killingHeadさんのレビュー
参考にされた数
122
このユーザーのレビュー
-
ラーメン大好き小泉さん(1)
鳴見なる / ストーリアダッシュ
意外とハードコアラーメン漫画
8
萌え系な絵柄ながら第一話のタイトルが「ヤサイマシニンニクアブラカラメ」という業の深い漫画です。
微妙に店名はボカしてあったり(たまにボカしきれてなかったり)しますが、登場するのは「こってり」「北極」な…ど、好きな人ならキーワードだけで分かる店ばかりでニヤニヤしてしまいます。
ちなみにインスタント麺にも偏見が無く、
「”店ラーメン”と”家ラーメン”の魅力は全く別モノです」と断言しているのが好印象。(完全に同意) 続きを読む投稿日:2015.07.31
-
ラーメン大好き小泉さん(3)
鳴見なる / ストーリアダッシュ
(´-`).。oO( ラーメン ) (´-`).。oO( ラーメン ) (´-`).。oO( ラーメン )
7
キープリストに入れておきつつ、竹書房1巻&最新巻半額CPを見てすかさず購入。
第三巻では少ない情報から短時間で特定するラーメンマイスターぶりだけでなく、思いつきで新幹線に乗って連泊しちゃうガチ勢すぎる…平常運転も見られます。
1・2巻より単独行動が多めで、誰に話すわけでもなくただラーメンと向き合う姿は必見。
◆見どころ:
・こんなの絶対ダメなのに…… → もういいや(闇堕ち)
・スープに6億個くらいのミドリムシ
・事前のリサーチ(物理)
・ほんとにおいしいラーメンだった
・同じブラックでも大違いや!!(……あっ)
・全俺が泣いた
説明にもある通りカバー裏ページは未収録。
★-1にしようかと思いましたが、計8ページ分のカラーページは電子版のみってことなのでセーフとしましょう。
(カラーだとちょっと画風が違うのがまたいい)
大人の事情なのか分かりませんが、いつか電子版にもカバー裏おまけが入るようになってほしいですね(ヘルシングとか)。 続きを読む投稿日:2015.11.22
-
週刊アスキー 2014年 3/18増刊号
週刊アスキー編集部 / 週刊アスキー
艦これ目当てで
6
とりあえず電子版ってことで、本誌の目次から付録部分にジャンプ、付録の中の目次ページから見たい記事をタップしてジャンプとかは出来ました(Androidタブレット版です)。
内容は基本操作から艦娘分類、…各種用語などもあり、初心者にもおすすめできそうな感じ。
陣形解説、難所やりこみ攻略などはわりとガチでした(自分はにわかですが)。
プレイ録画指南や、最適タブレット選び、起動に要する秒数比較なんてのはいかにもアスキーらしいです。
有名どころ(?)7名の戦史解説は文字がびっしりしており読み応えがあります。
思ったよりまともだったので那珂ちゃんのファンやめます。 続きを読む投稿日:2014.02.11
-
わらってごらん
漫☆画太郎 / 月刊少年ジャンプ
卓絶の筆致が織り成す光と闇のイリュージョン
6
他を寄せ付けない独自の感性により熱狂的な支持を集める作者がさらに研鑽を積み、ついに奇跡的な人物表現に到達した一冊。
特殊な構成のためストーリーは無くイラスト集に近いが、その成果はある種のマイルストーン…と言って差し支えない。
それぞれに闇を抱える現代人へ向けて、作者は本書を通して優しく語りかける。
──そんなかお にあいませんよ──
「わらってごらん」
──そう そのほうが いい──
この純粋なメッセージは普遍的な平和への祈りとなり、思想や国籍を超えていつまでも受け継がれるに違いない。
※ただし作者は画太郎です 続きを読む投稿日:2014.06.18
-
進撃の巨人(15)
諫山創 / 別冊少年マガジン
(そしてこの顔である)
4
ネタバレをできるだけ控えた見どころ:
・やらずに後悔するよりやって後悔する男、それがアルミン
・声は出さないでね?(要請)
・新法則 : 刈り上げは正義感が強い
・誰でも一言で黙らせる兵長の話術
・思…い出すまで頑張ろうか(激励)
・安心してくれ(頭上)
・ほッ!!
