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消失
消失
パーシヴァル・エヴェレット、雨海弘美/集英社
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    人種が異なる。 何が異なるのかと問われると多くは見た目があげられるだろう。けれど無意識のうちに、 白人はこう、黒人はこうあるべきだという思い込みがあるのだなと気付かされました。 だからこそ主人公は黒人を売りにした、 黒人はこういう奴らだろうという内容の小説を嫌悪している。(と思ったのですが違ったらすみません) そんなエリスンは自らが嫌悪したような小説を書いてみると大絶賛されてしまう。 主人公の葛藤が伝わってくるような気がしました。また、エリスンの書きたいものは売れず、書きたくないものは売れていく。なんという皮肉なのかとも思います。 また、これもステレオタイプなのかも知れませんが日本人と外国人の習慣や行動は違うと感じています。 「FUCK」の主人公が黒人だから、なのかは私にはわからないのですが性的な行為に関しての描写が、日本の作品に比べて露骨であると思います。 その点がおそらくそのまま翻訳されているように感じました。私は英語ができないので、元の文章を読んで比べることができないのですが、 日本語に訳すのはすごく労力がいるのではと感じた小説でもありました。

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    投稿日: 2026.02.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    偏見やステレオタイプはいけない、つまらない、それこそが差別につながると、割と誰でもわかっていながら、割と易々とそこに陥る。 もちろん”ステレオタイプ”に対する皮肉と挑戦であり、さらに、読者や批評家、名作とされる小説や文学に対する皮肉と挑戦でもあるよね。ユーモアも含まれながら、嫌でも我が身を問い質される。

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    投稿日: 2026.01.15