自然のそのままの状態のことと扱うことで、それが尊敬へと展開した……というのは、このところの自分の「日本語問題」的にぴったりくる説明だったし。  基本的には、昔から国語がよくできて、「うんうん、オレはできる」というのを納得したい人には悪くない本かなと思うが。さして「発見」とか「驚き」とかが期待できる本ではなかった。『日本語に主語はいらない』(講談社選書メチエ・金谷武洋)を読んで、「これまでの正統的な日本語論」はどうだったのかと興味がわいて手に取ったので、目的は達した。

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    投稿日: 2014.03.30
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    2013/11/10 単語の把握 文法について(はとが) 文章の心得 のであるのだを使わない がをつかわない 文章の骨格 要約 敬語について 文章の心得、文章の骨格あたりはすごく参考になった。社説の要約はやっていきたい。 単語をたくさん知っていることも文章を書くには重要。単語をしらないと結局、子供っぽい文章になってしまう。

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    投稿日: 2013.11.10
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    岩波新書のベストセラーにしてロングセラー。できれば学生時代に読みたかった。文法がどうこうという話だけでなく、その社会的・歴史的背景にまで考察が及んでいて、とても興味深く読めた。少し時間をおいて再読しようと思う。

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    投稿日: 2013.10.23
  • 日常の言葉を深く理解する

    日本語をもっと理解して使いこなしたい、そう考える人たちの為に書かれた日本語勉強の本です。理論の説明ではなく、練習問題を解く形式で勉強をしていきます。問題を考えてみて、答えを書いてみて、日本語の基本的な考え方が身についてくる本です。 難しい言葉や漢字は出てきません、代わりに、日頃使っている言葉や文章が問題になっています。簡単なようで、よく考えると答えられず、自分の理解が曖昧なままであったことに気付かされます。(十分に理解していなくても、それなりに使えるのが母国語なのかもしれません。) 基本的な単語や、意味が似ているものを比較すると、それぞれの単語が根幹に持っている意味を理解することが、単語の意味を掴むのに重要なことだと改めて教えられます。 多くの言葉や文章を知っている人は、文章の良し悪しを的確に判断できるそうです。それは美術品の目利きにも似ています。良いと感じる文章を熟読すること、良い文章と評判のものを多く読んでみることがいいそうです。

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    投稿日: 2013.10.19
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    ・単語を使い分ける(思う-考える、大丈夫-しっかり、通る-通じる)、(最(良|善)、意(味|義)、独(身|白|学|習|力)、(鮮)明(白|確|晰)) ・文章の縮約と要約

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    投稿日: 2013.09.23
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    先日亡くなった著者の本を2回目ですが、読み返しました。微妙なニュアンスの日本語の素晴らしさを、練習帳で体感させてくれる出だしも中々のものですが、敬語・尊大語・軽蔑語などの章では、尊敬語に比べて、軽蔑語などは充実していないと言う意外な事実でした。99年5月に前回読んだ際に、「ら抜き言葉」への寛容さが印象に残りましたが、今回も印象に残ります。それにしても助詞など、文法を忘れていても、正しい日本語とそうでないものの微妙な違いが分かると言うことに、不思議な思いがしました。

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    投稿日: 2013.08.16
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    (2000.02.27読了)(1999.11.26購入) (「BOOK」データベースより)amazon どうすればよりよく読めて書けるようになるか。何に気をつけ、どんな姿勢で文章に向かえばよいのか。練習問題に答えながら、単語に敏感になる練習から始めて、文の組み立て、文章の展開、敬語の基本など、日本語の骨格を理解し技能をみがく。学生・社会人のために著者が六十年の研究を傾けて語る日本語トレーニングの手順。

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    投稿日: 2013.08.10
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    90年代の終わりに、日本語のむずかしさを新書でわかりやすく解説した本。 練習帳とあるように、一見間違いやすい事例を挙げて、考え方を簡単に説明してくれた本であり、部数もかなり出たはずです。 結論 日本語はやっぱり難しいものだ。

