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幽霊人命救助隊
幽霊人命救助隊
高野和明/文藝春秋
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総合評価

380件)
3.9
110
132
88
21
6
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    自殺をした4人が、神様に自殺志願者100人の命を救うよう言い渡される。秘密兵器を駆使しながら老若男女の様々な心の闇と向き合いながら失った自身の人生にも想いを馳せる物語。後半、うつ病になった原因がこの国が悪い、政治家が悪いと何度か出てくるたびにまぁそうなんだけど私のなかの寅さんがあの台詞をつぶやいてしまいました。「野郎の乳歯をへし折って、永久歯に替えてやれ!」@八木。すがすがしいエピローグ。解説まで楽しく読みました。

    0
    投稿日: 2026.02.14
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    設定に「?」と気にかかるところはあったものの、重くなりがちな自殺というテーマに対して気負うことなくスラスラ読めたし、先の読める展開でありながらも惹き付けられた。学生の頃に読んでいたらもっと感動できたのかな、と。つまり、そういうひとたちにお勧めしたい1冊。

    0
    投稿日: 2026.01.25
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    自殺について考えさせるための書籍はたくさんあるけれど、本書はエンタメとして楽しみながら、その実、自殺という本質を深く知れる本でもある。 自殺をする理由はさまざまだ、というのは前提で、だけれど本当は「考え方」の問題であり、それは「まだ未確定な未来への決めつけによる絶望」である、という。 おもに「人間関係」「健康問題」「経済的困窮」この3つのダメージで鬱に至るケースが多いと描かれていて、これは本質を突いていると思う。 そして、借金はこの3つをコンプする、というのもわかる。 実際、景気が後退すると自殺者が増えるという統計も出ている。 景気の後退→仕事、生活の悩み→人間関係→心の健康問題 という線路がひかれるそうだ。 2009年に出版された本だけれど、2025年に読んでも実態はあまりは変わっていないと思う。 真面目な人が生きにくい世の中だ、ということを、行政や行き届かない福祉が拍車をかけている、ということも描かれている。 自殺は個人の問題ではなく社会の問題だ。 いまでも、経済問題での自殺は多く、行政が適切な救済措置を講じていないことが浮き彫りになっている。 さらに2025年は子どもの自殺者が過去最多で、背景にはいじめ問題がある。 本書でもその問題は扱われていて、どうすれば救えるのか、救助隊も四苦八苦していたし、現実の問題では本書と同様の解決方法は選べない、と感じた。 子どもは自分で環境を変える力を持てない分、大人より深刻だ。 自殺ということを考えたとき、思い出すのはアマゾンで暮らす少数民族について書かれた「ピダハン」での内容。ピダハンには自分で自分を殺すという考えがなく、鬱病なんてないし、彼らにはカウンセラーもいないということ。 先進国だけれど自殺率の高いわたしたち。一体、何が幸せなのか、本当に考えさせられる。

    0
    投稿日: 2025.09.15
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    いい話ではあったが、途中の中弛み感は否めない。 自殺によってどれだけ周りの人が苦しむのか、様々なエピソードがあってよかった。今を大事に生きよう。

    0
    投稿日: 2025.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    辛いことがありながらもなんとか踏ん張って生きている人たちの強さに勇気をもらった。 自分も含めて少しでも多くの人が、死ぬときまで生きられれば良いなと思った。

