
総合評価
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powered by ブクログ大好きな作品です。アンドロイドと人間というよくある題材ですが、アンドロイド側がそれっぽくないというか人間そのものという感じがありながら、自分自身は人間ではないんだよな、と一歩引いている感じが新しかったように感じる。内容も精神とは、人間とは、という問いをはじめ哲学や心理学を交えつつ運命論やSFっていうような設定も出てきてとても楽しめました。
0投稿日: 2025.06.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人間のパートナーとして人工妖精というヒューマノイドがあてがわれている世界で、殺されても再出現する「傘持ち」という人を殺せる人工妖精を追うお話。 男女別に隔離された人工島が舞台。蝶型微細機械群体というお掃除ロボット+構造物の保全者的なマイクロマシンが各所で働いているのが印象的。 人間と人工妖精の在りようの差がキーになっているお話で、それだけに人工妖精の特性を生かした「傘持ち」の仕掛けはおおと思った。また、人工妖精の性格の方向性を定めるために地水火風の気質が与えられていたのも個人的には面白かった。
0投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログ自らの依って立つ由縁、あるいは人間の人間たらしめるところの何か。そんな重たいテーマの絡まる揚羽に F.S.S. のファティマがダブる。
0投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログラノベのようなスタイルをとりながら、重厚なテーマと複数の読み方を持つ、何度でも再読したい一冊です。 「限りなく人間に近い機械」というありがちな設定に、男女隔離を余儀なくされた世界に第三の性として作られたという存在理由を加えたことで、テーマに大きな深みが生まれた気がします。 特に印象的なのは洋一と置名草の美しくも残酷な物語です。精緻なSF的要素に見える置名草の体質や背景は、単なる無味乾燥なSFガジェットではない、人間の思いが届くものとして描かれています。このあたりに全編を通じて暗示される人工妖精と人間双方の悲哀が詰まっている気がします。 何より、結びは冒頭の一節だけでなく主人公への解答として機能しており、物語が終わったのではなく彼女が旅立ったに過ぎないことを雄弁に語っています。
0投稿日: 2023.06.13
powered by ブクログ男性向けファンタジーと弁えて読めば設定は面白いし哲学もいい。 ただどうしても片側世界、特に女ではなく男性の為に存在する少女だけなので感情が哀しく薄っぺらい。 中身と無関係に、男の料理に対する作者の言葉があまりに的確で大笑いしたが、実際は傍迷惑な男の料理かなw 女だって料理下手はいくらでもいるがそこに料理皆伝レベルの蘊蓄はついてこない。この差がでかい。
0投稿日: 2023.03.20
powered by ブクログ人工生命、男女の分断、病人を隔離した豊かな自治区……と、要素盛り盛りなところがとても良いですね。全部乗せで贅沢だけど世界観にのめり込んでどんどん先を読みたくなっちゃう。 ヒロインの揚羽がいちいち感情重い子で可愛い。 水先案内人の置名草や「クラスメイトの女の子」として作られた人工妖精の在り方も切なくて……でもきっと、彼女たちは不幸せではないんだろうな。複雑。
5投稿日: 2021.07.15
powered by ブクログ人間を維持するために作られた人工妖精たちの、自意識からの苦悩と、絶望と、 そこからの解放。 技術が発展しようと、SFな設定が横たわろうとも、 そこで息づくのが人間(あるいはそれに似せた何か)である以上、感情と、それに基づくドラマは生まれる。
0投稿日: 2019.09.23
powered by ブクログ表紙とタイトルからラノベの香りを感じていたが、思っていたよりずっと早川書房=SF寄りの話で面白かった。むしろ、中途半端にあるラノベの香り(たとえばヒロインが変な声で鳴く)は必要だったのか?? この先の展開でその話も出てくるもしれないが、是非女性鎖国サイドの描写も読んでみたい。
0投稿日: 2018.12.05
powered by ブクログ藤真千歳「スワロウテイル人工少女販売処」読み始めた。持って回ったような語り口がどうにも鼻について読みづらく、世界(観)の説明が今ひとつすんなり入ってこない。 マルドゥックもこんな感じだったっけか? そして牧野修「MOUSE マウス」が読みたくなった。 スワロウテイル人工少女?、少し慣れてきたか。 スワロウテイル人工少女〜170ページ、ようやくストーリーが動き出した気がする。セリフ、地の文ともに、やはりマルドゥックよりもラノベっぽい。 藤真千歳「スワロウテイル人工少女販売処」友人に勧められて読み始めた。最初はどうにも取っ付きづらく閉口したが、170ページを越えた辺りからようやくストーリーが動き出したようだ。こういうSFは「マルドゥック・スクランブル」以来だが果たしてどこへ連れてってくれるのか。 スワロウテイル人工少女についてツイートしたら、作者からフォローされた。おもしろいなあ。 「スワロウテイル?」やっぱりラノベだな。 「スワロウテイル人口少女?」ようやく半分くらい。読むの疲れてきた……。 「スワロウテイル人工少女〜」ひさしぶりに続き読んだ。いよいよクライマックスに向けて盛り上がって行くのか!? とはいえ個人的には今ひとつ盛り上がらないままなんだよなあ……。
0投稿日: 2018.10.15
powered by ブクログ74:「種のアポトーシス」に感染した者が男女隔離され、人工妖精と呼ばれる人造人間と共に暮らす人工島で、人工妖精による殺人事件が発生する。人工妖精の五原則により、人工妖精は人間に危害を加えることはできないはずだが――。語られる世界や人は病んでいて、人工妖精の「造られた美しさ」が際立っています。人工妖精の造作に見られるゴシックぽさと、人工島や五原則という近未来SFの世界観が見事に調和して、自我の境界や生命、知性という割と硬めのSF部分を妖しく彩っています。女の子にもお勧めできそう。表紙のもえ絵からはちょっと想像もできないような(失礼)、本格的なサイエンス・ファンタジー。お勧めです!
