嘘の見抜き方
若狭勝(著)
/新潮新書
作品情報
プロはどこを見ているのか? 嘘をどう崩すのか? 元東京地検特捜部検事がそのテクニックを徹底解説。「相手の目を見ず質問する」「嘘を言わずにカマをかける」「イエス・ノーで答えさせない」などその手法は通説を覆すものばかり。嘘がバレるフレーズ、暴けない嘘の条件、誘導尋問のからくりなど、悪用厳禁の経験則も惜しみなく披露。伝説の詐欺師から大物政治家までを取り調べた、検事生活26年の集大成がここに!
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 嘘の見抜き方
- 著者
- 若狭勝
- 出版社
- 新潮社
- 掲載誌・レーベル
- 新潮新書
- 書籍発売日
- 2013.05.17
- Reader Store発売日
- 2014.06.27
- ファイルサイズ
- 0.7MB
- ページ数
- 184ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.9 (17件のレビュー)
-
元検察官による「嘘」につていの本。
一般人にとって嘘を見抜くことが難しい理由が専門家視点のコメントで目から鱗だった。
一般人にとって「嘘だったかどうかの答え合わせができない」「嘘つきだと分かる相手にそ…れほど出会う機会がない」に納得。
防御の嘘は「本能の嘘」。
防御の嘘は「心のまばたき」。
飛んできたものを避けるための本能的な防御。
<アンダーライン>
★★★★★
①自分を守ろうとする「防御の嘘」
②自分を大きく見せようとする「背伸びの嘘」
③他人を陥れるための「欺瞞の嘘」
④他人を守るための「擁護の嘘」
★★★立小便にも理由がある
★★★★殺人事件の被疑者には「彼をなぜ殺したのか」と聞くより、「彼がいなくなると、あなたの状況はどう変わるのか」と聞いてみる。
★★★★★
事実の積み重ねで嘘は浮き彫りになる。
大事なのは、自分の行動の理由や言い訳を話させるのではなく、あくまで事実を確認するということです。その場その時の状況を一つ一つ確認していくのです。これによって、「数十円しか持っていなかったが、注文をし、それを食べた。その店は、出る時に代金を支払う仕組みであると分かっていた」という事実が浮き彫りになりました。
本人はいくら「騙すつもりはなかった」と言ったとしても、事実のみを積み重ねていけば、それだけで「騙した」という判定が可能になっていくのです。
★★★★ストレートに核心を尋ねるのではなく、心理的負担の少なそうな質問を数多く尋ねてみるほうが、事実関係を正確に把握することができます。
★★★★★
いくら説明がうまくても、常識的におかしい、社会通念とずれている、辻褄が合わない、非合理だという話には、嘘が介在している可能性が高いのです。
★★★★自白は「心の天秤」が傾くこと続きを読む投稿日:2022.05.11
二十六年間、検事を務めてきた著者が、多くの被疑者やその関係者を取り調べてきた経験から得た嘘の見抜き方を説明した本。経験則であるため、どの程度、本当にそのように嘘を判断してもよいのか、疑問な部分もあるも…のの、実体験に基づいた判断のものさしは、とても実践に繋がり、参考になりつつ、面白かった。
この本では、まず最初に、人間の嘘をつく理由から、嘘を四つに分類している。「防御の嘘」「背伸びの嘘」「欺瞞の嘘」「擁護の嘘」。そして、嘘を解体していくためには、「①嘘に勘づく→②嘘を確かめる→③嘘を断定する」というステップを踏んでいく必要があり、それぞれのステップに必要な心得や相手を見る視点が紹介されていく。
面白かったのは、それぞれの「嘘つき」が、本当のことを話を話しだす弱点は違う、という話だった。
言われてみれば、当たり前のことだが、嘘をついている理由が違えば、自白に転じる理由も違う。「あくまで事実を積み上げていく」「相手の答えを固定化していく」「『筋が悪い』ところに嘘がある」など、どんな嘘つきが相手であっても守るべきポイントはあるものの、一人ひとりが持っている、嘘の背景を理解する必要がある、という姿勢は、本を通して一貫していように感じた。
人の記憶の曖昧さや、人は気づかぬうちに嘘をつくものだということ、そして、同じ立場に立ってみると、自分や身近な人を守るためについつい言ってしまう嘘があることに繰り返し触れられている。第7章では、嘘そのものが悪とするよりも、その背後にある心理や人間関係の全体像を捉えることが、自ら真実を語らせることにつながるということを「心の天秤」という喩えで説明している。こうした心構えは、人を理解するうえでとても大切なように思う。
嘘を一度たりともついたことはない、つかれたこともない、という人はいないだろう。そうした嘘の向き合い方を考えたい人に読んでほしい本だった。続きを読む投稿日:2023.10.21
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。