    0
    投稿日: 2025.07.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高野和明さんの本はご多分に漏れず私も「ジェノサイド」と「13階段」は読んでいます。どちらも奥の深い内容で、読んでいた当初は物語に没頭して読みふけった覚えがあります。 そんな高野さんのこちらの本もなかなかいいよ、と教えてもらって読んでみることにしました。 まずは、え、高野さんってこんな軽妙な文章を書く人だったんだ、とびっくりです。内容がうつ病・自殺とヘビーながらも、全体に軽妙でユーモアもあり希望が持てる内容であることが私の評価が高い点です。 主人公の4人組の組み合わせもいい。現代の受験に失敗した浪人生のおにいちゃんに、ちょっと線が細い若くてイケてる風のきれいなおねえさん、家族もちの実直なサラリーマン中年男性、そして昭和の戦争にも赴いた任侠ヤクザ…と、時代も性別もバラバラの4人というのがそれぞれの時代背景なども忍ばされ、物語に奥行きが出ていると思います。 救った対象者のなかでは、将来ぜったいに大物指揮者になってほしい彼の話がいちばん記憶に残りました。 最後の希望がある終わり方も秀逸です。 人生、無責任すぎるくらいでちょうどいい。 ====データベース==== 浮かばれない4人の霊に、49日以内に自殺しようとする100人を救えとの神の命令が下る。 笑いあり涙あり、怒涛の救助大作戦始動 ======== ◆覚書◆ P112 もう一度、男の中に入ってみた。責任問題。養育費の負担。慰謝料をめぐっての離婚訴訟。ところがそれだけではなかった。男は考えていた。最悪の場合、裸一貫から出直せばいい。失敗の責任は周りにも押し付けられるし、慰謝料や養育費は待ってもらえば済む話だ。 「どうなってます?」と市川が訊いた。 「心の奥底はすごく頑丈、というか、しなやかです。それに少し無責任ですね。この人は多分、苦しさに耐えるだけの柔軟な心の持ち主なんです」 「ほう」と八木が感嘆の声を上げて、会社員を眺めた。 「耐震建築のビルですね」続いてモニターに入った市川が言った。「グラグラ揺れるけど、決して崩れない」 祐一は思った。この世を生き抜くには、多少の狡さも必要だ。 P198 おそらく、西田と同じ窮地に立たされている勤め人は、どこの会社にもいるのだろう。そして、すでに多数の犠牲者を出していることだろう。 祐一は、さっき助けたばかりの女性部長、田原頼子を思い出した。彼女はうつ病だとわかった途端、いそいそと病院を目指した。手にあまる部長職の重責を、放りだせるのが嬉しかったのだろう。あの無責任さ、いや気軽さが重要なのではないか。要は、その加減だ。 P234 うつ病の人を応援するには、考え方を一八〇度変えなければならない。実直、勤勉、生真面目といった、古くから尊重されてきたこの国の価値観を逆転させなければならないのだ。 「がんばるな!」とエールを送るのが第一だ。「何事にも耐えるな! 仕事なんかどうでもいい! 休め! 巌の意志で、ぐうたらに徹するのだ!」 その上で家族や職番理解を求め、医療機関に誘う。 P341 この子は将来、気高く周囲を寄せ付けない、孤高の芸術家になるのだろうか。現在の環境がもっと明に優しかったなら、将来の人間像はどう変わっていたのだろう。しかし、考えても仕方のないことだ。この子はたった一つの人生しか歩めない。 (中略) 明が教室を出て、職員室に向かって歩き始めた。彼の真価を知らぬ大人に叱られるために。本物の暴力にさらされるために。 頑張れ、と祐一は夢を追う少年に語り掛けた。周りが何を言おうと、環境がどう変わろうと、君は立派な人間だ。心に残るその傷は、君が頑張り抜いた証なんだよ。君の人生は、これからもずっと、強くてやさしい音楽を奏で続けるよ。 明の小さな背中が、廊下の向こうへと消えていった。祐一が最後に見た少年の後ろ姿は、自尊心に溢れていた。 P453 凛とした老女の立ち姿に、救助隊員たちは皆、気圧されていた。節子の全身からは、生をやり遂げたものの誇りが、気品が、そしてやさしさがにじみ出ていた。神々しかった。天国に行く人は、みんなこんな笑顔を浮かべるのだろう。死は忌むべきものではなく、祝福されるべきものだと祐一は感じた。 (中略) 4人は言葉もなかった。しばらくしてから八木が、「格の違いを見せつけられたな」と感想を述べた。「俺たちも天国に行くときはあんなふうになれるんだろうな」 「ええ、きっと」と答える市川の声にも力がこもっていた。 P515 「生きている間には、どうしたって打ち勝つことのできない困難が何度も来るんです。そんな時は、逃げるのがいちばんの強さです。 P542 子供の頃、江戸時代生まれのじっちゃまによく言われたよ。何事も途中で投げだしてはいかん、結果はどうでもいい、最後までやり遂げろ、とね。今にして思うと、あれは人生そのものについていっていたような気がするんだ。わしらは最期まで生きるために生まれてきたんじゃないのかな。いつ往生するかは、神様が決めてくれる。そこまでわしらが責任を負う必要はないんだ。難しいことなんか考えず、ただ、この世に居ればいいんじゃないのかな。 P595 この子は、これからどんな人生を歩むんだろう。ちょっと線の細そうな女の子。頭は良さそうだ。運動は苦手かな。家庭と仕事の両立に悩む日も来るかもしれない。でも大丈夫。この子ならきっと乗り越えていける。 部屋に残された赤ちゃんは、しかし一人ではなかった。同じ日に生まれた三人の男の子たちが並んで寝ていた。 誕生して間もないのに、ふてぶてしい顔つきの赤ん坊がいた。 気弱そうな子もいた。 思いつめた感じの真面目そうな赤ちゃんもいた。 彼らがこの世に生を享けたのは、何かのご褒美なのかもしれなかった。 四人とも、苦労知らずのあどけない顔で、無垢の眠りについている。 これからの世界を支える四つの命は、戦いに出る前の、つかの間の安息の中にいた。