0投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログ視覚的な美しさを感じた。作品世界とインフラ、緻密に練られた設定は読者を十分に引き込むものになっているだろう。またストーリーもその設定を生かし構造的に登場人物の変化を描いており秀逸。章始まり終わりに挿入される文章はその変化を補足する形となっていてほどよい余韻を残している。ただ欲を言えば明確な心情描写をもう少し欲しかった印象。
0投稿日: 2018.06.15
powered by ブクログ人工妖精と人間の世界になっても、極端な思想も差別も消えないのに、相手を想う気持ちも変わらないのが印象に残った。 自分が生きている間にはそこまでの技術進歩は望めないが、この世界をぜひとも見てみたいと思った。 陽介と揚羽のコンビをもっと見てみたい。 一日ごとに記憶を失う水先案内人の存在は何か切ない。 一日ごとに記憶を失う彼女たちが忘れたくないものを手に入れたら、それは悲劇なのかもしれない。 ただ、性感染する病気を避けるために人工妖精を伴侶にするのなら、いつの日にか絶滅するような気がする。
0投稿日: 2017.02.19
powered by ブクログ図書館で。 SFっていうよりはファンタジーみたいなイメージで読みました。 人間と人間以外の生命体が存在した時に何をもって「ヒト」と定義するのかってのは中々難しい問題だと思います。ただ、このお話、設定段階で色々疑問が残るんですよね。すべからくフィギュアなる人造生命体はヒトへの奉仕を目的に作られた存在だろうに恋をして結婚するとか。それって…ヒトが振られるって事態も起こるうるのか?それとか浮気で悩む人造生命体とか…奉仕前提だったら伴侶を定める目的は何か。そして日本は宗教観が希薄とは言え、人間外の存在と(まあ実際にはヒトの卵子と精子の受精でしょうが)子を為し家族を作るという状況が倫理的に受け入れられるのか?とか。大体、病気のキャリアという事で隔離された世界が独立するのも ん?と首を傾げますがその中で生殖活動を行うのもよくわからない…。そういう社会の仕組みがよくわからないのにそれを前提に自前の理論を振りかざす登場人物が多くてとっつきにくいです。大体犯罪率が低いはずの男女別離世界って前提で自警団が必要なのも矛盾しているし(対外的にって事なのかもしれないけど)。頭でっかちな人たちが多くて読んでいて結構疲れました。自分の意見が一番正しいと思っている人との会話って疲れますよねえ…。そしてココロなんてヒトと人口生命体じゃなくてもヒトとヒトでも分かり合えないケースが多いんだからそれはそれでいいんじゃないのかなあと思ったり思わなかったり。いくつになってもヨメは若くて可愛いままで精神的にも従順とか…ちょっとうすら笑ってしまうような設定ですよね。だったらヒトも人造器官の取り換えが効く世界らしいから不老を頑張る人が居ても良いのでは?そして、親子と言いますが誰の腹から出てきたのかわからない卵子と受精して生まれてきた子を親は自分の子供として、そして子供は自分の父を、人造人間の母を親と認めるのだろうか、とかそういう根源的な所に色々矛盾を感じました。 ヨウイチ君のお話はピュアな純愛っぽいですがなんか子供がダダこねてるようにしか思えないし。大体会ってすぐの子供に脱獄…じゃなくて密入国を薦めるとか大人としてどうかと思うよ、鏡子さん。公共物であるガイドな彼女を伴侶にしたいって言っても所有権はぶっちゃけ特別区にあるんだからそれって一人の人間が独占とかしちゃあいけない存在なのじゃなかろうか、とか。だったら鏡子さんがその…プラグラマー(名称忘れました。FSSでいう所のファティママイトみたいなものだろうと解釈してるんですが)つながりで製作者に連絡とってあげた方がすっきり行く話だと思うんですが。男性しか住めないはずの地区に住んでいるという特権階級の人なんだから。っていうか彼女は病気は大丈夫なのか?そして何で男性区に住まなきゃいけないんだろう。黒白の面倒…とは言っても女性区だって出来るだろうし。何で反対にガイドさんのプログラマーは男のクセに女性区で暮らしてんだ?鏡子さんと住処、交換すればいいのに。と、色々とツッコミを入れだすときりがありません。そしてガイドさん、アレ、良いの?人を少なからず殺しておいてそれでいいの?というラストでした。 続きがありそうですが続きは別にいいかな。
0投稿日: 2015.10.05
powered by ブクログすごく久し振りに、きちんと作り込まれたライトノベルを読んだ。事象と事象、結果、因果関係。齟齬無く丁寧に描かれてて満足。シリーズ既刊を買わせる力のある作品でした。積読消化したら本屋行きます♡
0投稿日: 2015.01.25
powered by ブクログタイトルで損してる気がするなぁ。 クオリア、人工知能、作られたものの幸せとはなにか。 文体は独特だけれど、読みやすい。
0投稿日: 2014.12.31
