誰が農業を殺すのか(新潮新書)
窪田新之助(著)
,山口亮子(著)
/新潮新書
作品情報
日本の農政は「弱者である農業と農家は保護すべき」という観念に凝り固まっており、産業として独り立ちさせようという発想が全くない。農家の減少は悪いことではない。数が減れば「やる気のある農家」が農地を持つことになって、生産性は上がるのだ。一方で、あまりにも内向きで国際的な趨勢についていけない対応が理由で、米価が中国の先物市場で決まってしまう未来も見えてきた。農業ジャーナリストが返り血覚悟で記した「農政の大罪」。
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商品情報
- シリーズ
- 誰が農業を殺すのか(新潮新書)
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- 新潮社
- 掲載誌・レーベル
- 新潮新書
- 書籍発売日
- 2022.12.19
- Reader Store発売日
- 2022.12.19
- ファイルサイズ
- 10.8MB
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この作品のレビュー
平均 3.2 (5件のレビュー)
-
第四章「過剰な安心」が農業をダメにする、が参考になった。
有機農業が、どんなものか。
それにはどんな制約があるか。
メリットがあるか、デメリットがあるか。
しっかり考え、理性的に考えることが必要ではな…いか。
雰囲気フワリで、流される先に、どんなものが待ち構えているか。
誰が、その雰囲気を扇動し、誰が結果得をするか。
よくよく考える必要があるると思う。
最近の動きも整理されていて、勉強になった。
こうしたことは、なにも農業に限った話ではない、と改めて思った。続きを読む投稿日:2022.12.27
このレビューはネタバレを含みます
TV「ぽつんと一軒家」では、広い農地で自給自足している人がよく取材されています。離農で、日本の農業は衰退かと思うと、そうでもなく、農地の集約化と大規模化、新農人といわれる若手農家が増えているそうです…。この農業の好機に、日本の農政は以前同様の保護政策。著者はそれを問題視しています。では、どうすればいいのかですが、私の読み方が悪いのか、これだという案はまだ出ていないようです。なお、愛媛のカンキツ、ブドウ、イチゴなど36品種(実際はそれ以上)の種苗が中国、韓国に無断で流出しているのは問題だと思います。続きを読む
レビューの続きを読む投稿日:2023.10.13
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