
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『エルザ動物クリニック』での動物の命そして人間模様を描いた物語。 主人公の深雪は前の職場で理不尽な扱いを受け辞職し両親の反対も押し切り動物クリニックに次の職を求め一人暮らしを始めた。 ぶっきらぼうだけれど思いやりのある女院長はじめ二人の女性看護師、死にそうな子猫を助けた優しい工事にきている職人さん…周囲の優しさに触れ立ち直っていく。 妻のことを力で押さえつけ言うことをきかせる夫。 母親に虐待されている少年。 夫に先立たれ自分も心臓が悪いのに一人で老犬の介護をする女性。 様々な問題を抱えた人たちがクリニックを訪れる。 ペット社会である現代の問題を知らしめてくれる感動作でした。 (Word) お互いに自分の気持ちや考えをちゃんと言葉にして伝えようとしてないだろ。何も言わなくてもわかり合えてこそ本物、みたいな幻想がいけないんだよ。わかるわけないじゃないか、所詮は他人なんだから。
4投稿日: 2026.02.16
powered by ブクログ信州の美しい木立のなかに佇む「エルザ動物クリニック」。 獣医師としては凄腕だけれど、ぶっきらぼうで抜けている院長の北川梓、頼れるベテラン看護士の柳沢雅美と萩原絵里香、新人で受付と事務を担う真田深雪。4人のスタッフが力を合わせ、日々運び込まれるペットや野生動物の治療を施し、さらに飼い主の心に寄り添う連作短編集。 貪欲なまでに直木賞が欲しい女流作家を描いた『PRIZE』とは打って変わって、心が温かくなる作品だった。 ガサツだけど、動物に向き合う姿は真剣そのものの院長が、愛猫家の村山さん自身の姿に重なって感じたのは、私だけでないと思う。 改めて、純真無垢な動物といると、いかに人間が愚かな生き物かがわかり、反省しっぱなし。やっぱり、動物と一緒に暮らすのって心が満たされる。人間と暮らす動物が幸せになるのではなく、人間側が幸せにしてもらってるよなぁ。 老犬ロビンの話は、実家にいるもうすぐ17歳のおばあワン柴犬の近い将来の姿のようで、切なくなった。 まだまだ心の殻を破れない深雪と、朴訥とした土屋さんのこの先が気になって仕方ない。 続編があるようなので、期待して待ってようと思う。
43投稿日: 2026.02.15
powered by ブクログ「二人キリ」を書いた作家さんとは思えない程(?)の優しい作品。動物への優しさは勿論、生きとし生けるもの全てへの命の尊重を深く描いてる。 信州山奥の動物クリニックに勤める深雪が、目にする患者と家族(ペット)の関わりを通して過去を乗り越える様な作品。途中涙のシーンがあるので読む場所を見極めて。
13投稿日: 2026.02.14
powered by ブクログ久しぶりに読んだ村山由佳。これまでの村山由佳の人生を主人公を変えて書いたような感じ。院長先生とてもかっこいいし、スタッフもたかしもとても素敵な人たち。
0投稿日: 2026.02.14
powered by ブクログ個人的評価:★★★★★ オススメ度: ★★★★★ オーディブルにて。 面白すぎて、一気読みならぬ、一気聴き作品。 はじめての村山由佳さん。 そうか‼︎村山由佳さんて話題の「PRIZE」か!…と、後から繋がったり。。。 Amazonで調べるとどの作品も高評価は、大いに納得…でした。 しかも、思い出してみるとNHKの「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」でも出演されてたほど、無類の猫好き作家さん!あぁ…あの作家さんか‼︎…と、ふと思い出し、録画したものを消してしまっていた自分を後悔。。。 話は逸れましたが、こちらの作品は信州の山奥の動物病院「エルザ動物クリニック」を舞台とし、凄腕だけれど、ぶっきらぼうで抜けている院長獣医師の北川梓、頼れるベテラン看護士の柳沢雅美と萩原絵里香、受付と事務を担う真田深雪。 そんな4人のスタッフが力を合わせ、日々運び込まれるペットや野生動物の治療の様子とともに、様々な人間模様を描いた作品。この人間ドラマもまた素晴らしく、時にくすっとしたり、時に号泣したり…(笑 瀕死の野良の子猫、老犬ロビンの介護に悩むおばあさん。歪んだ結婚生活に寄り添ったインコのタロウ……。 それぞれの人生と共にある、かけがえのない命をいかに救い、いかに看取るのか。 私も愛猫の看取りを終えた身として、その生きとし生けるすべての命への愛しさがあふれるこの作品に出会えて幸せでした。 学校の国語教科書作品として採択してもいいのでは⁈…と思ってしまうレベル。 全ての動物好きの方に全力でオススメしたい作品です。 これを機に、村山由佳さん作品を色々と手に取ってみたくなりました。 (2026.2.12-2026.2.13)
34投稿日: 2026.02.13
powered by ブクログ動物への愛、それも無責任な愛ではなく、最後まで共にする覚悟のある愛に溢れた作品と思った。 老犬と老女のエピソードに、胸を打たれない読者はいるのだろうか。 そして、小さな動物病院に迷い込んだ二人の男女の恋の行方はいかに。