powered by ブクログ種のアポトーシスと呼ばれる性交によって感染する病を患った男女たちが暮らす男女別自治区。そこでは異性の代わりに人間を模して造られた、人工妖精(フィギュア)が人々と共に暮らしている。 その自治区で連続殺人が発生。事件を追う人工妖精の揚羽は徐々に自治区をめぐる謀略に巻き込まれていく。 練りに練られた複雑な世界観や設定の解説に加え、ラノベっぽい独特の言い回しやキャラクターたちの会話、小難しい言葉や思想で装飾された文章で書かれたこの作品は決して読みやすくはありません。 自分自身も序盤は世界観をつかむのにも、文体に慣れるのにも苦労しました。 話としてもスケールが大きく、いろいろな要素をこれでもかと詰め込まれているので、描き切れていないところや駆け足になってしまったところもあるように思いました。 しかし、それでも読み終えたときの満足感はすごいものでした。 それはSFとして世界観や国家との対決にも発展する展開に興奮したというところもあると思いますが、それ以上に心を揺さぶられたのは、作中に出てくる人工妖精たちの物語です。 この小説で徹底して描かれるのは、純真すぎる人工妖精の愛の話であり、そして愛されることの苦しみの物語でもあったように思います。個人的に読んでいてつくづく思ったのは、人間が心ある人間を造ろうとするのは本当に正しいことなのか、という事でした。 そしてそうやって作られた心に従って行動する人工妖精たち、そして、揚羽が背負わざるを得ない過酷な運命に感じる切なさは、他の小説を読んだとき以上に心に迫ってくるものがあると思います。 だからこそラスト場面は切なくも非常に温かく美しかったです。シリーズ化されてる本作ですが、 純真で罪を背負わざるを得なかった揚羽が、少しでも安息と幸せを手に入れられることを祈りながら、このシリーズを読み進めていこうと思います。
3投稿日: 2014.10.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2014 7/17読了。Amazonで購入。 けっこう前から気になっていたSF。 @sakstyleも読んでたし、いい本なのだろうと思って買った・・・そして良かった。 続きも買おう。
0投稿日: 2014.07.25
powered by ブクログ近未来ファンタジー。まず、世界観の理解に時間がかかるちょっと難しい小説。ミステリ要素も含んでいますが、表に出ているのはファンタジーかなと思います。 全体的に人間の倫理感を問うような問題が多い。科学の急速な発展に対する、これからの将来を案じているような雰囲気。 そこに、人間の男女間における「性」の問題が絡んだような、近未来にありがちな生々しさも絡んでいます。
0投稿日: 2014.01.15思考系のSF
旧東京に浮かぶ外界と隔離され、さらに男女別にも隔離された人工島で起こる連続殺人事件に あたる男性自警団の見たものは?。アシモフの鋼鉄都市を連想させるシチュエーションから始まる物語は、二転三転して、人工島の真実に迫っていく。 ヒロインである女性型人工妖精揚羽と上司兼同居人?の鏡子の掛け合い漫才だったり、揚羽の裏稼業の悲しい話だったり、軽いのも重いのも次々来るので最後まで気が抜けません。 SF的な仕掛けもマイクロマシン等色々詰め込まれてますが、最近の脳科学をベースにした思考実験で心とは人とは何か?っといった思考は面白く読ませてもらいました。 最後の伏線回収がちょっと唐突感があったのでマイナス1点。 やっと読み終わったのでレビューしてみました。
2投稿日: 2013.11.06普通のラノベに飽き足らない人におくる骨太サイバーパンク
イラストを『文学少女シリーズ』で知られる竹岡美穂氏が描いているので、それに惹かれた方も多いのではないでしょうか。 内容は、男性と女性が隔離されて暮らす近未来の日本を舞台としたサイバーパンクアクションで、 『文学少女』とはかけ離れていますが、普通のラノベでは物足りないと感じる方にとってはかなりおすすめです。 狂った人工妖精(人造生命やサイボーグに近い存在)を殺すことを仕事とする人工妖精の少女・揚羽が、都市を揺るがす陰謀に巻き込まれていくあらすじや、巨大メカや狂った妖精とのバトルシーン、口の悪い開発者との漫才じみた掛け合いはラノベっぽい。 しかし、親と子との関係や家族問題、性差といったテーマが盛り込まれており、ただ面白いだけでなく、深く考えさせられるような部分も多く存在します。 『マルドゥック・スクランブル』や『BEATLESS』といった美少女×サイバーパンクものが好きなら、是非読んでみてください。
3投稿日: 2013.10.25
powered by ブクログ人の手により創り出されし儚気な生き物。 容姿の衰えのない永年幻想少女『人工妖精』。 人間にご奉仕するために生まれ、壮絶なまでの無償の愛を捧ぐ。 人間の夫や妻なんて不要と思うのも道理かと? 人工妖精である微細機械に依存し、侵蝕され、穏やかに緩やかに衰退していくのもいいかもしれませんね??
