【感想】悪霊 1

ドストエフスキー, 亀山郁夫 / 光文社古典新訳文庫
(30件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
3
13
6
3
0
  • 悪の力

    19世紀を代表する巨匠ドストエフスキーの長編。彼がこの作品で述べているのは、人々が神を信じれなるにつれ、悪の力が暴走し、民衆を大混乱に陥れるという予言である。それは、あの2つの世界大戦で現実のものとなる。
    翻訳は佐藤優氏推薦の亀山郁夫。毎巻末のブックガイドでは現代人になじみの薄い背景など解説されており、理解を深めることができる。
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    投稿日:2014.06.11

ブクログレビュー

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  • 鈴華書記

    鈴華書記

    俗悪と悲劇を結びつけるために多大な労力を要したであろう作品であり,構造を把握するだけでも複数回読まねばならないことは決まっている。その中で訳者による解説は心強い。

    投稿日:2023.03.25

  • fky

    fky

    (Mixiより, 2011年)
    世にも名高いドストエフスキーの名作。一読した感想は、大変難しかったです。ここまで複雑に入り組んだ、(そして本音がなかなか表に表れない)密度の濃い小説があるんだ、と感心しきりです。自分の文章処理の能力の低さを思い知りつつ、この本を理解できるようになりたい!ってのがまた一つ目標にもなり得たというか。まだまだ話の概要は掴めていないのですが。わからないなりに若い登場人物が大変魅力的だと思います。ドストエフスキーの描く大変「饒舌な」人物像が大好き。感情の高ぶりはその飾らない言葉で、怒濤のごとく表現される。普段はもの静かで、奇妙な行動をとるシャートフなんかが滔々と語り出すシーンの高揚感はたまらないと思う。続きを読む

    投稿日:2022.10.25

  • イケダケンジ

    イケダケンジ

    うーむ。
    刺さらなかった。長いのはしかたがないとして、響いてこなかった。
    ご縁がなかったということだろう。
    あわせて「謎解き『悪霊』」も読む。

    投稿日:2022.09.30

  • teastrain

    teastrain

    ドストエフスキーの本、以前挑戦した時は名前の法則の難しさ、(リーザとエリザヴェータは同一人物か?)などが把握しづらく挫折したが、本書の巻末の「読書ガイド」にて解説が添えられている。

    ヴェルホヴェンスキー氏とワルワーラ夫人の関係がよくわからず、不思議だった。はじめは夫人の子供の家庭教師だったのか?とも思うけど、もう子供たちは大きくなり独立したりしているのに、未だに同じ屋敷に住んでいる。ハンサムなヴェルホヴェンスキーの服装にまで口出しして恋人のようにも見えるけど、姪との結婚を勧めたり。距離が近いパトロン?うーん。変な関係。

    夫人の息子スタヴローギンとヴェルホヴェンスキーの息子ペトルーシャが登場するとちょっと面白くなってきた。
    続きを読む

    投稿日:2022.05.04

  • 310dd0b2ff4e2da9

    310dd0b2ff4e2da9

    他のドストエフスキー作品と同じように、初めは名前を覚えるのが大変だった
    序盤はそうでもないが、途中から段々と変な雰囲気になってきた
    登場人物の一人一人に細かい設定があってすごいなあ

    投稿日:2021.09.29

  • ま

    むかし手に取った時は、途中から何読んでるのかさっぱりわからなくなるほど、話が全く頭に入って来ず。
    一巻の途中であえなく断念。

    中村文則のエッセイ読んだことをきっかけに(バーの帰りに女の子の家にまんまと遊びにいけたのに、悪霊の続きが気になって仕方ない中村文則は、二兎を得ようとして女の子の部屋でモリモリ悪霊を読み進み、結局女の子との間には何も起こらず朝を迎えた、あの悪霊)、そんなにおもろいんかともう一度チャレンジ。

    2回目手に取った今回は、あら、こんな話でしたっけ?
    と思うほど、一度目の私のおぼろげな記憶にあった話とは全然違って、驚くほどスイスイと面白く読みました。
    一巻の終わりまで難なくたどり着き、読書ガイドを読んでからは火がついた!
    革命好きのあたしとしては、どうしても最後までたどり着きたい物語として認知した。

    最後まで読んで、感想としては、それでもまだ今の私向きの話じゃなかったということ。
    映画をたくさんみると、話なんか関係なく、この映画見ていたいと思える映画に出会えるようになるけど、
    この本もきっとそういう本なんだと思った。
    もっとたくさん本読んで、それでもっかい読んだらいつか、その豊かさが分かりそう。
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    投稿日:2021.02.19

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