
総合評価
(14件)| 5 | ||
| 5 | ||
| 1 | ||
| 0 | ||
| 0 |
powered by ブクログ読み進めるのがキツかった。 クズと阿呆と悪しか出てこない,,, 正直、書いてる又吉さんもキツかったんじゃないかな? 本を読む時、作家さんの人柄を意識して読むことないけど、又吉さんの考え方が垣間見れたような作品。 「こうゆう事気になってるんだ」とか「こうゆう場面あるある」とか。笑えるところも沢山あるにはあるけど,,, そして消化不良で終わった,,, 唯一、定ちゃんだけが癒し。
44投稿日: 2026.02.09
powered by ブクログいや、面白いのです。間違いなく。 そして今作は又吉氏の作品の中では、よりエンタメに寄ったかなと思います。個人的に純文とエンタメの中道を行く作家の作品は大好物であるのですが、しかし今作ちょっと読んでて中弛みというか蛇足というか同じことの繰り返しを2度3度読まされてる感が強く、若干、辟易気味になる。又吉氏独特の感性と表現力は相変わらずでキレキレです。正真正銘の屑である横井は自分には理解できない存在でしたが まぁ、主人公の岡田も相当な屑、でも皆んな人の事上から正せるほど清廉潔白な生き方してますか? 違うよねー、龍さんも久保も大倉も香織も。 前略、廣野先生 カッケーな、私もそんな大人になれてますか? 前略、有希様 あなたはまるで悪くない 公園同様夫婦の設計がちょっと違ったのです 前略、横井のおとん わかる、きっとそうですよね 生きとるわ
14投稿日: 2026.02.07
powered by ブクログ人間の弱さをまざまざと見せつけられて読んでて辛くなる作品ではあるものの、又吉さんの文章だからこその笑えないんだけど笑っちゃう表現だったり心の中で軽く突っ込みを入れる台詞なんかは思わずクスッと笑ってしまう部分があって多少救われました。横井というどうしようもない人間がいて、それに振り回され被害者だと吠える人たち、この人たちも弱く脆く決して完璧な人間ではないところが妙に生々しく表現されていました。又吉さん独特の台詞回しは感じるのに出てくる登場人物の描き分けがしっかりされていてそれぞれの人物像が浮き立っていました。 あらすじみて人生を狂わされるってどんなもんかなとおもって読み始めたけど想像の何倍もグロい絶望で容赦なかったです。
1投稿日: 2026.02.07
powered by ブクログ阪神タイガース優勝の夜、道頓堀川に飛び込んだある男は、友人たちに借金をし、踏み倒し続ける高校時代の同級生、横井だった。 なぜそんなことになるのかと忠告の一つも言いたくなるほど不毛な渦に巻き込まれた岡田を待ち受ける不穏さは、どんどんとその闇を色濃くしドツボにはまっていった。 横井の無邪気さと欲に対する狡猾さ、岡田の愚かさは、笑いとしんどさを同居させた。 500万もの金を奪われ、何度も裏切られた末に残る友への想いには、横井は横井でしかないという人間の本質が集約されていた。 「葬式以外でも、こんなに誰かのために人って集まるんだな」 同じく騙された同級生の言葉は、切実さと諦めとが入り混じるシュールなものだからこそここぞという時に笑えてくる。 真剣に追い詰め、追い詰められているからこそ、大阪弁のしょうもなく小気味よい軽口が笑いをもたらす。 横井に占められる岡田の思考の行き着く先を見ていくのが恐ろしかった。 純粋さが垣間見えたと思えばすぐに何度も裏切られる。その状況を楽しんでいる岡田に気づいた時、本当の狂気の持ち主は岡田なのではないかと思えた。 誰もがどこかしらで狂っているのだ。 雨と晴れとの境目は紙一重で、片足を踏み出せばそこはもうドツボへの入り口だ。 岡田がシリアスであればあるほど、真剣に腹を立てれば立てるほど横井の身勝手さが際立ち、何度でも笑ける。清々しくて感服する。 そこで笑ってしまう自分もまた何かしら狂っている人間の一人なのだろうか。 人への腹立たしさから湧き上がるおかしみは、又吉直樹という人間に私たちを一気に引き込む麻薬だった。 なんて厳しい現実。 報われず、救われず、束の間の期待は裏切られ、切迫し、逃げ道は一つずつ失われる。 世の冤罪や殺人事件などを扱った小説とは全く別物のしんどさが充満し、キツイなぁと口から言葉がこぼれ落ちた。 足を滑らせて、躓いて。 そんな転がり方とは異質の闇。 生温かな沼に一歩ずつ足を踏み入れ、気付けば自力では引き返せなくなっていた。 そんな人間の堕ち方だった。 いっそのこと、ひとおもいにトドメを刺してくれと願う一方で、この展開が最高に笑えるのだと思う自分も存在している。 人を騙すという人生を精一杯生きる横井にキラキラとした純粋さを感じる私は、この本を読む前の私とはあきらかに違っているのだろうと、僅かにワクワクする。 着地するはずの現実は未だ遠く、発火した瞬間その火花を消す手立ては最初から存在しなかったかのように一瞬で消え去った。 人間はとてつもなく愚かで、それでいて愚かさを味わう人生を面白いと思ってしまう。 全員が人生のどこかで知らぬ間に狂いながら、離れたくとも離れられない人たちとの運命を心の何処かで納得し、衝動的に、本質的に、それらを楽しんでいるのではないかという気持ちにさせられる。 きっと世の中の誰もが真剣に狂っている。 この一冊でしか読むことのできない破滅へと向かう物語。