0投稿日: 2013.10.08
powered by ブクログタイトル的に『観用少女(プランツドール)』の人工知能verみたいな感じかな、と思っていたら違ったような、でもそう大きくは違わないような。 わりとSFで、アニメが1クール作れそうなくらい面白い設定がたくさん。 揚羽と洋平の関係がにやにやものというか、最初からフラグ立ってると思うんですがこのままなんだろうか。 ところでデビュー作の『θ 11番ホームの妖精』って、なんか聞いたことあるなと思ったら電撃文庫ですよね?たしか一時期ちょっとだけ話題になって、買おうかどうか悩んだような…結局どうしたんだっけ…ちょっとチェックしてみようかな。
0投稿日: 2013.10.02
powered by ブクログ世界観はとても良くできていると思うのですが、今ひとつのめり込む感じにはなりませんでした。 文章が今イチなのと、変にお涙頂戴な部分があって、興ざめする感じが拭えませんでした。
0投稿日: 2013.08.29
powered by ブクログよく誤植だとか言われているけど個人的にはそれは作者が考えた・・・要するにわざとだと思います。 あと組織の名称や多脚戦車の名称なども秀逸かと(例えば国家公安委員会在東京自治区人工知性危機対策時限特別局いわゆる赤色機関)まさに自分好み 設定はアップルシードか攻殻機動隊を連想させます。 お話は軽い文章で重いテーマを扱っています、そこもまたいいと思います。
0投稿日: 2013.07.06
powered by ブクログ籘真千歳のスワロウテイルシリーズの第1弾。実は第2巻から先に読んでしまいました。第2巻を読んでいたので世界観等は把握しやすかったです。内容は思ったよりハードでタイトルと表紙絵に騙されると痛い目にあいます。80年代に流行したサイバーパンクを、最近のライトノベルというフォーマットに落とし込んだ感じの作品です。でも、一般的なラノベよりは情報量が多いです。SFなのですが、途中に散りばめられている伏線もある程度きちんと回収されるので、ミステリーとしてもきちんとしてます。ラストはハッピーエンドなのかな?
0投稿日: 2013.06.26
powered by ブクログ設定しっかりしてて面白かった。 いわゆるディストピアもの。 終盤が素晴らしい。 が、文章が読みにくい…… 比喩雑多なラノベ調なのは構わないけど、読点が不自然だったり誤植を疑う箇所があったりで残念。3回読んで分からない文章は読み飛ばさざるを得ない。
0投稿日: 2013.05.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
課題本読了。 最初に読み始めた状態の精神がローテンションだったからか、全体的に冷たさとフラットさを感じたけど、いったん切って読み直したらそんなことはなかった。むしろ感情豊かではないか。 テーマ的には、雌雄分断、人工生命体、ナノマシン、設定された意識のコンフリクト?とかかな。完全都市・ユートピア()とかも。 なんか自分の中で、ユートピア=ディストピアという等式が成り立ってんだけど…。こんなこと考えているからピアピア動画で心が痛くなるんだよね。 てか、これだけ技術発達させているなら、エネルギーも自給できるような気がするんだけど…。石油合成させるなり、ATP?作らせるなり。 種としてのアポートシスとそれを防ぐための雌雄分断→統制された生殖管理:安定を目指したシステム内、複雑系は最終的に破滅するというお決まりの流れですねわかります。 この時間軸ではまだ分断されて数世代だから、いい感じに兆候が出始めるあたり? ナノマシン技術の超発達による食糧問題の解決と、人工妖精。 脈絡ないけど、物質的欲求と精神的欲求という言葉が脳をかすめた。 人工妖精はいろいろ言及できると思うけど、むしろいろいろありすぎてどれに着目すればいいんだろう? アシモフ的な原則でいいの?意識とありようと原則による型枠。 感想では非常に面白くて、久々の大当たり。ライトに読めるし、いろんな要素詰め込んでて、それぞれ深く考えようとすればいくらでもいけそう。
1投稿日: 2013.04.18
powered by ブクログ設定は好き。固めのSFで読みごたえがある。ある種のディストピアと化した東京の幻景はすごくわくわくする。 でも文章がちょっと鼻につく。凝りまくった比喩の羅列とか、ライトノベルライトノベルしたキャラ造形とか、あれこれハヤカワさんでいいんだっけ…? とレーベル確認したくなる感じ。ちょっと書き込みすぎじゃないかなー。どこもかしこも主張しすぎててうるさく感じられてしまった。
0投稿日: 2013.03.19
powered by ブクログ身代わりとして、人を思い生きる人工妖精。 それを哀れに思い、心を痛めても、それは本当に無意味。 人工島無いだけでなく、本の外の読者も空回りしてる。 すべてが空回りるこの世界、見てきて飽きない! 一日草の種明かしは全俺が震えた! キレイにまとまったお思ったら、まだ続きがあるのか、楽しみ。 新世界よりを読んだ後、二冊目のSF小説。 やっぱりSFは好きなのかもしれない。 はまりそう。
0投稿日: 2013.03.10
