emuefuさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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64(ロクヨン)(下)
横山秀夫 / 文春文庫
広報官は大変だ
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後半はテンポが速くワクワクして読み続けられます。
記者はそんなに強かったのか、記者をコントロールしようとして失敗。
組織内部の権力争い、隠蔽など翻弄されながら真実を追求していく。
意外な結末が待ってい…た。
続きを読む投稿日:2015.06.07
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芙蓉の人
新田次郎 / 文春文庫
気象庁職員の描写
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八甲田山も読みましたが、冬山の過酷さが詳細に描かれておりその場から早く抜け出たい気持ちに掻き立てられながらつい先を読み続けてしまいました。
現実にあったことなのでしょうが、今の時代には公のために命を懸…けて挑む人がおそらくいないでしょう。当時の日本人の心意気というか、現代人は少しでもいいから見習いたいものである。
世界遺産となった今、素人に冬は無理としても登頂し野中夫妻が目にした光景と挑んだ場所を確かめてみたい。 続きを読む投稿日:2015.05.28
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流星ワゴン
重松清 / 講談社文庫
やり直しがきくんだ。でも、あきらめちゃいけないんだ。
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テレビドラマを、見てから読んだ。
妻は家に帰らず、一人息子は家庭内暴力、家族崩壊寸前、仕事はリストラで無職。いつ死んでもいいやとウイスキーのボトルを片手に一切れのパンをかじりながら駅前のベンチに腰…かけていると、旧式のワインレッド、オデッセイが目の前にスッと止まる。 助手席にいる少年に誘われ乗り込むと、間もなくのちに朋輩となるチューさんが乗り込む。オデッセイから降りるときは、命が尽きるときと言われる。
車は過去にさかのぼり、いくつもの分岐点に止まる。
その時は解らなかったが、今、その場にいると見えてくる。しかし、変えられない。
行くもの分岐点に立ち寄り、振り返ることで自分自身が見えてくる。
家族の気持ちを考えず、なりゆきまかせ、投げやりだった自分が見えてくる。
そんな自分がオデッセイを降り、最低最悪の現実に戻った時にとった行動は・・・ 続きを読む投稿日:2015.04.08
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ヤマケイ文庫 わが愛する山々
深田久弥 / 山と溪谷社
日本百名山の基となった山行記
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斜里岳から始まり九州九重山へ、家族で登ったことや地元の山岳会の案内など、思い出をつづった紀行である。昭和時代の開発で自然が少なくなること、時間をかけて歩く登山の楽しみ、未整備のけもの道をあるったことな…ど、登山道が良くなっている現在では体験できないことや本人が感じたことなどがつづられている。 続きを読む
投稿日:2015.03.16
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しっかり儲けて確実に貯める 株ドル 名波はるかの株入門
名波はるか / ゴマブックス
ニーサを始めた自分にわかりやす参考になった
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今年ニーサ口座を開設し株購入を始めたのですが、言葉の意味や取引タイミングなどわからないことばっかりだったので、初心者のための株入門との題名で読んでみました。
自分を「株ドル」と呼んで書かれているので、…ベテランのようにも、ベテランをからかっているようにも取れますが、丁寧に説明されているので初心者には分かり易い説明でした。
株取引は欲をかかず、タイミングを逃さない本人の決断力とのまとめのようでした。 続きを読む投稿日:2014.11.10
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孫子が話す 世界一わかりやすい「孫子の兵法」
長尾剛 / PHP文庫
分かりやすく表現されています。
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その昔から、読まれ続けてきた孫子の兵法。現代人にとっても、人とのつながりに大いに参考になる内容ですが、特殊な知識がなくても理解できる表現なので最後まで読み続けられます。テレビの時代劇、NHK軍師官兵衛…と併せて読んでいくと、理解力が高まります。 続きを読む
投稿日:2014.07.16