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    投稿日: 2013.04.26
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    「昨日友達といっしょに神田へ本を買いに行きました。」という例文に思わず「いいなぁ…」と垂涎した地方居住者。 新聞の社説1400字→400字→200字 段落ごとの要旨をとる やってみようかなぁとは思うが、言うは易し…。

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    投稿日: 2012.12.26
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    やっぱり言語って面白い!「が」と「は」の違い、日本語と英語の人称の違い、敬語、美しい文章とは?…そんなにも一語一語深く考えていくのはとても苦しいだろうけど、正しく綺麗な日本語を使うには茨の道をいくしかないのか…もっとじっくりこの本を実践したい。

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    投稿日: 2012.12.12
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    敬語で、尊敬語、謙譲語、尊大語、侮蔑語の関係が非常に分かり易く説明されている。大野先生があの時枝先生の元におられて意見が違った話も興味深かった。

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    投稿日: 2012.11.17
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    スマートな文章を書くためのレッスン。文章のブロックである単語に敏感になること、はとがの使い分け、のであるとがを使わない、文章の縮小と要約の練習、敬語について。英語の人称代名詞は甲乙だとか、古い日本では距離で敬意を表してたとか、面白い見解も多かった。

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    投稿日: 2012.10.19
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    会社の先輩から勧められて読んだ本。 ここまで日本語の本質と向き合い、クリアに整理できている本はなかなかないと思います。 本書を読み終えて、日本語のレベルが上がった(気がした)だけでなく、何より日本語の読み書きが楽しくなりました。 とはいえ、忙しい日常にかまけて、ついつい丁寧な言葉選びを怠りがちになってしまうので、時折本書を読み返し、日本語の基本に立ち返っていきたいと思います。

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    投稿日: 2012.10.10
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    国語学者・大野晋(1919-2008)による「日本語の練習帳」。日本語というもっとも慣れ親しんだ言語を通じて、「ことば」というものと向き合う機会を与えてくれる一冊。日本語を学ぶ外国人はもちろん、外国語を学ぶ日本人にも得るところがある。 目次:まえがき/Ⅰ 単語に敏感になろう/Ⅱ 文法なんか嫌い――役に立つか/Ⅲ 二つの心得/Ⅳ 文章の骨格/Ⅴ 敬語の基本/配点表/あとがき 215㌻。1999年、岩波書店、定価700円(2008年第48刷、税別)

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    投稿日: 2012.09.30
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    国語学の権威で、数年前に亡くなられた大野氏の著書。「練習帳」の名に恥じず、言葉の基礎を叩き直すための練習問題が、本文の中にかなりの頻度で出てきます。 とは言え、極端な話、それらを解かずに文章だけを読んでいても、勉強になるところは充分にある。出版年は今の時点で既に13年前とちょっと古いけど、著者の研究の成果が詰め込まれているためか、内容そのものはそれほど古いとは感じません。 言葉の微妙なニュアンスの使い分けの部分も面白かったけど、個人的にはたまに職場でも聞かれ、そのたびにきちんとした分かりやすい答えが言えなかった「は」と「が」の使い分けが、非常に分かりやすく説明されていたのが高ポイント。今後も、何度か読み返すことになりそうです。

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    投稿日: 2012.09.28
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    難しい部分もあったが 大変興味深かった 日本語って面白い! 言語って面白い! なにより筆者の丁寧な文章が読んでて心地よかった

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    投稿日: 2012.09.10
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    日本語の基礎的な内容が丁寧に解説されている。筆者は本当に言葉を大切にしている人だと感じた。何度も読みたいと思える本だった。

