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蝕罪 警視庁失踪課・高城賢吾
蝕罪 警視庁失踪課・高城賢吾
堂場瞬一/中央公論新社
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総合評価

82件)
3.5
6
31
37
5
0
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    紐解き始めると「続き」が気になって落ち着かなくなる。そこで時間を設けてドンドン読み進む。やがて何時の間にか読了だが、気になっていた「続き」を知って大満足という感じである。 2009年に登場した作品で、10冊に及んだシリーズの最初の作品であるという。初登場がやや以前ではあって、その当時の雰囲気を反映している描写も在るように思ったが、それでも古くは感じない。一定程度普遍性を帯びた事案内容と、関わる主要人物達の造形が面白いからなのであろう。 本作の作者である堂場瞬一は、警視庁の警察官が各々の担当部署で活躍するシリーズを何本も展開している。そうした中、近年は或るシリーズの作品と他のシリーズの作品とが「関わる」というような演出が比較的多く見受けられるように思う。他のシリーズに出て来る部署や人物に纏わる言及が在る、他シリーズの人物が一寸した登場をする、更に共演や競演という場合等、その程度は様々だ。 そういうことなのだが、幾つもの作品で「失踪課」という用語や「高城」という人名が出て来る。警視庁部内で少々煙たがられている部署として「失踪課」が挙がるというような感じで言及が在り、「高城」が独自な勘で動いて成果を挙げて来た少し知られている捜査員であったという言及も在る。更に幾つかの作品では、この「失踪課」の捜査員が「他部署の仲間」として現れて少々活躍というのも在った。 そんなことが繰り返され、「失踪課の高城?」と思うようになり、本作を紐解いてみることにしたのだった。 前置きのようなモノが長くなった。本作についてである。物語は、主要視点人物の高城賢吾の一人称の語りという調子で進行している。このスタイルは、読む側が主要視点人物の目線で作中の事案に入り込み易いと思う。雰囲気が外国の探偵モノを翻訳したかのような感じにもなるかもしれない。 冒頭、高城は異動で配属された部署に現れた。酷い二日酔いという様子でようやくオフィスに足を運んでいるという風であった。 異動したのは失踪課第三方面分室で、渋谷中央署の中にオフィスが設けられていた。警部である高城は、分室内では室長に次ぐ立場ということにはなる。失踪課は、失踪人に関して関係者の事情を聴き、必要に応じて捜査活動をするということになっている部署だ。が、当時の都知事の孫が失踪して遺体で発見されたという事件を受け、失踪人に関する捜査活動をしているという「アリバイ作り」のような受け止め方も部内ではされているような部署で、色々と難が在る捜査員が殆どという感じだった。 高城自身も難が在った。或る事件が身に降りかかり、少し私生活が荒んだ。酒浸りのようになってしまっていた。そういうようになって、捜査一課から所轄署に異動で、7年近くも積極的に活動をしていたとは言い難い状態だった。そして失踪課へ異動である。 異動した初日に高城に割り当てられた事案は、婚約者の失踪ということで届出をした女性が、婚約者の母親と共にやって来るということで、その対応をするということだった。高城は同日に異動して来た女性刑事の明神愛美と共に対応することになる。相方となった明神は若くして捜査一課の捜査員に抜擢されることが内定していたのだが、自殺者が発生して色々と人事の“玉突き”が生じてしまい、偶々失踪課に異動という経過を有していた。何か不機嫌で尖った雰囲気の女性である。 相談に訪れた女性は、婚約者の長野県内の実家を一緒に訪ねる約束であった日に予定どおり現れず、連絡が取れない状態になって数日経っていると申し出ている。様子が変なので実家の母親もやって来て、一緒に相談に訪れたのであるという。婚約者は職場での仕事振りも評価され、人柄も好いと評判も悪くない。姿を消してしまわなければならないような事情も全く思い当たらない。女性は婚約者の母親や、年が離れた小学生の妹とも折り合いが好く、新しい家族として人生の歩みを進めようとしている矢先に妙な事態になってしまったのだ。 この話しを聴き、高城と明神は活動を始める。行方不明の男性の辿った人生を遡るように、丹念に調べ、意外な事実に突き当たって行くのである。 身に降りかかった事件を乗越えられていないような、酒浸りに陥ったという辺りを克服したようなしていないような、そして降り掛かった事件に纏わる幻影を見てしまう場合もあるという、序にヘビースモーカーで、そういう他方で「不敵なベテラン捜査員」という一面を持つ高城賢吾の人物造形が凄く面白い。「如何する?高城警部?」という感じで、ドンドン読み進めてしまう感じだ。 高城も「訳アリ」だが、失踪課第三方面分室に居る面々は各々に色々な事情を持っている。そういう事柄もシリーズを通じて描かれる様子だ。本作で高城は、捜査活動に打ち込むという感覚を取り戻して行く感じだ。明神は偶然で不本意な異動をした中から、新たなやり甲斐を見出して活動しようというような感じになって行く。(それでもやや不機嫌で尖った雰囲気は続く様子だが…) 「失踪課」のシリーズそのものに触れ、作者が他のシリーズで何となく言及する、更に「失踪課」の捜査員が他のシリーズに客演ということをしてみる感じが凄く判ったような気がする。当分はこのシリーズの作品に夢中になりそうだ。

