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逃亡するガール
逃亡するガール
山内マリコ/U-NEXT
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総合評価

28件)
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8
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    女子高生2人が心を通わせ、居場所を求めて富山のあちこちを巡る物語。映像を見ているかのようなリアルな描写だった。サクサク読める雰囲気がありつつも、震災やパレスチナなどの社会問題が決して遠い世界の話でないということがすっと伝わってくる構成に驚いた。

    1
    投稿日: 2026.02.16
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    おばあちゃんやお母さんの「女は結婚して子どもを産め」みたいな保守性についてもうちょっと切り込んで欲しかったなと思いつつ。 女子高生2人の最強感が良かった。 終盤に能登の話になりガーンと頭を叩かれたような気がした。

    0
    投稿日: 2026.01.24
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    これは中編でもあり、彼女がこれまで描いてきた、地方に住む少女の都会へのあこがれをストレートに表現した映像的な作品のように感じました。後半の、駐車場から車で逃げだす場面がすごく良かったです。最近読んだ『ペーパー・リリー』にも似たような場面があったけれど、女の子としての冒険心と男に対する恐怖心の葛藤の表現の一つのパターンなのかもしれませんね。映画化されたら見てみたい。

    0
    投稿日: 2025.12.21
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    地元が舞台なだけあって、出てくる場所も先生が 話す方言もあまりにもリアルすぎて面白すぎた! でもそれだけじゃなくてイスラエルとガザのことや 能登のことも折り込まれていて、スッと読めたけどそのあととても心に残りました。 1度県外に出たことによって地元の良さを知る、ということもあるので(自分がそうだった)心を決めた美羽にはぜひ県外の大学に進んでほしいし、美羽と比奈のその後も読みたい!

    4
    投稿日: 2025.12.10
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    「ここは退屈〜」で好きになった山内マリコ氏の作品ということで手に取った。 地方都市で生きる女子高生の行動範囲や「遊ぶとこがない」リアル感を描き切っているところに何だかしんみりしてしまう。。 それが現実。 流れるようにサクッと読める、2人の女子高生たちの青春モノという印象だったけど、 途中から規模の大きいシリアスな話。 2024年作品だけど、まだ全然リアリティある話。 主人公の心の移り変わりが、今どきな感じを保ちつつも、しっかりしてくる様が心地いい。 富山や地方都市を詳しく知らなくても、読みたいなと思わせてくれるのが、山内マリコ氏の作品の不思議。

    0
    投稿日: 2025.10.10
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    固有名詞がたくさん出てきてリアル、富山県に行ったことがなくて土地勘ないのが悔やまれる。 美羽も比奈もそれぞれ悩みがあり今を生きる人なら共感できる部分がどこかはありそう。

    0
    投稿日: 2025.09.16
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    山内マリコさんらしさ全開のストーリー。 女性視点で、表現や考え方、情景描写など色々な要素が「分かる分かる」という何ともモワッとした内容。

    12
    投稿日: 2025.08.21
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    [こんな人におすすめ] *富山在住で中高生の子供がいる人。富山の中学校・高校で働く教師。  一家に一冊置いておきましょう。学校の課題図書に使いましょう。 読書が苦手な人でも手に取りやすい厚みです。 富山で見られる、なんてことない日常が世界とつながっていることに気づいてしまうかもしれません。 もう富山県民は全員読んだ方が良いです。できるだけ早く、過去の記憶が生々しいうちに。

    10
    投稿日: 2025.07.26
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    さくっと読める。合う合わないでいえば、あまり合わなかったと思う。世界史の授業でパレスチナ問題をリアルに語る部分は良かったと思う。 母親の描写が唐突というか、踏み込むならもう少し描いても良かったのかな、と思う。いまいち主人公の内面が見えないまま終わってしまった感がある。

    0
    投稿日: 2025.07.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    美羽と比奈の2人の関係がいい。 自分たちの落ち着く場所を探すために、2人で地元の富山地域を開拓する姿を見て、私も、地元の新しい場所を開拓したいなと思った。 短いので、サクッと読める1冊なので、オススメです。

    0
    投稿日: 2025.07.07
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    普通のJK(美人で頭いいけど)が世界とどうかかわるか、リアルさを入れつつパレスチナ問題、震災などの社会問題をエンタメで軽く読めるように仕上げてある。逃げていい問題と向き合ってほしい問題。 装丁が独特だけど、企画本なのかな?手に取りやすいような、そうでもないような。若い人に届いて欲しい本。

    1
    投稿日: 2025.06.20
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    ・安全な場所がないという話=逃亡するというより「追放されるガール」って印象を受けた  電車、カフェ、家、、、  ハードの部分だけじゃなくて  ソフトの部分 心理的もそうだし  インターネットもそう(なんかいつも広告やステマから逃れている感覚がある) ・「家庭を持って欲しい」という価値観を押し付ける主人公の母は悪(敵)といえるか? 構造化されているのでは?  →子どもを持つことによって(のみ)自身の存在(母という存在)を確立する術がないからこそ?