7投稿日: 2026.02.11
powered by ブクログ読み終えてから改めて著者名を見てびっくり。 最後まで村山早紀さんの作品だと思い込んで読んでいた。村山由佳さんも猫ちゃん好きだったとは。 勘違いしてしまうくらい、今までとは毛色の違う感じの、優しい動物愛が溢れる物語。 5つのお話それぞれが、村山さんが実際は経験されたことにヒントを得ながら書かれているそうで、それを想像しながら読むのも面白かった。 自然に包まれるような装丁のイメージ通り、優しい穏やかな気持ちになる本だった。
41投稿日: 2026.02.11
powered by ブクログ私は村山由佳さんの物語は結構読んでいると思うのだが、今回の新作には驚いた。 村山由佳さん本人が語っているのだが、『風よあらしよ』『二人キリ』のハードな執筆での疲労感から、優しく心に届くような物語を書きたいと思ったとのことだ。 そして村山さんの意図通り、『 しっぽのカルテ 』は動物好きの読者に、心に染み入る優しい物語となっていた。 舞台は信州の森の中に新たに開設された「エルザ動物クリニック」で、獣医師の北川梓院長、看護師2人、事務員、計4人の女性だけの職場だ。 そこに建物のメンテナンスや庭師としての仕事など、なんでもこなす便利屋の青年が加わる。 物語は5話からの構成で、人間と動物の命とが向き合った優しいお話が綴られている。 1話から5話までの物語は、村山由佳さんが体験した事実からヒントを得た内容とのことだ。 村山さんの猫好きは有名な話だが、子供の頃から大の動物好きだったことをこの一冊で知ることができる。 動物と人間との密接な関係を語る物語だけではなく、複雑な人間模様を絡ませながら人のみならず動物たちが抱いている「愛」が綴られていた。 村山由佳さんの物語を読んで、笑みと涙を浮かべながら温かい気持ちになるなんて、というのが読後の感想だった。
11投稿日: 2026.02.11
powered by ブクログ動物病院を舞台にした短編物語でした。どのお話も胸に刺さり最初の章から涙があふれました。主人公さんが人との関わりに臆病になった経緯には憤りしかなかったですがその傷を周りの人たちがふんわり癒してくれる環境によかったねと。命との向き合い方には厳しい現実を突きつけられます。それでも私たちは逃げずに最後まで責任を持ってき関わらなきゃいけないんだと思いました。
11投稿日: 2026.02.10
powered by ブクログうちにも愛犬がいるので夢中で読んでしまいました。動物ももちろん人も周りの人間の温かさで傷が癒えていくと感じられるこの作品。命を扱う現場だからこそ人の心の傷も癒やされていくのも感じられました。
10投稿日: 2026.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
動物病院が舞台ということで手に取りました。巻頭の文章がきれいで印象的に始まります。その意味がわかる5章がこの作品を引き締めてくれてました。動物病院の存在は現代に何をもたらしているのか、もっか延命措置なのか治療なのか悩むタイミングで読んだので、星5ができないけど どうかこの本の内容が理想郷になるようなことがないことを願いたい。ペットと呼ぶ所有ではない間柄、生き物との距離、舞台のある森が現実世界でも多く残されていくことも併せて。著者村山由佳氏は続編をお考えとのこと、余韻が残る終わり方にさもありなん笑
1投稿日: 2026.02.06
powered by ブクログ▼配架・貸出状況 https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00561513
0投稿日: 2026.02.06
powered by ブクログ長野の動物病院を舞台にしたハートウォーミングな連作短編集。 とってもよかったです! 各話で描かれる命との向き合い方も良いし、梓院長のキャラも大好き。 何よりエルサの森が魅力的で、私もここで働きたーい!!深雪の立場になりたーい!って思いました。 「天国の名前」「それは奇跡ではなく」の二つの章では涙ボロボロ。 良い物語と出会えると嬉しい。
1投稿日: 2026.02.05
powered by ブクログ村山作品久々のハートウォーミングストーリー。 ここのところ男女の愛憎などの物語が多かったが、こういう話を待っていたんだと心躍った。 舞台は地方にある動物病院、そこで働く人々とその病院に通ってくる動物や飼い主との関わり合いを描く。読みながら先が待ち遠しかった。希望の持てるラストもよかった。
16投稿日: 2026.02.04
powered by ブクログ信州の爽やかな風がページの間から柔らかく吹いて来るようだ。 「エルザ動物クリニック」では 個性的な院長先生、ベテラン看護士と 受付・事務を受け持つ深雪が ペットや野生動物の治療を懸命に続けている。 ペットと言っても家族も同然。 飼い主と飼われている小動物の関係性も興味深く描かれている。 どのエピソードも愛情深く 一緒に暮らすペット(家族)を世話をする様子が微笑ましい。 「しっぽのカルテ」 タイトルもかわいらしくて惹かれる。