    9
    投稿日: 2025.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    感想 失踪課。現実には絶対にあり得ない課だな。事件にならないと警察は動いてくれないから。 しかし、尻上がりにスピード感が増していく展開は楽しめた。やっぱり主人公は何処か影がある方が読み手も感情移入しやすいのか。娘が行方不明になり、妻と離婚して酒浸りの生活だった高城も事件の進展と共に自分を取り戻す姿や良し! あらすじ 警視庁失踪課は、失踪届などを主に処理するところで文章の整理が主な業務で警察署のやる気のない人が集められた部署である。室長の真弓は、手柄を挙げるべく、今はロートルで酒浸りの高城警部と、玉突き人事で赴任した愛美に、失踪人の詳しい調査をするように依頼する。 高城と愛美は、結婚間近で失踪した赤石という男を追い、会社や友人に聞き込みを行う。赤石が連絡を取っていた福永という人物に辿り着き、彼が世間を騒がせた健康食品詐欺グループの一員と分かり、事件の可能性が高まる。その後、福永の遺体が発見され、元JHAという健康食品詐欺絡みで殺された人は二人となった。赤石もJHAで働いていたと思われ、行方を追う。 やがて、JHAが暴力団が絡んでいたことが分かり、JHA社員の繋がりから、赤石の居場所を突き止める。

    6
    投稿日: 2024.06.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高城さんの最初のお話 大きな傷がある刑事がどう生きていくのか 同じ境遇の人を救う課に配属されるという酷な人事のように見えて、彼を迎え入れる組織や仲間たちの言動はとてもよかった 警察小説としての事件の解決だけじゃなく 高城さんの人生を描くシリーズに期待が高まる 失踪した彼の過去は不運続きで、彼が悪いと言い切れないものだった 就職に失敗し、就職出来たと思えば悪徳商法 彼の運の無さ、優しさ故の今が可哀想だった 結婚という転機を控えていたが、彼の良心が過去を見逃すことを許さず 婚約者を傷つけることになったのは、もっといいやり方があったのではと思うところもあった 高城さんの作る失踪課 失踪課全員の活躍に期待する

    1
    投稿日: 2023.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【警視庁失踪課シリーズ第1作目】 堂場さんの「警視庁追跡捜査係」と「アナザーフェイス」シリーズに時々でては気になっていた警視庁失踪課。 アナザーフェイスが完結してしまったので、警視庁失踪課を読み始めた。 登場人物が多そうで、ついていけないかもと思いつつ、他シリーズと同じように読み進めれば理解し、読みごたえに変わっていくだろうと気楽に読む。 都知事の孫(当時19歳)が予備校帰りに行方不明となったが、家出と判断され捜査は積極的に行われなかった。間もなく孫の遺体が発見された。 そのせいで厳しい批判がされ、対外的につくられた「失踪人捜査課」。行方不明者を探す部署。 ヘビースモーカーで、ほぼ毎晩「角」を愛飲しては二日酔いに悩まされる高城。自身も7年前に一人娘の綾奈(当時7歳)が失踪しまだ見つけられていない。 手柄を上げて再び刑事部本流の捜査一課に返り咲く野心を持っている室長の真弓。 捜査一課に栄転する予定だったが、失踪課に配属になってしまった愛美。 狭心症の発作で倒れたことがあるベテラン刑事の法月。 元プロ野球選手で子ども4人もいる醍醐。 派手な顔立ちの美人で、キャリア官僚の娘である舞。 いつもおどおどしている森田。 翠という女性と義母が失踪課を訪れ、婚約者・赤石透が失踪したと相談に来た。 赤石は翠と出会う前、就職に失敗し1年間ネットカフェ難民生活をし、さらに1年間の空白の期間があって、今の会社である派遣会社に勤めいている。その派遣会社の同僚の翠は社内恋愛で結婚するのだが、婚約者赤石と出会う前の彼のことは知らない。 失踪課が捜査を始めると、数年前に警察が逮捕できなかったインチキな健康食品を詐欺まがいで売る会社と関わっていたことが判明。 赤石を無事に見つけるべく、失踪課が奔走する。 堂場さんの刑事シリーズもの。やっぱり読み応えがある。 また楽しみが増えた。

    0
    投稿日: 2023.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    堂場瞬一さん、あっちゃこっちゃのシリーズ読み散らかしているので、じっくりきちんとシリーズの最初から読んでみようかと「失踪課・高城賢吾」から。 面白かった。ほんと、じわ.じわと心開く明神愛美、並行するように高城の脇を固める元同僚達…最後は誰も傷つけない堂場さんらしさにほっとするなぁ。

    0
    投稿日: 2022.11.06
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    シリーズ第一弾、10作あるからまだまだ楽しめる。45歳の主人公高城賢吾がどのように立ち直っていくか見届けたい。相棒となるのは27歳、明神愛美。2人の関係も事件を解決する度に良くなっていく気がする。登場する面々の描写から映像化するなら誰かな、などと考えてしまう。渋谷の街並みや電車の路線など自分でも思い浮かべながら読めてまた面白い。 沢村一樹でTVドラマ化されていたようだ…

    0
    投稿日: 2021.11.26
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    失踪人を探す課へ、転属になった主人公。 最初は、結婚式を前にいなくなった婚約者を探して欲しい。という依頼を受け、捜索することに。 しかし、失踪人を探すだけのことが、大きな事件へと変わっていきます。 これ、ここと繋がりがあるんじゃないの?とソワソワしながら読んでいたらやっとつながり、やったぁ。と、思ったり。 普通ならソワソワは、早く気がつけ!のイライラになるのに、そうならなかったのが作者さんの力じゃないかと思います。 イッキ読みでした。

    0
    投稿日: 2021.07.23
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    大変面白く読ませていただきました やはり失踪事案だけでは無く 様々事件が 絡んで より面白くされてます 常套手段では有りましたが読者としては面白いです with out traceは以前見てましたが 内容は余り覚えてません

