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向山貴彦・著, 宮山香里・絵 / 幻冬舎文庫 (100件のレビュー)
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総合評価:
くっちゃね村のねむり姫
10
正統派ファンタジー
ファンタジーは、まず描く世界の構築が大切です。SFチックにするもよし、指輪物語風にするもよし。ただ、この世界の構築をいい加減にしてしまうと、単なる昔話風の童話になってしまいます。この本は、初っぱなか…ら、作者が作り上げた世界のとても詳細な説明から始まります。これがクドいくらい長い。また、一巻の終わりにも駄目押し的に綴られています。作者がどのような方かは存じ上げませんが、おそらくご自分もファンタジー好きなのではないでしょうか。 さて、この物語。ディテールまで定義された世界の中でストーリーが展開します。いじめられ少女が主人公で、妖精がでてきたり(かなりクセがあるけと)、めしいのお婆さんが出てきたり、脱出劇あり、冒険活劇あり、とまぁ、古今東西のファンタジーや昔話の良いとこ取りをしたような感じではありますが、さぁ、どーなる、どーなる、とページをめくる手が休まりません。 まだ上巻を読んだだけなのですが、ラストがどうなるかは、まったく見当さえつきません。それに、タイトルがなぜ「童話物語」というのかも、気になるところです。さてさて、下巻の展開は如何に?続きを読む
投稿日:2016.05.20
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紫丁香花
妖精ファンタジーものは初めてかも 結構古いお話だと思うけど、ずっと気になってた もうペチカが痛々しすぎて...なんども苦痛になって結構しんどかったけど、フィツがいてくれていい意味でもまあ悪い意味で…も良かった ペチカは全然性格悪いんじゃないよ ペチカをこんなふうにした世の中が悪いんだと、架空の世界にすごく怒りを感じてた 妖精の日もまだまだ謎だから下巻が楽しみ続きを読む
投稿日:2022.04.10
unicorned
妖精らしくない妖精たち。中には悪者もいる。世界は滅びるべきかの答を探しに地上へとやってきた妖精フィッツは性格の悪い少女ペチカに出会う。先の見えない展開で下巻へ。
投稿日:2020.12.18
yo-5h1n
ブクログで紹介されていたのを見て、ああ!と、持っている文庫本の方で登録しました。 感想は…簡単には書けないけど、下巻で。
投稿日:2020.11.30
Persimmon
評価が高かったのと、タイトルで読み始めたが、冒頭からのペチカへの仕打ちに想像を覆されてしまった。 妖精と知り合い、親切な盲目のおばあさんに助けられ、これで進んでいくかと思いきや、そうはいかなかった。 …個人的にはなぜここまで評価が高いのかわからない。続きを読む
投稿日:2020.11.15
largeaslife
#新刊ラジオ で激しくおススメされていたので読んでみた。 上下巻と長編だが、読む価値はある。というより、是非読むべき物語。 「感動した」と言ってしまうと陳腐な気がするが、とても大切にしたい物語だっ…た。 上巻は、設定資料集つき。世界地図も上巻のみ。 [more] 世界は滅びるべきなのか?その恐るべき問いの答えを得るために、妖精フィツは地上へとやってきた。最初に出会ったひとりの人間を九日間観察して判断することがフィツの使命。しかし、フィツがたまたま出会ったのは極めて性格の悪い少女ペチカだった…。単行本未収録の設定資料集を新たに追加して、感動のロングセラー、ついに文庫化。続きを読む
投稿日:2018.10.12
森田珀
まわりの人たちの優しさを信じられないペチカが、かわいそうだった。 「かわいそう」という言葉では、語れないくらい。
投稿日:2018.02.05
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