1投稿日: 2026.02.04
powered by ブクログ連作短編集の形で、人と動物がともに生きることの意味を問いかけてくる作品。冒頭の話では、21歳を目前に旅立った愛猫の最期が重なり、涙をこらえながら読んだ。章題にもなっている「天国の名前」という発想は初めて知り、うちの猫なら何と名乗るだろう、と自然と考えてしまう。 物語の軸は人と動物の関係にありつつ、モラハラやDV、児童虐待、地方に残るジェンダー差別といったテーマも織り込まれていて、読みごたえのある奥行きの深い一冊。登場人物が魅力的で、続編を期待したくなる作品だった。
2投稿日: 2026.02.04
powered by ブクログaudible⭐︎ 動物と暮らしている人々の物語だった。 土屋の優しい心根に触れ、同じ命のある動物と暮らす責任感を学んだ。 年老いて犬を飼っている人をよくみるが、自分が死んだあとの事まで考えて飼う決断をする事を学んだ。 インコの寿命は長い!DV夫と戦う力をくれた。 どの物語も命について考えさせられた。 北川院長の人情には拍手を送りたい♡
23投稿日: 2026.01.31
powered by ブクログ心がじんわりと温かくなる一冊だった。 動物たちのエピソードも、動物クリニック医院長自身の生い立ちも、どれもキラキラとした輝きを持ちながら、同時に切なさや厳しさも含んでいる。 特に、馬は足を怪我すると生きられないという事実を初めて知り、命の残酷な現実と否応なく向き合わされる場面が印象に残った。 いつか必ず終わりが来る命とどう向き合うのか、その問いが静かに胸に残る。 共感できるエピソードの数々と、悲しみを抱えながらも前を向いて進んでいく人や動物たちの姿に、そっと背中を押されるような気持ちになった。 悲しいだけで終わらず、読後には前向きな勇気をもらえる、そんな一冊だった。
2投稿日: 2026.01.31
powered by ブクログペットと共に生きる責任と生命の大切さを教えてくれる小説。 ペットを飼っている方でも飼っていない方でもとても刺さる小説だと感じました。 動物への生命の考え方など懸命に生きる姿に元気をもらえました。 老犬ロビンの話はとても切なくて泣いてしまいました。 人は動物(ペット)とに対する考え方など人それぞれだと感じる場面もありました。 それでも動物と寄り添える人生でありたいと感じました。
40投稿日: 2026.01.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Audibleで聴きました。 「感涙の動物病院ストーリー」と帯にある様に、どのお話も涙を誘う…。 動物たちと人間の関わり合いだけでなく人間模様も書かれていて心があたたまります。 動物好きな人は共感できる小説だと思います。 小説でも読みたくなりました(≧▽≦)表紙もとても素敵なんですよね。
1投稿日: 2026.01.22
powered by ブクログ今回はホワイト村山さん。もみじを看取ったかあちゃんだけに、文章の端々に動物への愛情滲み出てる。「どの道を選んだって後悔は必ずする。何の後悔もない看取りなんて、とくに動物の場合はないのかもしれない。あの子たちは口をきいてくれないから」「自分が苦しみから逃れるためじゃなくて、あくまでもその子のために選ぶ道かどうか。どう足掻いたって永遠に生きられる動物はいないんだから」長寿の猫ちゃんいるだけに正常性バイアスに気をつけて、永遠に…。じゃなくて今を悔いなく楽しむニャン。
6投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ人も動物もこの動物病院で癒されていく。ペットを飼ったことがある人なら胸がいっぱいになる箇所があるはず。
1投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【収録作品】 第一話 天国の名前 第二話 それは奇跡でなく 第三話 幸せの青い鳥 第四話 ウサギたち 第五話 見る者 動物たちの命に向き合う院長・北川梓のパワフルでまっとうな姿が小気味いい。 一方で深雪の元上司や同僚、伯父には腹が立つ。 命と向き合うには覚悟が必要。それが動物でも人間でも。そしてわかった気になって他人の覚悟を裁かないようにしたい。
6投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログ「エルザ動物クリニック」を訪れる人々と動物、そしてスタッフたちが織りなす、愛おしい物語。 第二話の老犬介護のエピソードは、胸が締め付けられる思いがした。動物の苦しみ、飼い主の葛藤、そして「安楽死」という重い問いが、静かに、しかし深く突きつけられる。 これは村山由佳さんの新たなシリーズとして続いていくのではと、今後の展開を心から期待!