    0
    投稿日: 2021.04.01
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    やっぱりこの方の文章は読みやすいです。 このシリーズが始まったとき、ちょうどアメリカドラマの"Without a Trace"のシリーズを追っていたので、勝手なんですけど「失踪人捜索…かぶるなぁ」って手を出さなかったのを覚えてます。 でも日が経ってこちらも年齢重ねて読むことになってちょうど良かったと思います。 失踪課のメンツがこれからどう嚙み合っていくのか、シリーズ全体、今のところは様子見です。 あと最後の「人間は、働くように遺伝子を刷り込まれてるんだ」はちょっとわかります。

    1
    投稿日: 2021.02.25
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    比較的テンポの良く、どんどん事件の闇の深さが増してくる展開は、読み手を飽きさせずに引き付けてくれる。 途中余りにも強引じゃないかなという設定のエピソードもあるが、まあ許容範囲かなと。

    2
    投稿日: 2021.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なぜかシリーズ第2弾だけ家にあったので、第1弾から読んでみる。 クセのあるキャラクターが集まっていて楽しい。 結構ページ数あるな、と思っていたけど、さくさく読めてしまった。 途中から絶対に1課の案件と絡んでいる!と思い、読むスピードがあがった。 赤石さんは、本当にいい人で良かったけど、良い人だからこそ、こういう事件に巻き込まれてしまったのね… 全シリーズ読みたいな!

    6
    投稿日: 2020.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    鳴沢了シリーズと同じく「え~!?」という偶然が起きるのだけど人物設定がいいのか最後まで面白く読みました。 でも、探している人物が金に困っているときにたまたま1千万円拾って、さらにそれを落としたおばあさんがその人物がやっていた悪徳商法の餌食になっていた経緯も乗っかり、最終的にはそのおばあさんの死亡の情報がたまたま主人公の警察署に来るなんていうハットトリックの偶然は宝くじ以上の確率だなと・・・・・。

    0
    投稿日: 2020.11.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これはシリーズの第一作目なのかな。メンバーも個性派揃い。どんどん読みますよぉー! 面白かった。ブラック会社、社会の歪み、そして警察内部の階層。 これからも楽しみ!♥️

    0
    投稿日: 2020.01.28
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    再読本です。新設された警視庁失踪人捜査課に配属された高城警部。シリーズ物です。前回は順不同で読み始めたのですが、今回は順を追って読むことにしました。捜査の進行とともに、刑事として徐々に再生していく姿に心を動かされます。タイトルの「蝕罪」と、贖罪のそれぞれの意味を確認し改めて強く納得。

    3
    投稿日: 2019.11.28
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    警視庁失踪課・高城賢吾 シリーズ第1弾 その名の通り、失踪人を探す部署のお話。 しかし、実態はお荷物になった警察官を詰め込み、データベース化をさせているような腐った職場だった。 やる気のない捜査員ばかりの所に、室長の阿比留捜査官と娘が行方不明になり、家族が崩壊し酒におぼれた高城警部、所轄のとばっちりを食った明神巡査部長が配属されてくる。 ある失踪人の捜査を通して、高城、明神とも段々とエンジンがかかって、事件の真相に迫るが、事件は健康食品詐欺の事件と絡んでゆく。 鳴沢刑事と違って、暗く思い過去を持つ高城刑事が、段々と自分の生きる道は刑事しかないことに気付いていき、それに女性巡査部長の明神が呼応していく様が良い。 シリーズものなので、先を読ませたくなるような書き方です。 今後期待です。

    0
    投稿日: 2018.11.10
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    警視庁失踪課という表向きのコミュニケーションのために作られた部署に過去の出来事からアルコール依存症になり一線から離れた刑事が配属される。婚約者が行方不明になったという疾走事件?案件?を追いかけるうちに…。これはシリーズを読まねば。

    0
    投稿日: 2018.10.09
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    行方不明者を捜す専門部署として、警視庁に設立された失踪人捜査課ー実態は厄介者が寄せ集められたお荷物部署。ある事件により全てを失い酒浸りになった刑事・高城賢吾が配属される。着任早々、結婚を間近に控え、なぜか失踪した青年の事件が持ちこまれるが…。

    0
    投稿日: 2018.06.14
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    すげー地味だけど、話の店舗がよくて面白い。 意外とあとを引いて、ズルズルと読み続けてしまう。 そんでもって、続きが気になって止められない。 話の運びがうまいなぁ。 TV放映されたみたいだからTV版も見てみたいと思た。

    0
    投稿日: 2017.11.30
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    高城賢吾。鳴沢了とはまた違った刑事だ。鳴沢了には、読み始めて早い段階で惚れてしまいそうになったけど、果たして高城は??まぁ、まだシリーズ一作目ですから、今後に期待します。 失踪課室長の阿比留真弓、この女性のイメージは 天海祐希さんっぽくて好きです。

    0
    投稿日: 2017.10.28
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    失踪者を探すだけの花の無い部署に配属された、アル中刑事。失踪者を探すはずが、物語は想定外の流れになり、事件を追う事に。

    0
    投稿日: 2016.12.31
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    著者のシリーズでは、初期の部類だが初読み。 過去を抱えた酔いどれ主人公が、失踪者を探す話は、ハードボイルドの定番であり、たいがいは私立探偵が単独行動するパターン。 しかし、この作品では主人公は警察官であり、主にチームで事件処理にあたる。 主人公の属する失踪課の班員の個性も興味深く、今後それぞれが活躍しそうで、このシリーズ続けて読みたくなった。

    2
    投稿日: 2016.12.01
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    面白かった。主人公の引きずる影がだんだん明らかになるのも良かったし、ツンデレかなと思えばいつまで経ってもデレない相棒女性刑事も良かった。それと対比すると失踪課の同僚がその他大勢すぎるほどに。失踪から始まって事件に繋がるのはなかなかおもしろかったけど、ちょっと都合いいなって思った。特にお金落としたお婆さん。でも全体的には満足で、続編読みます。

    0
    投稿日: 2016.11.22
  • 高城は持ち直すことができるのか?

