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ハロルド・ジェニーン, アルウィン・モスコー, 田中融二, 柳井正 / プレジデント社 (129件のレビュー)
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総合評価:
たまご915
1
経営とは何かを考えさせられます
経営とは、「自社が達成するべきゴール」を定め、そのゴールに向かっていま何をすべきか考えて実行すること。 経営者の最大かつ唯一の任務は、「経営する」こと。 本書の骨子は、個人の目標達成にも応用できる考え…方です。状況に流され、その場その場の思いつきで行動してしまう自分には経営は向かないようですが。 長い書籍ですが、本書の後半にも注目するところがありました。 《企業内企業家》、つまり常に革新を求めて挑戦し続ける人間は、大企業にはいなくなります。これは他人(=株主)の資産で企業を運営する以上、リスクを抑えた安定的な成長を求められることから考えても当然だということです。 そして経営者(CEO)と株主(取締役)の理想の関係を、両者を明確に分離し、両者がよい緊張感を保って会社の成長に貢献すること、CEOは取締役会に雇われる立場であることなどとして、日本では想像も実践も難しそうな構想を持っています。 自分の中では、いわゆる「ものいう株主」は目先の自分たちの利益しか見ておらず、長期的な企業の成長を軽視、ないしは無用としているように思われるので、本書が彼らが投資先の企業経営に求めるものを見直すきっかけになってくれることも希望しています。続きを読む
投稿日:2013.10.12
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J.SUZUKI
再読したらどうなるか?
ユニクロの柳井さんが「最高の教科書」ってお勧めしているのは知ってたけど、それほど興味もなく。。。で、ちょっと電子書籍版が安くなっているタイミングがあったのでとりあえず購入。(^^; 内容的にはなるほど…!、ってところも一部あるのですが、結構大半がやってきたことをつらつらと書き連ねる感じで、何とも微妙な本だったという印象。 つまらなさそうなところは思いっきり斜め読みしたので、どこかで再読したらまた評価は変わるかな?続きを読む
投稿日:2016.12.02
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Yukirobbinson
ファーストリテイリングの柳井会長のお勧めマネジメント本。内容は可もなく不可もなく。自分に有益だと思う箇所のみメモに書き留めれば良いと思います。
投稿日:2023.07.03
shinjiro164
言葉は言葉、説明は説明、約束は約束…何もとりたてて言うべき事はない。だが実績は実在であり、実績のみが実在である。ITT社を58四半期連続増益に導いたハロルド・ジェニーン氏の名著です。
投稿日:2023.02.15
nobu2kun
『#プロフェッショナルマネジャー』 ほぼ日書評 Day631 ユニクロ創業者である柳井正氏が、本書の翻訳版初版に出会い「経営の教科書」とまで惚れ込んだのは、1985年、ユニクロの1号店を出し、その…翌年に2店舗目を出した時分である。 評者が手に取ったのは2004年初版のバージョンのため、若干の改訳もなされていると思うが、それでもかなり読みづらいものを、当時の柳井氏はやはり志が高かったのだろうと恐れ入る。 それから40年近くが経ち、米国流経営に関する知識や、MBA的な知見も一般的になった今、冒頭と巻末の柳井氏の解説を読んでおけば十分という話もあるが、本文の斜め読みだけでも、真に実績を上げた経営者の発想法(と同時にストレスフルさ加減)を垣間見ることができる。 https://amzn.to/3Rzk63n 続きを読む
投稿日:2023.02.04
たんたん
経営者の中の経営者が書いてるなって本だった。 一介の従業員である自分にとっては、視点がなかなか付いていけない内容が多く読むのが難しかったが、経営者の立場にある人は納得できるところが多いのかなとも感じ…た。 だから、柳井氏にとっては最高の教科書と言わしめるような内容になっているのかなと。 「本を読む時は、はじめから終わりへと読む。ビジネスの経営はそれとは逆だ。終わりからはじめて、それへ到達するためにできる限りのことをするのだ」 これは経営者でま従業員でも、なるほどと思える内容。 目の前のことを一生懸命やり積み上げるのももちろん必要だが、将来を創造してバックキャストすること、その重要性を改めて認識できた。 巻末の柳井氏の言葉はグサッと刺さってきた。 ここだけを読むのもありだと思う。続きを読む
投稿日:2021.08.22
小島康平
柳井正さん推薦ということで手に取ったけど、自分にとっては柳井正さんの本のほうが参考になると思いました。米国と日本では企業文化も違うし、2004年という時代もまた、今とは違う。
投稿日:2021.06.20
shu1rev
経営とかマネジメントとかって、つまりお金の出入りをともなう組織運営なのだろうな、なんてのが漠然とした印象だった。俺自身は心理学科卒だからさぁ、経営とか経営学といわれてもピンとこないところはあったんだよ…ね。「世界標準の経営理論」とか読んでみたけれど、マーケティングをいうのか、アカウンティングをいうのか、はたまた経済学とどうちがうのか、漠然とした印象しかつかめなくてね。 本書を読んで、「あぁ」と腑に落ちるところがあったと思う。へぇ、じゃあなんだったの?と自分に問い返してみると、いや、お金の出入りをともなう組織運営のことなんだけどね、と同じことの繰り返しになってしまうんだけど、それでも自分の中の納得感は違うのだ。 「本を読むときは、はじめからおわりへと読む。 ビジネスの経営はそれとは逆だ。 終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをするのだ。」 とは、至言だ。経営、マネジメントのノウハウといったって、こうすればよいというやり方があるのとはちがう。ただ「できる限りのことをする」のだ。 「経営者は経営しなくてはならぬ!」 あはは。そうだよね。でも、現実に何をすればいいのかわかんないから、ふんぞりかえって終わる人が多いのではないだろうか。結果、官僚主義、つまり前例の踏襲で終わってしまう。 エゴチズムの部分とか、自分をふりかえって、そんなつもりはなかったけど、俺自身エゴチズムの毒に侵されている部分はないか?なんてイタかった。 90年代前後のアメリカに向けて書かれた本ではあるが、今の日本の企業や組織運営にかかわる人が読んで、大きくためになるものだと思う。 何度も読み返すべき本だろうな。続きを読む
投稿日:2021.03.27
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