
総合評価
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powered by ブクログいい本に巡り会えました。 この本を読んでて思ったのは、あの話題-ノンフィクション-をフィクションとして落とし込んだものだろうということです。ただ、単に落とし込んだだけでなく、なぜこういうことが起こるのか、物事を表面だけで捉えるのではなくバックグラウンドを丁寧に噛んで書かれているなと思いました。というのも、今回の話を表面だけでなく裏面からも見るという事と、加害者の考えと表裏一体にあった考えも書かれていて、物事を一方向だけでなく多面的に多角的に見る必要があるなと考えさせられたからですね。 個人的に印象に残った言葉が、 「二本の糸が交差していたんじゃなく、細い二本が撚られて、やっと一本の糸に戻れたってことか」 ですね。 偶発的な出来事も振り返れば必然的なものだったのではないか。たかが数回、されど数回なのではないか、と感じました。 また暁さんのセリフで自分が不幸になった分、自分の好きな人が幸せになったと思えばいいというようなセリフがあったと思います。 読む前は幸と不幸は表裏の関係だと考えていました。幸せなことがあれば少し不幸なことが来るかもしれないし、不幸なことがあったら大きな幸せなことがくる、と思っていました。 しかし読んだ後に、自分が不幸になった分、誰かが幸せになったと思う、というある種利他的なものについての関係もあるのではないかと考えさせられました。 読む前の自分は"自分"の事、利己的にしか考えていなかったのに対して、読んだ後は、そういった、利他的な精神で幸と不幸を考えることもできるのだなと思い、幸と不幸の関係について考えることができました。
0投稿日: 2026.03.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全体的に暗い話しで進みが遅くなり、また期待もしてたので、最後まで読むのに疲れてしまった。(自分のせいだけど) メインの話しは宗教2世の話しでとっかかりも興味が惹かれた。(本屋大賞じゃなかったら読まなかったけど‥) 最後を読んだあと再度読み返して、金星探してしまった。暁は最初から金星の事を覚えていて、置き換えるとちゃんと伝えられていて、大切にされている事に対して最後の一文で返答されており、 ノンフィクションだからこそ本当の気持ちだという証明であったのかなと思う。 また、2人分けることのあたたかさが伝わってきた。だけど、金星と太陽みたいに2人が違うことで輝けたらよかったと思った。 2人が愛し合っていたことが唯一の光なのかとも感じた。
1投稿日: 2026.03.16
powered by ブクログ最初は何とも暗い話で読み進めるのが億劫になったが、後半は前半の話を思い出しつつ、僅かな明るさを感じ読み終えた。単純に構成が面白く、暗い話ではあるが、読み終わりは長編映画を見終わったあとの爽快感を感じた。
11投稿日: 2026.03.16
powered by ブクログAudibleにて。何が真実なのか分からぬ物語。解散命令を受けた某渋谷の教団をモデルにしただろう作品。
1投稿日: 2026.03.16
powered by ブクログ2人の宗教二世の男女を軸に2人の交わりと それが生み出す結末を描いた作品。 前半の、男性主人公の手記をベースとした部分を 読み終えた時に抱いていたシニカルで攻撃的な印象は、後半にて一転。2部構成ながらも 1部の最後を2部読了後にと勧めているのには そんな意図があったのかと驚いた。 宗教が題材となっており、やはり全体的に 悲壮感があり暗い話ではあるが そんな中でも自分の中に1つ光る星があれば 人は強く生きることができる。 切なくやるせない気持ちになるが なぜか背中を押されるような不思議な作品だった。
1投稿日: 2026.03.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これは……。 物凄い作品かも知れない。 ここ三年で一番読後に尾を引いた作品という印象。 何度でも読み返さないと、あちこちに散りばめられた伏線を回収できないように思えて、なんか何度も本を開いてしまう。取りこぼしたくない。そう思う。 私は普段は読まないジャンルの本をオーディブルで聴いたりすることが多い。 暁星も、実は最初、オーディブルで聴き始めた。 けれど途中でストップして、本を買いに走った。 声優さんの声が素敵だったんだけど。でも。 どうしても、文字で追いたかった。 ”はんぶんこ”と ”星を守りたかっただけ”の意味がね。 そっかぁ……。 究極の愛だなぁ。 鏡、龍、魂、星、太陽。 宵の明星と明けの明星。 ノンフィクションとフィクション。 構成が本当に凄いな。 好きな作品でした。
1投稿日: 2026.03.15
powered by ブクログ2026年本屋対象ノミネート作品。印象的な表紙の竜の絵に興味が惹かれて、内容が気になってしょうがなかった本。いろんなYouTuberの方もおすすめしていたので、読んでみた。 なるほど、面白い。イヤミスの女王、湊かなえ氏の作品だけあって、読み応えは十分だけど、終始不安なモヤモヤした感じが残る。 主人公は、とある宗教団体に家族を壊されたこと恨み、その団体と関係が深い政治家を、公衆の面前で刺殺してしまった男性である。その男性の手記という形で物語が進行する。果たして、凶行に至った背景にはどんな闇が隠れているのか?週刊誌に連載していく形で、男性の手記が公開されていく。 男性の父親は小説家で、文学会での権威である賞を取れずに、才能に悩み自ら命を経ってしまう。その賞の受賞にはとある政治団体への入会が条件という噂があった。母親は全財産を持ってその宗教団体にはまり込んでいく。病気の弟の面倒と、生活を自分だけでやっていかないといけない主人公の辛い境遇が描かれていく。 一つ一つの不幸な出来事がちょっとずつ積み重なっていき、それでも頑張って生きていく主人公に更なる不幸が降りかかり、臨界点を超えてしまう。 そうか、それならばそんな団体と関与する政治家を恨んでもしょうがないよな、と読み進めると思えてくる。 というのが、前半部分。 実は後半ではこの物語の別の側面から語られることとなる。 前半の犯人の主人公の告白の手記の内容だけではない、本当の真実。後半の部分と読むことで、犯人の行動そのものの意味が変わってくる。この物語は1人の人生の可哀想な物語ではない。共通の痛みを持つ者同士の、それでも生きていかなくてはならないもどかしさと、覚悟の物語だ。これは純愛ものか、と叫ばざるを得ない。 ところどころで星の美しさを感じる表現が散りばめてあって、その輝きは印象的に映る。 果たしてそれは希望なのか、消えゆく前の儚い輝きなのか。儚いながらも強く惹かれるその光に美しさを感じる物語となっている。 さらに、この物語は絶対に読み返す仕掛けがしてある。最後まで読んだ後に、その部分を読み返すと、とあるメッセージを感じることができるようになっている。とても素敵な物語となって終わっていく。 冒頭に紹介した通り、この物語は、とある宗教団体に家族を壊された男性が、政治家の命を奪ってしまう話である。この設定を見て、ほとんどの人が安倍元総理襲撃事件のことを思い出すだろう。当然それをモチーフに書かれていることは間違いない。 以前読んだ『暗殺』も安倍元総理襲撃事件を基に描かれていたが、あちらはもっとリアリティに迫った内容だった。犯人の黒幕側を匂わせる内容と、本当にそうだったのではないかと思わせる筆致が素晴らしかった。 本作については、襲撃事件の実行犯の人生の背景を創作的に描いている作品だ。モチーフは同じでもアプローチの仕方が違う。主人公の人生の過酷さや心理描写に重きを置いている。そして、美しい物語に仕上がっている。 以前、「テロリストには何も与えない、名前もだ」と言った政治家がいた。記者会見でテロリスト犯の名前を呼ぶことさえ拒否していた。名前を与えることで、英雄視したり、神格化させることを拒否したのだった。 本作はフィクションである。それは当然分かっている。 ただ、本作はテロリストを美化し、悲惨な人生に共感させる内容になっている。 まるで安倍元総理襲撃事件の犯人の悲惨な人生を、同情を誘うようなマスコミの手法をなぞっているように感じて、少し不安になった。 どんなに可哀想な人生を送ってきたとしても、人の命を奪ってはいけない。 まあ、小説なのでそんなことは言ってられないのだけど、実在の事件をモチーフにしている以上、気になった部分だった。 お話としては面白かった。ただ、両手をあげて賞賛できない複雑な感情が残った作品だった。もっと時間が経てば評価が変わるのかもしれない。
15投稿日: 2026.03.15
