【感想】採用基準

伊賀泰代 / ダイヤモンド社
(649件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
211
245
98
17
3
  • リーダーシップとは何か?改めて考えさせる本

    この本は、マッキンゼーの採用マネージャーを務めた伊賀さんが、
    「どんな人物がマッキンゼーにとって望まれているか?」
    を書いたものです。

    まずは、前半部分はマッキンゼーの望んでいる人物像を記しています。

    英語力は、当然のスキルとして必要であることは書かれています。

    ただ、著作は一貫して「リーダーシップの重要性」を説いています。

    私自身、「リーダーシップ」を勘違いしていました。

    伊賀さんは「リーダーシップ」とは、
    「誰の役割かを考えるのではなく、
    「こうやったら解決できる」を自分の口に出す人であると書かれています。」

    確かに率先して受け身でなく指針を示すには伝えるしかありません。この部分、改めて反省したいと思っています。

    「日々のリーダーシップを発揮する経験が大きいリーダーシップを生む。小さな場面での成功体験がリーダーとして振る舞う」

    コツコツ頑張らないと行けませんね。

    オススメの本です。
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    投稿日:2018.01.13

  • マッキンゼー基準

    マッキンゼーってすごいなぁ。自分とは住む世界が違うなぁ。

    ただ静かにくらしたい、心穏やかにすごしたい自分とは違う世界の人たちがいることがわかった。
    よんでいるうちはマッキンゼー自慢かとおもったけど、最後まで読むと少し印象がかわった。
    オススメです。
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    投稿日:2017.06.17

  • 今更ながら読んでみました。リーダーシップについて、新たな視点を見つけられる良書。

    定型的業務がメインで成長感が感じられず、かつ典型的な年功序列な日本企業に馴染んでいる自分には
    『自分自身で感じ始めてから数年もの間、同じ環境に甘んじてしまった後に転職活動をしても、よい結果を得るのは難しい』
    という一文が、とてもグサッと心に響きました… 正論なだけに、何も反論できません。。。

    多くの方がかかれているように、マッキンゼーへの 『採用基準』 についても確かに書かれているのですが、
    その採用基準の中でも、最も日本人に欠けている 『リーダーシップ』 についての記載が多いです。
    ただ、そのリーダーシップの捉え方は日系企業のそれとはかい離が大きく、そこが本書から最も学び得たところです。

    日本企業においては、リーダーシップはグループを先導する1人が持っていればいいもの。
    (これは私の私感も入った見解ですが…でも下手に前に出ると、逆に上司から嫌がられることもありますよね。)

    それに対し、マッキンゼーにおいては、
    『全員がリーダーシップを発揮して問題解決を進める。』
    『自分で決め、その結果に伴うリスクを引き受け、その決断の理由をきちんと説明する。』
    等々、が全てのメンバーに求められ、時には上司の意見に対してもNGを出し(上記のように理由ありきですが)
    自分の責任の元に業務を進めていく。それがリーダーシップであり、全てのプレイヤーに求められる。

    細かい定義、実践の為に求められる事は、本書を読んでみて下さい。

    典型的な日本企業に勤める身としては途方もない理想論のようですが 『耳が痛い』 と感じたという事は、納得感も感じている訳で…
    いい意味で視野が広がる1冊でした。
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    投稿日:2016.11.24

  • リーダーってなにすればいいんだろう?と焦っている人にオススメの本です。

    日本だと、マネージャーとしての役割と混同してしまっている。「マネージャー」と「リーダー」は全く違うものだった。
    「管理のために必要な役割」と「成果達成のために必要な役割」という役割の違いがある。
    「問題が起きた時に必要なのは「問題解決スキル」ではなく「問題解決リーダーシップ」

    新入社員、就職転職活動者だけではなく、社会人全体にオススメの本です。
    自分自身もリーダーとして見直すために、また読み直そうと思いました。
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    投稿日:2014.09.01

  • 本当に採用されたいなら、ボールは入社より先の「やりたい仕事」に向かって投げればいい。

    我がバイブル「働きマン」で、“面接で、ボールを「入社」に向かって投げるより「入ってから何をするのか」に設定する方が到達点は高い”みたいなこと書いてあったので、きっと多分これで正解。まごうことなきリーダーシップについての本です。

    カリスマリーダーはいつの時代も一定数現れる。でもそれだけでは足りなくて、もっと多くの、要所要所至る所でリーダーシップが必要だと。日本に足りないのは“リーダーシップキャパシティ”、リーダーシップの総量だと。リーダーに必要なのは素質ではなく訓練だと。