powered by ブクログはっきり言いましょう、表紙買いです。当たりでした。世界観は何度も攻殻機動隊を彷彿とさせました。人間が優しすぎるから、ってのはなかなか考えさせられました。頭が悪いと言い訳することで、仲良くなろうとする隙を与えない、かあ。揚羽の律義さと水先案内人の儚さ、そして何より作品の随所に現れる蝶たちが彩りを加えます。もちろん続編、読みますよ。
0投稿日: 2013.02.23
powered by ブクログこれだけの舞台装置がもったいない。連作短編の形式にして、幾つかの事件を経た後、“傘持ち”事件を描いた方が良かった気がする。もっともこれでは一冊に収まらないが。
0投稿日: 2012.12.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久々にジャケ買いした1冊です。ある感染症を機に男女が隔離され、男性側には女性の、女性側には男性の、人を模してつくられた人工妖精(フィギュア)が存在する人工島で起こった事件をめぐるSFです。後半、やや急ぎ過ぎて解説が多くなっている気がしますが、思ったより本格的なSFで楽しめました。アクションシーンがもう少し派手な方が好みですが。いろいろ謎もまいてありましたので、続巻にも手を出してみたいと思います。
0投稿日: 2012.12.18
powered by ブクログ今年読んだ中で一番おもしろい本だと思う。 色々考えちゃう世界観。この世界観でMMOとか作られねーかな~。
0投稿日: 2012.10.22
powered by ブクログ人工妖精(アンドロイド)が普遍的に存在する近未来の東京、背景となる設定が壮大且つ細かくて物語に入り込むのにちょっと時間がかかるが、「ねじまき少女」を彷彿させる各種公的機関のディテールが楽しい。表紙が可愛らしいので軽い読み物かと思ってしまうがとんでもない、素晴らしいハードSFでした。揚羽と陽平のやりとりも少しだけHで微笑ましい。ハードSFかと思えばライトノベル風文章が絶妙に融合されており、文章は軽いが話は重い、アンバランスな感覚が何とも心地よい。以前絶賛した「Delivery」とはまた趣きが違う、こんな作家がいるんだ!と嬉しい発見でした。勿論続編も読みます。
0投稿日: 2012.10.19
powered by ブクログ再読必須。 作る人が作れば素晴らしいアニメになりそう。 この文体もまたフェティッシュで素晴らしい。 ラノベという衣装を着せておくのがもったいない作品だ。
0投稿日: 2012.09.27
powered by ブクログ人間を模した「人工妖精」が人間と共生している人工島でのお話。人工妖精に必要な人工の知能・意識・認識の形成、そしてそうしてできた(時として人とは異質な認識を持つ)人工妖精が人を愛し愛される事とは……といったような難解なテーマも比較的スムーズに読み進めることができました。 ただ、何せそういう難しい部分の説明に少なからず紙面を割かれている分、肝心のストーリー展開がちょっと速いというか、(特にサイドストーリー的な部分の)終わらせ方が中途半端かな、と思う所もややありました。この辺は続編も出ているようですし、続編で今回構築した世界観をどう活かしていくか気になる所です。
0投稿日: 2012.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
生殖行為により感染、進行、遺伝する病〈種のアポトーシス〉の感染者を閉じ込めた、かつての関東平野(関東湾)に浮かぶ浮島、東京自治区。巨大な歯車によって二分された自治区の人々は男女別に分かたれて、人を模して造られた微細機械群体技術の結晶である人工妖精(フィギュア)を人生の伴侶として暮らしている。第3の性として蝶形微細機械群体で構成された体を持つ人工知性である彼、彼女らの一人として男性自治区側で暮らす少女揚羽は人による被造物としての規範を逸脱してしまった同胞を切除することを生業としていた。傘持ちと称される連続殺人事件の犯人を追っていた彼女は自治区の存亡を左右する陰謀の渦中へと身を投じることになっていく。 これでもかと詰め込まれた膨大で緻密な世界観設定の下で繰り広げられる、人による被造物である人工妖精たちと人間の暮らしを描いたSF作品。奇怪な連続殺人事件とその裏に隠された作品舞台である東京自治区の存亡にかかわる事態を追うストーリーにぐいぐいと引き込まれた。登場人物間の小ネタをちりばめた難解、または軽妙なやり取りもにやりとするものが多く楽しめた。
0投稿日: 2012.07.23
powered by ブクログ「スワロウテイル人工少女販売処」読み始めている。いきなりの人工生命に対するイタコのシーンがすげぇいいな。そして、設定だけですげぇ楽しそうじゃね?そういえば、ナノマシンが完璧に実用化されている系の作品って、実はあんまし読んだことなかったな。 読了。設定がむちゃくちゃ面白かっただけに、何かもったいない感じが。エピソードがちょっと多すぎて散漫な感じがあるのかなぁ。アンブレラ事件と自治区の問題と、2巻分のエピソードを無理矢理一つに押し込んだ感じというか・・・。脱色街の話もあったか。 背景にある設定がものすごく面白く、微細機械が何者であるかのお話(深山と鏡子の会話)なんかもすげぇと思った。これ、設定の濃さからいえば、3巻~5巻くらい使ってしかるべき内容を、無理矢理1巻にしたような感じなのかなぁ。もっとエピソードをしっかり書いて、じっくり進めて欲しかった。 逆に言えば、それだけ魅力的な背景設定だったんである。本作が話題になったことで、今後は1巻で全部書き尽くさなくてもよくなり、エピソードをじっくり描けるようになるだろうし、続きもでているし読んでみようかしらん。あ、あとプロローグの「口寄せ」のシーンは本当に素敵。美しいシーン。