    やる気がなく、でも正義感は持ち合わせており、 ぶつぶつ文句を言いつつも、鋭い感覚で事件を解決する主人公。 映画「ダイ・ハード」を思い出しました。 自暴自棄ぎみなのは、彼の過去に関係があり、中盤以降少しずつ明かされます。 捜査中に幻覚?夢想?してしまうのが、実際の刑事だったら心配なところですが。。。 ストーリー展開も失踪事件から予想外の大きい事件へつながります。 脇役たちも濃いキャラで、2作目以降も楽しみです。

    11
    投稿日: 2016.11.20
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    失踪人を探す警察官のハナシ。シリーズ一作目。 主人公は娘が失踪し、離婚もして酒に溺れていた刑事。失踪人課に異動してきたところから物語ははじまる。 ストーリー展開は早くはないけど、捜査の進む感じも見事で読んでいて面白かった。 福助の部署にまたがる事件の真相が明らかになっていくところなど、いいです。 続きも読みたい。

    0
    投稿日: 2016.08.28
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    警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ第1作。 警視庁に設立された失踪人捜査課に、高城賢吾警部と明神愛美巡査部長が異動してくる。コンビを組んだふたりは時にぶつかりながら行方不明者の捜索に当たっていき……。 主人公はアルコール依存症のくたびれた中年男。心に大きな傷を抱えた彼が、二日酔いに苦しみながらも新しい職場で少しずつやる気を取り戻していく。同じ部署で働く個性的なメンバーもそれぞれいわくありげで、今後どのように作品にからんでくるのか楽しみ。

    0
    投稿日: 2016.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ※アマゾンより引用 ■内容 行方不明者を捜す専門部署として、警視庁に設立された失踪人捜査課―実態は厄介者が寄せ集められたお荷物部署。 ある事件により全てを失い酒浸りになった刑事・高城賢吾が配属される。着任早々、結婚を間近に控え、なぜか失踪した青年の事件が持ちこまれるが…。 待望の新シリーズ、書き下ろしで登場。

    0
    投稿日: 2016.05.30
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    主人公の変化や事件の真相を追う様子、飽きずに最後までサクサク読み進められました(・∀・)シリーズものという事で、次も読んでみようかな。

    0
    投稿日: 2016.04.16
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    蒸発したフィアンセの隠された過去とか、過去の事件で心に傷を負った刑事とか、まぁ有りがちだけど、安心して読める。

    0
    投稿日: 2016.03.27
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    2016/02/01 - 2016/02/15 行方不明者を捜す専門部署として、警視庁に設立された失踪人捜査課―実態は厄介者が寄せ集められたお荷物部署。ある事件により全てを失い酒浸りになった刑事・高城賢吾が配属される。着任早々、結婚を間近に控え、なぜか失踪した青年の事件が持ちこまれるが…。待望の新シリーズ、書き下ろしで登場。

    0
    投稿日: 2016.02.21
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    久し振りの刑事物。 何年か前に鳴沢シリーズにハマっていて読み漁っていました。 今回は失踪人捜査課という課にいる酒びたりの刑事を中心とした話。 鳴沢シリーズの様に色恋沙汰がある訳ではなく、もっと無骨な感じの刑事物。 突然行方不明となった一人の男性を捜査していると ある犯罪に関わっている事がわかってくるのですが、 どんでん返しのようなものも特になく、流れ通りに話が進んでいきます。 1巻目にして既に闇が深そうな主人公だなぁと。 シリーズの持つ雰囲気は掴めたので 次の巻もサクッと読んでいきます。

    1
    投稿日: 2016.01.08
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    刑事ものは好きだけど、この話はなかなか頭に入ってこなかった...シリーズものだし、自作も読んでみようかな。

    0
    投稿日: 2015.11.17
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    「相剋」や「邂逅」を先に読んじゃったけど、面白かった。 主人公が人間らしいところがいい。 とりえあず、このシリーズは全巻読み切ろうと思う。

    0
    投稿日: 2015.01.18
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    行方不明者を捜す専門部署として、警視庁に設立された失踪人捜査課に配属された高城賢吾。彼は娘の失踪にからんで離婚し、酒浸りの生活を送っていた。 その彼が、結婚直前で失踪した男を捜す過程で刑事として再生していく。

    0
    投稿日: 2014.06.22
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    警視庁失踪課、高城賢吾シリーズの第一段。 訳あって捜査一課より、失踪課へ異動した高城の初仕事となった失踪者の捜索は思わぬ展開に。 失踪課は問題児の集まりと言われているが… 刑事物はハラハラドキドキがたまらない! 2013.11.10

    0
    投稿日: 2013.11.10
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    父から借りたもの14 娘が失踪してから酒浸りになっていた高城が、失踪人の捜査を通じて刑事としての一歩を踏み出す様子が描かれている。 失踪人捜査課三方面分室に異動してきた高城と愛美。 異動早々、一緒に捜査を担当することになったこのでこぼこコンビがいいね〜。 刑事小説はやっぱり結末が気になるから、どんどん読めちゃう。 結末も裏の裏をいく感じで、面白かった! それにしても、日本の年間失踪者が10万人もいるなんてびっくり。 うちの近くの防災無線でも、お年寄りがいなくなったって、よく放送されてるもんな…