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湊かなえ 『暁星』双葉社 #読了 #本屋大賞ノミネート 最後の3行を幾度も読み返して、噛み締めている。 「金星」を読んでいる途中で、多くの人がこれはもしかして・・・と、この物語がどこに向かっているのか気づくと思うんです。事実は変わらないけれど、「暁闇」で語られた真実とは違うもうひとつの真実に。 一緒にいなくてもいつも一緒にいるような、そんな関係性に「白夜行」を思い出しました。
1投稿日: 2026.03.15
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最初物語に入り込むまで少し時間がかかった。 こんな憎しみが込められた負のオーラ全開のこの本最後まで読めるかなぁーと感じたが、主人公暁の家庭事情などが明らかになるにつれ、徐々に物語に入り込みました。 暁闇を読み終えたとき終章は指示通り、金星を見てから読むことにしました。 そして金星を読み始めてからは一気に最後まで読んでしまいました。 恋愛要素が入ってることに驚いたけど、この話があるのと無いのとでは、作品の雰囲気は全く変わったことでしょう。 実は愛光協会に囚われている私、をカミングアウトする場面は涙が出ました。 最初は憎しみに満ちていて、その復讐物語とおもっていたのですが、最後まで読み終わったときこれは愛の物語なんだと感じました。 星のためにやったことなんだと。 帯の意味を理解できた時は鳥肌でした。 おもしろかった。
2投稿日: 2026.03.15
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初めの手記パートは、少しずつ謎が明らかになっていくミステリーぽさが面白かった 次のパートはそこにスパイスを足す感じで、 ミステリーじゃなくて愛の物語なんだとわかった 暁が護りたかったものはヒカルだけじゃなくて金星もだったのかと 巨大な宗教組織に人生を翻弄された2人の慎ましく寄り添うような相手を思いやり合う愛の話だと感じた
1投稿日: 2026.03.15
powered by ブクログ湊かなえ先生の文章はとても好きです。3回読みました。とても良かったです。暁の頑な姿勢が何のためだったのか?とても感慨深いです。2人の想いが成就する事を心から願いたいと思いました。
0投稿日: 2026.03.15
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私のは二等分で、暁生くんのが本物の半分こだよ。輝生くんといつもそうやって分けてたんでしょ?この辺りが暁生くんの優しさってことじゃん 俺の前から消えた幸せは、金星のところに行ったって思えばいいんだ、って。 夜明け前が一番暗い。だが、必ず日は昇る。そこには希望の星が輝いている。 -------------------- 安倍元首相が射殺された旧統一教会の事件に着想を得て宗教二世の苦悩について書かれている。 前半が永瀬暁の手記、後半が金谷灯里の小説(フィクション)で進む。 前半は親が多額の献金をしたり、宗教の陰謀で自殺に追い込まれたりという経験をした宗教2世が、復讐のために関係の深い文部科学大臣を殺害するストーリー。後半で真相が暴かれていく。 イヤミスと思いきや深い愛情を感じられる、最後はただのミステリーの謎解きだけではない温かい気持ちになる話だった。 ラストの永瀬良子の角龍になりダイナマイトを…のくだりは、母親は夫を深く愛していたということ? 殺害するのは大臣であってたの? 読み解けない部分も多く、だれか教えてほしい。。。
0投稿日: 2026.03.14
powered by ブクログ湊かなえ先生の作品は、これまでに「告白」「少女」を読んでいます。 鬱展開が多い印象があるため、今回「暁星」の前半「暁闇の章」を読んでいる最中は、主人公・暁に次々と困難が起こり、心が苦しくなりました。 「また同じような鬱展開になるのではないか」とドキドキしながら読み進めていました。 しかし、後半の「金星の章」から視点が大きく変わり、主人公・暁を客観的に見る立場の登場人物が物語を進めていきます。 不幸が続く暗闇のような暁の人生の中にも、ずっと一つの光が輝いていたことに気づかされました。 「俺はただ星を守りたかっただけ」 この言葉がとても印象に残っています。 もう一度前半の「暁闇」を読むと、きっとまた違った印象になる気がします。
8投稿日: 2026.03.14
powered by ブクログ超★5 宗教団体とその家族。人を救うはずの宗教が、如何に人を孤立化させ不幸にしてしまうのか #暁星 ■あらすじ ある高校の文化祭、作家であり文部科学大臣の清水義之が殺害された。式典中の舞台が突然飛び出してた男に刺されたのだ。 彼の名前は永瀬暁、かつて自身の家族を不幸に追いやった清水義之と宗教団体「愛光協会」に復讐するものであった。その後逮捕された永瀬暁は、週刊誌で手記を発表しはじめ… ■きっと読みたくなるレビュー 超★5 これまで読んできた湊かなえ先生の作品の中でベストですね、大好きです! まずエンタメとして面白い。しかしながら描くテーマは重厚でチャレンジング、メッセージ性もめっちゃ強い力作です。 すぐわかると思いますが、ある有名な事件をモチーフにしています。かなり扱うのに勇気がいる事件だと思うのですが、あくまで政治犯罪ではなく「宗教とその家族」にフォーカスをあててますね。 みなさんは、自分と身近な存在、例えば家族、恋人、友人が新興宗教に入信してしまったらどうしますか?もちろん宗教は人を救うものです、絶望の淵から救われた人も、幸せな人生を歩めるようになった人も大勢いるでしょう。しかし逆に人生を狂わされてしまうこともある。 実は、私自身には同じような経験があります。本作に書かれている内容は、かなりリアリティがあって恐ろしい。特に入信者が執心していく様子は、端から見るとクレイジーなだけなんだけど、家族からすると死活問題なんです。自分自身の人生が蝕まれていく恐怖感は、当事者になってみないと分からないんすよね。 そして集団の力ってのも恐怖でしかない。学生時代のクラス内のいじめが、大人になるとこんなにも酷いものになるのか… こうなるとひとりで戦うのが困難だから、解決策も極端な行動になってしまう。 さて本作のストーリーは、母親が多額の献金をしていた新興宗教に恨みがあり、政治家を殺害してしまうところから始まる。その後彼の手記によって、背景や経緯がノンフィクション形式で語れれていくのです。 本人だけでなく、彼の関係者からだったり、SNSを中心とした世間からの意見も挟まれてゆく。何の責任もない安全な位置から、正論を吐き出す。どれほど他人の人生に影響を及ぼしてしまうか理解できているのでしょうか。 しかしこの手記を見てると、ホント日本って終わったよなと絶望しか感じないんだよね。人間ひとりでは生きられない、支え合いが大事だって教えてもらったと思うんだけどな。はー、つらい。 そして本作の後半、実はここからが本番なのです。ぜひご自身の目で読んでみて下さい。永瀬暁が犯罪を犯してしまった真の動機、深淵に光るものは何だったのでしょうか… 彼にとって繋がりは救いであり、希望だった。でもそこに幸せはあったのかは分からない。宗教は世界を救うためのものじゃないのかと問わずにはいられませんでした。 ■ぜっさん推しポイント 戦争を知らない世代だった私は、なぜ日本人は戦争に行ったのかと母親に聞いたことがある。当時母が感じた一番の理由は、大切な家族を守るためだったそうです。 本作に登場する永瀬暁も、同じように決死の覚悟だったのかもしれない。そしてその選択や行動は、正しいものだったのでしょうか。もはや決して簡単な問題ではありませんね、読み終わってもいつまでも胸にもやもやが残り続けています。
106投稿日: 2026.03.14
powered by ブクログ文部科学大臣が刺殺されるシーンはあの阿部元首相が殺害されたとこを連想してしまいました。フィクションとノンフィクションが混ざり合った物語と感じました。湊かなえ節全開のイヤミス的作品と感じました。
16投稿日: 2026.03.14
powered by ブクログ本屋大賞ノミネート、湊かなえさん、帯の【ただ星を守りたかっただけ】という言葉に惹かれ手に取った作品。 積読になっている間にあらすじを読めば 宗教2世?あの事件の話?違うにしてもあまり自分には刺さらなさそうかな?と思ったあの頃の自分に どうでもいいから今すぐ読めと言いたい。 ブクログで初めて感想を書きたくなるよ!って伝えたい。 『暁闇』 『金星』 2つの小説からなる物語。 基本的には読了すれば読み返さないタイプだけど 最後のページ、ラスト何行かを何度も読み返して すぐに『金星』の中にある言葉を探しに戻り 『暁闇』まで読みに戻ってしまった。 登場人物の関係は勿論、文の構成、登場人物の心情、言葉の一つ一つ、漢字に至るまで仕掛けがたくさんあって 『金星』を読み終えた後の『暁闇』は最初とは別の表情を見せてくれた。突きつけてくるものがあったし 「宗教2世の殺人事件」なんてあらすじには到底収まりきらない、あまりにも深く、切実な愛の物語だった。 これはあらすじが悪い!(笑) 食わず嫌いになっちゃう人いると思うもん。 刺さらないどころか、刺さりまくってもう抜けない! 本屋大賞の結果なんて関係なく、私にとって手元に置き続けたい、大切な一冊になった。
