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総合評価

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    大戦下、起死回生を図るべく軍部が画策したのは、首都が占領下にある東南アジアの小国ナムールの王族アロ族のマテル姫に一斉蜂起の号令をかけさせることだった。だがそれには姫の仮面を開ける鍵「久遠ノ爪」が必要で…。 粘膜シリーズ8年ぶりの新作。冒頭からナムール国や爬虫人といった独特の記述が登場、終盤にはグッチョネというおなじみの語も。ただ過去作より話が複雑で、その分楽しめず、やや期待外れだった。 (C)

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    投稿日: 2026.02.18
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    8年ぶりの粘膜シリーズ。そうそうこの感じ、と思いながら読んだ。戦時下という枷の外れた不穏な世界に旧日本軍と異形とが当然のように併存していて、世界観が極度にグロテスクなのに、適度にチージーで読む手がとまらない。調味のうまさに感心しながら延々とゲテモノを喰ってしまうような凄みがある。 本作もそんなウマみは相変わらずなのだけど、プロット自体はだいぶ平坦。どうも膠着しているらしい"大戦"の全容が一向に見えず行き先不明なので、常時グロやら笑いやらが放り込まれるのを待っている感覚がある。特にキノブ&戸田コンビがサービス精神旺盛すぎただけに、他のサブプロットは味気なく感じてしまった。 終盤、シリーズ1作目の『粘膜人間』を思わせる箇所があるが、そこだけ飴村行的成分が濃くなった感もある。単発でみると悪い作品ではないと思うし、飴村行にしか出せないテイストは間違いなくあるんだけど、読みながら「粘膜人間読み返したいな」と思ってしまったのも事実。

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    投稿日: 2026.02.01
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    残念ながら……。さくさく読めるものの、衝撃作『粘膜人間』や大傑作『粘膜蜥蜴』のような高揚感はない。奇想度、粘膜度も足りない。「大戦」というタイトルから期待されるようなストーリーでもない。読みどころはキノブのセリフの面白さのみ。それにしても、裏表紙等の内容紹介文のひどさよ。「姫の仮面を開ける鍵――「久遠ノ爪」が必要。密命を帯びた堀川美樹夫大尉は、鍵の捜索を開始するが、そこには想像を絶する血みどろの戦いが待っていた……。」というような内容はまったくなく、怒りをおぼえた。KADOKAWAの見識を疑う。源義に謝れ。

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    投稿日: 2026.02.01