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宇江佐真理 / 文春文庫 (57件のレビュー)
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総合評価:
mag2000
1
大好きなシリーズ
遺作「竃河岸」を読んで、またここに戻って来た。ここではまだまだ二人には迷いがあり、結果を知っていても読者としてはやきもき。第一巻ではわりと悲しい事件が多い。私は日々の暮らしに追われ、目先の安心や快楽に…とらわれる。人にとって本当に大事なものはなんだろうね、と問いかけてくれるような時代小説だ。続きを読む
投稿日:2016.01.04
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oooba3
一日を懸命に生きる市井の人々、彼らに寄り添う伊三次とお文。二人の仲は…。 何度でも読み返したい、シリーズの一つ。 廻り髪結いを生業とする伊三次と、芸者のお文、 そして、二人をとりまく人々の切なく、…愛おしい生き様が、 時には熱く、時には淡々と描かれる。 十手は持たないが、同心、不破の小者として、伊三次は、 事件の謎を解き、下手人を追い詰める。 十手を持たない伊三次は、 細工を施した髷棒で、悪人を相手にする。 十五巻続く、長いシリーズだが、 作家の宇江佐さんは、2015年に亡くなり、 このシリーズは未完のまま終了した。 本当に、惜しい…。続きを読む
投稿日:2023.12.02
茶理
髪結い伊三次シリーズの始まりを久しぶりに読んだ。最初からこんなに面白かったのか、と改めて思った。時代小説にハマり始めた頃に図書館で適当にバラバラに借りて読んでいたので、途中で『幻の声』を購入して(図書…館になかったので)読み、伊佐次とお文の出逢い、伊佐次が仕える町方同心の不破と妻のいなみが結婚した経緯、そして伊佐次の生い立ちや不破と知り合うキッカケを知りさらに面白さが増した。原作者が亡くなった事で、それでもちゃんと物語は終わったけれどもっともっとこのシリーズの先を読みたかった。続きを読む
投稿日:2023.11.29
セプテンバー
宇江佐真理の髪結い伊三次捕物余話シリーズの一作目になります。本当に面白いです。伊三次と文吉に幸あれ。
投稿日:2023.10.31
sonica00
読み応えのある、読後感のよい時代ものがいいなあ、という願いを叶えてくれる宇江佐真理さんのシリーズ。 再読だけど、すっかり忘れているので、楽しく読めた。 文吉ねえさんがかわいい。いなみさんもいい。
投稿日:2023.09.12
momo0707
髪結い伊佐次シリーズ一弾。 廻りの髪結伊佐次がもう一つの仕事である下っ引きとして関わった事件を描いた捕物帖。 恋人である深川芸者、お文との恋模様や、同心不破との関わりなども描かれている。 捕物帖だが市…井ものでもあり、江戸の人情咄として楽しめる。 捕物咄ではないけど、畳職人の老女の話「備後表」がしみじみと良い。 続きを読む
投稿日:2023.02.03
hito-koto
このレビューはネタバレを含みます
遅ればせながら、宇江佐真理さんのデビュー作に着手します。「幻の声」、髪結い伊三次捕物余話№1、1997.4刊行、2000.4文庫。幻の声、暁の雲、赤い闇、備後表、星の降る夜の連作5話。伊三次25歳を中心に、両サイドを芸者のお文25歳と同心不破友之進30歳が固めています。
投稿日:2022.10.14
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