10投稿日: 2026.03.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
書き途中 メモ 本屋大賞のノミネート作品を少しずつ読もうと思いたち、一冊め。 湊かなえの作品といえば、「告白」。 今回も後味があんまり良くないミステリーなのかなと思いきや、感動系だった! 手記 永瀬暁の告白部分では安倍晋三元首相殺害事件を彷彿とさせる内容が多く、動機なども意外性
2投稿日: 2026.03.14
powered by ブクログ前半入り込めなくてなかなか進まなかったけれど、後半からぐっと引き寄せられた。 そもそも実在の事件がテーマになっていて前半部分は現実がチラついて集中できなかった。後半から物語として没入できて、最後は結局最初から読み直して前半の手記に滲む想いを噛み締めた。 めちゃくちゃ愛の物語だった。
5投稿日: 2026.03.13
powered by ブクログ自分の意思とは関係のないところで大きな力に人生が絡め取られていく恐ろしさはさすがの描写で胸に迫る。 ただ、こんなにあからさまにあれほど世間に大きな衝撃を与えた事件をモチーフにする必要があったのだろうか。筆者であれば、宗教2世の方々の苦しみ、絡め取られていったそれぞれの人生の中にあった光について、もっと違う形で描くこともできたのではないか。 2人の愛の形には確かに心を動かされるが、あの事件のイメージに引っ張られすぎて正直やや陳腐に感じてしまった。 2周目を読んだら印象が変わるかもしれないので、少し間を置いてまた読もうと思う。
1投稿日: 2026.03.13
powered by ブクログ★5.0 イヤミスの女王と呼ばれる湊かなえさんが 自身の最高傑作と謳うほどの本屋大賞ノミネート作品 これはほんとに面白かった 某事件を彷彿とさせる宗教二世のお話 前半は事件を起こして政治家を殺した受刑者の動機や過去を綴るノンフィクションのお話 後半は事件現場にたまたま居合わせた作家が綴る作家目線のフィクションのお話 この2つの目線を読むことで物語の色がとんでもなく変わります。 ネタバレになるので感情等も言えない すぐ2週目読みてえ…!と思った作品 めちゃくちゃおすすめです!
10投稿日: 2026.03.13
powered by ブクログ前情報もないまま本屋大賞ノミネート作というだけで読み始め、ミステリーと思って読み進めていたら最後究極の愛を読まされていたことに気付き、もう一度始めから読みたくなった。 東野圭吾さんの『白夜行』のような、暗い中にも一筋の光がさすような物語。
4投稿日: 2026.03.13
powered by ブクログ山上被告と統一教会 安倍総理大臣の襲撃事件がモチーフ 宗教2世の苦悩 もし私にどこかの宗教の誘いが来たらこの本読んだ感想を教えて欲しいと思った。
14投稿日: 2026.03.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
作品の中でノンフィクションとフィクションの2つの物語が描かれており、読み終わった後の満足感がありました。 最後の仕掛けも素晴らしく、とても良い気持ちで読み終わることができました。
12投稿日: 2026.03.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すごい構成のラブストーリーだった…!! 安倍晋三元総理襲撃事件を彷彿とさせる、大臣襲撃事件と宗教二世をテーマとした小説と聞いていたけど、半分ほど読んだところからの展開にまず驚いた。どういうこと?という気持ちのまま、後半を読み進めていると、同じ出来事を題材としているのに、全く違った物語がスタートする。 後半は『汝星のごとく』の雰囲気と近いかもと思った。 読み直したくなると聞いていたけど、気がついたら、1ページ目から開き直していた…。
6投稿日: 2026.03.10
powered by ブクログ読み終わった後、放心状態になってしまった。 すごかった。霊か何かとして登場人物にぴったりくっついて、その人生や運命を見ているかのような。読んだ今言えるのは、読むにはなかなか覚悟がいるということ。でも読み始めてしまえばそこからは引き込まれてあっという間。この作品のことはずっと忘れないだろうな。
3投稿日: 2026.03.10
powered by ブクログオーディブルで聴き終わった。なんとも闇の深い内容だなぁと思う。母を思い出した。彼女もなぜかいつも変な宗教にハマり、すぐに鼠講みたいな事を始める人だった。何度言ってもやめない。なぜあんなにのめり込むのか、全く理解してあげられなかった。このお話、人ごととは思えなかった。
3投稿日: 2026.03.09
powered by ブクログ宗教×毒親に振り回されたふたりの話。 片方はフィクションという前提だけど後半のラストで繋がったというか、タイトルの意味も味わい深くなったように感じる。 朝井リョウのインザメガチャーチも視野狭めるとかある種の信仰みたいなのがテーマだったけど最近流行ってるのかな?
14投稿日: 2026.03.09
powered by ブクログ物語の構成が美しい作品。 ほぼ全ての登場人物の苦悩が描かれる。 そして、苦悩し、それを打破しようとすることが、とても尊いことであると認識させられる。 私も人間であるため、多かれ少なか、日々苦悩にさらされている。ただ、それを打破しようとしたことはあるだろうか。いつも、なんとなく時間が解決してくれるのを待ってはいないだろうか。 この作品の登場人物のほぼ全員が、身に降りかかる苦悩を打破しようとしている。復讐、贖罪、嫌悪、沈黙などなど、その手段は様々だが、苦悩を打破し、現状を変えようともがいている。そして、そのためにとった手段の全てに、一握りのやさしさが感じられる。 自分の現状から逃げないでいようと躍起にならなくてもいい。逃げてもいいから、現状を変えてみようと勇気をもらえる作品だった。
19投稿日: 2026.03.09
powered by ブクログどうしても統一教会と安倍晋三首相の暗殺事件が思い出される舞台設定ではあるので、そもそもが「イヤミス」というスタートになるのでしょうか。 前半は、犯人の(本作では首相ではなく文科相をナイフで殺害し、現場で取り押さえられた男性)獄中での手記、という形で進みます。 後半は、獄中記をもとに?書かれた小説作品という形で、異なる二つの作品により織りなされる、宗教二世の半生を描く物語です。 彼ら宗教二世の人生は「愛光教会」の思惑一つで振り回され、仮に小説で描かれた世界も「真実」だとするならば、誰かの死を願わなければならなくなるまで追いつめられた、その事実にいたたまれない思いになります。 単なる「イヤミス」にはとどまらない、生涯をかけた「愛」の物語であることも事実です。それでも、やはり彼らが経験してきた(本来であれば経験しなくても良かったはずの)苦労を想うと、どこか手放しに感動して「よい読書だった」と言い切れないモヤモヤした気持ちが残ります。 「記録」でしか残せないこと、「物語」でしか語れないこと、そして「言葉の力」を改めて考えさせられる読書体験でした。
8投稿日: 2026.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あの事件を元に、犯行動機をフィクションとして作り上げる話かと思いきや、そっち!?? と後半から驚かされた。 それでも宗教の問題をテーマにして、社会に一石を投じる作品になってると思う。
3投稿日: 2026.03.09
powered by ブクログ安倍元総理銃撃事件をモチーフにした作品。主人公が星賀に代わるまで例の容疑者がチラついて物語に入りこめなかった。
5投稿日: 2026.03.09
powered by ブクログあの事件のことを思い出してしまいそうで、なかなか読めていなかったこの本。 初めこそ時折思い出してしまったけれど、途中からはすっかりこの「暁星」の世界に入り込んでいた。 できるだけ先入観を持たずに読んでほしいということだったので、ネタバレになるようなものは一切読まずに読み始めた。 まず、登場する宗教の設定がすごいなと思った。 中国の神話「応龍」からヒントを得て作られたそうだけど、そこからこんなにリアリティのあるものが生まれるというのが驚き。どこかに実在する新興宗教かと錯覚してしまう。 その宗教にふとしたきっかけでのめり込んでしまう人々。それに翻弄される家族。 読み進めるうちに、どこか他人事だった事件が、もしかしたら自分も…と変わっていったのが不思議。 手記、小説、そして終章。この構成も一つの事件を多角的に見させてくれることに一役かっていると思う。 こんな大作を1ヶ月半で書き上げてしまうなんて、湊かなえさん凄いわ!
