現代台湾クロニクル:2014-2023
近藤伸二(著)
/白水社
作品情報
10年の変貌ぶりが手に取るようにわかる
台湾が国際社会で主要なプレーヤーの一角に名を連ねるようになったのは、ここ10年ほどの奮闘の成果があったからである。この間、台湾で何が起こり、事態はどのように変化したのか──それを時系列的に振り返りながら背景を押さえていけば、台湾がなぜアジアで、世界で台頭してきたのかが浮かび上がる。それは台湾だけでなく、中国や日本も含むアジア全体、さらに米国や欧州などをも巻き込むものであり、世界情勢を読み解くカギともなる。
本書が取り上げるのは、台湾が対中融和から対立に舵を切るきっかけとなった「ひまわり学生運動」が発生した2014年を起点とし、2023年初めまでの約10年間。政権運営、対中関係、外交、内政、経済、社会の6つのテーマ別にやさしく解説する。著者はジャーナリストとして、また大学教授として長年にわたって報道・研究に携わってきたベテランの台湾ウォッチャーだ。
新型コロナ感染症対策や半導体メーカーTSMCの動き、ペロシ訪台といったトピックを手がかりに、台湾の政治・経済・社会、ひいてはアジアや世界の動向について理解を深めるための視点と論点を提供する。
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 現代台湾クロニクル:2014-2023
- 著者
- 近藤伸二
- 出版社
- 白水社
- 書籍発売日
- 2023.08.30
- Reader Store発売日
- 2023.11.17
- ファイルサイズ
- 6.9MB
- ページ数
- 246ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 4.0 (2件のレビュー)
-
台湾について著者が連載していた記事をまとめた本。政治、外交、経済、軍事などさまざまなテーマを扱っていて、現在台湾が置かれている状況が概観できる。扱う年代が2014年~2023年なので、おもに現今の蔡英…文政権について書かれている。
当時の空気感を伝えるため記事はそのまま収録されているが(そのため時どきによって評価も変わる)、適宜注釈が加えられているのでその後の推移がわかりやすい。トピックごとに年代順にまとめられているので、話題が変わるたびに頭のなかで時系列がすこし混乱する。
台湾の立場は中国の意向や米中関係に大きく影響を受けているのがよくわかる。(これは台湾のみならず日本も同様だろう)続きを読む投稿日:2023.10.08
台湾の過去10年くらいの時事について、もともと別雑誌で連載されていた記事をまとめて書籍化されたもの。
ただし、個人的にはとても面白いアプローチがなされていると思ったのでメモ。
雑誌等に連載されたも…のの書籍化はよくあることだが、それを編集せずにテーマ別にそのまま掲載している。
もちろん、記載は当時のままであるので、結果・結論が未完であることも多いが、面白いのは注釈としてその後の経過が付記されている点。
これにより、当時筆者がどのような経緯で記事を書いていたか、それが結果としてどのようなものであったか、当時の観測はどの程度正しかったと言えるのか、外れた場合はなぜそのようなジャーナリズムに当時なってしまっていたのか、とういのが時系列で追えてとても躍動感が出ると思う。(本書にそこまでの考察は無く、読者の勝手な想像になるが)
これはありそうでなかなか無かったアプローチじゃないかな?と思う。
要望としては、もっと注釈(その後の結果・結論に加えて考察、その当時の自身の記事の振り返り、反省点?など)を充実してもらえると、より読み応えが出る。
あと、各節にいつ掲載された記事だったかもタイトル下に記載いただければと(一応巻末にもあったが、それだと不便だったため)
最近のジャーナリズムは、内容の深さの割に、インプレッションを稼ぐためのセンセーショナルなタイトル付けがされるなど、ある種の消費材のようになっていて、嫌気がさしていたが、もし本書のように、一定期間置いてから「総括」がされれば、洗練されより価値が生まれるだろう、とよい気づきが得られたようい思う。
#内容への書評ではなく恐縮だが、、続きを読む投稿日:2023.11.05
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。