    1
    投稿日: 2025.06.11
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    面白かったし、終わり方も良かった。 漫画のストーリーっぽいな、と思ってたら解説でも同じことが書いてあった。 途中は少し同じ展開が続いて中弛みな感じがあったかも。

    15
    投稿日: 2025.05.11
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    自殺志願者を幽霊4人が救っていく話し。 どんな感じの内容なのかすごく気になって手に取りました。 自殺志願者の思考だけ読んでいるととても重く、辛くなってくる。4人の幽霊たちが必死に懸命に助ける時の会話がとても面白くて、思わず吹き出してしまう。助ける時の作戦名もまた面白い。 読み進めていく間になんだか自分も救われたようなそんな感覚になりました。

    9
    投稿日: 2025.05.01
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    うつ病社畜、いじめられっ子、メンヘラ女、などなど…自殺しそうな人間を自殺した4人が幽霊となって救助する。そんな重めの話を、時にコミカルに深みにハマらせた作品。ページ数の関係でなかなか読むのを躊躇っていたが、読んでよかった。 むしろ裕一以外の3人の話を更に深掘りして読みたい。

    2
    投稿日: 2025.04.04
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    自殺しそうな人を助ける感動ものの話ではあるのだが、鬱の人の心理描写や、そうなるに至る経緯がかなり生々しく書かれており、精神的に不安定な時は控えたほうがいいかもと思った。物理的にグロテスクな表現も多く、食前後には読みたくないような表現も多々あった。 感動に溢れる気持ちというよりは、かなり辛い思いをして読んだというのご正直なところ。 ただ、それでもこの本を買ったことは後悔してないし読んだ時間も無駄ではなかったと思える。色々な辛い人生があるが、それでも生きる意味について考えるきっかけを与えてくれた。 心に余裕がある人にはお勧めします。

    4
    投稿日: 2025.03.21
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    お下がり本 まず、養老孟司さんの解説が面白い 500ページ越えなのに、スラスラ読める ただ、内容は軽くはない 自殺を止める4人の幽霊 所々、日本の今を内部から伝えてくる いかに税金が無駄に使われているかなど 読み進めるうちに、キャラクターたちに愛着が湧く 自尊心の大切さをテーマにしたのかな と感じた

    97
    投稿日: 2025.01.09
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    あの十三階段を描いた高野和明。カバー絵とタイトルからしてさほど期待していなかったんだけど、一ページ目からもうぐんぐん惹きつけられた。もっと重い文章書く人かと思っていたんだけど、軽快でところどころ笑わせてくれてめちゃめちゃ面白い。 自殺した4人が、神様に命じられて自殺者を救うべく奮闘する。 それぞれの自殺志願者たちの背景がしっかり描かれていて、かなり濃厚。レスキュー隊の4人の中でヤクザの八木さんが最高におかしい。 最後は主人公のお父さんを救うところで、100人のノルマ達成。天に召されて、再び赤ちゃんとなってこの世に生まれたところで終わる。 笑あり、涙あり、最後は爽やかに感動これは今年の一番の作品になりそう。 2011/7/10

    4
    投稿日: 2024.12.15
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    『13階段』『ジェノサイド』『踏切の幽霊』と高野さんの作品を読んできて4作目。 お気に入りの作家さんだったので楽しみに読んでみて、過去に読んだ3作とは趣きが違ったけど、こちらはこちらで面白かった! 自殺を題材にしながらもコミカル…だけど社会の暗い部分を表現し…だけど読んでて心が軽くなる作品だと感じました。