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    投稿日: 2012.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    言語学者による日本語の学習書。 あたりまえのことのようで、世の中に出ている有償の文章で基準以下のものが多いことに驚いてもらえると嬉しいかも。 IIJの山本和彦さんが、新人教育資料で参考文献にあげている。 コンピュータ関係の文章の酷さに気が付いた人がいることがすごい。 単語に敏感になろう 文法なんか嫌い ー 役に立つか 二つの心得 文章の骨格 敬語の基本 配点表 あとがき 二つの心得 「のである」「のだ」を消せ 「が、」を使うな

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    投稿日: 2012.08.12
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    「思う」と「考える」の違いは分かっているつもりでも、実際に説明できなかった。 分かっているつもりだったり、普段何気なく使っていることに「なぜ?」と問いかける。 「言葉」についてその本質を探るきっかけになる本。

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    投稿日: 2012.08.12
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    via http://readingmonkey.blog45.fc2.com/blog-entry-604.html

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    投稿日: 2012.07.25
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    本当にこういう本のレビューは書きにくい。でも、わかりやすい文章は理系・文系とわず必要なので、そういったところに意識を向けるにはとてもいい本だと思う。状況によってすべて解く必要はないかもしれないが、練習問題が多いところもとても役立った。

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    投稿日: 2012.06.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    長い文章をダラダラと書くより、200字、400字とかで制限されると書きにくい。就活の時に嫌というほど書いたからよく分かる。 「思う」と「考える」の違い、「は」は問題の場を設定する、などの項目は面白かった。 まぁそんなことよりこの人の文章を読んでいるだけで、文章が上手くなるような気がする。 こういう類の本を読んだ後のレビューは書きにくい。 試されているような

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    投稿日: 2012.06.08
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    はじめの方の「言葉に敏感になろう」ってあたりがとりわけ面白かったです。 日本語を母語にしているから何となくわかるのだけれど、その違いを言葉で言い表そうとすると難しいですね。もやもやっとしたところをとてもわかりやすく、すぱっと切りわけていて勉強になりました。

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    投稿日: 2012.04.14
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    問題を解きながら読みすすめていく形式なのですが、やってみるとあやふやなところが多く、かなりの時間を費やしました。語彙を増やすことにばかり目を向けていましたが、似たような単語のどこが違い、どこか同じかに敏感になることが大事だということがよくわかりました。ことばが明瞭になるということは、思考が明瞭になるということですね。敬語についても大変わかり易い。

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    投稿日: 2012.03.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日頃当たり前に使っている日本語に実はこういうことを意味しているんだ という発見が沢山ありました。特に、「思う」「考える」の違いではなるほど!!と思いました。これからも辞書がわりにちかくに置いておきたいと思います。

    0
    投稿日: 2012.03.25
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    学習院大学名誉教授の大野晋(1919-2008)による文法練習のベストセラー。 【構成】  1 単語に敏感になろう  2 文法なんか嫌い-役に立つか  3 二つの心得  4 文章の骨格  5 敬語の基本 1章は有名な「思う」と「考える」にはじまる、言葉のニュアンスの問題。 2章は「は」と「が」の用法。 3章は「のである」と単純に文をつなげる接続助詞「~が、」の使用を控えること。 4章は文章の贅肉を削ぐこと。 5章はそのまま敬語の基本知識について。 中学高校の現国の授業で聞かれそうな練習問題に解説を加えていくというスタイルである。学生だろうが社会人だろうが文章の基本は同じ。個人的には、1章の単語のニュアンスについての敏感さをより磨かねばと感じた。

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    投稿日: 2012.02.18
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    日本人だからこそ感覚で解決できてしまうこと。そういうものを言葉にするときの難しさをちょっと解消してくれる一冊。

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    投稿日: 2012.02.10
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    何気なく使っている日本語を見つめなおすことが出来た。特に、「が」と「は」の助詞の使い方の違いには目を見張った。

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    投稿日: 2012.01.09
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     読んで良かった。なんというか日本語が、ますます好きになった。うーん、  図書館で借りたのだけど、手元に置いておいても良い気がする。特に、前半が。  興味深く首を捻りながら。感嘆しながら。面白かった。上司からの薦めで知覚。