1投稿日: 2012.07.11
powered by ブクログ題名、及び裏表紙解説から当初に連想させられたイメージに比べると、随分と趣の異なる物語、というのが読了後の第一印象だった。 倫理観の変質著しい未来のディストピア社会と人形倒錯、あるいは自己の実存性に悩めるレプリカント達の織り成すテクノロジーの悲劇を身構えていざ挑んで蓋を開けてみれば、そんなものは終ぞ語られない。 寧ろポスト・サイバーパンク期に見かけられたジェンダーSFやナノテクSF、例えばリチャード・コールダー『デッドガールズ』、あるいはグレッグ・ベア『ブラッド・ミュージック』あたりの系譜の作品にも感じられ、ライトノベル畑出身の邦人作家ならではの読みやすさ、口当たりの良さも追い風に、自分の嗜好傾向との合致も相まって、非常に楽しめた一作となった。 男女性差で隔絶された二つの都市、人工干拓地と管理社会。 都市を区別し分断する巨大な歯車、あるいは分断される旧国家。 CMYKカラーモデルとその中間色に準えられた勢力図と、各々の世界観に縛られた者達のせめぎ合い。 ナノテクの蝶で組み上げられた人工少女群と、紐付けられる幾つかの寓話。 そんな詩的に設えられた舞台装置と、三人称視点でそれらの仕組みを冗長に過ぎるまでに"語り"、誘導し、錯覚させ、そして劇中を通してそれらの意味すら変容させつまびらかにしてゆくスタイル自体が、寧ろ本作流の物語表現なのではと錯覚させられる程に、精巧に組み上げられている小説である。 主役として、人間に代わって劇中世界を眺める人工少女達。 自身が工業製品でありながら何の疑念なく感情を表出してゆく彼女らは、逆説的にテクノロジー飽和の終焉に自ら喰われる人類側の、その実存性の混乱に眼差しを向ける側に立つという、旧来の先駆SF作品を経た一種の転倒劇としても本作は興味深い。 一点、劇中で語り手が時折吐露する価値観についてだけ、個人的に相容れない面が多く、そこが何度か読み手としての視線をぼやけさせる要因となったのが心残りだった。 ともあれ、予想外にも次巻以降の展開があり、期待どおりの仕上がりとの噂も耳にしているので、今後も楽しみにしたい。
1投稿日: 2012.07.01
powered by ブクログ人間の伴侶として作られた人工妖精には様々な分類や設定が存在します。4+1段階からなる等級、土水風火の4気質、ロボット三原則に加えられた2つの原則。ただのロボットやはたまたヒューマノイドとは違った、無限の個性を持った存在を創り出せる世界です。読者がSF世界を想像し、楽しむための素材がこの1冊には溢れかえっています。 物語そっちのけで人工妖精に思いを馳せていました。 ——うん、楽しかったです。 私なら情熱的な火気質を伴侶にしたいな。慎ましく従順な水気質は楽に見えてイライラしちゃいそう。
0投稿日: 2012.04.14
powered by ブクログ背中の羽以外、見た目がそっくりな人造人間=フィギュアの話。時代は近未来。人類全体がどうこうというより、フィギュアや取り巻く人間個人の話。「「θ―11番ホームの妖精」を描いた人らしい作品だと思った。
0投稿日: 2012.01.29
powered by ブクログタイトルや表紙、目次に惹かれて買った一冊。 人物設定や世界観もなかなか魅力的でした! 生殖できなくなる病が蔓延した日本で、人工的に作られた東京の島に暮らす、人と、人によく似た生命体人工妖精。その成り立ちやそれにまつわる事件が語られます。 最後は涙(´;ω;`)揚羽ちゃん… しかし難しいところもあり、結構見慣れない漢字羅列ルビうち文字に苦戦させられる。。。 そしていい要素がいっぱいあるのになんだか消化不良になってる部分がもったいないかなと・・。一番いい部分が語られてないのはなんでなんです??? 続きで消化されるぶぶんがあるのかとおもって、続編読み中です。 鏡子さんがダントツで好きなんです・・・!揚羽ちゃんとの息の合ったやりとりがいい味(*・ω・*)
0投稿日: 2011.12.30
powered by ブクログサイバーパンク+ミステリーって感じかしら。ちょっとルビが痛い感じがするところもあったけど割と好きです。
0投稿日: 2011.11.23
powered by ブクログこの世界はどこまで組み立てられているのか。もしくは全てが張子なのか。なんだかどこまでも隙がなく上手い具合に組まれたプロットで、小難しい話であるにもかかわらずぐいぐい読めてしまう。 人工妖精や東京自治区などSF的フェティッシュが魅力的。ただ、その辺りの技術的な設定・理屈を理解しようとすると少々難解で面倒。それが面白いところでもあるのだが、単純に恋愛モノとして読むのでも十分面白い作品。 人間を愛し人間に愛されるためにつくられた人工妖精。その構造、背景を冷酷なほど語りつくして世知辛いつくりものの社会を嘆くのに、人工妖精も彼らとともに生きる人間も、互いを想うことに一生懸命だ。その一途さが過ちを生むし、感動も生む。歪の中で己にまっすぐに生きるということは、最大限に歪ながら生きるということなのかも知れない。すごい物語だ。
0投稿日: 2011.11.01
