killingHeadさんのレビュー
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【電子版】ウメハラ FIGHTING GAMERS!(1)
梅原大吾, 西出ケンゴロー, 折笠格 / ヤングエース
友人「だっせー」「また負けてんじゃん」「マジよわくね~?」(嘲笑)
4
前々から配信されたら買うのになーと思っていたところ、KADOKAWA系30%オフセールの中に1~3巻が入っていたのを見て購入。
正直読む前はさほど強く期待していなかったので、徹底して「ウメハラ」を客観…視するという変化球な描き方や、エグみのある泥臭い描写が非常に自分好みで驚きました。
先にネットでレビューを見ておりやや不安でしたが、はっきり言って絵は上手いです。
表紙だけでもわかりますが、ゲームのキャラを原作のイメージのまま、かつ平坦ではない攻めた画風で描けていて好感が持てます。
(リリスはかわいいしジェダは無慈悲感がすごい)
また、ゲーム画面の再現も一瞬取り込み画像かと思うくらいで、もちろん一枚一枚ちゃんと描き込んであるのに違和感がまったく無いのがまた凄いです。
自分も初代スト2の頃からゲーセンに行っていた「格ゲー全盛期」直撃な世代なので、「あの頃」をそのまま描いているような強いリスペクトやゲーム愛が感じられました。
そのあたりがしっかりしているので、ちょっとしたけん制技にピカッと光ってガーキャンされたりする恐怖感がよく伝わってきます。
面白いのは、肝心の梅原大吾が主役ではないこと。
この巻では「あいつ超強いらしいぜ……」と遠巻きに見られるだけで、会話も無ければ一切しゃべることもありません。
今でこそニコ生とかやってますが、当時のウメハラと言えば謎のポーカーフェイスな人だったしイメージ通りではありますね。
しかし、どうせ「よくがんばりましたね」とか「強K効かない」とかの話になるんだろうと思ったら、とんでもなくガチでストイックな進行でした。
個人的には、当然盛り上がるであろう全国大会ではなく、そこらのゲーセンの野試合に分量を割いていくあたりにもセンスを感じます。
なお視点は主に「ヌキ」で、これがまた尋常ではないライバル心の描写や顔芸、そして捨て台詞の数々がえげつないです。
ヌキに限らず、負けてイスを蹴って帰ったりするやつ、プレイヤーの後ろでヘラヘラ煽ってくるやつ、負けたら「これキャラわるくね?」、ハメとかホンット嫌いで → >> 鬼首捻り << ……といった感じで、とにかく ク ズ 描 写 には容赦がありません。
また、家族や友人からもオタクだのゴミだのさんざん言われて何も言い返せないあたりもエグいです。
これは本人たちの監修ってこともあるのか、「ゲーセンの暗黒面」を逃げずに描いているなあと思いました(大事)。
ちなみに、ZERO3大会いよいよ始まるよ! ……ってところで唐突に鬼首ハメの話になっててちょっと困惑しました。
よく見たら最後の話は「番外編」というおまけ収録みたいな扱いなんですね。
ついでに、電子版特典として収録されている「サイン入りカラーイラスト」ですが、ウメハラってことは……と思った通りのアレだったので逆に安心しました。 続きを読む投稿日:2016.05.01
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アフタヌーン 2014年5月号 [2014年3月24日発売]
アフタヌーン編集部, 冬目ケイ, 若緒, 弐瓶勉, ひぐちアサ, 市川春子, 幸村誠, 黒田硫黄, 赤星トモ, 木村紺, 木尾士目, 藤島康介, 秀河憲伸, 永田礼路, 北道正幸, 芝村裕吏, キムラダイスケ, 岩明均, 庄司創, 植芝理一, 瀧波ユカリ, 真刈信二, 雨松, 清家雪子, カラスヤサトシ, 野村亮馬, 閂夜明, タヤマ碧, 芦奈野ひとし, 榎本俊二, 冲方丁, 槇えびし, 秋山はる, 田丸浩史, 十野七, 安彦良和, 岡田芽武 / アフタヌーン
「産む男」でブヒってもいいのよ
3
適当にまとめておきます。
・休載は無し(隔月のヒストリエの代打は寄生獣第3話)
・新連載「マイボーイ」(からん の人):ボクシング漫画ではなく「大胸筋まんが」らしい(作者談)
・新連載「白馬のお嫁さん…」(ヴォグ・ランバの人):子供を産める男(見た目は女子)の話
(前作からすると良い意味で絵柄が別人すぎる)
・四季賞組から読切二本、フィギュアスケートのほうはカラー4P
・SHADOW SKILLは最終話、60P
・風姿十二花は1ページ扱いになってた
・Androidの目次はやっぱり無かった(残念)
そんなわけで今月は庄司創先生の本気を見ました。
追記:
Vitaアプリがアップデートされており、ページ数を表示中に左スティックで前後の作品に移動できるようになっていました。
特に今月に限らず過去の号でも使用できたため「Vita側の対応」のようです。
はっきり言って最高に使いやすい!!!! ……のですが、チャプター情報が残っているのであればAndroidでも使わせてほしいところですね(元通りでなくても何らかの形で)。 続きを読む投稿日:2014.03.23
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アフタヌーン 2014年11月号 [2014年9月25日発売]
アフタヌーン編集部, 市川春子, 幸村誠, 北道正幸, 藤島康介, 平本アキラ, 木尾士目, 沙村広明, 秀河憲伸, ヤマシタトモコ, 星野之宣, 赤星トモ, ひぐちアサ, 榎本俊二, シオミヤイルカ, 草水敏, 恵三朗, 芝村裕吏, キムラダイスケ, 西尾維新, チョモラン, 弐瓶勉, 真刈信二, 雨松, 木村紺, 閂夜明, 植芝理一, 庄司創, カラスヤサトシ, 清家雪子, 吉田穰, 赤名修, 芦奈野ひとし, 田丸浩史, 安彦良和 / アフタヌーン