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    投稿日: 2011.12.17
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    練習問題を解きながら、単語の語感の違い、「は」と「が」の使い分け、文章の組み立て方、敬語についてが学べる良書。 特に「は」と「が」の使い分けについては、本書の説明が決定版といえるのではないか。 単純にいえば、主語が旧情報で述語が新情報の場合は「は」を、主語が新情報で述語が旧情報の場合は「が」を使うというもの。 この説明は他の文章術の本にも書いてあることだが、何故そう考えられるのかを様々な文例で解説していくれている。 単語の語感の違いについては、ここでの問題は概ね回答できたものの、普段は何気なく使っているそれぞれの言葉の意味の違いを解説してくれており、すっと腹に落ちる感覚が心地よいものであった。 日本語をより丁寧に使っていきたいと思わせる一冊。 ---------------------- ・「思う」とは、一つのイメージが心の中にできあがっていて、それ一つが変わらずにあること。胸の中に二つあるいは三つを比較して、これか、あれか、こうしてああしてと選択して構成するのが「考える」。 ・言葉づかいが適切かどうかの判断は、結局それまでに出あった文例の記憶によるのです。 ・例えば新聞や雑誌に使われている単語は、年間およそ三万語といわれています。しかし、その五十〜六十パーセントは、年間の使用数1です。 ・いつも相手は自分より上なのか下なのか、遠いのか、近いのか、親しいか疎いかを、込みにしてとらえ、その条件のもとでしか相互に接触ができない。そのとらえ方を敬語という形式で言葉に表現しているのです。 ・敬語には「話しかける相手」に対する敬語と、「話の中身」に対する敬語があります。

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    投稿日: 2011.10.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    悪い本ではないけど、過大評価されすぎていた印象がある。コンセプトが新しかったから持ち上げられちゃったんだろうか。

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    投稿日: 2011.10.10
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    言葉を表現するとはどういうことか。他者と関わる時、文章でも会話でも同様だが、ほんの少しの言い回しで相手に伝わる内容が異なってくる場合がある。本書は、日本語とは何ぞやと考えるよい案内役だ。 母国語以上に外国語を伸ばすことは不可能だと、外国語を勉強してる人がたびたび訴えることがある。その人が話す言葉や文章の内容が、そのまま他の言語に反映される。単語や文章の選定の仕方は、そのまま個人の人格や人生に対する態度の発現だ。 この機会に国語の語感を磨きたい。

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    投稿日: 2011.08.27
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    日本語ネイティブであると、耳で聞く日本語をなんとなく理解しているつもりになっている。文字にしても話し言葉にしても、相手の伝えようとする内容に対してちゃんと受け止める能力が求められる。そしてそれを再構成してまた第三者に的確に伝える能力がコミュニケーションにとても重要だと思う。なんとなく心理状態が伝わる関係であればそれは人間と動物感でもあり得る。この本を読んでから、周囲の日本人がいかに伝えようとしていないか、伝える訓練ができていないかを再認識した。

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    投稿日: 2011.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ◆「思う」と「考える」 ・「思う」とは一つのイメージが心の中にできあがっていて、 それ一つが変わらずにあること。 胸の中の二つあるいは三つを比較して、これかあれか、 こうしてああしてと選択し構成するのが「考える」。 ◆「ハ」と「ガ」 ・「ハ」   ①問題を設定して文末と結ぶこと   ②対比する   ③限度を明示   ④再問題化(再審) ・「ガ」   ①名詞と名詞をくっつける   ②現象文をつくる ◆「が、」を使うな。 ・保留・抑制 ⇒「しかし」を使うこと。 大変ためになる。 

