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裸の大地 第一部 狩りと漂泊
裸の大地 第一部 狩りと漂泊
角幡唯介/集英社
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     奥只見の教訓から地図無し登山を日高山脈で決行したあと、著者は極夜での放浪を終えた後に漂泊を思いつく。  第一部ではその考えから、橇を引いての北極探検へと犬一匹と向かう。  「自分の土地」を広げていく。  この言葉について、狩りを経験した人なら分かると思う。  俺自身も罠を仕掛けてイノシシを狙うハンターの一人だが、何度も同じ場所を歩いて、イノシシの動静を想像して罠を仕掛ける場所を決める。  何度も同じ場所に行くことで、その土地を深く知っていくということが「『自分の土地』を広げる」ことだと分かる。  ただ、著者のように命がけで自分の土地を広げようという領域までは理解が及ばない。  その領域の分け目は、自分が探検家であるということに人生をかける著者との違いなのだと思う。  あとがきで「思いつきこそ人が一線をこえて新しい行動を起こすその原動力である」と述べている。  思いついちゃったから、やらないと仕方がない。  何を思いつき実際に行動するのかが人生なのだと思う。

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    投稿日: 2026.01.09