    1
    投稿日: 2013.09.02
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      ここからあのTVシリーズを創出した方達に感心する。ここまで違うというのは。TVは面白かった。この小説も素晴らしい。堂場ワールドとして。TVは、堂場さんの世界ではなかったな、今思うと。

    0
    投稿日: 2013.06.24
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    警視庁失踪課高城賢吾シリーズ第1作目。この間読んだのが、とてもハマってしまい、早速纏め買いして読み始める。

    0
    投稿日: 2013.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表紙にちょっと惹かれていた本。 とはいえ、実家に積んであった本なのですが(笑) ちょっとページ数があるのですが、読みだすとすいすい読めました。 ふむ、くたびれた親父の語りで進む話が読みやすいとは・・・私も年か? 分類としてはミステリーな感じですが、謎解きというより、積み重ねて答えに近づいていく。真弓さんとか愛美ちゃんが彩を添えてくれます。 困ったちゃんの多いお荷物部署『失踪人捜索課』はなかなか濃いキャラクターの集まりで、組織の中のこういう異分子が、いろいろ引き起こしてくれるのね、と思います。 初回の失踪人は結婚まじかの男性。 この男性に同情するかはおいておいて、法律というものは目の粗いざるのようなものだなあと感じます。だけど法なくして秩序が成り立つほど人間はできた生き物ではないのでしょう。 たまに、人間が群れを大切にする生き物だという認識は間違っている気がします。繋がっているのが、よいことなのか悪いことなのかも。 綾奈ちゃんは、どうなるのかな。

    0
    投稿日: 2013.03.18
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    高城さんがどんどん刑事として息を吹き返していくのが 読んでいて好感触でした。 内容もしっかりしていて、最後まで楽しく読めました。 人は仕事を選ぶ。だけど、選べない時もあるはずです。 でもどんな仕事であっても、何もないよりはましだと思う 。 そのうえエンターテイメント性に 重きを置いた感じで非常に読みやすかった。

    0
    投稿日: 2013.03.08
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    しばらくぶりに本格的警察小説を読んだ。 うん、やっぱり警察小説って、官僚的な上司や、保身ばっかり考えてる公務員警官が必要だよね。

    0
    投稿日: 2013.01.04
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    暗い過去(から続く現在)を持つ主人公がいい。警察ものの王道を踏襲しつつ、警視庁失踪課という、警視庁の中では影の課を舞台にしているのが新鮮。社会問題をしっかり組み上げているのも良かった。シリーズ第一作目、続きが読みたい。

    0
    投稿日: 2012.12.07
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    警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ。 最愛の一人娘が行方不明になり、懸命の捜査にかかわらず 捜査は縮小(迷宮扱い?)。敏腕刑事だったが 心労から酒に溺れ依存症状態に。有能な弁護士でもある 妻とは、離婚状態に…。 酒浸りの日々だが、新設された失踪課に赴任命令が…。 女性室長の上司と、何れもひと癖ある部下達と自身の葛藤。 TVドラマ化もされていて、人物描写も含めて面白い小説です。

    0
    投稿日: 2012.06.13
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    警視庁失踪課に配属された高城賢吾が失踪人を捜索する。 婚約者が失踪いるにも関わらず、突然行方が分からなくなった赤石を捜索するなかで、赤石が犯罪に手を染めていることが少しずつあきらかになってくる。 善良で温厚な人間でも、人としての弱さについて考えさせられる。 でも、人間追い込まれた時と恋愛が絡んだ時に、その人の本性が現れるんじゃないかと小生は思う。 結局、赤石は羊の皮を被った悪党とまではいわないまでも、凡人だったのだろうと。人って弱いんだよね。 読みやすさで一気に最後までいってしまう本です。

    0
    投稿日: 2012.03.22
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    なかなか面白かった。 失踪から始まり、一つ一つ展開しながらでかい事件ごあぶりだされる。 丁寧でよかった。

    0
    投稿日: 2012.02.15
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    今年初の読了。警視庁のお荷物、失踪人捜索課を舞台にした、シリーズモノの第一作。 同作者の鳴沢了シリーズと比べて、警察モノというより探偵モノに近い感じ。主人公の娘の失踪…シリーズのどこかで絡んでくるための伏線?とりあえず、シリーズ読破する気になった。

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    投稿日: 2012.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    失踪した人間を探す失踪課にやってきたのは過去の事件でやる気を失い酒びたりになった元捜査一課刑事の高城と自分と関係ないところで行われた拳銃自殺により不本意な移動でやってきた明神がコンビを組み結婚間近に失踪した花婿を探すことに。二人の掛け合いが面白く、どうなっていくのかが楽しみ。高城さんの娘、綾奈ちゃんのことも気になる。早く続きが読みたい。

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    投稿日: 2011.12.29
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    堂場瞬一にしてはキレがなかった。 登場人物や土地の説明がくどく、飽きてしまう。 期待していただけに残念。 ドラマの評判は良いようですね。

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    投稿日: 2011.12.12
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    以前、ドラマ化され、また、ドラマの新シリーズが始まることになている刑事物の原作。ドラマとは異なる部分はあるけれど、プロットは同じ。鳴沢了シリーズよりは、こちらの方が好みかも。

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    投稿日: 2011.09.02
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    堂場俊一のシリーズ作 過去に暗闇をもつ高城賢吾が警視庁失踪課に配属。最初の仕事は一ヶ月後に結婚をひかえての失踪者、赤石を探すことだったが。。。やっぱり堂場俊一作品は最初半分はタラタラしてて読むのが大変だけど走り始めたら面白い。描写がしっかりいてるから想像しながら読むのが楽しい。タダ今回は高城賢吾のイメージがつかめなかった。2巻あたりでぼんやりしたのがはっきりするかな?