謎の終わり、月人の本気、アゴナシのヒモ、150回目のゲロ
3
・表紙:宝石の国(今号で丸二年ながら四回目の表紙)
・ネオ寄生獣第1弾:平本アキラ「アゴなしゲンとオレは寄生獣」(12P)
・新連載(※4ヶ月集中連載):星野之宣「ベムハンター・ソード」
・休載:ヒス…トリエ(隔月)、天地明察(前号予告通り)
・完結:謎の彼女X、タナトスの使者
・あたたたた
・寄生獣のアニメ化/映画化インタビューいろいろ
・零崎軋識(第2回)は大増56ページ(カラー4Pあり)
・ラブやんは連載150回(歴代担当者コメント等の特集3Pあり)
・\くらげ/ \スゴーイ/
今号より、映像化記念企画「ネオ寄生獣」として、別作家による寄生獣関連の読切が連続掲載されます。
どのくらい続けるのか分かりませんが、次回は完結から間もない「寄生!! 江古田ちゃん」とあってネタ系がメインなのかも。
初回はだいぶ短めですが、なにやら見覚えのあるシーンや、メインヒロイン(えっ)の顔の原作再現度、そして話のゲスさはなかなかのものでした。
その他、寄生獣関連としてこんなのも。
このビッグウェーブに乗るしかないと思った方はチェックしておきましょう。
・次号では久々に海洋堂のミギーフィギュアが付く
※注:「電子版にはつきません」とのこと(ですよねー)
・「ARiA」でも11月号よりトリビュート企画「寄生獣f(エフ)」開始
・iOS/Androidアプリ「週間Dモーニング」でフルカラー版が復刻連載(有料会員のみ?)
続きを読む投稿日:2014.09.24
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アフタヌーン 2015年2月号 [2014年12月25日発売]
アフタヌーン編集部, 幸村誠, 遠藤浩輝, 藤島康介, 岩明均, 秀河憲伸, 草水敏, 恵三朗, ひぐちアサ, 瀧波ユカリ, 木尾士目, ヤマシタトモコ, 榎本俊二, 沙村広明, 北道正幸, 市川春子, 西尾維新, チョモラン, カラスヤサトシ, 真刈信二, 雨松, 赤星トモ, 弐瓶勉, 芝村裕吏, キムラダイスケ, 冲方丁, 槇えびし, 木村紺, 閂夜明, 清家雪子, シオミヤイルカ, 星野之宣, 芦奈野ひとし, イシダナオキ, 田丸浩史, 安彦良和 / アフタヌーン
表紙はサンタコスのパラレジ勢かと思った?残念!俺だよ
3
というわけで適当にまとめておきます。
・ネオ寄生獣#4:遠藤浩輝「EDIBLE」30P
→次回のネオ寄生獣はお休み、代わりにgood! のほうで蟲師の類似企画あり。
・スパイの家 カラー4Pあり …※サンタ成分はここ
・読切というか不定期連載:遠い食卓 24P
→次号も掲載あり
・ベムハンター:4号集中連載は今月まで
・あさはかな夢みし:一応二本立て(計24P)
・さわれぬ神:今回も非4コマパートあり(個人的にアリ)
・休載:白馬のお嫁さん
→P720にお詫びあり+次号増ページとのこと。
今回のネオ寄生獣は近未来クアッドコプター的な輸送機だったりゴリゴリの戦闘兵デザインだったりのガチSFで、ページ数も多めだったりでまったく空気を読まない無慈悲な完成度です(ほめています)。
新人(※自称)の遠藤先生は、6年の時を経ても欄外コメントのキチガイぶりがお変りないご様子で非常に心が温まりました。
できればまた読切でも短期集中でも見たいような、でも今は「廻」に専念してほしいような、で複雑な気分ですね。 続きを読む投稿日:2014.12.24
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進撃の巨人(16)
諫山創 / 別冊少年マガジン
核心を小出しにしていくスタイル
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具体的な理由までは明かされていないものの、レイス家(すごい)、ある一族(つよい)、エレンの父(無慈悲)といった各勢力の「目的」がはっきりしたため、ようやく物語の本筋が理解できてきました。
(なんとなく…ダ・ヴィンチ・コードを連想)
残る謎は壁外の勢力ですが、それは次巻で出てきそうな新巨人たちの戦いの後になりそうです。
ここで、ネタバレを控えつつ登場人物を整理してみます。
・主人公(半裸で緊縛)
・ヒロイン(バケモン)
・シルクハット(フリーダム)
・川藤幸三(もうヘタレとは言わせない)
・人類の敵(悪い子)
・黒幕(下手こいた)
そのうち本当に「巨人兵団」が出てくるのかなとか思いつつ、覚悟完了済みの面々がバンシィに乗り始めた頃のリディ並に良い顔をしているのでまだまだ戦えそうだな、と思いました。
それにしてもこんなに腰パンに腹パンしたくなるなんて本当に予想外でした。次の巻も楽しみです。 続きを読む投稿日:2015.04.09
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進撃の巨人(10)
諫山創 / 別冊少年マガジン
(´-`).。oO(結婚しよ)
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敵も味方も疲れきってしまい、あまりに斬新すぎるカミングアウトが発生します。
激しく物語が動いて盛り上がる巻ですが、10巻にして未だ着地点がはるか先という印象です。
しかし「わるい巨人」が次のページと違…いすぎて本当に予想外でした。
次の巻も楽しみです。 続きを読む投稿日:2013.12.12