ニホンホンノムシさんのレビュー
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97
このユーザーのレビュー
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四月は君の嘘(11)
新川直司 / 月刊少年マガジン
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四月は君の嘘(2)
新川直司 / 月刊少年マガジン
季節は春から初夏へ
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私は演奏家ではないし、演奏家の友達はいない。
なので、クラシックコンクールの景色、それも、演奏家から見た景色がどのようなものか、なんて想像しがたいのだけれど、それを一瞬だけ感じさせてくれるページがあり…ます。
そのページだけで私はオススメって言えると思いました。
物語は始まりの春から初夏に移り変わり、登場人物達の歯車が回り始めます。 続きを読む投稿日:2015.07.12
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四月は君の嘘(5)
新川直司 / 月刊少年マガジン
前巻コンクールの続きから
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前巻でライバルたちの演奏を描き、本巻より主人公 公生の演奏が始まります。
そしてその演奏の中で、自分が「なんのために演奏するのか」を問い、このコンクールの中でその答えの一端を見つけます。
このコンサ…ートを経て、公生は前へ進もうとするします。次のコンサートへ向けて。
物語はいよいよ夏へ。。。 続きを読む投稿日:2015.07.12
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四月は君の嘘(6)
新川直司 / 月刊少年マガジン
夏の物語です。
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主人公 公生が、過去と戦います。
このような感想を書くと、どろどろと、おどろおどろしい心の戦いを想像しますが、パートナー かをりとの掛け合いはそれを忘れます。
ホント、この作者は物語にテンポがいい。…
キャラクターの表情がいい。
物語は夏のコンサート。
次巻も楽しみです。 続きを読む投稿日:2015.07.12
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鬼燈の島―ホオズキノシマ―1巻
三部けい / ヤングガンガン
「僕だけがいない街」が好きな方に…
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結論から言うと、とてもよかったです。
同作家さんの作品「僕だけがいない街」がお好きな方は、きっと気に入る作品だと思います。
個人的に残念だと思うのは、本の表紙や、この本のタイトルでは敬遠される人も多い…のではないかなと。
私もそのなかの一人でしたので。
しかし、ページをめくると、そこは「僕だけがいない街」のような少年冒険譚。ミステリの要素も大きく、ハラハラとして楽しめました。
自分が好まんがの主人公なら…と考えて読む、非常に楽しめる良作でした。改めて「僕だけがいない街」が好きな方にお奨めです。 続きを読む投稿日:2015.04.16
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さよなら、シリアルキラー
バリー・ライガ, 満園真木 / 東京創元社
個人的には原題のほうが合っていると思います。
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原題「I Hunt Killers」
僕は、殺人鬼を狩る者になる――。
後で知ったのですが、三部作の始まりの物語です。当然、この一冊で物語は完結していますので、話題となっているので最初の一冊、という…形でも問題なく購入できると思います。
と、言いますか、最後まで読んだら、きっと、第二部、第三部も読みたくなると思います。
この物語の主人公は「今世紀最悪の殺人鬼の息子」です。
有名人の父親にて「効率的な殺人方法」について英才教育を受けていたようで、そのことで、主人公は世間から疎まれ、また、己を卑下して生活しています。そんな主人公の町で起きた殺人事件に、主人公は「これは連続殺人となる」と直感し、それを阻もうとします。しかし、普通の高校生活を送ってほしいと願う周囲の願いもあり、うまくいかないのですが…という話です。
私が、色々紹介分を書いても、やはりこの作品の最良の紹介は「I Hunt Killers」に尽きると思います。
いかに、主人公が「殺人鬼を狩る者」になるのか、一読いただければと思います。 続きを読む投稿日:2015.12.28