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    投稿日: 2011.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    鳴沢シリーズよりも、こちらの方が好きかも。 ちょうど、テレビでもやってたし。主人公が沢村一樹はかっこよすぎだとは思うけど。沢村さんって、黙ってるとかっこいいんだけどなぁ。中身はエロ男爵とかセクスィ部長というのが。でも、福山雅治もそうだけど、エロくていい男がいいのかも! 脱線しまくり。 で、感想ですが。 婚約者にはちゃんと話しとけよ、それに尽きる。それが無理なら、途中で「心配するな」くらいの電話しようよ。。まぁ、それができてれば、失踪騒ぎにはならないわけだけど。 テレビの最終回の話が、小説では最初の話のようで。(まだ録画見てない!)主人公や仲間の影の部分は今後明らかにされていくのかな。

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    投稿日: 2011.06.03
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    またまた堂場舜一です。 今年はこの人の作品、いっぱい読んでます。正月の半額セールで大量にゲット出来たので、いっぱい読めるって状態です。 この作品も大量ゲットの一つでシリーズをイッキ購入した高木賢吾シリーズです。 前回の鳴海了シリーズと同様、これも面白いですね。 鳴海了よりも、筆力があがっているような気がします。 高木賢吾は心の傷を負っていて、酒浸りの毎日を送っていて、警視庁のお荷物と言われる失踪課(フィクションだそうですが)に異動になりました。 そこで失踪者を見つけようと奮闘することで、心の傷が少しづつ癒えていく、っていうかんじの話です。 主人公のまわりのキャラクターもなかなか良いかんじです。 これからのシリーズで、かなり活躍してくれそうな予感がします。 まだ読んでいないシリーズをイッキ買いしてしまうのは結構冒険なのですが、充分楽しめそうなシリーズでよかった、よかった、なのでした。

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    投稿日: 2011.05.05
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    翌月に結婚を控えた会社員・赤石透が失踪したと、心配した婚約者の翠と母親の芳江が失踪課に相談に訪れる。 事件性の有無を探りながら捜査を始めると、失踪した赤石には就職に失敗し1年間ネットカフェ難民生活をしていた過去があり、更に今の会社に勤める前の1年間、経歴不明の空白の時期があった。母親も婚約者さえも知らない1年に何があったのか。調べを進めていく内に、インチキ健康食品を売りつけて暴利を貪っていたJHAという会社と赤石の関連が浮かび上がってくる。 赤石透:失踪した会社員。26歳。派遣会社「TJS(東京ジョブサービス)」勤務。就職に失敗し、大学卒業後1年間、ネットカフェ難民生活を送っていた。さらに経歴に1年間の空白がある。 矢沢翠:透の婚約者。TJSに勤める同僚。 赤石芳江:透の母親。長野県在住。 赤石美矩:透の年の離れた妹。10歳。 上池拓司:透の大学時代からの友人。銀行員。 会田光信:透がネットカフェ難民生活をしていた頃の知り合い。ネットカフェの店員だった。現在は司法書士をしている。 甲本正則:30歳。小さな輸入会社の社員。後頭部を2発撃たれ死亡。 福永真人:赤石が失踪前に連絡を取っていた男性。 (wikiより)

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    投稿日: 2011.05.02
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    分厚い割には するする読めた 警察小説は 久しぶりに読んだけど やっぱり楽しい! 場面が頭の中に そうぞうしやすい.

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    投稿日: 2011.04.20
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    読んでいる時は、先が気になった。けれど、読み終わったら、特に頭にも心にも残るものがなかった。ちょうど、テレビの二時間サスペンスを観終わった時のような感じ。

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    投稿日: 2011.02.14
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    このシリーズは登場人物のいる場所の描写が細かいので、東京の地理のわかる人は臨場感が味わえる。サスペンスとしての面白さはまあまあだと思うけど、スピード感があって個人的には好き。(シリーズ5冊目まで読んだ時点での感想)

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    投稿日: 2011.01.29
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    確か、ドラマ化のときに読んだ。 うん、なかなか好きでしたよ!高城さんのアウトローっぷり。 でも、ラストに救いがない・・・。 そしてやたらとタバコやらアルコールやら、頭痛薬やらが出てきてちょっとくどかったかな・・・。 これで900円はちょっと高い・・気がする・・・。 このシリーズの他のも見てみたいけど、この一作目で少し悩んでます。

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    投稿日: 2010.11.05
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    堂場 瞬一 高城賢吾シリーズ一作目で登場人物の紹介も兼ねている。この作家の特徴として地理情報が詳しいので、リアリティがあって面白い。

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    投稿日: 2010.10.08
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    2010.09.27 シリーズ第一作目。 ちょっとパンチに欠けるが、登場人物のキャラがそれぞれ特徴があって面白かった。 すごく気になったのが、名前だけ名乗ってそれ以降全く出てこなかった彼。 今後の作品で出てくるのかなあ。

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    投稿日: 2010.09.27
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    とても面白かった。相棒の女性警官はちと愛想がなさすぎだけど、読み応えはあった。 自分の大切な人が突然前触れもなく消えてしまったらどう対応するだろうかと考えてしまう。 失踪課を舞台にした小説は初めて読んだが、このシリーズは続けて読みたいと思うものだった。