    6
    投稿日: 2025.05.30
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    オーディブル 思った以上に若者向けの小説だったが、 隣県の富山県が舞台で、知っている固有名所が沢山出てきたのは良かった。

    0
    投稿日: 2025.05.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お話のテンポがよく、するするっと読み終えてしまいました! ガザの話や、震災、パパ活、など時事問題が 組み込まれている。 それらはどれも深刻な問題ではあるものの、 すっとストーリーの中に入っていて驚いた。 自分の進路も気になる、家族との関係も悩む。 けれどガザの話もすこし気になる。 美羽のように自分はどうしたらいいのか、 そう迷っている高校生は多いのではないか? また、比奈を救ってくれたのはニシナさんのように、初めましての人でも救おうとしてくれる大人がいるということを知って欲しい。 昨今、横暴な大人も多いけれど、皆がそういうわけではない。 いろんなことに悩んでいる学生の救いになる本であればいいと思う。

    0
    投稿日: 2025.04.20
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    初めて読む作家さん。 何気なく読み(聴き)始めたけれど、びっくりするくらいにモリモリギュギュッと詰まってました。 世界史の授業中の雑談。自分とは懸け離れたところで起きている戦争の背景や、それに世界(私たちも含めて)がどのように関わっているのか。ガザ地区を攻撃している国へ流れている資金の一部は、自分たちにも馴染み深く生活の中でよく利用する企業から流れている… 地方の小さなコミュニティの中で生きているけれど、戦争や災害など自分とは関係なければ意識すらしないというのは、本当に愚かなことだなと猛省。

    4
    投稿日: 2025.04.12
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    好きな作家さん 年齢的に主人公の女子高生よりは母親や塾の先生に近いからそっちの描き方のほうがリアリティがあった

    0
    投稿日: 2025.03.11
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    流石の山内マリコさん。地方女子を書かせたらピカイチ。大好きです。 一気に読めるボリューム感、だけど富山からパルテノン神殿、ガザ、そして能登地震までぎゅぎゅっと詰まってる。 主人公と同世代の地方女子みんなに読んで欲しい、でも若年層だけじゃなく、学生の頃感じていた閉塞感と無力さはそこを通ってきた全地方女性に響く気がします。 あとは、祖母や母など上の世代からの価値観の押し付けに心当たりがありすぎる!今回、男性からの女性性の押し付けではなく、意識的に女性からの女性性への同調が入れられていた様に感じました。 個人的にはニシナさんのように若い世代の手助けができる大人になっていきたいと思わせてもらいました。 新たな出会いから主人公がどんどん変わっていく様子、世界が広がって外にアンテナがどんどん立っていく様子が読んでいて気持ち良く、共感すると同時に、自分もまだまだ地元に対して世界に対して知らない事が沢山あってそれを知ろうとしてなかった、もっと知りたいなと自然と欲を掻き立てられました。 コテコテの富山弁で喋る岡部先生がとってもお気に入りです。こんな先生の授業、受けたかった〜!

    2
    投稿日: 2025.02.17
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    地方都市×女子学生ってもう山内さんの得意分野だよね。スタバで起こるあれこれとか、塾講師とかなんかいいなって思うものがぎゅっとつまってたなかで、能登地震など考えさせられることも多く短い中で大切なものが詰まってる一冊だった

    4
    投稿日: 2025.02.12
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    女子高校2年生がスタバで出会って友達になるお話。進路や家庭事情に悩むあるあるで、2人が富山市内を探検して遊ぶのが面白かった。 何より気に入ったのは世界史探究の岡部先生。彼の富山弁の授業が最高でした。

    0
    投稿日: 2025.02.11
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    富山県あるあるというか、ローカルネタと絶妙な地元の閉塞感が詰まっているので、県民分の星1つはおまけ。県外の人はどう読むのだろうか。

    0
    投稿日: 2025.01.26
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    読みやすいし、まさに今の同年代の子が主人公だったから、共感することも多かった。 イスラエルとパレスチナの戦争のことや、能登の地震災害のことについては、私も同じような認識だった。なんで戦争しているのか知らなかったし、能登の災害についても、身近なことなのにあまり知らなかった。 たまに、自分がが本当に無知であることに気付かされる。富山で普通に特に学びもせず、のほほんと生きていたら、無知なまま。それでも良いと思うけど、私はそのままで良いのか。 読書をしていると、新たな価値観に気づけるし、知らないことを知れる。今年は読書たくさんしたいな。そして、色々なことを知って、私も進路を決めていこう。