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    投稿日: 2011.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の考えを文章で伝えるためには以下の3つの手続きが必要である。1.的確な単語を選び出す。2.意味が明確に伝わるようにそれらの単語を配置して文(センテンス)を作る。3.主張とそのサポートを組みとして段落を作り、段落を連ねることで論理展開を行い文章とする。これらは案外と難しい技術で、実際に、ネット上にはひどい文章が溢れている(勿論、このレビューも)。日本語を使いこなすには、上の3つの技術を訓練する必要がある。 この本では、上に挙げた3つの技術について以下の注意点を示している。 1.的確な単語を選び出す   ◯類義語同士の微妙な違いに敏感になる  単語の用例を収集→使い方の類型により区分→それぞれの意味の抽出→最も根源的な意味とそこからの脈絡と展開をたどる。   ◯ハとガの用法を知る     ハの働き:      ①問題(topic)を設定して下にその答えがくると予約する(ハの後にトピックに関連した新情報がきますよ!という合図。問答の形式)      ②対比(猫ハ嫌いです。このハは猫以外の何かは嫌いでないことを暗示する。つまり、他の何かと対比して述べた文である)      ③限度       a.お寿司を2つ、6時に持ってきてください。       b.お寿司を2つ、6時には持ってきてください。(6時までにという限度を表す)      ④再問題化(正直、自分には対比との区別がつかなかった)     ガの働き:      ①名詞と名詞をくっつけて、ひとかたまりの名詞相当の句をつくる(ハにはない用法)        例:私が乗る飛行機      ②現象文をつくる        ガの前にある情報も新しく気づいた対象・発見であり、新知識の対象(ここもハとの違い)。   ◯正しい敬語を使う   ◯縮約や要約を練習する   ◯「〜ノダ・〜ノデアル」を使いすぎない。     これらは「こんな事情はご存じないでしょうが、これは大事なことですよ」という意味で、使い過ぎると書き手の上から目線を強めるし、本当に強調したい大事な部分がぼやけてしまう。   ◯「...ガ、〜」を使わない。    この「ガ」の意味には逆接の他に判断の留保(本当の判断は...ではなく〜にあるよ)もある。それゆえ、使い過ぎると主張がだらだらと続き文意が曖昧になる。インターネットでよくみかける「...が。」で終わらせる文章もこれと同じ。正直、何を言いたいの?って思ってしまいイライラさせられる。     2.意味が明確に伝わるように単語を配置してセンテンスを作る  ※「意味が明確に伝わるように」と書いたのは、順番によっては他の意味が生じたり、分かりにくくなったりするからである。   ◯センテンスを短くする   ◯「〜は」と述語の間隔を広げすぎない    例えば、「◯◯は△△です」というセンテンスがあれば、       ◯◯=△△という構図がわかりやすい文章にする。       日本語では単語の配置が比較的自由なのでこういう工夫が必要なのだろう。   ◯縮約や要約を練習する 3.主張とそのサポートを組みとして段落を作り、段落を連ねることで論理展開を行い文章とする ※この本では、論証については扱っていない   ◯「文章の骨格」を見抜く   ◯縮約や要約を練習する      この本の力点あるいは特色は、1の「的確な単語を選び出す」ことにあると思う。著者が岩波古語辞典を製作していて、単語同士の微妙な差異を研究してきたことがその理由のひとつだろう。そのような差異を心得て、自分の思いを単語に込めるのは実に気持ちのいいことだろうと思う。 ちなみに、2に力点をおいたのが「日本語の作文技術 (朝日文庫)」であると理解している。これも非常にためになる著作だと思う。 3については色々あるが、これぞ定番という本を私は知らない。おすすめとしては、「新版 論理トレーニング」、「細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!」、「論文の教室―レポートから卒論まで 」か。