23投稿日: 2026.01.14
powered by ブクログとても優しく素敵なお話だった。 ずっとずっとこの先も続いていくような、何気ない毎日の出来事で綴られている。 森の中にある動物病院 自然に囲まれてハーブや野菜を育てて、本を読み終わったあとも、いつも通り彼らの日々が続いているような気がする。
1投稿日: 2026.01.14
powered by ブクログ●読前 #しっぽのカルテ 村山由佳さん、以前はたまに読むくらいの作家さんでそれほど印象的な作品はなかった。それを変えたのが『PRIZE』。作家の本音が書かれているっぽいので読む前から強烈な印象を受けたし、期待にたがわない内容で楽しめた。その後の新作、期待してしまう https://amzn.to/4oVauzY ●読後 #しっぽのカルテ 2025年の紅白、作詞は稲葉さん作曲は福山さんのコラボ曲披露に、「うわー、詩も二人の歌い方も古くさー、昭和臭プンプンー」と感じた。残念ながら本作も同じような感想。2歳違いの同年代なので、感動ポイントっぽい押し付け感が合わなかった https://amzn.to/4oVauzY ●心に響いたフレーズ&目次 #しっぽのカルテ https://mnkt.jp/blogm/b251126a/
12投稿日: 2026.01.14
powered by ブクログ別荘地の動物病院にやってくる動物とその飼い主、そしてスタッフ達。 動物が哀しい目に遭うものは読みたくないので、タイトルや表紙に動物が出てくるものは敬遠しがちなのだが、好きな著者なので恐る恐る手に取ってみた。 やはり哀しく目を背けたくなる場面もあったけれど、だからこそちゃんと見ないとダメなんだと突きつけられた気もした。
1投稿日: 2026.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
村山先生の描く動物モノ…これはきっと泣かせられるなぁ〜〜案の定、考えさせられることばっかりで。 シリーズ化とかしていただきたいですね。
14投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログ「天国の名前」 「それは奇跡でなく」 「幸せの青い鳥」 「ウサギたち」 「見る者」 五話収録の連作短編集。 装幀もタイトルのフォントも内容も全て好み。 読後、思わず本を抱きしめたくなった。 物語の舞台は信州の美しい木立のなかに佇む『エルザ動物クリニック』。 このクリニックには、日々、病に苦しむ動物たちが運び込まれる。 こう書くと動物を題材にしたお涙頂戴物語と誤解されそうだが、本作はそれ以上に人間愛に溢れている所がいい。 心が削られる場面もあるが、この医院に携わる人達の温かな想いに何度も涙が零れた。 読後は愛おしさで胸が一杯に。
11投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログ刈泉(おそらく軽井沢がモチーフ)の自然豊かな土地にある「エルザ動物クリニック」が舞台になっている連作短編集で、猫、犬、インコ、ウサギ、と多様な動物たちがやってくる。 文章は言わずもがな読みやすく、シーンが頭のなかに映像のように浮かんでくる。 いずれの話でも動物に対する眼差しがやさしく、村山由佳さんならではの愛を感じるストーリーだった。 いち飼い主として、「命を預かる」という綺麗事では済まない責任について、改めて心に深く刻みたいと思った。
9投稿日: 2026.01.08
powered by ブクログ動物たちの強さ、真っ直ぐさにはたくさん学ぶことがある。 自分と重ね合わせられるところが多く、あっという間に読み終えることが出来ました。 私と関わってくれている動物たちが、幸せに天寿を全うできるように愛情たっぷり注いでいきたいと改めて感じました。
6投稿日: 2026.01.07
powered by ブクログ2026年一発目の読書はこちら。あまり期待しないで読んだんだけど第一章で号泣、ずるい…バカダナ、バカダナなんて…泣かない人いる?愛犬を見送り今愛猫2匹と暮らしてる身としてはもうたまらない一冊だった。虐待受けてた少年の行方が気になるところだけどどこかで幸せに暮らしていてほしい
