【感想】背の眼(上)

道尾秀介 / 幻冬舎文庫
(164件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
15
59
64
8
1
  • 道尾秀介のデビュー作

    道尾秀介のデビュー作。
    背中に眼が浮かび上がるという写真と、その写真に写っている人が必ず自殺している、という奇妙な符号が、やがてある山奥の町で起こった少年の行方不明事件へと繋がっていく。心霊現象探求所なるものを開設し、霊にまつわる現象の解明を進めてきた真備と凜、その友人で主人公の道尾が遭遇する事件の真相とは。
    デビュー作という事もあり、かなり回りくどい表現や冗長な文章が目に着くのは仕方ないが、それでも読み始めると先が気になってどんどん読み進めてしまう。道尾秀介の作品は本作で初めて触れたのだが、デビュー作にしてこれなら、それ以後の作品にも期待が持てる。
    上巻を読み終わった段階では霊の存在と事件がどう絡んでくるのか、予断を許さない状況で、非常に面白く読んだ。
    続きを読む

    投稿日:2013.10.10

  • オモシロいです。

    表紙は不気味な感じなので敬遠していましたが、読んでみると、不思議な世界観に引き込まれていきこの先はどうなるんだろうと読み進んでしまい下巻も迷わずポチッとな!

    投稿日:2014.10.17

  • ミステリーホラー

    上巻は次々と起こる事件、謎。天狗伝説や、心霊写真等々、ホラー調で、好きな人には面白いと思います。(私も好きです!)

    下巻は謎解きが主になります。上巻での謎が次々に解明し、怖い話かと思いきや、ちゃんと謎が説明されるし、明らかになる。ま、超常現象というのは、大方が説明がつくものだったりするから当たり前ですが。

    ディテールに至るまできちんと謎が解明されるので、そのあたりではほぼ満足。ただ、謎を解く真備氏、主人公の道尾氏のキャラが今一つでした。個性が足りないような。文章のせいなのかな?ダラダラ感が残ったので★4つ。
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    投稿日:2015.09.08

  • ホラーなのかミステリーなのか

    連続児童失踪事件と背中に目がある写真と自殺。
    そして失踪事件のうち一人は頭部だけ発見されると言うショッキングな事件えと発展。色々な伏線が散りばめられ下巻はどう向かっていくんだろう。
    これは怪奇現象なのか、殺人ミステリー事件なのか楽しみ。続きを読む

    投稿日:2016.11.08

ブクログレビュー

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  • 森オーガニック

    森オーガニック

    ホラーかつミステリ。

    独特な雰囲気が作中にあって読んでいてもその空気感にまとわりつかれるような何とも言えない空気感を頭の中で感じました。
    面白かったです。

    投稿日:2024.02.17

  • mach-read

    mach-read

    すごいな。
    ホラーなのに、ちゃんとミステリー。
    ところどころ無理矢理力技でまとめた感はあるけど、読み応えもあり面白みあり。

    投稿日:2024.02.08

  • nattak

    nattak

     怪奇小説、ホラー小説のように見えながら、実は本格的なミステリー小説でもあり、その不思議な雰囲気は「Another」にも似ている。読み進めやすい小説で、特徴的なキャラクターたちはライトノベルにも出てきそうな雰囲気でもあるが、でも展開は本格的。最後まで読んでもつまらない落ちでおわってしまうようなことはなかった。この続編ならまた読んでみたい。続きを読む

    投稿日:2023.12.04

  • dai-4

    dai-4

    個人的・夏のホラー月間の一環。今年はこれで最後かな、とか思いつつ。さすがの不気味な序盤で、一気に物語の謎に引き寄せられる。排他的な雰囲気の強い、山間の集落における怪事件って、本能的に惹かれる部分があるんでしょうな。妖怪・手の目を思わせるタイトルといい、いやが上でも京極堂とか刀城とかのシリーズを思い起こさせる。どんな決着を見るのかの後半が楽しみ。続きを読む

    投稿日:2023.10.10

  • taka

    taka

    真備シリーズの第一弾。
    不可解な写真と写真に写った人
    の謎の死。
    ある村の天狗伝説と、失踪事件。
    真備と助手の北見、主人公の道尾
    が、謎の真相に迫る。
    上巻は、一気に読んでしまった。
    天狗伝説の話や、霊の解説パート
    にのめり込んでしまった。
    下巻に期待が膨らむ。
    続きを読む

    投稿日:2023.05.28

  • セシルの夕陽

    セシルの夕陽

    道尾秀介氏のデビュー作で【真備シリーズ①】 
    ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作品。

    ホラーということで、覚悟を決めて読み始めた。
    怖い…けど、まだ1人で夜中にトイレに行かれるから大丈夫(°▽°)

    作中作家の道尾が、福島県の架空の『白峠村』に旅した際に体験したのは霊現象なのか? 大学時代の友人で、霊現象探究家の真備に相談しに行く。

    白峠村では男子児童の連続神隠しの噂がある。また、その周辺で撮影された心霊写真と自殺の関係。
    ナゾだらけ。知りたい気持ちで下巻へ。

    ビクビクしてます(~_~;)
    文章が美しく、怖さが増し×2
    続きを読む

    投稿日:2023.05.02

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