    著者の言うリーダーシップが何なのか、どうすることをベストorベターと定義しているかは読んでみてのお楽しみ。とりあえず私は、リーダーシップを「船頭多くして〜」の枷にはめて発揮してこなかったことを後悔するぐらいには影響を受ける本です。うん。
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    投稿日:2014.06.04

  • 今までビジネス書はいろいろ読んできたけれど

    リーダーシップとは何か、がこの本を読んでやっと腹落ちした。

    シンプルな感想ですが、それがビジネス書としては何よりだと思う。

    投稿日:2014.04.09

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ブクログレビュー

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  • ななこ

    ななこ

    リーダーシップとはなにか。これって、会社だけでなく、人間関係そのものだと思った。リーダーは、目標を掲げる、先頭を走る、決める、伝える。

    投稿日:2024.04.14

  • なっちゃん

    なっちゃん

    マッキンゼー出身の方が書いた本だがかなり内容は汎用性が高く、読みやすい。

    リーダーシップの重要性がわかる
    日本はリーダーシップは社会人のスキルとしてあまり重要視されていないことに警鐘を鳴らしている

    リーダーがやるべきタスク
    目標を掲げる
    先頭を走る
    決める
    伝える

    リーダー任せにするのではなく、
    「問題を解決し、今までと異なる未来をつくり出すのは自分たちだ。それを率いてくれる新しいリーダーがやってきた」


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    投稿日:2024.04.10

  • 9678

    9678

    マッキンゼーが望むリーダーシップの考え方がわかりました。チームの全員がリーダーの資質を持つ。というのは斬新だと思います

    投稿日:2024.03.21

  • カツオ

    カツオ

    リーダーシップの重要性について書かれている。

    日本はリーダーシップの重要性に対する認識があまいと書かれているが、振り返ってみて自身も「リーダーシップ」を意識していないことに気づけた。日本は意識的にリーダーシップを学ぶ機会が多くないため、本書を通して重要性を知ることにより行動を変えられると思う。リーダーシップはスキルであり、メンタルセットである(後天的に取得できる)。

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    投稿日:2024.03.17

  • つくる

    つくる

    最初はマッキンゼーが求める人材についての話かと思ったが、そこから日本に求められている人材の話に移っていく。

    本書では地頭力、リーダーシップ、問題解決能力が大事と定義するなかで、内容の半分以上はリーダーシップの話。

    日本では、リーダーシップをもった人材が少ない。リーダーシップとは自分の意見をただ押し通す人ではなく成果至上主義で成果のために他の全てを投げ打ってでも達成しようとする嫌な人なのかもしれないと感じるところもある。

    むしろ全員に好かれるような人はリーダーになりえない。
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    投稿日:2024.03.11

  • yasushi-no

    yasushi-no

    このレビューはネタバレを含みます

    自分の周りの狭い部分から、目標設定、そのために必要な他人の力を借りること、常に価値の創出を考えることを意識しないといけないと感じた。

    以下は今後のためのメモ
    ①リーダーシップ②地頭③英語力

    問題解決に必要なのはリーダーシップ。リーダーシップは一人が持てばよいのではなく、全員が持つ→成果を出しやすい。

    リーダーがなすべき四つのタスク
    1目標設定。達成感を得られる高い目標を設定し、チームにわかりやすく示すこと。
    2先頭をはしること。最初に試すリスクや責任を受け入れる。最初に方向性をきめる。
    3決める。決める時に決める判断ができる人。
    4伝える。高い目標に進ませるには、なぜそれが必要かなど論理的かつ明示的に伝える必要あり。何度も繰り返し粘り強く同じことを語り続ける必要あり。

    リーダーシップの学び方
    基本動作1バリューを出す。より価値を生み出す仕事を優先。
    基本動作2ポジションをとる。自分の意見を明確に持つ。→直接関係なくても当事者意識を持って考えるようになる。
    基本動作3自分の仕事のリーダーは自分。自分の仕事の成果の最大化を考える。上司をどう使うかも考える。
    基本動作4ホワイトボードの前にたつ。議論のリーダーシップをとる。様々な意見を全体像の中でとらえ、論点整理、視点の転換など。

    リーダーを増やす必要がある。
    リーダーシップは下記であるということを理解する必要がある。
    ①すべての人が日常的に使えるスキルであること
    ②訓練をつめば、誰でも学べるスキルであること

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    投稿日:2024.02.18

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