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滝田誠一郎 / 小学館新書 (15件のレビュー)
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総合評価:
mag2000
2
いつも私のそばにあるもののお話
いつも便利に使っている文具の話なので興味を持って読んだ。私たちはとても高度な技術で作られたものを何気なく使っているのだ。インクのしくみはとてもわかり易く説明されていて面白かった。パイロットもセーラーも…ペン会社は船乗りの製図のための筆記具の研究から始まったとは。周りに知ったかぶりしたくなる内容満載です。続きを読む
投稿日:2015.05.29
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NAMI
商品を開発する苦労はもちろんですが、社内で支援してくれる人の存在、諦めずに続けること、伝え続けることで大きなチャンスが巡ってくることを感じました。 実に30 年をかけて商品化された「フリクション」です…が、大きな発明をガンガン推し進めたワケではなく、地道な研究を積み重ねた結果が表れています。当時は「不夜城」と呼ばれるほど徹夜で仕事をしていたそうですが、義務感でやっているのではなく「没頭している」からこそ熱を持った開発ができたのだと感じてます。 周りになんと言われようと、自分はどうしたいのか?なんのためにこれをしてるのか?を突き詰めて進みさえすれば支援者が出て、結果も自ずとついてくると思います。 ただ、没頭させるために割り当てられる時間を強制的になくしていく風潮が目立ってきた昨今ではどうなんですかね... 続きを読む
投稿日:2024.04.28
tosamu
フリクション誕生までの30年研究開発の歴史、 最初は、色が変わるおもちゃ、グラスなどの製品化して、食い扶持を稼いでいた点と、 素材の顔をみればどのような特性か想像つくまで、突き詰めて、研究していたとの…記述が印象的でした。続きを読む
投稿日:2019.07.29
波瀬龍
【由来】 ・図書館の新書アラート 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【…要約】 ・フリクションの技術は30年前に開発されてはいた(変色させる技術)。 【ノート】 ・CMYKな色構成において、最初、赤(M+Y)と緑(C+Y)で黒(C+M+Y)を表現していたところに、温度による変色温度調整剤の働きにより緑(C+Y)が消える。そうすると赤(M+Y)が表現される。(P64) ・青色が消えにくかった。これは染料の分子構造上の問題だった。他の色とは異なる分子構造の青染料の開発を行い、きれいに消える青染料を創りだしたらしい。「(フリクション用の)青色を完成させるのは本当に苦労した(P83)」 【目次】続きを読む
投稿日:2018.10.28
eu-ro
このレビューはネタバレを含みます
フリクションへと結実する30年の開発史。 他社が追従できない積み上げには、短期間の開発だけでは成り立たないことの証左の一つと思う。
投稿日:2017.08.14
ドラソル
文字通り、今流行してる「消せるボールペン」の開発秘話。 最初は消せるボールペンを目標にしてなかったこと、日本よりもヨーロッパで先に火が付いたこと、現在も様々な種類を開発してること、全てが新鮮だった。
投稿日:2017.05.28
enato
消せるボールペンの先駆けであるパイロットのフリクションシリーズ。何度も書き直せるというのが特徴のこのペンの開発には、30年の月日がありました。紅葉の色の変化から着想を得たというインク、世界中でも売れて…いるこの商品をヒットにつなげたマーケティング戦略など、関係者への取材から明かされます。続きを読む
投稿日:2016.10.02
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