    14
    投稿日: 2024.12.11
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    自殺した四人の幽霊たちが、今から自殺しようとしている百人を助ける。そして助けていくうちに、ゆっくりと気づいていく。「自分は自殺なんて道を選ばなくてもよかったんだ。他にも道はあったんだ」 今こうして生きていること、命のあること。そんなことに自然と感謝したくなる一冊。挫けそうな時に読み返したい本。

    4
    投稿日: 2024.12.08
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    職場の方からお借りした本(^ ^) 自殺して幽霊となった4人が自殺しそうな人を救うお話し。中にはジーンと涙腺がゆるんじゃいそうになったところも!(;_;) とにかく分厚くて読むのにかなり時間がかかってしまった!!タイムラインに顔出したのお久しぶり感半端ないです( ³_³ ) 途中挫折しそうになったけど諦めずに(笑?)読了できてよかった〜。

    25
    投稿日: 2024.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何らかの方法で自殺した人間が幽霊として自殺志願者を救済するという内容。エリート学生からヤクザまで幅広い社会的立場の人間が同じチームとして働くというもので発見識別救助というワンパターンな構成なのにも関わらず退屈することがなかった。

    2
    投稿日: 2024.10.22
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    想像以上に文章が重く、考えることが多い小説だった。 作者が高野和明といつことで多少覚悟して読んだが途中涙ぐんでしまうシーンが多々あり最後は色々な思いを感じることができた。 人生の中で読んでみてもいい本として人に紹介できる。

    23
    投稿日: 2024.10.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 ただ、死にたいと思った人が精神科の治療での薬で快復するのかな。 自死した人って心療内科に通院中の人はいないのかな。 助けた100人はみんな救われたのかな。 たしかに4人はいいことしたと思うけど 自分を殺すという殺人者なのに 来世も人間として生まれるなんて嫌だな。 自死した人は天国には行けない。地獄に行くかはわからないけど、天国に行った人とは会えない。 そうじゃないと 辛いことがあっても頑張ってる人が報われないや。

    2
    投稿日: 2024.09.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    浮かばれない4人の霊に、49日以内に自殺しようとする100人を救えとの神の命令が下る。笑いあり涙あり、怒涛の救助大作戦

    3
    投稿日: 2024.09.25
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    非現実的な設定だが、何度も人を助けていくごとに現実のような錯覚が生まれた。特に最終章は当たり前のように非現実的なことが行われているが、全く違和感なく読み終えた後は不思議な感覚さえした。 約20年前の小説だが、今の現代社会の問題や環境と何ら変わりない問題であり、そのことは一個人として悲しくもなった。 だからこそ、今を生きる。命がある私達、皆さんにも読んでほしい作品でした。

    2
    投稿日: 2024.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公祐一 東大受験がうまくいかず追い込まれ自殺した少年 八木 元ヤクザの組長 市川 クレーバーな少し弱気な真面目な人 美晴 人を信じれないタイプの斜めの考え方する美人 主人公と3人の仲間たちが神様から自殺しようとする人たちを100人助ければ天国に行かせてやるといわれ現代社会に戻され、奮闘する話。 自殺に至った動機が自分と重なり、救助しつつ自分たち自身も救われていく話。 鬱、金、健康、過度のプレッシャー 色々あるけど、近くで親身になってくれる人がいかに重要かとわかった。

    3
    投稿日: 2024.07.22
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    僕は自ら命を捨てたんじゃない、追い込まれたんだ。そうだ、僕のせいじゃない。 高野和明さん著の『幽霊人命救助隊』の概要と感想になります。 概要です。 若くして命を絶った裕一は、この世とあの世の狭間に位置する山頂で3人の幽霊と少し変な神様と出会う。自分を含めた4人に少し変な神様は「100人の命を救って来い」と無理難題を押し付けて4人を地上へ向かわせる。期日までに4人は、どうやって100人もの人々を救うのか? 感想です。 『13階段』『ジェノサイド』『踏切の幽霊』を読まれた方にとって、本作は高野和明さんが書いたの?と驚くほど、コミカルな作風に意外性を感じると思います。しかし読了後は高野和明さんらしいメッセージ性の強さに納得がいきます。なんだかんだ感想を書きましたが、まとめるとドラマ化しても良いほどの面白い作品でした♪

