【感想】上流階級~富久丸(ふくまる)百貨店外商部~

高殿円 / 光文社
(125件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
25
62
28
1
0
  • 読むと、元気になります!

    とにかく読みやすく、そして面白いです!

    ヒロインの静緒の「一生懸命さ」が気持ちよく、
    仕事をする上で、そして生きていく上での理不尽さも
    「バシッ」と切り抜けていく様は爽快です。

    そして、食べ物の描写がとっても美味しそうで……
    スウィーツ食べたくなります。
    そして、百貨店の魅力を改めて感じることができます。
    百貨店て、いいよね!と思うのです。

    仕事を頑張りたい人、まっすぐな人を応援したい、
    人と人との関係を大切にしたい、一生懸命生きたい、そんな人におすすめの一冊です。
    気持ちのいい物語でした。
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    投稿日:2017.03.07

ブクログレビュー

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  • nyabii

    nyabii

    百貨店の女性外商員鮫島のアグレッシブな行動が印象的なお話。百貨店の売上を支えているのは外商員と上流階級の人たちなのだなと初めて知った。

    投稿日:2024.04.03

  • なえまる

    なえまる

    374ページ
    1600円
    9月6日〜9月7日

    ノルマは月1500万円。バイトからのたたき上げ、バツイチ女の静緒は富久丸百貨店の外商部に異動してきた。宝飾品や化粧品、結婚式の引き出物...お客様のあらゆるご要望に応えるのが外商員。バイヤーとして働いてきた静緒は、男社会の外商部の中で自分らしさを忘れずに奮闘する。

    始めは、外商部とは何かの説明や初期設定などが長いなと感じたけれど、真ん中を過ぎてからはおもしろさに拍車がかり、どんどん読み進めたくなった。同居することになったゲイの桝家との今後も気になる。
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    投稿日:2024.04.02

  • そら

    そら

    このレビューはネタバレを含みます

    製菓学校を卒業してケーキ屋でアルバイトをしていた主人公が、百貨店からスカウトされて百貨店の外商員(百貨店の年間売上の3〜4割を占め、お得意様カードを持っていて年間70万円以上の買い物をしてくれる上流階級の人に訪問販売などをする職業)になって奮闘する物語だった。

    外商員という職業自体、はじめて聞いた。
    上流階級の人に少しでも買ってもらうよう、家庭の事情を考慮し、作戦をたてながら営業すると知り、大変な職業だなと思った。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.23

  • 史織

    史織

    大好きなシリーズの1作目。百貨店の外商という普段見ない世界のお仕事小説を読んでみたくて買った1冊だけれど、それぞれの顧客からのリクエストと関係性、それで成長していく主人公の静緒の奮闘が好きで何度も何度も読み返している小説。

    シリーズ通して読み返すとこの頃のツンケンしている桝屋も好きだよ。笑
    続きを読む

    投稿日:2024.02.12

  • さち

    さち

    図書館で小説コーナーをふらふら歩いていて手に取ってみた本。結果、読んでみてすごく良かった。

    百貨店の外商という、庶民からしたら交わることのない世界の中で進む話。未知の世界なのに、主人公の女性の働き方には取り入れたい考え方や動き方があるからか、どんどん引き込まれるし共感できることも多かった。

    比喩としてマイフェアレディが出てくるけど、こういうクラシックや映画は見ておきたいな。

    印象に残ったところ:
    -セリフ「教養とは頭の中に詰め込んだテキストではない。教養とはふるまい。手間暇をかけた身なりと、正しい日本語と、落ち着き。」

    -紳士服におけるストライプ柄のネクタイはもともとイギリスではストライプの種類によって所属するグループを表す、シルクのピンドットが無難とかいう情報も面白かった。ブランドや上流・一流としての身なりにはあまり興味がない私だが、こういう背景や身なりの整え方とかは奥が深いし学んで楽しいことかもしれないと思う。

    -お持たせにするワインやスイーツを考えること、アンテナを張ることの大切さ。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.12

  • jyunko6822

    jyunko6822

    お金持ちではなく、上流階級という方々に接するデパートの外商部の色んな意味で強い女性の小説。
    彼女の接する、所謂 上流階級の方たちの生活はやはり、この日本(資本主義)にも桁違いのお金持ちが実際にいらっしゃるということ、わかりました。
    あ〜格差社会だなぁ。
    デパートのバーゲンに喜び勇んで出かけてゆくような庶民にはイマイチ分からない部分もあるけれど、
    概ね彼女のシンデレラ的な立ち位置が楽しくて読み終えました。ヒギンズ教授に対するイライザかな。

    シリーズの続きも機会があれば!
    展開はどの場面も予想通りですね。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.29

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