52投稿日: 2026.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
みんなもっと素直になればいいのに。他人に気を遣って、自分で背負い込んでいなければ、幸せへの歯車は噛み合ったんじゃないかな。 ああ。主テーマである「宗教」についても触れないとね。宗教について善悪を判断するのは難しい。「幸せ」という形のないものを追い求める手段として、信仰が心の拠り所になるのであれば、必ずしも悪ではないと思う。じゃあ、本作では何が、誰が、悪なのだろうか。教祖なのか?それとも、甘い蜜を吸おうと群がる信者なのか? 個人的には、絶対的な悪として描かれる教団よりも、駄菓子屋のおばあちゃんとかあかりのお母さんとか、小さな思い遣りがかけているシーンが1番ムカついた。
2投稿日: 2026.03.09
powered by ブクログまっすぐな2人の話だった 小説家が小説家の話を書くのってなんか面白い 本当にどうしたらこんな話が思いつくのだろう
2投稿日: 2026.03.08
powered by ブクログあの事件を連想してしまうから 湊かなえ=イヤミスでしょ?という理由でこの本を読まないのであるならばそれは勿体ない 「暁闇」と「金星」の2部構成になっている意味 「暁闇」の終章にでてくる1文の意味がわかったとき すごく痺れた 自分も、誰かに1/2ではなく半分こできる人間でいたいしありたいなと思った 今日は金星と土星が接近しいつもより金星がよく見える日だった そんな日に読み終えたのも何かの運命なのか
9投稿日: 2026.03.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公長瀬暁の悲しい生い立ちに身の置き所がなくなりました。 印象的だったのは、暁が消防署で嫌がらせを受ける場面。 暁「何を考えているのか表情や態度から見とることのできない存在を、想像力を持たない人間は気持ち悪いと感じるのだ。 わからないから「ない」と判断するのだ。だから、痛めつけることに心が痛まない。むしろ、苦痛に顔を歪めたり、呻き声を上げたりといった、自分に理解できる反応が返ってくると安心する。」 私は学生時代の同級生に、発達障害で表情が乏しく、感情表現の苦手な子いました。 クラスのみんなは、その子が何を考えているのかわからないので、何を言ってもしてもいいと思っていたのです。 それを思い出した瞬間、肌が粟立ちました。
6投稿日: 2026.03.08
powered by ブクログてぇへんだ!てぇへんだぁ! こいつはすごい!こいつはすごいぜぃ! 本屋大賞の番狂せでい! ま、そのくらい驚きと感動?がありました。 ん〜、感動したとか言う言葉では言い表わせられないな…。 この本のレビューはもはや大勢のブク友さん達がなされているので是非そちらをご覧ください。 m(__)m で、私はと言うと…表紙!表紙にフォーカスを当てたいと思います。 ご覧ください、表紙の絵は? そう、龍!ですね。 でも普通の龍ではありませんね? そこで!わたくしカンナノーは質問しました。 え?誰にかって? 厨二病予備軍の息子(小4男子)にです。 「ねぇねぇ、この表紙の龍だけど、何龍か分かる?」 「え〜?ん〜、翼があるから…応龍!」 (΄◉◞౪◟◉`) まさかの正解。 「ちなみにね!応龍って応龍になるのに3000年もかかるんだよ!」 だって。 (´⊙ω⊙`)!はい、コレ大事! 詳しくは「ドラゴン最強王図鑑」まで! この応龍とは何ぞや? を知ることでこの物語が深みを増します。 全て読み終えた後で私は調べました。 湊かなえ、スゲーーー!!!!! ってなりました。 このお話の元ネタ?の親玉さんは? そう、殺されてませんよね。 これがミソ、です。 ま、この物語の主軸では無い気がするのですが、元ネタの宗教の闇深さが知れます。 この本のレビューは以上です。 ここからは、私の友人の顛末を… 年一で集まる仲間の内の一人が、かの宗教へ入信しました。私達の知らない間に。 そしてしばらく音信不通になりました。 数年後、久しぶりに集まれる事に。 「どうした?元気してた?なんだか変な宗教に入ってたとかって?」 と矢継ぎ早に質問しました。 彼(友人)は言いました。 「うん、統一教会ね、そう、アレに入ってた。 幹部まで登り詰めた。結婚もしたよ、合同結婚式で。え?子どもも一人出来たよ。 でも離婚した。 気付いたんだよね、やばい宗教だって事に。」 (O_O) 「そ、そうなんだ… よ、よく抜けられたね?そしてよく私達を誘わなかったね?」 と。 もっともっと沢山質問した気がする。 でも忘れた。 そんな彼は今、再婚し、また子どもにも恵まれた。 とても幸せそうだ。 そしてまた年一で集まるまでに復活した。 次回会った時に聞いてみよう。 「この本、読んだ?」 と。 真相を確かめたい。 どこまで知ってるのかな? どこまで登り詰めたのかな? これってフィクション?ノンフィクション? 何が真実? 聞きたい事が山ほど… できた。 ん?この本読まなきゃ良かったかな? ( ˙-˙ )コウキシンニ、アラガエナイ…
44投稿日: 2026.03.08
powered by ブクログ永瀬暁は作家である父を自殺に追いやった元作家である文部大臣の清水義之を母校の体育館で刺し殺す 最初は暁の手記から始まる物語が金星の物語では別の側面が見えてくる 二人は宗教2世の苦しみだけではなく 自分の全てを分かり合えた存在だった 家族を救いたいという気持ちだったのが何故家族を深く苦しめるものになっていくのか 人は弱く何かに縋りつきたいものなのか 宗教から逃げ出したくても絡めとられていく2人はそれでも懸命に抗おうとしていた
11投稿日: 2026.03.08
powered by ブクログ湊かなえ史上最高と新聞の広告にあったので、かなり期待して読んだ。 出だしは安倍元総理が殺害されたことと重なる宗教と政治の問題を書くのかと思っていたが、途中から宗教二世の苦しみと宗教が出版社と癒着していることによる悲劇を描こうとしているのかと思った。 過去の宗教の集まりで、親に連れられて行ったものの、みんなの仲間にすぐに入れない2人、大人になった暁と星賀が交わり、物語の核心に一気に近づく。 どうしたらこういう悲劇は無くなるのだろう。
5投稿日: 2026.03.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
宗教二世の問題を中心に、人間の複雑な感情や社会の構造を描いた作品だった。 読んでいる中で、安倍元首相の事件とその背景にあった宗教問題を思い起こさせる部分もあり、現実社会と重なるテーマを感じた。 親の信仰に翻弄される子どもの葛藤や、家族への思い、社会との関係などが複雑に絡み合い、単純な善悪では語れない人間の姿が描かれている。 現実の問題を直接描くのではなく、フィクションとして巧みに再構成することで、宗教や社会のあり方について改めて考えさせられる作品だった。 湊かなえの筆力によって、最後まで引き込まれる一冊だった。
5投稿日: 2026.03.08