6投稿日: 2026.02.06
powered by ブクログ苦しかった。 狂っていくしかこんな不条理な世の中では生き延びられないのかもしれない。こうあるべきなどの風潮、世論は人を息苦しくさせている。はずなのに、その社会を作っているのも個人なのが得体の知れない恐怖を感じる。それに対する反逆を、岡田は高校生の時に初めて企て、人生を通して反逆してしまったように感じた。 どうしようもない屑だけど、思考はできて、屑だから、社会を呪っていると同時に、人間を、自分を呪っていた。破壊衝動、暴力性、自暴自棄はすごく共感できてしまったけど、これは他の人も共感できるんだろうか。思い通りにならないことが苦手な私は、社会的に見れば岡田ほどではないにしろ、社会不適合者というラベリングをされるのだろう。 人にお金を貸したことはないけれど、信用という価値観は人間しか持ちえないのだろうと思った。 信用とは期待であり、期待先は相手の偶像でしかなく、でも人間は期待したい生き物であり、他人から頼られたい生き物。なんでそんな損しがちな特性が生き残ってしまったのだろうか。 最初は横井がすごくやばい人みたいに描かれていたが、途中から主人公の歪みの結果なのでは?ってなっていく様が良かった。他人は自分の鏡。社会も自分の鏡なのだろうか。どこまでが他人でどこからが社会なのか。
1投稿日: 2026.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
妻もいて社会的信用もある会計士という仕事についている岡田と、高校生のときの同級生でとことん嘘つきで人から大金を借りては踏み倒して連絡を絶つ横井との理解不能な関係。 息をするように嘘をつく男。すぐにばれる嘘をつきながら人からお金を借りていく。そんな屑男に、どうしてお金を貸し続けるのか。 貸したお金を返してもらう。ただそれだけのことがどうしてもできない。話の通じない人間ってこわいよな、と。 けど、横井と岡田の関係ってなんなんだろう、と考え込む。 社会的な成功者である自分と、社会の底辺にいる嘘つき男。 嘘を嘘とわかりつつお金を貸す、自分の生活を破綻させてまでも関係を切ることができない理由。 読んでいてしんどくてしんどくて。なんでそうなるのよっ!となんども怒鳴りたくなる。 同級生4人のそれぞれの人生の最後までを見届けたい、しんどいけど最後まで読み続けた理由。
3投稿日: 2026.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
個人的に好きな作品だった。 幸せや希望を感じる物語ではない。むしろ、目を背けたい現実に無理やり押し付けられるような不快感すらある。なのに読むのをやめられない。人間って、愚かで汚い。何かにしがみつくことでしか生きていけない気がする。 誰の生き方も肯定できないけれど、それぞれの言葉にそれぞれの意思があって、なんか妙に納得してしまったりもした。都合よく自分の弱さを言い訳にする人間にはなりたくないし、自分の人生以外どうでもいいわけではないけど。 関西弁なので馴染みやすく、深刻な場面でも面白いツッコミが出てきて、笑ってしまう。 読み終わって自分がどう感じたのか自分でもよく分からない。この本を正しく理解できたのかすら分からない。だが、読み終わってしまったことへの寂しさがただただ残っている。
0投稿日: 2026.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
又吉さん初読み(「火花」はドラマでは見た)。 横井に騙されても騙されても手を差し伸べてしまう主人公。 勝手に主人公は被害者側なのかと思ってたら、加害者でもあったのかな、と思いました。 横井、自分とは正反対である意味羨ましい。 長生きしそうな性格だなあ、と思うけど、ある日突然東京湾に沈められそう…(大阪湾か) 個人的にはあまり合わなかったかな。 共感できなくても、知らない世界を知るのは楽しいと思えることもあるので、個人的にこの本は自分にはまだ早かったかなと思う。
0投稿日: 2026.02.05
powered by ブクログ所々の描写で、すっと笑える描写が多く、又吉直樹と言う人間が、やはりお笑い芸人であると言うことを知らしめてくれる作品です。作品全体としては、共感できる人の差が、この作品の評価にも影響があると思います。僕の地元や友達のことを想像しながら読むと、共感できるところが多々あり、最後まで面白く読むことができました。エンタメとしての読書というより、内省を目的とした自分だったらどうだろうかなどを考えるようなことが多かったので、面白い面白くないと言う評価とはまた違う評価でとても好きな作品でした。