    2
    投稿日: 2025.01.07
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    高校2年生美羽の日常に現れた、同じく高2の比奈。 2人で放課後の富山駅周辺をくまなく探検し尽くすまでは、富山の女子高生のふわふわした物語が展開されるのだと読者は感じる。 優等生だが家庭に恵まれていない美羽にとって、信頼できる大人との出会いが物語をゆるやかに転換させる。 動き出した物語に急速に引き込まれていく。 自分やその周りの生活のことしか考えていないのは高校生だけではない。 高校教師、岡部先生の世界史の授業から、現在のパレスチナ情勢へと思考が向く美羽。 事実として知っていることと行動を起こすことは違う。 自分たちの富山での毎日も遠い世界と地続きなんだと思い知らされる。 「自分らちも世界とつながっとるってことくらいは、憶えとかれ」 岡部先生の言葉は、高校生の意識を変えるのだ。 「居場所を追われるの、もううんざり、ほんとに」 比奈の心からの吐露は、世界中にさまざまな形で存在することを思い知らされる。 誰もが、つつがなく日々を過ごしたいだけなのだ。 家庭が心休まる場所であってほしいだけなのだ。 それが叶わないなら、良い方向に導いてくれる人がいなければ。 大人の思惑に絡め取られる前に広い視座でものごとをとらえたい。 美羽のように聡明に判断を重ね、進んでいける女性でありたいし、 助けを求められた時に的確に判断ができる大人でありたいと願った。 この2人の主人公は読者の目を覚ましてくれる存在なのだ。

    0
    投稿日: 2025.01.02
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    以外ネタバレ含みます。 女子高生二人がスタバで出会うお話。 その舞台が、東京ではなく富山だから、この小説は面白いんだと思う。 視点人物である美羽が、比奈と遊ぶ様子は、女子高生そのもので、可愛い。 なのに、ふいに挟まれる世界史の授業のエピソードに、物語の色合いがカチリと変わる音がした。 今、ガザで起きている戦争のキッカケを、富山弁を話す先生が滔々と語っていく。 習っていた歴史は今と繋がっている。 そして、人の命を奪う所業と、自分の生活もまた、繋がっている。 そんな戦争の話題について、富山に住み続ける美羽の母は、遠く知らない地の話と言い切り。 比奈もまた、美羽の知らない土地で、天災の被害を受けていたことを知るのだった。 そのコントラストの中で、美羽は自分が進むべき路について考える。 学校の勉強って、侮れない所がある。 生きていても出会わない問いに、出会わせてくれる。 一冊を通して、美羽のある種の真面目さに、可笑しくもなり、少し心配もする。 それでもどうか、彼女が、芽生えてきた問いと向き合い続けて欲しいと、願っている。

    6
    投稿日: 2024.12.31
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    山内マリコさんは気になっていたけど、 なかなか手が出なかったときに、 本作(100分で読める中編小説シリーズ)を見つけ、 思わず手に取りました。 40手前で青春からはだいぶ遠ざかりましたが、 ツールや手法は違っても、 10代の危うさは時代関係なく一緒なのかもと思った一冊です。 スタバで出会った美羽と比奈。 居場所を求めて、楽しさを求めて、 一緒にいれることが大切で、 だけど冷めてる自分もいるし、 コントロールがきかない自分もいる。 「今しかない」が きゅっと詰まった一冊でした。 山内さんの作品、他も読んでみたいと思います…!

    9
    投稿日: 2024.12.31
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    タイトルや帯の文字から重めの話かなと読み始めましたが富山に住む女子高生と彼女とひょんなことから友達になった女の子の直球の青春ものでした。 スマホに塾にスタバ勉強…今どきの高校生って世界と繋がっているけどリアルでは地方住みの高校生の狭い行動範囲と狭い視野に自分の時代とさほど変わらないんだなぁと思ったり。そこから少し外に目を向けると知らない世界と知らない価値観があって大人になるってこういうことだなぁと。 大人でも視野が狭い人ってたくさんいるからこの世界が広がる瑞々しい気持ちを忘れないでいたいなぁ。

    2
    投稿日: 2024.12.26
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    高校生活が楽しかったと言えるように、 地元は美しいと言えるようになりたい。 学校が異なる2人の女子高生の物語。 2人の遊び方が面白いし、会話がとても心地よかった。 私も地元を離れて暮らしている。 だからこそ、地元に帰ると見慣れた景色になぜか感動したり、知らない場所を紹介された時に、いい場所なんだなぁと再認識するところに共感した。 地方をテーマにした作品なのかなと読み進めたら、世界規模の話しから、日本で起きたことにも触れられていて、どちらも人ごとではないと思ってしまうのはなぜだろう。 自分が知らないところで悲しんでいる人がいる。そして歴史がある。

    1
    投稿日: 2024.12.14
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    私の好きな山内マリコさんの新刊。安いし購入。富山出身の著者による富山の女子高生の小説。祖父母が富山の人なので方言が容易に脳内再生可能。富山弁きつめの先生に色々作者の思惑はのせられているような気はしないでもない。

    1
    投稿日: 2024.12.12
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    富山県民です。まさに作品の中に出てくる「マルート」の本屋さんでこちらを買いました。 出てくる所出てくる所ぜんぶが馴染みの場所で、美羽と比奈が今どこにいるのか手に取るように分かって面白かったです。しかも美羽の家は上市……! どローカルすぎて、これ、富山の人以外は楽しめるのだろうか……笑 「2024年の今」を切り取った作品なので、鮮度がいいうちにすぐ読むべきです。富山の人は特に。 これだけ富山に特化した作品だと普段本を読まない人もするする読めそうなので、周りの人に勧めてみます。

    8
    投稿日: 2024.12.04