powered by ブクログ【生まれ持った環境と社会構造への復讐心が煽られる本】 宗教家系二世として生まれた男女二人の半生をたどる物語。 自身が小学校のときに亡くした有名作家であった父と、宗教にどっぷりな母、そしてもともと病弱でこの世を去った弟の輝。暁の家庭環境は宗教団体に振り回されてばかりだった。次第に宗教団体への憎しみの心が限界を超え、その諸悪の根源であると思われる、文豪であり宗教団体の幹部である議員の命を狙う。暁は獄中から手記という手段で、宗教と出版の闇を世間に表明していくのだった。 一方で後半からは主人公が変わり、暁と同じく宗教二世である星賀からの視点で描かれる。母が招いた宗教の集いに、幼い頃から参加していた星賀はそこで暁と会う。学生時代に万引きをしたことへの懺悔の作文が集いで高評価を受け、意図せずに宗教内でも地位を確立しつつあったが、母や宗教から逃げ出す。そして、暁とともに裏で手を引いている議員の殺害を計画し、決行する。しかし、その罪は全て暁が背負った。 新興宗教に熱狂する描写、信者から大金を巻き上げる様子は、今となっては時代錯誤のように感じた。その中でも、真面目で頭がいい人ほど宗教にハマりやすいというのは確かだろうと思った。自分を求められる場所に身を置きたいのは真理である。自分を納得させる力が強いことが、良くも悪くも脳死状態にさせるのかもしれない。 何かに熱中すると視野が狭まり、自分の在り方を客観視できなくなるという構図は、近年の普遍的なメッセージなのだろうか、同じ題材の作品が異様に増えてきたように感じる。誰にも助けを求められないマイノリティー側が、蟻地獄のようにどんどん引き返すことのできない場所にまで連れて行かれる。そんな社会構造へのアンチテーゼの表現が最近の流行りのようだ。 特に前半の暁による手記と関係者インタビューの部分は、正直かなり読みづらく、なかなかページが進まなかった一方で、星賀が主人公となる後編ではリズムが上がり、前編の疑問点が解消され、点と点が結びつく心地よさはあった。 ずっと思い合ってきた女性の身代わりとなって悪者になり、手記では何も痕跡を残さないように努めている暁。そして、暁と同じ罪を背負いたい星賀が、作品を通じて真実を打ち明ける。その儚くも美しい恋心は心に響いた。
3投稿日: 2026.03.08
powered by ブクログ嘘はとびきりの愛なんだよ? 赤坂アカ, 横槍メンゴ 著.2020.【推しの子】1.集英社.220p ━━━━━━━ この物語はフィクションである。 便利な言葉である。一言で物語の意味を変容させる。辛い現実を物語のベールで包んで仕舞えば、後に残るのは幸せな気持ちだけだ。だから私は物語を愛するのである。 さて、本作は非常に王道な物語である。湊かなえのイヤミスでありながら、全てを語らない。そして、誰が嘘をついているのか明かされる事で、どんでん返しが成立する。そして嘘つきはいつも星の為に身を犠牲にするのである。まさしく、嘘がとびきりの愛であると証明してしまった。というか、湊かなえの嘘つきはいつも他人思いである。 タイトルの「暁星」というのは、非常に納得のできるものである。ノンフィクションとして書かれた「暁闇」とフィクションとして描かれた「金星」この二つが揃うことで「暁星」が完成する。さて、「暁闇」であるが、作中の意味では宗教法人や政治における闇に対して、執筆者である暁の名前を用いて名付けられたと推察できる。しかし、言葉の組み合わせとしてネガティブな意味だけではない。暁は夜明け前の状態を指し、闇は言ってしまえばただの状態でしかない。夜明け前の暗い状態というだけであり、むしろこれから夜明けが来ると希望の持てそうな印象を与える。そして「金星」であるが、これも暁という状態に縁深い。明けの明星、宵の明星と言えば聞き覚えもあるだろう。太陽と共に現れ、沈むこの星が最も輝く瞬間は、夜明けや夕方である。つまり、暁の闇が金星を輝かせるのである。 いやー面白かったですねぇ。フィクションとノンフィクションの二重構造というのが面白い。そもそもどっちがフィクションなの?という読者の疑問が現実の私たちには提示され、作中の世界では提示されないというのが面白い。意図的に誤解させる文章を書いた、暁闇と金星の世界と、神の視点を持つ私たちの世界では、読者の抱く印象が変わる。それを狙ってやれるのが湊かなえのすごいところである。
15投稿日: 2026.03.08
powered by ブクログ例の事件を連想させる内容で、本書のようなアナザーストーリーがあったのではと考えてしまう作品。 中盤から物語が大きく進み出し、いい意味で裏切られます。ノンフィクション作品は読んだことないですがこの本をキッカケに読み漁ってしまいそうです笑
9投稿日: 2026.03.07
powered by ブクログ安倍総理大臣を射殺した犯人。母親が統一教会の信者だった男を思い出させるお話。 前半は、政治家をペーパーナイフで刺殺した犯人の男の手記。 後半は母親がある宗教の信者で知らぬうちにその宗教に加担してしまっていた作家の女性の話。 この2人には人生において6度?あっている。その6度で共通の感情があり、わかりあう。 最後まで読んでこれほどもう一度読もうと思った作品は今までにない。 2人の気持ちを分かった上でもう一度読みたい。 そんな作品です
10投稿日: 2026.03.06
powered by ブクログ湊かなえの本は何冊も読んでるけど、こんなに読みにくかったのは初めてではないか。 ストーリーも引き込まれないし、文章もわかりにくく読み進めるのに苦労した。 世間の評価は良いみたいなので、私の理解力が足りないのだろう。
3投稿日: 2026.03.06
powered by ブクログ湊かなえの作品で一番好きになりました。 終章まで読み終えたところで、考察を見てから、二度読み予定です。 大切な人を守るために、自分が全てをかぶる暁に涙腺崩壊しました。 絶対読むべき書籍です。
3投稿日: 2026.03.06
powered by ブクログ初めて湊かなえさんの本を読みました。 構成が工夫されており、物語に引き込まれました。 最後の文を呼んだ後、胸がいっぱいになり涙が止まりませんでした。
3投稿日: 2026.03.05
powered by ブクログ読後感は『重っ!しんどっ!』でしてね。。。 やはり宗教二世の話は………………しんどい ノンフィクションとフィクションの構成は 面白く読めたんですけどねぇ。。。 前半は伏線で後半で回収!!! (これには、さすが湊かなえさんブラボー!) 『生きろ!』 『ただ、星を守りたかっただけ』 これは泣けましたね( ; ; )
15投稿日: 2026.03.05
powered by ブクログ最後の1ページで鳥肌が立ちました。 最初は某事件をオマージュした作品かと思っていたが、金星を読み始めてからはページを行ったり来たりしてどんどんと答え合わせがされていって、最後には涙していた。 まさにフィクションとノンフィクションを組み合わせた先にある究極のフィクション物語です。 これまで読んだ小説でこんなにも衝撃を受けたのは初めてでした。とても素晴らしかったです。
3投稿日: 2026.03.05
powered by ブクログあらすじ通り、中盤までは実行犯の手記という形で物語が進んで行きます。「愛の物語」と銘打っている割には愛要素かなり少ないな……という感想を抱きながら読み進めていくと小説パートに入り、そこからは驚きの連続でした。めちゃくちゃ愛に溢れた作品です。 宗教二世という人によってはセンシティブに感じるテーマではあるので気軽に誰にでも勧めるわけにはいかない本作ですが、多くの人に読んでみてほしい作品ではありました。何を書いてもネタバレになりますので詳しい言及は控えるものの、とにかくテーマに忌避感の無い方であれば是非手に取ってみてください。とても面白かったです。
3投稿日: 2026.03.05
powered by ブクログ圧倒された。構成に工夫があり、読み進めていくうちに段々と物語に引き込まれた。2人は夜、虹を見たのだと思う。
17投稿日: 2026.03.04
powered by ブクログ刑務所からの宗教2世の手記かと思って読んでいたら全然違う別角度からも語ってきて最後まで考えさせられ読めました
12投稿日: 2026.03.04
powered by ブクログノンフィクションとフィクションが重なる圧倒的な構成力。宗教二世の問題、出版業界の闇など「こんなこと書いて大丈夫?!」と心配になるほど社会的問題に切り込んでいて、読み応え十分だった。 実際の事件を想起させるが、この作品はやはりフィクションだった。壮大な愛の物語でもあり、読者としてはそこが救いに感じた。 湊かなえさん的なイヤミスではないので間違いなくおもしろい。おもしろいという表現が申し訳ないほど重厚な物語でした。たくさんの方に読んでほしいと思います!