    66
    投稿日: 2024.05.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幽霊人命救助隊 13階段が異様におもしろかった高野氏の新作。自殺した4人の人間がポップな神様から100人の自殺者を49日間で救助しろと言われ、最初はぎこちなく、最後は抜群のチームワークでノルマを達成する。 自殺と言っても方法、いきさつは様々だが、いく通りかのパターンに分けてその背景から、救助に至るまでの様子が語られる。 非常に暗い話をエンターテイメントに昇華する技量はさすが。 また、自分たちの自殺によく似たシチュエーションで考え込んでしまう主人公達の表現も適切で納得感があった。 最後のエピローグはうますぎ。内容は読んでからのお楽しみ。 推薦の一冊です。 竹蔵

    1
    投稿日: 2024.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    カウンセリングの効果について書かれている本。 「幽霊人命救助隊」という題名、養老孟司さんが巻末の解説でツッコミをいれている。確かにこの奇妙な題名を見て、よし読もう!という気持ちにはならない。しかし、読み始めると止まらない作品。 この本の4人の主人公たちは、それぞれに思い悩んで自死を選んでしまった結果、死後の世界でめぐり会った。そこに突如「神」が現れて、天国へ行く条件として「幽霊として現世に戻り、自死を選ぼうとしている人たちを救出せよ」という任務を与えられ、奮闘する物語。 幽霊となった彼らは、特殊な能力を持っており、幽体が人間と重なると、その人間の意識が流れ込んできて、考えや気持ちがわかる。加えて、救助に使う道具にメガホンがあり、メガホンをとって叫ぶと、思い詰めた人の心に少しだけ届く。 このファンタジーな設定が、自死という重いテーマでありながら、独特な世界観にハマってしまう。 彼らに与えられた能力「重なった相手の意識が流れ込んでくる能力」は共感力と言える。また、道具の「メガホン」は、相手を思いやる言葉。 これは、「相手の悩みを自分の事のように受け入れて、相手を思い、言葉をかける」。救助隊はカウンセリングをおこなっている。 救助しなければならないクライエントは100人。この中にはつい感情移入してしまうキャラがいる。 福原君や内村さんに感情移入すると、私まで怒りの感情が湧き上がる。しかし、少し落ち着くとフィクションであることを認識し、怒りの感情は消えてしまう。これは私の感情の動きだが、本の中でも語られている。 幽体が人間と重なり合ったときの主観と客観の違いを「人の悩みというものは本人にしかわからない」と気付かせる描写や、悩む人を傍から見て「死のうとする人たちの問題は心の中だけにある」という発言。 私はこれを、「共感」があった時、自分のつらさを共有するコトだけではなく、客観的な視点をもらえることによって、自分の主観と客観の認知のゆがみを正すことにより、成長できるのだと考える。 主人公の祐一は、自分を自死まで追い詰めた父親と相対することになる。物語では父親の気持ちを受け入れ、恨んでいた気持ちを手放して、父の幸せを願う気持ちに昇華させた。 難しい問題を祐一は成し遂げ、神と約束した天国へ行く条件をクリアする。エピローグで一人の女の子と3人の男の子が同じ病院で同じ日に生まれる。すやすやと寝ている赤ちゃん、戦いに出る前の、束の間の安息の中にいた。という言葉で締めくくられて物語は終わる。 あれ?神様は天国に行かせてあげる約束では? 読むと元気が出る本。

    2
    投稿日: 2024.05.10
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    「この世は、無責任な人ほど楽に生きられる」という文章が心に残っている。思い返すと、自分の周りの心を病んでしまった人たちはみんな責任感が強く真面目な人だった。 逃げることを選ぶことは強さである事を知った。自分の周りの人は、自身が思っていたより遥かに強い人間だった。 心を病むことは必ずしもその人の弱さの証明では無いことを再度認識した。また、そこから立ち直るには他者の介入が必須であることを感じた。せめて自分の周りの人間だけでも塞ぎ込んだ中に手を差し伸べられるように、繋がりをこれからも大切にしたいと思った。

