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遠藤彩見 / 幻冬舎文庫 (121件のレビュー)
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総合評価:
ゆきおんな
8
自校給食はすばらしい。
給食の素晴らしさと難しさを改めて感じます。 うちの子供の学校は行政の都合で自校給食が取りやめになり、業者が運んでくる給食になりました。以前は子供が気に入ったメニューがあると調理員さんにお手紙でレシピを…いただいたりして、とてもありがたかったのを懐かしく思い出しました。 ささめさんをはじめいろんな問題を抱えた人たちが、ちょっとしたきっかけで少しずつ前を向いて歩けるようになっていくのがとても心地よいお話でした。 陽くんの気持ちを受け止めるささめさんの心の描写が素敵です。陽くんがささめさんにあてた手紙にほろりとしました。とても優しい気持ちになれます。 いい話なだけではなく、ささめさんが上司のことを毒ずくところはユーモアにもあふれていてあっという間に読み終わってしまいました。 続きがあるようなので早速読みたいと思います。続きを読む
投稿日:2014.11.07
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さくらもち
2
最近の給食はおいしそう
表紙の印象からほのぼのした軽い話かと思ったら、今日の小学校や給食が抱える問題が描かれていて読みごたえがありました。すべてがすっきり解決するわけじゃないのもいい。「進級」「卒業」と3冊で話がまとまってい…るのもよかったです。給食調理室の日常業務も興味深い。 ただ、もし自分に子供がいたらと想像したときに、自分の作った食事より「給食のほうがおいしい」といわれたら複雑な気持ちかも…続きを読む
投稿日:2014.10.18
らくだ
1
美味しいものと栄養との関係
調理師免許と小学生の娘を持つ私としては、 「へー、学校給食ってこういう感じなんだ~」というのが正直な感想です。 でも、主人公の上司の栄養士、なんかイヤだな~。 味より安全、って… 私は、自分が食べ…るものは自分で決めたいし、美味しいものだけ食べたいです。 でも、食育はやっぱり大切なんですね。 美味しいものだけ食べて、栄養もバッチリ!な食事を子供に与えられるようにしたいです。 続きを読む
投稿日:2014.06.15
kazunoriaoyagi
こどもに関わるすべての人に
給食の調理員の佐々目(おにいさん)の目から見た子供たちが抱えている様々な問題。それをあたたかい愛情でつつむ周りの大人たち。あたたかく、感動的なストーリー。
投稿日:2014.04.27
上海かんすけ
私は料理が趣味なので買いましたが・・・・
料理が好きでなくても、大変面白いです。 そもそもが人間ドラマ、青年が少年たちに出会って成長していくお話。 中には泣ける話もあれば、おかしくなっちゃう小話もあります。 読書中に 給食食べたいなあ、…給食の調理場と言う仕事も素晴らしいなあ としみじみ。 ただ、現代教育における大きな矛盾と現場の苦労も知りました。私は海外が長いので、日本の学校教育のいびつなサービス感に違和感を持ちました。 全体を通して、とても楽しく読み切りました。 セットで買った方が良い!! 続きを読む
投稿日:2016.12.09
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dende_bookshelf
予想以上におもしろくて、スラスラ読了。 給食を通じて、保健室登校とか、ネグレクトとか、モンスターペアレントとか、現代の学校に起こっているいろんなことを知り、考えさせられた。 自分が行ってた小学校も…給食は校内で調理されてたけど、栄養士の先生や調理員のみなさんが、こんなふうに働いているんだってことは知らなかったな。 私が子どもの頃は“食育”って言葉は今ほど浸透してなかったと思うけど、その時期に必要な栄養を給食で摂ることができるということ、学校で安心安全に食事が提供されるということ、健康に生きていくために食べることがどれだけ重要かということ。 たくさんの大人に支えられていたのだと今更ながらに感謝。 そして、ささめくんのその後が気になるので、続編を読むのが楽しみ!続きを読む
投稿日:2024.03.27
haru
こんな仕事、と下に見ていた給食調理にも、前向きに取り組むササメがカッコよかった。荒っぽい性格に描かれてるけど、気持ちを大事にしている繊細な部分も良かった。
投稿日:2024.01.20
kimi
給食を普段食べているからこそ、読みたくなって手に取った。子どもたちの抱える闇を、「給食のおにいさん」が解決していく(巻き込まれていく…?)話。
投稿日:2023.11.26
みたらしだんご
仕事で学校給食の実情は知っているけど、こんな調理さんはまずいない。そして調理さんが子どもと関わる機会もない。そういう人に憧れるなら学校の栄養士さんを目指すべきかな。 でも、学校給食のリアルな部分は描か…れていた。親のネグレクトで給食しかご飯を食べられないとか、そういうのはある。 型破りな調理さんだなぁという目で見届けた。 シリーズまとめて貸してもらったので、次も読む。続きを読む
投稿日:2023.01.12
ちこ(´・ω・)
「春 スパイス」 作っている相手は。 今までも誰に向けて作っているのか考えられなかったからこそ、ダメだしされたりぶつかっりしたのだろうな。 嫌いなものを出されても食べる気にならないが、楽しい何かがあれ…ば口に運ぶかもな。 「初夏 スプーン」 何を話せばいいか。 子供が楽しめる話題は思いついたとしても、それが聞いてもいいことか話してもいいことか判断が難しいよな。 お守りの存在は凄く大きいだろうし、質問の答えは心の支えになるかもしれないよな。 「夏 スー・シェフ」 楽しむことにより。 どんな調理方法だとしても自分の手で作るということが重要であり、学びの場となっていくのかもしれないな。 見ていてもどかしい事は多いだろうが、一生懸命に頑張る姿を見るのも楽しみかもな。 「秋 グリル」 必死になるあまり。 完璧に伝わる言葉だとしても無理強いするような内容や、伝わり方によって意味が変わるのはよくないだろう。 必死に取り組む姿勢は凄いことだが、周りの話を聞かず一人暴走するのは違うだろう。 「冬 キャセロール」 契約更新か終了か。 生きるために安心出来る環境に行くのは大切だが、今まで築き上げたものが0になってしまうのは怖いだろう。 自分の子が大切なのは分かるが、状況などを全て理解したうえで話を始めるべきだろ。続きを読む
投稿日:2022.10.15
みなしま
このレビューはネタバレを含みます
料理人としての経歴で天狗になっていた青年が、給食の調理員としてルールや制限の中で戦っていく……みたいなところは興味引かれるあらすじではあった。 序盤でどん底につき落としてやろうという意思が感じられるような、いちいち突っかかってくるパートのおばさんとか、勝手にメニューをアレンジして大失敗するとか、そういうのが妙にリアルでもう読めなくなってしまった。 こういう成長モノって、野心に燃えているような人でないと読むのが厳しいなあと思ってしまった。
投稿日:2022.06.01
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