36投稿日: 2026.03.03
powered by ブクログイヤミスの女王湊かなえ作品だったが、今回は納得のいくラストだったと思う。 主人公永瀬暁は小説家だった父を自殺に追い込んだ文部科学相の清水を刺し殺す。 逮捕された暁は雑誌に暁闇という手記を連載し始める。 父の死、そして暁の家族の崩壊には新興宗教愛光教会が深く関わっていた。 一方で暁の近所に住む白金星賀も自身の母の影響で愛光教会に人生を狂わされる。 文章を書くのが得意な星賀もやがて有名な作家となり、故郷のイベントに出席した際に、清水殺害の現場に出くわす。 星賀もこの事件をもとに金星という物語を書き始める。 暁闇と金星 それぞれの手記と物語を読み終えることで想像していなかった真実が明らかになる。 壮大な愛が感じられるラストだった。
17投稿日: 2026.03.03
powered by ブクログ大学4年生の時だった。教育実習のために2週間里帰りし、東京に戻ってきたら近くに住む友人が○○教会に入信していた。霊感商法に手を染めて。ショックだった。家族と縁を切って家を出て行った話も聞いていただけに彼が心配になった。でも、もう彼は振り返らず、元の道には戻らなかった。 前半はほぼノンフィクション、後半はフィクションの宗教二世の物語。読み応えがあった。後半は事件の背景にある宗教二世ならではの苦悩と恋の物語だった。ずっと息苦しかった。 殺傷事件に至る心理描写が細やかで、こうして事件は起きてしまうんだなと肯定したくなるが、犯罪は肯定できない。どこかで、誘惑の手をふりほどくことができなかったか。家族の一人でも盲信しているとそれは難しいのか。 カルト宗教の圧力、怖さに打ちひしがれて読後感は『物語のおわり』の方がずっとよかったかな。
106投稿日: 2026.03.03
powered by ブクログ2026.3#12 読み始めは、読了できるのか?ぐらいにノッてこなかったけど、後半からエグかった! こんな物語がアタマの中に渦巻いてたら大変。 全部出せてよかったですね。 3月も良き読書ができますように!
10投稿日: 2026.03.02
powered by ブクログC線上のアリア以来2冊目で、本屋大賞ノミネート作品で図書室にも入ってたので読了。ブクログの皆様と帯の評価は高かったけど、私は刺さらず。(´・_・`) きっと読み切れてないと思う。確かに読み終えて最初から読むと、読み方は変わるが、ちょっと疲れちゃったかなーチーン 伏線系は刺さる時とコッテリ味になる時とで、やはり出会いですね。 「信仰が悪いのではない。信仰を利用して家庭を破滅まで追い込む教団のやり方が悪い」という趣旨が書かれてあったのはよかった。ちゃんと取材をされてるのか、ご自身も信仰を持ってるのか、この一文で安心できました。(*´◒`*) 確かに教団の悪さはあるが、犯罪でやり返すのはもっとダメ。単純に信仰でよくなってるのか、悪くなってるのかは、判断の大きな材料。
45投稿日: 2026.03.02
powered by ブクログ『自分が失った幸せは、大切な人のところに行っている。そう考えれば悲しくない。そう教えてくれた人がいます。この言葉で、多くのことを乗り越えられました。でも、もしまたその人と会えたら、今度は二人一緒に幸せになれる方法を考えたいです』 長田さんはどう思いますか? そう輝生くんに聞いてみたい。
9投稿日: 2026.03.02
powered by ブクログ「暁闇」と「金星」からなる宗教二世として翻弄される2人のお話 イヤミス…というより2人の今後が穏やかなものであることを願わずにはいられない 「俺はただ、星を守りたかっただけ。」その言葉に辛くもあり切なくもあり心を打たれました
10投稿日: 2026.03.02
powered by ブクログすごく評価されてる割に、結末の驚きは弱かった。 今、私たちが目にしている真実と思われているものもこの物語のように何かしらが隠されているのかもしれないと思う。
6投稿日: 2026.03.02
powered by ブクログ読みやすい文章でありながら、全ての事柄が理解できているわけではないという実感が自分の中にあり、その全てを理解するためにまた読み直す機会を持ちたいと思わせる小説でした。 主人公の行動は最初は酷く屈折した想いを抱え続けた結果として至ってしまったものであって、悲劇の物語であるような印象を受けていましたが、全てを読み終えた後には何だか温かい気持ちになってしまうような愛の物語であると感じました。
6投稿日: 2026.03.02
powered by ブクログ辛い、切ない。でも確かにあるほのかな希望。 宗教2世の生きづらさ、親のテリトリーから脱することの難しさ。 取り返しがつかない過去、子供の彼を抱きしめてあげたい。 幸せを願う。
3投稿日: 2026.03.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
湊かなえ作品を読むのは告白ぶりです 前半を読んでいる時は、身勝手に感じた、犯行動機が、後半を読むと、大切な人を守るための犯行であったことが分かる 実際にあった総理大臣襲撃事件と宗教二世の問題をテーマとした内容だけに、賛否あるように感じた なんというかフィクションではあるものの、主人公2人の視点しかないため、犯行や動機に対して、批判的、第三者的な視点が描かれていないため、一方的に犯行を肯定しているように感じた
3投稿日: 2026.03.02
powered by ブクログ2026本屋さん大賞に選出されている1冊です。 まず、面白かった!3日かからずに読み終わったと思う。Audibleで読んだのだけれど、書籍でもう一度読みたい。 イヤミスでない、湊かなえ、何か足りないという声もあるみたいだけれど、私は好きです。
44投稿日: 2026.03.01
powered by ブクログ読み始めたときと読み終わったときでこんなに話の印象が変わったのは初めてだった。最初は実際にあった事件のような話だな〜って感じだったけど、後半ガラッと変わって、ラブストーリーみたいだった。伏線回収もあって、そういうことかーってなったし、ただ宗教がらみの設定がけっこう難しくて読むのが少し疲れたので星3。
1投稿日: 2026.03.01
powered by ブクログ実際に起きたセンセーショナルな事件をなぞった内容だが、起きた背景には2つのストーリーが重なっていて1人の話からは想像できない展開だった。 この本もとてつもない高評価だが、果たして純粋な評価で埋められているのか疑問視してしまうほどリアリティのある作品。
3投稿日: 2026.03.01
powered by ブクログ何回も読める作品だと思った。 2週目で読む視点も変わって、面白い。何度も読みたくなる作品、です。 ただただ、幸せでいて欲しい。と思った。 湊かなえさん自体大好きですが独特のイヤミス感なく新鮮で、すごく好きでした。
2投稿日: 2026.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
安倍首相を銃撃した山上徹也容疑者の事実に近い話だという印象を冒頭で受けた。宗教への献金を通して無限に毟り取られていく。退会すると、本当は莫大なお金がかかるところをチャラにしてきたと脅されるか、ここまで活躍できたのは宗教の後ろ盾があったからだと脅される。宗教に関わる登場人物は、ことごとく一家離散してしまっている。宗教の怖さを感じた。ストーリーとしての面白さがあり、前半は永瀬暁視点、後半は星子視点で描かれている。前半だけ見ると、作家の父・永瀬明が、教祖の子どもである確率が一番高い作家・清原孝之に社会的に殺されたから報復したように思えた。後半まで読むと、それだけではなく、暁が愛した星子を守るためにも、一矢報いたことが分かる。暁は、いいことは相手を多く、悪いことは自分を多く半分個する。暁が清原を殺したから、星子は半分個するために、書き下ろし小説を残す。2人の勇気によって教会がなくなり、2人幸せに暮らして欲しいと思った。