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    投稿日: 2010.09.27
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    テレビドラマ化もした「警視庁失踪捜査課・高城賢吾」のシリーズ。 第一作目を読んでみました。ドラマを見た後に本を読んじゃうと、やっぱりドラマの役者さんがついついイメージになってしまいますね。今回は主役が沢村一樹さんだったんですが、それよりも本の方が年上でもっとダメ人間(お酒にやられてる)っぽかったので、最初はちょっと戸惑いが。でも、途中から仕事に意欲的になっていくと沢村さんのイメージにもなってくる…かな。失踪課が今後どうなるのか、気になるところでもあるので、シリーズ読んでいこうかなと思える作品でした。人生何がどうなるか分らないな・・・。 婚約者が突然失踪したら自分はどうなるだろうな…。

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    投稿日: 2010.08.30
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    シリーズの最初の作品のためか、説明が多かったですが、読みやすかったです。愛美のような子は正直苦手なのですが(自分の状況が気に入らないからといって無関係な人に八つ当たりしたり、他の仕事をしている人をバカにしたり、基本的には目上の人に対する態度など。。。27歳という設定でこれは許容したくないです)、今後読み続けるうちに親近感が持てるといいな、と思います。

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    投稿日: 2010.07.19
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    ドラマがしり切れトンボみたいに終わったのを不満に思ったことを知った友達が貸してくれた。このエピソードのドラマもあったがドラマとは違ってた。無駄に長い気もしたけどドラマよりよかった。これから面白くなる予感もする。

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    投稿日: 2010.07.11
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    ドラマの原作です ドラマは気にはなっていたけど一回も見られず・・・ 残念 で、本は面白かった! ほぼ一気読み おかげで寝不足です 途中からラストが分かっちゃったかなぁとは思いますが 次も読みたいな シリーズ物って好きだ~~~

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    投稿日: 2010.06.21
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    厄介者が集められたお荷物部署で実態は書類を右から左へ流したり データーベースに情報を打ち込んだり、相談に来る人たちの話を 適当に聞き流すというマスコミ対策に作られたような部署。 そんな部署を室長の阿比留真弓は捜査する部署にするために 高城賢吾を引っ張って来る 失踪課のメンバーの個性が極端すぎるのでついていけない感がありますが これからの高城とのからみに期待したいですねぇ〜 私は堂場シリーズの鳴沢了や真崎薫より人物として高城賢吾が1番好き です。 酒びたりで心にトラウマを抱える高城が除〃に刑事根性を 取り戻し有能な捜査員だった頃に戻るようになるのか これから楽しみです。

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    投稿日: 2010.06.07
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    ドラマ化されたことで興味を持って読み始めました。 正直長い。若干この描写が必要なのか?と思える箇所もある。 展開はなんとなく途中からあれ?と予想可能な方向に。 高城氏の話が入ってくると、関連しているようで脱線しているようにも取れる。 もう少し流れのスムーズさが欲しかったかな。 ちなみにドラマとは似て非なる作品。 醍醐くんが一番この作品の中で、キャラとしては近いんだけど、無口じゃないし…。 愛美ちゃんの笑顔のなさくらいかも。原作どおりなのは。

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    投稿日: 2010.06.02
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    ドラマがおもしろかったので手にとってみた1冊。 読んでみたらドラマとはかなり内容が違っていた....。 原作好きな人はドラマを見てがっかりされたかな? 重要キャラと思われる阿比留室長がドラマにはいない...。 こちらの物語はフツウにおもしろかったので、ドラマとは別物として楽しもうと思います。

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    投稿日: 2010.06.02
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    警視庁失踪課 高城賢吾シリーズ第1作。 娘の失踪を端緒に離婚に至った高城が、 失踪課に異動したところから物語は始まる。 当然鳴沢シリーズと比較してしまう。 大きな陰を抱えている点は同じであるが、 一匹狼として、周りの誰も信頼せずに生きようとした鳴沢に対して、 真弓・愛美・法月らの仲間を意識している点は大きく異なる。 このことが物語にどう活きてくるのか? まだ、キャラクターについては、確立されていないが、 失踪課という刑事の中ではやや亜流の仕事を通じて、 どう事件解決をしていくのか、今後も楽しみなシリーズ。

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    投稿日: 2010.05.23
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    警視庁に新設された失踪事案を専門に取り扱う部署・失踪課。実態はお荷物署員を集めた窓際部署だった。そこにアル中の刑事が配属される。 主人公を始め登場人物が揃いも揃ってステレオタイプ。展開も中盤からスピードアップしたものの序盤はややスローだった。シリーズモノの最初だからそうなのかもしれないが…。 (C)

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    投稿日: 2010.03.21
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    今度ドラマ化するテレビ朝日系「警視庁失踪人捜査課」の原作第1作目。正直、ワンパターンの展開に飽きてきた。登場人物も、主人公がひねたおじさんという設定も変わらないし、相棒の女刑事がいちいち突っかかってくる性格なのも同じ。最後も、どこかのアジトで乱闘して終わり。ハードボイルドっぽい設定だけど、なりきれていない。 最初、失踪人を探している段階では事件性がない(わからない)ため話が進まないが、後半から次々と事実が判明し2件の殺人も絡んでペースアップ。 それでも、失踪する原因となった悪徳商法の設定もイマイチ生かしきれてないかなぁ…主人公以外の登場人物の描き方があまりに淡白で、それ以外で被害になった人達に感情移入できない。そうでなけれ社会問題としてのヤバさを掘り下げていってほしいところ。使い古されたネタだったのもよくなかったかもしれない。

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    投稿日: 2010.03.08
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    鳴沢了シリーズが終わって寂しかったのですが 待望の新シリーズですね。 設定がなかなかおもしろい。 文章も相変わらず独特だな。 続編が愉しみ。 行方不明者を捜す専門部署として、警視庁に設立された失踪人捜査課―実態は厄介者が寄せ集められたお荷物部署。ある事件により全てを失い酒浸りになった刑事・高城賢吾が配属される。着任早々、結婚を間近に控え、なぜか失踪した青年の事件が持ちこまれるが…。待望の新シリーズ、書き下ろしで登場。