8投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログ村山由佳さん2冊目の読了。 面白かったです。 動物病院の話の連作短編集。心温まる作品です。ボリュームも適度で読みやすい。ラストも良く、幅広い世代にオススメできる作品です。
62投稿日: 2025.12.29
powered by ブクログ長野の獣医連作短編集。傷ついた猫を拾った、犬と同じく飼い主が老いる、鳥飼う妻に対して夫モラハラ等。 とても良かった。ペットを飼いたくても飼えない自分でも色々想像できる。
3投稿日: 2025.12.26
powered by ブクログ#しっぽのカルテ #村松由佳 表紙やタイトルから想像される、ほっこり動物病院ものではなく、村山さんらしいかなり骨太な物語。ハッピーエンドとはならないところもとてもリアルで、自分の胸にストンと落ちた。院長は最高だし登場人物も魅力的。続編確定だね。 動物と暮らしている人は共感することは間違いないし、胸に刺さって深く考えさせられるお話だと強く強く思った。
10投稿日: 2025.12.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2025/10/17 3 なんて穏やかな村山由佳作品。動物病院に勤める深雪、捨て猫を連れてきた高志との恋の行方が気になる。母との関係、いくつかのDV、いきなり院長のモンゴルの話があったり続編があるのかな。
1投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログ机に突っ伏して声を上げて泣くほど号泣しました。自らも経験した愛犬の旅立ち。読み進む中でまざまざと蘇る心の痛みと悲しみ。別れへの恐怖。どんなに愛しくとも溜まっていく介護の寝不足…。あの子が旅立ってしまったあの日に戻って涙しました。深く心を打つ文章が溢れています。1人でも多くの人に読んで欲しいなと思った作品でした。
4投稿日: 2025.12.16
powered by ブクログ内容は良くある動物もの でもそこに村山先生の文章力が加わると最高!! 何回も目頭が熱くなり、カフェで読んだのを後悔しました
30投稿日: 2025.12.15
powered by ブクログできたらこんな素晴らしい人間関係と環境下にある動物病院で働きたい。特に院長のキャラが良すぎて元気も強さも優しさももらえる。 猫、犬、インコ、うさぎ、馬と、どんな話にも厳しい現実や悲しみもたくさんあるけどきちんと向き合い、どうすることが1番動物たちにとっていいかがきちんと描かれている。 ロビンと久栄は結果良かったけどやっぱり老老介護は相手が動物でもとてもしんどいだろうと思う。 天国で自分の名前を言う時に、きっとうちの子なら「僕、かわいいです!」って言うだろうなぁと微笑ましいやら切ないやら。 お仕事物語だけではなく、深雪と土屋のほのかな恋愛を感じられるのも楽しい。 どの話も涙が出るけどあったかくて優しく大好き。
36投稿日: 2025.12.12
powered by ブクログ生きる者もあれば、死を迎える者もある。救いたいけど、救えない葛藤の中でもがく苦しみ、院長先生の過去の話で涙が溢れた。
16投稿日: 2025.12.10
powered by ブクログAmazonの紹介より 感涙の動物病院ストーリー、誕生! 信州の美しい木立のなかに佇む「エルザ動物クリニック」。獣医師としては凄腕だけれど、ぶっきらぼうで抜けている院長の北川梓、頼れるベテラン看護士の柳沢雅美と萩原絵里香、受付と事務を担う真田深雪。4人のスタッフが力を合わせ、日々運び込まれるペットや野生動物の治療を懸命に続けている。 瀕死の野良の子猫を見捨てられず、クリニックに飛び込んできた建築職人の青年・土屋。老犬ロビンの介護に悩む、自身も重い病を抱えた久栄。歪んだ結婚生活に苦しむ里沙を見守り続けてきたインコのタロウ……。 それぞれの人生と共にある、かけがえのない命をいかに救い、いかに看取るのか。生きとし生けるすべての命への愛しさがあふれる物語。 動物病院での奮闘記を通じて、ペットを育てることの難しさ、そしてその先に待ち受ける厳しい判断に、飼い主としての責任感を教えられました。 