3投稿日: 2026.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前情報一切なしで読んだ作品。 それでも、冒頭の『人間ピラミッド』の抜粋に続く、犯人の手記である『暁闇』を読み進めながら、この物語の概要や展開についておおよその理解はできた、全くその気でいた。 『暁闇』の第7章の章末に差し掛かるにつれ、少しずつ、「あれ、何かがおかしいぞ」と気づき始める。そんな中、手記の最終章を残したまま、また別の"フィクション"の物語、『金星』へと誘導される。 この『金星』を読み進めていくうちに、事件は自分の想像の全く及ばない全貌を抱えているのだと悟った。本書の帯にもあった紹介文の通り、「2つの物語がつながったときに見える景色」が自分の中で徐々に形を帯びてゆくに連れ、2人の人物の人生が重なってゆき、その絆に心揺さぶられた。そして、この段々と事の全貌が明らかになっていく感覚にしびれ、このような小説を書き上げる湊かなえの筆力に感嘆した。 読んでよかった。またすぐ2周目に行きたくなった。 また、2人の人物の関係性に、『白夜行』の2人を想起した。
2投稿日: 2026.03.01
powered by ブクログ多くの書店でかなり推されており期待して購入したが正直読みにくいかなという印象がまた強い。 物語の構成は読んでいて面白いと思ったが、文学的な表現が多く読みにくいなと感じてしまうところが多々あった。
1投稿日: 2026.03.01
powered by ブクログこの作品が発売された直後に「ただ星を守りたかっただけ」と言うセリフがありその印象が強く残っていてその後に某総理大臣の事件を連想させる本とSNSで紹介されており一体どんな本なのかと思い購入しました。 これから読まれる方、本の中で金星を読んだ後に読むことをお勧めしますと書かれています。ぜひその指示に従ってください。そしたら涙が出てきます。 誰かを守るために何かを失い。その埋め合わせの為に被害に遭った人たち。藁にもすがる思いで神に祈りその先が地獄なんて誰が予想できただろうか。 問題作にして傑作。重厚で最高の本だった。
2投稿日: 2026.02.28
powered by ブクログ最初は某総理大臣殺人事件を想起させ、社会派小説だと思った。今も世界中で起こっていることだと分かっているが、宗教に巻き込まれてしまう主人公達の境遇は辛かった。暗闇の中で金星に出会えたことが彼にとって救いであり、生きる意味でもあったと思う。 巨大な権力に負けてしまうこと、理不尽なこと、足掻いても無駄になってしまうこと、どんなに辛いことがあっても「等分」ではなく「半分こ」できる人がいる幸せを噛み締めたいと思う。 本作は言葉の大切さが強調されていた。文字より先に声で読んだが、それぞれの気持ちがより伝わった為、Audibleで聞いてよかったと思う。
2投稿日: 2026.02.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
胸が熱くなるとも、温かくなるとも、締め付けられるとも違う、だけど何かが胸を掴んで離さない。 読み終えた今、そんな気持ちです。 ひとつの作品の中に、ふたつの物語があり、 『金星』の終章でまたひとつに繋がる。 すべて物語なのに、本当の本当はノンフィクションなのではないかと錯覚してしまうくらい、引き込まれてしまいました。 「ただ、星を守りたかっただけ」 この難しくもない一文に、すべてを閉じ込められる力は流石としかいいようがありません。 次に読むときはふたりの感情の答え合わせができるだろうし、それを読んだ自分がどう感じるのか楽しみです!
2投稿日: 2026.02.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「信じるものは救われる」と双方の親は最初は純粋に信じていたのかもしれませんが、結果その子どもは苦しめられる…やっぱり宗教は厄介だなと思いました。 宗教とかお金とか食べ物とか、いろんなものが絡むからややこしくなってるだけで、「愛」という言葉を多くの人が複雑に捉えている……納得です。 そのために『暁闇』と『金星』の終章の2人の単純で純粋な告白が、1番ストレートに心にきました。 『金星』のラスト一行を読むために、この作品を読んだと言っても過言ではないですね。 「ペンは剣よりも強し」…まさにそうだと思います! 早くもう一度読んで、お互いの気持ちやあの時の答え合わせをしたくなります。
4投稿日: 2026.02.28
powered by ブクログとても面白い。2部構成も去ることながら、小説の中でエッセイを綴ること、そこに個人の書きぶりを反映させ、それぞれの視点から描くことはとても難しいことだと思うが、違和感なく読み進めることができ、結末には見事に感嘆した。終始描かれる夜明け前の暗さ、そこから始まる夜明けの明るさは、最初に描かれる意味合いと最後(特に前半の最後)の意味合いが異なって入ってくる。 半分こや記憶など、印象的なフレーズも多く、文学として傑作だと感じた(語れるほど文学を読んでいるわけではない)。
3投稿日: 2026.02.28
powered by ブクログ小説家で現役文部科学大臣が壇上で刺殺された。犯人の男は獄中から手記を発し、自身の陰鬱とした生涯と被害者男性への恨みを記し連ねた。小説家としての人生を絶たれた父親、宗教に多額の献金をする母親、病に苦しんだ弟、明るい生き方を送らなかった自分。章を重ねるごとに、彼の怒りが立体感を増して共感をもって読み進めた。 ところが、手記の最後に現れたとある小説家の書いた小説から、この事件を異なる位置から見ることになる。 加害者と小説家の関係は。読み終えた今、間も無く夕暮れを迎える空に、星を探さずにいられない。
2投稿日: 2026.02.28
powered by ブクログ個人的、湊かなえ小説はどれも最後まで読めず、私は苦手な作家さんなんだろうなって思ってたけど、この小説はいつもの雰囲気が薄目なのか最後まで一気読みした作品。
3投稿日: 2026.02.28
powered by ブクログ何十年ぶりだろう。 物語を読んで、 こんなに泣いたのは。 湊かなえ『暁星』 #読了 うまく言語化できないまま、 気づいたら2度、読んでいた。 初見と2度目。 この物語は、 まったく別の顔を見せてくる。 私の心を掴んで離さないのは、 きっと「闇」に触れたことがあるから。 綺麗事じゃない。 真正面から、「生きろ」と 言われた気がした。 間違いなく、今年のベスト3に入る一冊。
7投稿日: 2026.02.28
powered by ブクログ前半の伏線が後半で鮮やかに回収されるカタルシスと、現実の事件を越えて描かれる一人の人間の物語。ミステリー好きだけでなく、『白夜行』のような切ない愛の物語が好きな人に届いてほしい。
8投稿日: 2026.02.27
powered by ブクログ本屋大賞ノミネート作品なので、と。 んーーーー。 私にはあまり刺さらず‥。 分かりづらかったので途中で断念。 2026.2.27(金)
33投稿日: 2026.02.27
powered by ブクログ文部科学大臣が表彰式の壇上で刺され死亡する。大臣が新興宗教・愛光教会と関係が深いと思い行動に及んだ教会信者の息子・暁が逮捕される。彼は何故、大臣殺害に及んだのか? 前半は暁の手記「暁闇」、後半は同じく愛光教会に人生を蝕まれた宗教2世の小説家・灯里の書く小説「金星」という構成。 愛光教会によって人生を歪められた二人の生きてきた道のり。数少ない邂逅を経て、互いを唯一の拠り所としながら、宗教から逃げ出せずにいる地獄。そして二人が最後に選んだ道。 「彼の半分こは二等分でない。幸せの半分こは相手に多い方を、不幸の半分こは相手に少ない方を」 二人の優しさが切ない。そしてそれが招いた悲劇。 最後まで読み終わってから再度「暁闇」を読む。最初は素通りしたちょっとした文章にも暁の思いが溢れ、違った景色が見えてきて泣きそうになる。 ただ、実際に奈良であった事件とあまりにも似た設定に複雑な思いも。あの事件、結果的に教団の悪行を追求することになったから良かったんだっていう向きには賛同できないが、圧倒的な力に立ち向かうのに非力な者は何をもって戦えばいいのか。その答えとして作者は「言葉の力」を示したのだろう。ナイフではなく言葉で。そしてそれを読んだ者たちが少しずつ声を上げ、やがて大きなものを倒すことが出来るように。 小説家の覚悟と希望を感じました。
8投稿日: 2026.02.27
powered by ブクログさすが物語の世界に引き込まれて、先がどんどん気になって、あっという間に読了。 私の好みからすると、淡々として少し綺麗すぎたかな。 もう少し人間の汚さとかいやらしさが書かれている方がいいな。 もう初期のような作風のものは書かないのかな。