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    投稿日: 2010.03.02
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    主人公「高城賢吾」は色々な過去を抱えていそうだし、他のスタッフたちもなかなか一筋縄でいかないなにかを感じさせる。

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    投稿日: 2010.01.27
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    警視庁失踪課、高城賢吾シリーズの第1作目、らしい。いろいろと過去ののある主人公が、舞台となる部署に配属となって、いろいろなところから集まった同僚たちと事件を解決していき、自身も立ち直っていくというかんじのストーリーでしょうか。この作品も終始一人称ですが、これはまあこの著者の個性とゆうところで、ある意味完成された文体なのでしょう。主人公の日々体調の描写がミョーに細かくリアルで、一人称文章ならではの表現だなーと思いました。

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    投稿日: 2009.09.06
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    テレビシリーズで言えば、エピソード1。警視庁失踪課第3分室。その実態は警視庁のお荷物刑事たちの集団。新たに配属されたのは酒びたりの高城賢吾刑事と玉突き人事で捜査一課行きが没になった明神愛美刑事。彼らが最初に抱えたのは、結婚寸前に姿を消した婚約者を探すことだった。「失踪課」というのは、おそらく架空の設定だと思いますが、アメリカでは専門の部署があるのだそうです。日本でも年間十万人の失踪者がいるのだとか。専門部署が立ち上がることがあるのかもしれません。チーム捜査の躍動感が感じられます。シリアスなシーンで、突然ユーモラスなせりふが出てくるのもよいです。もう、次が出ているんですよね。

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    投稿日: 2009.08.18
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     警視庁失踪課・高城賢吾。新シリーズの無難な幕開け。ミステリーというジャンルがあまりに広範になったが、本書は、中でも現在最も人気の高い警察小説。さらに絞れば捜査小説といえる。主人公が靴底をすり減らして失踪人探しをする、まさにお約束パターンの捜査小説だ。このジャンルは、<刑事・鳴沢了シリーズ>を成功させた著者・堂場さんにとっては、得意とするところだろう。そのため、抜群の安定感がある。堅実なストーリー展開に、個性溢れる人々と、魅力溢れる。そして、捜査の進展に伴い、明るみに出てくる社会問題、たとえば派遣社員の待遇問題やネットカフェ難民問題等の現代の病巣をも浮き彫りにする。主人公をはじめ失踪課の全員が心になんらかの疵を負っているようだ。本書では明らかにされていないが、今後少しずつ明らかにしてくれるのだろう。

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    投稿日: 2009.06.13
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    面白かったです。新シリーズ。連続ドラマの第1話と言った感じ。第2話以降でいろんな過去が少しずつ明かされていくのでしょう。ちなみに失踪課っていうのは本当にあるの?

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    投稿日: 2009.06.12
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    娘の失踪で自暴自棄になっていた高城の今後の動向に期待。 組織犯罪チームの荒熊豪が言った「お帰り」の一言が憎い

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    投稿日: 2009.06.02
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    結構好きです。 こういうの。 メタボ一歩手前。 アル中&ニコチン中毒&頭痛薬中毒? 聞き込み相手のファッションチェックは欠かさない。 警察物小説は大抵捜査一課が舞台ですが、 これは「失踪課」(実在するんでしょうか?)が舞台。 個性的なほかの登場人物もあわせ、今後の展開が楽しみです。

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    投稿日: 2009.05.15
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    刑事物ってはじめて読んだけど面白かったよ 娘云々が解決するまで続くシリーズなのかな 次買うかどうかは未定

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    投稿日: 2009.05.13
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    警視庁失踪課−高城賢吾1作目。 結婚を間近に控えた青年−赤石透が失踪するところから始まる。読み進めると大筋が見えてくるのは、伏線が弱い証拠。展開は巧い・・・とは言えないけど、面白いのでシリーズ化するなら今後に期待。でも「蝕罪」ってタイトルは巧かったと思う。けど、贖罪じゃなくて蝕罪???? これは・・・また「鳴沢了」の様にシリーズになるんだろうなぁ。 娘の”綾奈”が失踪したまま見つかってないんだもんなぁ・・・。

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    投稿日: 2009.04.24
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    鳴沢了シリーズ完了後の待望の新シリーズ!! 「雪虫」で見せた鳴沢了の第一印象は強烈だった。 その分、この新シリーズでも期待してしまう・・・ しかし。 その期待を見事に裏切る形で、高城賢吾は登場する。 ある事件をきっかけに第一線から身を引いたアル中の45歳のおっさん。 でも、若い後輩刑事に掛ける言葉は、今の世の中を反映していて、いちいち身に染みる。 ラストの犯人との対峙シーンでは、鳴沢了を思い起こさせる感じもきちんと残してあり、またはまりそうなシリーズが始まった。

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    投稿日: 2009.04.22
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    続くのだろうなあ〜彼の娘さんの行方もわからないままだし。 どんどん刑事に戻ってく様がよかった。弱い者がどんどん弱者になっていくのってほんとに耐えられない。09.03読了。

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    投稿日: 2009.03.19
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    警視庁に新たに出来た失踪家の渋谷分室に勤めるベテラン刑事と新米女性刑事の物語。 ベテラン刑事は十数年前に娘を失踪事件で失っている。その結末が全然来ていないので、シリーズになるんだろう。 失踪課というのが実際にあるのかどうか知らないが、面白い。

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    投稿日: 2009.03.04