【感想】仕事の速い人が使っている 問題解決フレームワーク44

西村克己 / 学研
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
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  • 体系的ではないですが、フレームワークをざっと頭に入れたい方にオススメです。

    フレームワークが、たくさん紹介されています。例題も複数掲載されていて、イメージしやすいように配慮されています。

    一からフレームを学びたいという方よりは、基本のフレームは何個か使えていて、その幅を広げたいという方にはオススメです。

    網羅的ではあると思うのですが、一つ一つの内容はそんなに深くないので、ざっと頭に入れたい方が合うと思います。
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    投稿日:2015.02.11

  • 世界をどう切り取るか、どう見方を変えるか、それだけで見える世界が劇的に変わる。

    世界を変える道具がフレームワークです。
    この本、最初に読んだ時は初心者向けであるため購入して失敗したかと思いましたが、あれ、そうでもないかな?と、読み進めていくうちそう思うようになり、最後には自己流改善の指針に使えるなと感じました。

    この本は、フレームワークの根幹部分を系統立てて紹介しています。そして実際のフレームワークの使い方は、架空の会社や人物を登場させて解決させていく手法をとっていますので分かりやすく説明しています。
    4月から新社会人になられる方は、購入して損はしない本であると太鼓判を押しましょう。
    企業に入ったら、研修や実習は行いますが実際には「ミッシー」や「SWOT分析」なんて教わりません。少なくとも自分は教わった覚えはなく、自分で勉強して初めて知った単語だったりします。ちょっとでも、知ってる単語や考え方の概念が頭にあるかないかで理解力が大幅に違いが出てきますし、思考するまえに必要な情報はそろっているか、何のために思考をするのかを知って思考するのとしないのとは雲泥の差になります。

    非効率な仕事のやり方が身に付く前にも、新社会人には手にとってもらいたいです。

    次にこの本の欠点です。それは、2011年に発刊されたため、時事ネタとは古く下手をするとこの本自体の信憑性が損ねかねないというところでしょうか。まあ、液晶TVやスマートフォンが全盛期の話ですから、ああそんなこともあったかなと懐かしい思いをする人が多いですかね。。
    ここの下りは、『「再建・売却・撤退」は既存ビジネスの経営改革の基本』を絡めて読むと面白いです。液晶TVでブイブイいわしていたシャープやスマートフォンのサムスンをみると「事業の転換」は非常に大事なんだということを肌で感じます。

    逆に、カメラ業界を牽引していたコニカとミノルタ(あえて、コニカミノルタとは言いません)がカメラをあっさり捨てたのは、大英断だったのでしょう。富士フイルムの化粧品分野への進出は最近スポットがあたっていますが、フィルムの脱却はフィルムの売り上げがまだ右肩上がりの時に初めていたそうですから、本当に脱帽です。(コニカミノルタと富士フイルムの話は本書には記述ありません)

    最後に、フレームワークは仕事だけに応用するのは勿体ないです。
    フレームワークは思考を補助するための道具です。いろいろな情報を集めて思考し判断を行うことに関しては仕事も日常も大差はありません。
    問題解決トレーニングとして、ダイエットが問題としてとりあげられています。
    カロリーの高いものを食べないようにしているのに、いっこうに体重が減らない問題です。
    使用したフレームワークは「ペイオフマトリックス」。本当にカロリーの高い食品を食べないようにしているか。思い込みだけで食品を選択していないか。これを使って無駄な努力とおさらばしようという話です。

    インターネットとスマートフォンの普及で様々な情報が簡単に引き出すだけでなく発信もできる世の中になったことで、情報過多という状況になりました。情報過多ゆえに本当に必要なものが見つからない、情報が抜けていたのに気づかない、声が多いから耳を傾けていたら実は有害な情報だった。そんなことも珍しくない時代になってしまいました。
    いくら、機械が発達しても最終的に判断を下すのは私たち人間です。

    世界を切り取る、つまり情報を如何に取得選択して思考を下すかが、より大切な時代になんだなと実感しました。
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    投稿日:2016.04.02

ブクログレビュー

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  • koichiromm

    koichiromm

    研修で習うような基本的なフレームワークは網羅されていると感じる。
    個人的にはプレゼンのフレームワークは今まであまり聞いた事がなかったので新鮮。

    投稿日:2022.09.25

  • まこ

    まこ

    大まかにみるなら「ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70」の方を勧める。

    投稿日:2021.09.08

  • yup-p

    yup-p

    フレームワークの勉強がしたかったので後半のプレゼン部分はひとまず流し読み。
    かなり簡略化して書いてあるので、導入に最適、かな。
    やってみようと思うフレームワークに付箋をつけていったら付箋なくなりそうになった。笑続きを読む

    投稿日:2015.01.25

  • nn8

    nn8

    便利

    辞書のように使いたい

    写メ撮ってケータイにもとりあえず入れてみた

    うまく活用できるかは今のところ不明(笑)

    投稿日:2014.05.26

  • keizoh

    keizoh

    ビジネス等で広く使われているフレームワークを紹介している。どれも有名なフレームなのですべて一度は見たことがあるフレームワークだったが、1冊の本にまとまっていることは便利だと思った。

    1.頭を整理し行動力を高める
    ・マクロ・ミクロ
    ・外部・内部
    ・+要因・-要因
    ・量・室
    ・ハード・ソフト
    ・過去・現在・未来
    ・PDCA

    2.分析力を高める
    ・SWOT分析
    ・PEST分析
    ・5フォース分析
    ・マーケティングの4C
    ・マッキンゼーの7S

    3.視点を変え新たなビジネスを生み出すフレームワーク
    ・PMマトリクス
    ・ポーターのバリューチェーン
    ・スクラップ&ビルド
    ・AIDMAモデル(Attention, Interest, Desire, Motive, Action)
    ・製品ライフサイクル
    ・イノベータ理論

    4.ビジネスの落とし穴を見つけるフレームワーク
    ・ヒト、モノ、金、時間
    ・顧客、競合、自社
    ・債券、売却、撤退
    ・マーケティングの4P
    ・QCD(Quality, Cost, Delivery)
    ・Win、Lose

    5.優先順位を決定するフレームワーク
    ・重要性、緊急性
    ・手間、成果
    ・企画-設計-実施
    ・ECRM(Eliminate断る、Combine統合、Replace置き換え、Simplify簡素化する)→改善改革を考えるフレームワーク
    ・発散→収束
    ・優先順位、グルーピング

    6.プレゼンに役立つフレームワーク
    ・変化しやすいレディネス、変化しにくいレディネス(レディネス=聞き手の特質)
    ・プレ、本番、アフター
    ・背景、テーマと問い、答え、期待する反応→プレゼンの最小要素
    ・Why?、So What?で論理的に話す
    ・Whyレス、主張レス、情報過多→下手なプレゼン
    ・主張・説得理由・説得材料→単純明快並列型説得
    ・判断材料・判断基準・判断結果→じっくり説得型

    7.日常使えるフレームワーク
    ・起承転結
    ・結論が先か後か、状況により位置が変わる
    ・バーバル、ノンバーバル
    ・聞く、聴く、訊くを使い分け
    ・5W2Hで情報伝達の漏れに気づく
    ・本命、大穴、対抗馬で思い込みから抜け出す
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    投稿日:2014.04.05

  • kami2012

    kami2012

    試験用の読書。なかなか勉強になりました。PM分析はかなり使えそう。ワーク32以降は一般的すぎなので、試験対策としては不要だったけど、買って満足。

    投稿日:2013.06.22

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