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家族の哲学
坂口恭平
毎日新聞出版
坂口恭平の私小説
坂口恭平の私小説である。 躁鬱病や自己否定感覚を抱えながら、執筆生活を送る「私」をとりまく家族との関係が描かれる。 最後には日常の食卓の中に希望を見いだす。 熊本での家族との生活の描写の中に、内省的な独白や回想が挿入される。 うつや躁鬱を抱える人、社会不適合感を持つタイプの人が、 あまり期待せず、気楽に読むには良いのではないかと思います。 小説としては、内容的に深淵であるとか、特に優れているというわけではないが、 現代的な主題を扱っていると思う。文章は読みやすいです。 何となく、こんな生活でも別にいいのか、と思えるので精神に良いかも。
0投稿日: 2016.03.18