・総統の大願がベストパフォーマンスで結実
・やったあああああ(鋭角的なハイキックで喜びを表現)
・なにやらラストダンジョン的な風景である
最初の3話が圧倒的存在感を放つ王に挑む内容。
巨人こそ出ないものの、リヴァイの説得スキルや、ステルス&ワイルドなハンジさんが堪能できました。
人か、人類か、の悩みにぶっちゃけトークで応える総統や、なんとなく見た目や役回りがジャンの上位種っぽいナイルなど、脇役までキャラが立っているのがいいですね。
ラストの62話「罪」はレイス家の過去に迫る内容で、ついに物語の核心が語られ始めたという印象。
それにしても特に意味のない天丼だなんて本当に予想外でした。次の巻も楽しみです。 続きを読む投稿日:2014.12.09
-
【電子版】ウメハラ FIGHTING GAMERS!(1)
梅原大吾, 西出ケンゴロー, 折笠格 / ヤングエース
友人「だっせー」「また負けてんじゃん」「マジよわくね~?」(嘲笑)
4
前々から配信されたら買うのになーと思っていたところ、KADOKAWA系30%オフセールの中に1~3巻が入っていたのを見て購入。
正直読む前はさほど強く期待していなかったので、徹底して「ウメハラ」を客観…視するという変化球な描き方や、エグみのある泥臭い描写が非常に自分好みで驚きました。
先にネットでレビューを見ておりやや不安でしたが、はっきり言って絵は上手いです。
表紙だけでもわかりますが、ゲームのキャラを原作のイメージのまま、かつ平坦ではない攻めた画風で描けていて好感が持てます。
(リリスはかわいいしジェダは無慈悲感がすごい)
また、ゲーム画面の再現も一瞬取り込み画像かと思うくらいで、もちろん一枚一枚ちゃんと描き込んであるのに違和感がまったく無いのがまた凄いです。
自分も初代スト2の頃からゲーセンに行っていた「格ゲー全盛期」直撃な世代なので、「あの頃」をそのまま描いているような強いリスペクトやゲーム愛が感じられました。
そのあたりがしっかりしているので、ちょっとしたけん制技にピカッと光ってガーキャンされたりする恐怖感がよく伝わってきます。
面白いのは、肝心の梅原大吾が主役ではないこと。
この巻では「あいつ超強いらしいぜ……」と遠巻きに見られるだけで、会話も無ければ一切しゃべることもありません。
今でこそニコ生とかやってますが、当時のウメハラと言えば謎のポーカーフェイスな人だったしイメージ通りではありますね。
しかし、どうせ「よくがんばりましたね」とか「強K効かない」とかの話になるんだろうと思ったら、とんでもなくガチでストイックな進行でした。
個人的には、当然盛り上がるであろう全国大会ではなく、そこらのゲーセンの野試合に分量を割いていくあたりにもセンスを感じます。
なお視点は主に「ヌキ」で、これがまた尋常ではないライバル心の描写や顔芸、そして捨て台詞の数々がえげつないです。
ヌキに限らず、負けてイスを蹴って帰ったりするやつ、プレイヤーの後ろでヘラヘラ煽ってくるやつ、負けたら「これキャラわるくね?」、ハメとかホンット嫌いで → >> 鬼首捻り << ……といった感じで、とにかく ク ズ 描 写 には容赦がありません。
また、家族や友人からもオタクだのゴミだのさんざん言われて何も言い返せないあたりもエグいです。
これは本人たちの監修ってこともあるのか、「ゲーセンの暗黒面」を逃げずに描いているなあと思いました(大事)。
ちなみに、ZERO3大会いよいよ始まるよ! ……ってところで唐突に鬼首ハメの話になっててちょっと困惑しました。
よく見たら最後の話は「番外編」というおまけ収録みたいな扱いなんですね。
ついでに、電子版特典として収録されている「サイン入りカラーイラスト」ですが、ウメハラってことは……と思った通りのアレだったので逆に安心しました。 続きを読む投稿日:2016.05.01