powered by ブクログ揚羽のいじらしさが好きだなあ。 漢字+カタカナのフリガナのレトリックも好き。 度を超したSFってファンタジーになる気がする。 お話も読み応えあります。
0投稿日: 2011.10.27
powered by ブクログ未来の日本。性行為によって感染する病気により<種のアポトーシス>に陥った人類は、関東湾の人工島に男女別に分けられた自治区を建設。感染者を強制的に隔離する。二十数万人が暮らすそこでは人工妖精(フィギュア)と呼ばれる疑似生命が人間の伴侶として存在していた。“第三の性”である彼/彼女らは様々な気質を持ち、それぞれが人間のために奉仕していた。 そんな関東湾東京自治区で発生した謎めいた連続殺人。“傘持ち(アンブレラ)”と呼ばれる容疑者を追う人工妖精・揚羽は、やがて自治区全体の運命を揺るがす事件に巻き込まれていく。 『θ 11番ホームの妖精』(電撃文庫)でデビューした作者の第2作。ライトノベル的なガジェットと本格SFのストーリーテリングで新たな地平を切り開いた。 ルビ付きの単語を多様した独特な文体を駆使し、強固な世界観の中へ読者を放り込む力技は、慣れていないと受け付けないかも。僕も途中で何度も投げ出しそうになった。しかし、気になるのだ。登場人物たちのいじらしさが、壮絶な人類の命運が、読者の胸を鷲掴みするからだ。 青色機関(BLuE)、赤色機関(Anti-Cyan)、自警団(イエロー)、脱色街(ホワイトリスト・エリア)、全能抗体(マクロファージ)、末梢抗体(アクアノート)、水先案内人(ガイド)、微細機械(マイクロマシン)……。これら作者独自のセンスで作り上げられた用語が頻出するので面食らってしまう人も多いだろう。おまけにこれらの単語についての説明がこれまた非常に回りくどくなされるのできつく感じる人も多いかもしれない。 しかし本当に読者が戸惑ってしまうのはその世界観の奇妙さであろう。人工妖精と呼ばれる人工知性が人間と共に暮らす世界。そこで巻き起こった事件は、生と性という究極のテーマを深く深く掘り下げていく。 その過程でびっくりするほどスケールが拡がってしまい、さらに枝分かれして様々なテーマが発生していき、またそれらをちゃんと作者が拾っていくので、どうにもこうにも話がまとまらなくなってしまったような感じを受ける。要は詰め込み過ぎな感じがするのだ。物語の端緒となる殺人事件についてさえ中盤では脇に追いやられてしまう。 しかしクライマックスにあたる第三部でストーリーはものすごい勢いで収束していく。作者が求めた答えに向かって、登場人物たちは疾走していく。この勢いは圧巻だ。 男と女、そして人工妖精。それぞれの幸せとは何なのか。性とは何なのか。共生とは何なのか。ライトノベルっぽい表紙からは想像もつかないほど深遠な問いに、作者は真摯で愚直に答えを探していく。 (あ、でもこの表紙はなかなか雰囲気があってイイと思う) とはいえまあ、そこまで難しく考えずに、揚羽たち人工妖精たちの真っ直ぐな可愛らしさにただ萌えるだけでもいいのかも知れない。人間に仕え、人間に喜ばれるために生まれてきた人工妖精。そんな人工妖精たちの悲哀と歓喜が全編を覆っているからだ。 先に述べた通り、ラノベ出身の作家らしく、文章に非常にくどい部分があったりするのだが、まあそれも慣れの問題。 人類と人工妖精を襲う苛烈な運命に立ち向かう健気さを見守るしか我々にはできないのだ。 ちなみに作者の名前は「とうま・ちとせ」と読み、沖縄県出身である。だからか沖縄でよく見かける名字である「屋嘉比」という名のキャラクターが登場したり、ちらりと沖縄県の事が作中で触れられていたりする。後半には現在の普天間飛行場移設問題を彷彿とさせるような部分があったことも、沖縄の人間である僕にとっては特筆に値した。 本書は刊行後様々な反響を呼び、性差をテーマとして探求する作品に与えられる文学賞、センス・オブ・ジェンダー賞の2010年度の話題賞を受賞した。その受賞の言葉で作者は『人がどのような生き物であるのか、どうした生き方が(色々な意味で)「よい」のか、たくさんの読者の皆様も巻き込んで、一緒に考えてみたいという気持ちが、強く、長らく私の心の奥にあった』と語っている。 人工島にたくさんの蝶が舞う光景が目に浮かぶようだ。 今年、続編にあたる『スワロウテイル/幼形成熟の終わり』(ハヤカワ文庫)が刊行された。
2投稿日: 2011.10.26
powered by ブクログ第三の性としてのアンドロイドの設定がすごい生かされていて面白かった。合理的すぎるアンドロイドと、合理的であればいいという訳ではないという人間の価値観などがうまく表現されていた。
0投稿日: 2011.10.19
powered by ブクログそのネタ1つで長編1本書けるんじゃないかという設定を3つも4つも披露しておいて、特に本編では消化させなかったというある意味勿体無い話。 揚羽は可愛い。
0投稿日: 2011.10.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
設定はいい感じ。けど、もうちょっと設定について述べてくれると分かりやすくてよかったかも。使いたいパーツを並べすぎてる感じがして、どうにもパッチワークな内容に感じてしまった。
0投稿日: 2011.09.11