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    投稿日: 2011.05.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    [ 内容 ] どうすればよりよく読めて書けるようになるか。 何に気をつけ、どんな姿勢で文章に向かえばよいのか。 練習問題に答えながら、単語に敏感になる練習から始めて、文の組み立て、文章の展開、敬語の基本など、日本語の骨格を理解し技能をみがく。 学生・社会人のために著者が六十年の研究を傾けて語る日本語トレーニングの手順。 [ 目次 ] 1 単語に敏感になろう 2 文法なんか嫌い-役に立つか 3 二つの心得 4 文章の骨格 5 敬語の基本 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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    投稿日: 2011.04.26
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    (2010:川崎司先生推薦)冗長表現と長いセンテンスを避けることが、良い文章を書くにあたっての心得であることを説く。

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    投稿日: 2011.01.28
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    本当に私の弱いところを強化するのにうってつけの本。「は」と「が」はネイティブだけに感覚で使っていたし、敬語に関する国語学的な箇所はとても面白い。 文章を書くにも読み解くにも必要なテクニックも使いこなせば身につけられそう。 練習を繰り返しながらも、辞書と一緒に机に置いておきたい。

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    投稿日: 2010.12.28
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    烏兎の庭 第一部 雑記 11.4.02 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto01/diary/d0201.html#1104

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    投稿日: 2010.11.12
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    助詞の使い方が下手な台湾人従業員の必読書としている。日本人にもちょっと難しいが、これを勉強すると自分の日本語による修辞学も上手になる。台湾人にとっては、曖昧だった部分がはっきりしてくるようだ。

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    投稿日: 2010.11.10
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     計45問の日本語練習問題を携えて、読者の日本語運用能力に挑戦してくる、そんな本。大野先生の代表的な著作。  「日本語学」「国語学」という立場に寄りかかったものにならないよう配慮されているようで、日本語を使う人なら付いていける内容になっとります。「国語学」に寄りかからないのに、気づいたら「国語学」の内容を植えつけられているというスペシャルテクニックですな。  そんなこんなで、今まで無意識で使っていた日本語に注目し、目からウロコの連続になること間違いなし!  イロイロと大切なことが書かれているので、それこそ中学生くらいから読んでもらいたい内容。でも、ことばが難しいこともあって、なかなか中学生には読ませられないなー、なんてディレンマ。 【目次】 まえがき Ⅰ 単語に敏感になろう Ⅱ 文法なんか嫌い――役に立つか Ⅲ 二つの心得 Ⅳ 文章の骨格 Ⅴ 敬語の基本 配点表 あとがき

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    投稿日: 2010.03.22
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    これから作家を目指す若い方にお勧め。 読解力強化月間中の自分には、少々ピントはずれでしたが、決して悪い内容ではないと思います。 ↓以下、作者の意図とは無関係に勉強になった内容 ・思う(1つのイメージをもつ事)、考える(複数を選択する事) ・最良(質が良いこと)、最善(行いが良い事) ・関係代名詞を直訳したような「ハ」は多用すると読みづらい。 ・保留の為の「ガ、」が続く文は切り離して読むとよい。 ・文章力の訓練に社説の「縮約」が効果的。(要約ではない) ・敬語はもともと「上下」でなく「内外」で区別されていた。 ・謙譲語の使い方の間違いは意外と多い。   例)○○さんは、おられますか(誤り)     先生が申されました(誤り) ・志賀直哉は、フランス語を日本の母国語にしたかった。 ・吉田健一の文章は政治家の演説。 ・太宰治の『斜陽』の敬語には間違いがあって、志賀直哉に批判された。

