
飲中八仙歌―杜甫と李白―
千葉ともこ/新潮社
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総合評価
(3件)4.7
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
世俗の権力や規範に縛られない「狂」という概念 儒教的理想と、腐敗した政治、戦乱の現実 「狂」を通してしか生き延びられなかった時代の体温を、そのまま流し込んでくる物語の体感が凄まじい
2投稿日: 2026.01.23
powered by ブクログ千葉ともこ「飲中八仙歌」新潮社読了。中華列伝なんだけど、はるか昔には感じない。それは著者の若き感覚の筆力だろう。この手の小説はあまり読まないがくせになる。杜甫の飲中八仙歌の物語。8人の著名な酔っぱらいとの関わりがおもしろい。最終章の杜甫の有名な詩、国破れて山河ありを何度も繰り返す。
0投稿日: 2026.01.22
powered by ブクログ杜甫を主人公とした小説。杜甫の「飲中八仙歌」をベースに登場人物との関わりを描いていく。杜甫と李白の描き方、関わりは常識的とも思えるが、これ以上上手くは書けないだろう。なかなかである。他の登場人物が素晴らしい。特に賀知章、崔宗之。それほど有名ではない人物だが、さもありなんという感じ。焦遂は歴史上の人物かどうか不明で作者の創作に近いか。八仙の中にない阿倍仲麻呂も登場させる。これがまた絵に描いたような仲麻呂のイメージにピッタリ。素晴らしい。 よく分からないのが粛宗。若い頃はそれなりに魅力的で、杜甫との交わりは創作だろうが面白い。そして即位後の再会。面白くない。事実に近いのかもしれないが、もう少し面白く書けなかっただろうか。
0投稿日: 2025.12.21