0投稿日: 2026.02.04
powered by ブクログ「自分の日々の生活が苦しいのは自分の努力が足りないからなんやろ。それを乗り越える強さが自分にはないからなんやろ。そんな状況を回避する才能が欠落しているからなんやろ。全部、自分の責任ということになるんやろ。この社会の構造の不備には目を瞑り、そこで生じた個人の痛みは各々で持ち帰り、自分で何なんかしなければならない。おまえらが人に優しくないから、世界はおまえに優しくないんや。強さを持つ者だけが生きる資格があるならば、弱さがあってあたりまえやと思っている自分に生きていく場所なんてないよ・・・」 同書からの抜粋である。 高校時代から中年にかけての主人公と、腐れ縁とも呼んだらいいのか、「友達」との月日を描いている。 人生、合理的にはいかないし、良い人がいい目を見るとも限らない、そして、誰でもちょっとしたことが原因で堕ちていくのである、そんなことが、内容とは裏腹に瑞々しく描かれている。 あちこち引っかかりながら読んだ。その引っかかった箇所が私に何かを考えさせてくれた。
19投稿日: 2026.02.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
めちゃ面白かった シリアスなシーンの会話部分でところどころ笑わせてくれるのに最後の100ページくらいはずっとしんどいことの続きで、これ、終わりどこに向かうの?って思ったけど終わりがこんなに爽やかになると思わなくて、終わった時はなんかほっとした 主人公がどうしようもない見たこともないどクズではあるのに共感できちゃってることに途中で気づいてしまうからしんどかった 主人公だからなるべく傷つかない方向に向かってほしいと思えるんだけど、実際にそばにいたら早くこいつが痛い目見てくれますようにって思っちゃうんだと思う。でもその人の中にもきっと自分が似てる部分があるからその人が自分の代わりに裁きを受けてくれるのを期待してしまうのかもしれない。 妻がいちばん酷い目に遭うんだけど、妻は常に優しくて正しい。優しくて正しい人が幸せになるとは限らないその残酷さも含めて、面白いと思ってしまう。 人生は報われないし、何があるかわからないから生きていける。その何があるかわからないには不幸が含まれているのに何があるかわからないことにいつも救われている。 「ほうじ茶か、みたいな顔すんなよ」のところがいちばん笑った
2投稿日: 2026.02.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中盤からきつかった。 顧客からお金騙し取るの成功して、 2回目行く時、なんか次もいけそうな感じ、むしろバレるなって言う感情で読み進めてしまった。 冷静に考えたら、間違いなく誘き出されているのに。上手くいけ、彼に光をと。岡田もたぶん屑なのに肩入れしたくなるのは、可哀想な人を救ってあげたいっていう私の偽善心なのかも。 たしかに横井はどこでもいるし 自身もそんな時があるんだろうと客観視できた 家族の関係性がたくさん出てきてきたのもよかった。横井と父、元妻と両親、神と神の子 この目線で見ると、愛の形は歪んでても間違いではないよな。 プールへの飛び込みという強烈なシーンが、信頼と裏切りと言う形で、最後ここで登場するのかと意外だった。 横井の父親しんどけ!というブラックジョークを、先生に指摘される倫理観であると、そこで再認識した生粋の大阪人でした。 道頓堀に馴染みがあるから、シーンが細かく想像できて、解像度がとても高かった。 最後は綺麗に終われよおお。まんまと騙された。 ほんとに面白かった。 人間の汚い思考や妄想を表現している又吉にもやべえなって感情を抱くかなと思いや、美しい文章だったな、で終わるのはどうしてだ。 繊細ゆえの儚さと図太さ、? 公園にいた小学生が言っていた 犬に追いかけられていたの見てた人? の理由を見つけられてないのを思い出した。 また読みます
1投稿日: 2026.02.01
powered by ブクログおもしろい。だけど…なんでこうなる…、と頭を抱えたくなるような話です。脳がぐわんぐわん揺さぶられます。クズのヨコイ。お人好しのオカダは振り回されます。いや、でも本当にそうなのか? どうにも救われない彼らが最後に笑っていてくれればいいなと願うばかりです。 この救われなさを切なくおかしく表現する、又吉直樹に完敗。
16投稿日: 2026.01.29
powered by ブクログ【又吉直樹6年ぶりの長編小説!】『火花』から10年後に書き上げた新たな代表作! 友情、恋愛、裏切り、苦境……生きることの切なさとおかしさの詰まった900枚。
3投稿日: 2026.01.19