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    投稿日: 2010.03.17
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    これまで日本語というのは上手く書こうとか意識しないで書いていた。 ずっと学校での国語の成績は良かったので、自分の文章は上手いものだと思っていた。 日頃、余り文章を書く機会がないまま歳を重ねて、 最近ブログやブックレビューを書こうとしたところ、 あまりの書けなさに愕然とした。 それで今更ながらこういった本を読んでいる。 I. 単語に敏感になろう 「思う」と「考える」、「嬉しい」と「喜ばしい」など、 一見同義語に見える単語の細やかなニュアンスの違いに注目する。 II. 文法なんか嫌いー役に立つか 「は」と「が」の使い分けと様々な使い方を学ぶ。 III. 二つの心得 ・「のである」「のだ」を消せ。 〜書き手の思い入れが強すぎる文章になる。 効果的に、強調すべきところだけに使うのがよい。 ・「が、」を使うな。 〜逆説の「が、」はいいが、留保・抑制の「が、」を多用すると センテンスが長くなりがちで、不明瞭な文章になる。 IV. 文章の骨格 新聞の社説を400字に縮約し、さらにそれを200字に要約する。 漱石の「こころ」前半15節の要点を、節ごとに30字以内で書く。 さらにそれを7項目20字以内にまとめ、さらに4項目にまとめる。 などのトレーニングを通じて、文章を書く前にメモを書き出し、 組み立てていく方法を学ぶ。 一つのセンテンスに色々詰め込まず、簡明な一センテンスごとに分けて それを積み重ねていく。 V. 敬語の基本 相手との関係性を意識した敬語、 話の相手と話の中身とが違う場合の敬語など、練習問題が多数。 また、語彙を増やすための読書や  手元に国語辞典や類語辞典を置いて気になったらすぐ調ることなど 日本語を上達させる為のコツも紹介されている。

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    投稿日: 2010.02.28
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    2010年1月15日購入 大学生のころ話題になり、気になりながら手に取るのも悔しいので放っておいた本。 時間がたってかみつきたい気分も薄れたので購入。

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    投稿日: 2010.02.13
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    某国語教師はここから学んだのかと発見w 文法については面白い。「は」と「が」の違いとか。 縮約もなかなか役立ちそうな手法で、某先生が授業に取り入れようとしたのも頷けるw でも高校生にはちょっときついかなってレベル。 自分もすんなりとは定着してないので、もう一度読み返したいなと思いました。

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    投稿日: 2010.02.05
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    この手の本がオイラの本棚にはてんこ盛りです。自分が言葉フェチなんだと、この本を読んでやっと気づきました。触発されたので、今日から辞書も読みます。

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    投稿日: 2009.12.08
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    「は」と「が」の説明がとてもわかりやすかった。言語をつかさどるモノとして、まず母語の仕組みってしっかり理解しとかなきゃなーとおもって読み始めた本。国語の先生にお借りしました。

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    投稿日: 2009.10.27
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    少し前から読みたいと思ってたんだけど、図書館でふと見つけたので借りてみました。ほんとに練習帳なんだね。専門的に日本語をやりたい身としては、買って問題ちゃんともう一回やってみようかなと。

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    投稿日: 2009.06.17
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    図書館で借りた。 「は」と「が」の違い、社説を縮約して要約する練習、 敬語の構造を図示、敬語について、など 勉強になることが多かった。 問題形式で書かれているので、気になるところを やってみて点数をつけると自分の理解度が分かる。

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    投稿日: 2009.03.12
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    言葉を大事に生きてます、自分。昔、美輪明宏さんの話で「感情を言い表すには、それに最も適した言葉が日本語にはあるんだ、だから語彙を獲得したほうがいい」と、いうような内容の話を聞いた事があって。多いに共感した私は、それ以来言葉選びを大切にしてます。 というわけで、この本を読んでみようと思ってみたんだけど、さほど記憶に残ってないや…。

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    投稿日: 2009.03.03
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    勉強になった。今まで気付かなかったことに気付かされ、日本語についての理解が深まったと思う。とりあえずざっと読んだだけだけれど、後でじっくりと取り組んでみたいと思う。特に社説の縮約は、むずかしそうだけれど、試してみる価値は大いにありそう。

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    投稿日: 2009.01.19
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    普段文章を書いている人間として、 最低限の日本語のルールを学んでおこうと思いまして。 まあまあ良いと思いますよ。 既知の事柄も沢山ありますが、 とても分かりやすく説明されていて、 勉強になります。 学部時代の「文章論」という授業の参考図書。

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    投稿日: 2009.01.06