powered by ブクログタイトルから卑猥な内容を想像してしまったが、そういうところはほとんどなかった。(始めに少しあった) そのような先入観だったが、SFとして良くできていると思う。よく考えるなぁ。 ストーリーは、主要な存在が主人公の近くに揃い過ぎてスケールが小さくなってしまって残念。 あと、無理に品の悪い言葉を使っている感があるが、使い慣れていないように感じる。作者プロフィールといいワルノリしなくてはならないという思いが外してしまっているように思う。 設定面は素晴らしいので、なんだかんだいって楽しめた。
0投稿日: 2011.09.04
powered by ブクログSFとあるが、ファンタジーに近い感じ。内容は「自分好みのヒューマノイドがいたらどうなるのか」という話。 2次元スキーだったので楽しめた。 最後は、「種のアポトーシス」やらの専門用語が多用され、「???」となった。
0投稿日: 2011.08.21
powered by ブクログ誤植が気になるし、言い回しもなんだかなー、なときがあったけど、それを補って余りあるくらい、好みな話だった。あれだ、誰かがレヴューに書いてた、空の境界っぽい、ていうのが正解だと思う。あんまり声を当てて読む習慣はないのに、鏡子さんがcv.本田貴子で再生されたので間違いない。
0投稿日: 2011.08.21
powered by ブクログタイトルに騙された。挿絵も無い。 萌え要素の全くないハードSFでした。 でも、とても面白かったよ。
0投稿日: 2011.06.12
powered by ブクログタイトルが内容にあってないと思う。 (といっても販売処という言葉が引っかかるだけだけだが) 表紙の絵が秀逸。読書中、場の情景の構築の助けになった。 話の内容としては、読めばわかる。 話の質としては、硬質の様で実際はそうではない、まあ、読みやすいほうかと。 「空の境界」、「文学少女」シリーズが好きで、SFも齧っているならオススメ。
0投稿日: 2011.04.12
powered by ブクログ表紙で萌系?と思ってしばらく手には取らなかったんですが、もっと早く読んでれば良かった。 赤くて、でも透明感溢れるお話でした。 人工妖精たちが可愛くてしょうがない。 揚羽と陽平は、いっそくっついちゃえばいいのに、と思うけど、触れそうで触れない距離だからこそいいのかもしれないとも思う。 でも、もしもう一度会うことがあるのなら、そのときには躊躇わずに互いの手を取って欲しい。
1投稿日: 2010.11.16
powered by ブクログ映画的、とても楽しませておらった。タイトルと表紙で、敬遠していて、すいませんでした。ぺこり。細かいことは抜きで、アニメでなく実写が希望だったり。マクロファージが観て見たい。
0投稿日: 2010.10.25
powered by ブクログSFちっくなラノベ風ラヴストーリーでした。 揚羽と陽平が付き合いだしたら、どうしようと思ったけど 二人はあの距離感がちょうどいいのでしょう。 置名草のその後とか知りたい。続き読みたい。
0投稿日: 2010.10.08
powered by ブクログタイトルと表紙絵で「萌え?」と思いましたが、内容は違いました。人工妖精の苦おしいほどの献身が愛おしいです。人工妖精たちは「人は人が思っているよりもずっと、優しい」と確信している…
0投稿日: 2010.08.29
powered by ブクログえー、完全に竹岡美穂先生の美麗表紙のジャケ買いでした。 最初は独特の世界観の解説描写が多く、この固い文章が 500ページ以上続くのか…とうんざりしかけていたのですが、 どんどん面白くなっていきました。 何と言っても、主人公・揚羽がめちゃめちゃ可愛い!! 竹岡先生の絵で良かった、てくらい表紙絵にぴったりの キュートで、イイ性格(笑)で、誇り高い女の子でした。 序盤この揚羽を例えた「五等級」て本文では蔑称っぽい描写が 気に食わなかったのですが、これは引っかけですね。 彼女の出生などはCLAMP先生の「ちょびっツ」を思わせます。 彼女の脇を固める陽平・鏡子なども魅力的で良かった。 ただ、長すぎて中だるみを感じないでもなかったので、 分冊が良かったかなぁ。
0投稿日: 2010.08.22
powered by ブクログ正直言って、タイトル見て、えろいのかぐろいのが頭を過ぎってしまい、一度スルーしてしまいました。すいません。 ですが、よんでみて良かったです。置名草の最後は絶妙だと思いました。
0投稿日: 2010.08.16
powered by ブクログ無機物萌えの自分には「銀色の恋人」彷彿として好きな感じ。 ちょっぴりあちこちでオタク的にこゆい解説のうざさを感じないでもないが、ハードボイルドな展開も面白かったし人工妖精たちの健気さでカバーされてる。後日の話も読みたいな。
0投稿日: 2010.08.01
powered by ブクログはまった おもしれー 表紙買いだったのですがね 個人的には人工知能の反乱の辺りの真実が好きです 外宇宙へと地球への帰還と
0投稿日: 2010.07.18
powered by ブクログなんとなく軽く、萌え系の女の子が登場しそうなタイトルですが、なかなかどうしてハードボイルドなSFです。ナノマシンの集合体であり、人工物でありながらも決してロボットなのではなく生の感情を持つ存在としての彼女たち。その葛藤が痛いくらいですらあります。 ストーリーも骨太で最後まで一気に読ませてくれます。
0投稿日: 2010.07.16