3投稿日: 2026.02.26
powered by ブクログ久しぶりの湊かなえさん!!展開が気になって週末に一気読みしました!! なるほど、、星を守りたかった。の意味が読み進めるうちに明らかになっていって フィクションとノンフィクションが混ざり合うとはこういうことか!!!と衝撃。。 もう一度最初から読み直したいと思います。
2投稿日: 2026.02.26
powered by ブクログある男が大臣を殺害。その裏には、親の関わりのある宗教が・・・とても愛のある切ない物語だった。イヤミスではない湊かなえもとても良い。
4投稿日: 2026.02.26
powered by ブクログ静岡市女性会館図書コーナーの書誌詳細はこちら↓ https://lib-finder.net/aicel21/book_detail_auth?authcode=Kd9cdn6x%2BtURzM1IIIzDoA%3D%3D
0投稿日: 2026.02.26
powered by ブクログ読んでいて、途中、声が出た。ほんとに読み出したら止まらなかったし、読み終わって心が昂って眠れなかった。 作り話だからこそ、、これが小説でしょって感じ。すごいと思った。
9投稿日: 2026.02.26
powered by ブクログ啓光図書室の貸出状況が確認できます 図書館OPACへ⇒https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50411157 他校地の本の取り寄せも可能です
0投稿日: 2026.02.26
powered by ブクログ二等分と半分こ 人を殺してるわけだし、純愛、号泣!とはならなかったけど、流石湊かなえで面白かった! 最後まで読むと最初から読み直したくなる
2投稿日: 2026.02.26
powered by ブクログ夜明け前が1番暗い だが、必ず日は昇る そこには希望の星が輝いてる 自分が失った幸せは大切な所に行っているそう考えれば悲しくない
9投稿日: 2026.02.25
powered by ブクログ全身でこの物語の衝撃を感じた。物語の中で新たに物語が構築されていく感じ、本でしか味わえない感覚、興奮を全細胞でひしひしと感じた。物語の構成力がすごい。膨大な取材や作り込みによってできた構成に加えて、圧倒的文章力。隙が一つもないまさに最高傑作。また素晴らしい読書体験ができた。
8投稿日: 2026.02.25
powered by ブクログ前半の陰惨な雰囲気、宗教的な内容と合わさって読みにくく、そして辛い。時系列もよく飛ぶ。 正直ちょっと流し読みでした。 他の人の評価がすごく良くて、これのどこが面白いのか?と何度も思った。 そんな気持ちで臨んだ後半、気がついたら物語にのめり込んでいた。前半をもっとちゃんと読めばよかったと後悔もした。 そして最終章で、特にラスト2行でメンタルをぐちゃぐちゃに乱された。落ち着けるために2週目突入。こういう2周目の読み方は初めてかもしれない。 多分2回3回と読む度に新しい発見があるんだろうな。ただ何度も読むと、本当にメンタルを壊されてしまうかもしれない。 何を言ってるかわからないと思うが、 読めばわかる!!!!!!
15投稿日: 2026.02.25
powered by ブクログ初めて湊かなえさんの作品を読みました。表現がとても綺麗で丁寧。すっと物語の世界に引き込まれました。切ない中に2世の子供達の苦悩が描かれていて、本当にこのような環境下で育つ子ども達がいるのかと、深く考えさせられました。
4投稿日: 2026.02.25
powered by ブクログ世紀の暗殺事件がモチーフなのか。前半は手記形式ノンフィクション風。宗教2世の壮絶な人生が語られる。途中で2部構成と気づく。後半はフィクションだと設定。どう絡み合うのか。読み進めると切ない純愛物語に。この構成はすごい。
34投稿日: 2026.02.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
某首相の暗殺、そしてその裏で苦しんだ宗教2世の存在がモチーフになっている。 前半が暁を主人公にした「暁闇」、後半が星賀を主人公にした「金星」 暁の父親は小説家だったが自死、病弱な弟のために残された母親は宗教団体に多額のお布施をする。 星賀の母も同じく病弱であった夫を思い入信、星賀が特殊な宗教本を読解できる力を利用する。 しかし、星賀は宗教団体から距離を置き、ベストセラー作家になっていく。 暁と星賀は6回だけ会ったことのある関係だが、心は強く結ばれていく。そして共通の敵である政治家=宗教団体を破滅に持っていこうとする。 「汝、星のごとく」の宗教2世版って感じ
1投稿日: 2026.02.24
powered by ブクログ本屋さん大賞にノミネートされてて気になったので読みました 第二章の話になってからようやく全てが繋がったなってわかって没頭しました まだ未熟な私には少し難しかったが、もう一回読みたいと思える本でした
3投稿日: 2026.02.24
powered by ブクログ面白かった!さすが本屋大賞ノミネート作品。力強い作品ですね。作者の熱量が伝わってきます。 絶望の連続のストーリーに僅かな一つの星。絶望の中で叫ぶ二人の悲しい物語。「生きろ」グッときましたね。
12投稿日: 2026.02.24
powered by ブクログ湊かなえさん作品は基本好きだが、今回は苦手より。 本作は、誰もが知る現実の重大事件をモチーフにした構成となっている。 まず感じたのは、題材に対する率直な違和感だった。 あの事件は報道やドキュメンタリーで既に大量の情報と解釈に触れており、正直なところ「相当新しい切り口でなければ物語として入り込めないのではないか」という印象を持った。 冒頭部分を読んだ段階では、不謹慎な言い方かもしれないが、フィクションとしての興味深さよりも「事実そのものの強度」の方が勝ってしまい、ニュースや報道を見た方が考察としては面白いのではないかとすら感じた。 しかし、作者インタビューを読んだことで印象は一度変化した。「報道は情報を100%で受け取ってしまい、考える余地が閉じてしまう。一方で小説は余白を残し、読者に考える余地を与える。そのためにフィクションとして描いた」というような意図には強く納得した。 本作は二部構成となっており、第一部が事件を元にした手記、第二部がその事件を基にした小説という構造を取っている。 ただ、インタビューの意図を踏まえると「それならば第一部は不要なのではないか」という疑問も拭えなかった。 いきなり完全なフィクションとして提示した方が、作品の狙いと純度が高まったのではないかとも思う。 最終的に読了してみると、この構成の意味自体は理解できるものの、「小説として面白かったか」と問われると評価は難しい。 特に強く残ったのは、小説化された第二部に対する「印象の偏り」だった。 本来、小説は多面的な解釈や余白を生む媒体のはずだが、本作ではむしろ一定方向への印象が強化されているように感じられた。 作者が提示したかったであろう 「どの事件も他人事ではない」 「加害と被害は遠い世界の話ではない」 という問題提起は理解できる。 しかし、そのメッセージが物語として自然に立ち上がるというよりも、やや決めつけや印象操作に近い形で伝わってしまった印象が残った。 意図には共感できる。だが、表現として成功していたかといえば、個人的には疑問が残る。正直なところ、本作はやや苦手な読後感となった。
2投稿日: 2026.02.24
powered by ブクログ読み終わってからメモつけるまでにかなり時間が空いてしまったので記憶が薄れてしまった。事件の背景が少しずつ明らかになっていく過程を興味深く読めた。
1投稿日: 2026.02.24
powered by ブクログ暁闇は思っていたのと違うな?という印象だったけれど、金星から一気にのめり込む事ができた 『星を守りたかった』この言葉に込められた意味に胸が締め付けられる気持ちでした
9投稿日: 2026.02.24
powered by ブクログ最初は当事者の話だからっていうのもわかるけど、小説っていうか、文体に関しての良さはなくて、このまま終わったらどうしようかと思ったけど、後半は小説家の視点の話で安心した。 内容はまあ、この時期だからおもしろさは増してるかなって感じ。
6投稿日: 2026.02.24