その反面、ペットがいることで、心の癒しが窺えましたし、感謝しないといけないなと思いました。 全5話の連作短編集で、それぞれの話に、異なる客が現れて、その対応に奮闘します。最後の話ではスタッフの親が入院するという話なので、ちょっと展開が異なっています。 お客の視点だけでなく、病院で働くスタッフの視点も登場し、スタッフ側の苦悩も描かれています。 キャラクラ―も際立っていて、院長のキャラも良かったです。男勝りのようなイメージで、ズバズバ客にもモノを申すのですが、その厳しさの中にも責任感や優しさも含まれていて、良い人だなと思いました。 さて、病院に来る人は様々で、犬や猫だけでなく、インコも。また、幼い猫もいれば、老犬のケースもあったりと様々です。特に印象的だったのは、「それは奇跡でなく」という話。 安楽死というのがキーワードであり、命の選択を迫られる飼い主の決断と苦悩が、心にドガっときて、自分だったらと思うと、戸惑うばかりでした。 犬にとって、何がベストなのか。当然犬の声を聴くことができず、どうしたらいいのか。 そういった判断での決断は、涙を誘うもので、辛かったです。 他にも「幸せの青い鳥」では、インコが喋るDVめいた声を通じて、飼い主夫婦とのこの先の在り方が問われる物語になっています。 ここでは、院長が大いに活躍するのですが、怒鳴るわけでなく、強い口調で夫婦に言葉で攻める場面は、商売としては駄目ですが、人情として誇らしく感じました。 ペットがいることのうれしさがある反面、亡くなることの寂しさや最後まで育てることの責任などがあるので、安易に育てない方がいいことを痛感させられました。 また、スタッフ側での一人の女性が、どう今後向き合っていくのか。仕事に恋愛に介護にと色々な弊害はありますが、自分ならではの答えがしっかりあれば、なんとかやっていけるかと思います。 それを支えてくれる院長の存在が大きく、ポンコツだけれどもいざという時は発揮してくれる人で、尊敬しました。 優しさだけでなく、厳しさも教えてくれる良い動物病院であり、続編があったらまた読んでみたいなと思いました。
6投稿日: 2025.12.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「天使の卵」「おいしいコーヒーのいれかた」ふたつの人気シリーズや、女の業を赤裸々に描いた過去作、出版業界を震撼させた『PRIZE』たちとは違う新しい村山由佳の魅力が満ち満ちた今作は信州の動物病院が舞台。 猫エッセイで知られる猫好き動物好きの村山由佳が満を持して描いた動物もの。 凄腕なのにぶっきらぼうでちょっと変わり者の院長北川梓、母親との関係に苦しみ何事にも自信無げな事務受付の真田深雪、二人の物語を軸に「エルザ動物クリニック」に運び込まれる動物たちの命と死を描く。 と同時に、老犬の安楽死問題、夫の無理解とモラハラ、親からの虐待、など、動物の飼い主自身が持つ問題が浮き彫りになる。 動物を飼うこと、共に暮らし共に生きること、そしてその死を看取る事。その楽しさと苦しみと悲しみを誠実に描いていく。シリーズ化希望。もっと読んでいたい、そう思う。
4投稿日: 2025.12.05
powered by ブクログ命ある生き物を飼う人の責任と覚悟に目を背けることなく向き合っている。 最近愛猫を看取った身には痛いほど突き刺さり嗚咽を堪えることができなかった。 ペットと飼い主の話だけでなく、周りの人達の人間ドラマも描かれていて、優しいだけでない読み応えある流石の村山作品だった
2投稿日: 2025.12.03
powered by ブクログ動物病院を舞台にした小説。 舞台設定もあって落ち着いた空気感。 動物に焦点があたるのは勿論だけど、人間側も色々と問題が設定されており、一筋縄ではいかない。モラハラ人間がたくさん登場します。 動物の安楽死の話が結構出てきて、動物を飼っている方からすれば本当に難しい課題だと感じました。生きて欲しいけど苦しんでほしくない‥、最後の一押しを自分が判断するのは苦しいよね。 もっとこの舞台の物語を読みたいですし、続編とか出ればいいな。
57投稿日: 2025.11.30