    3
    投稿日: 2024.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終わったが、なんとも感想を書きづらい。感じたことを文章にするのが難しい。 最初は少し斜に構えて読んでいたところは否めない。 しかしとても長い話なので、段々と登場人物に感情移入した。ヤクザの八木さんも好きになってしまった。人は共に過ごした時間が長いほど相手を好きになるのかもしれない。 原因の大抵は鬱だと最初から想定していたが、それが原因なのか結果なのかは別として、やはり切っては切れないものなのだろう。 私は人と関わるのが苦手で一人を好む。いくら他人の助けを借りるのが大切と言われても…と思っているが、そう思っている限りはこのような事態を避けることはできないのだろうな。 ラストはすごく良かった。読んで良かったと思える作品だった。長いけど。 これからも生きていたくないと思う瞬間が訪れると思うけれど、そんな時はこの本のことを思い出そうと思う。

    0
    投稿日: 2024.03.12
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    何度か完読を試みるも敗退。 同じことの繰り返し。 会話や人物設定も肌に合わない。 『13階段』は準一気読みレベルだったのに。

    1
    投稿日: 2024.02.06
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    幽霊の4人が自殺志願者たちを救っていくお話です。自殺をテーマに扱いながらもユーモアに溢れた作品でした。4人の掛け合いが絶妙でオススメです♪

    2
    投稿日: 2024.02.02
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    自殺した登場人物達が自殺志願者を100人救い、天国行きを目指す!! 「自殺」のキーワードからは想像できないようなコミカルな表現が多くて、読み始めは軽め。 ひとり、またひとりとレスキューしていく中で少しづつ登場人物の孤独や苦悩もほどけていく。 鬱病=精神科に繋げればOK!な空気には、そんな簡単なことじゃないとムッとしたけど… 最終的には感情移入でティッシュ必須。

    1
    投稿日: 2024.01.01
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    自殺した4人が天国に行って成仏するために、自殺志願者を救う。 歯科衛生士の麻美の話が切なかった。 典型的な境界性人格障害。 本人はもちろんまわりの人も辛いんだよな。。

    4
    投稿日: 2023.12.19
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    重いテーマだが重すぎない雰囲気で話が進んでいき、さくさく読めた。 歯科助手の女の子は、こんな子実際にいるのか。。と思ったけど、現代にも通じる傷つきやすい人の心情がすこーし理解できて良かった。

    0
    投稿日: 2023.09.21
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    ブックリストで紹介されてる方がいて、面白そうだと思って読んでみました! あの世とこの世の中間で、生きていた年代も享年も様々な4人が出会う。 4人の共通点は、生前自ら命を絶ってしたまった魂だということ。 現世で同じようにこの世を去ろうとする人を100人引き止めるミッションを神から受けるお話。 テーマは重い。自殺、人生、人間関係、経済事情。 でも、きっと重さをなるべく軽減しながら気軽に読めるように工夫された小説なんだろうなと思いました。 主人公たちの掛け合いがコミカルで面白かったです。テーマはしっかり捉えているけど、説教くさくなくて読みやすかったのも良かった。 人の数だけドラマがあるよね。

    9
    投稿日: 2023.09.13
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    読み応えのある本だった。 自殺をしてこの世を去った主人公は、天国にも地獄にも行けなかった。現れた神は自殺志願者を止めれば、天に行かせると約束した。 なぜ人間は自殺をしてしまうのか。 死のうとしている人を助けるために、主人公と共に学んでいる感覚だった。シリアスな展開の中にも笑いを誘う場面があり読んでいて飽きなかった。 自殺には、人とのつながり、社会、金が複雑に絡んでいて、解決するためのノウハウを知らないと対応できないことを知った。 高野和史さんの作品は、伏線が多くて綺麗な終わり方するので読み終えてスッキリした感覚になる。 これで本当に自殺志願者救えたの?って思う場面もあったので、神が救助隊に救った人のその後を諭して、再び救助するために下界に戻る話があればと感じた。

    2
    投稿日: 2023.08.12
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    自殺した4人が天国に行くため自殺志願者100人を救う話。命が大切、っていうのは当然やと思うんやけど、命や生活を守るための制度をもっと知る機会があればなぁ、と読んでて思った。

    3
    投稿日: 2023.08.06
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    とにかく分厚い、600ページ超え 読みやすく上下巻に分けて欲しかった 自殺した4人が天国に行くために100人の自殺志願者を救う話

    0
    投稿日: 2023.07.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自殺したいという気持ちは、人のちょっとした優しさとか声掛けで救えることが多いのかなと思った。でも、鬱になってしまうとそういったことも全く届かなくなってしまうのだから怖いと思った。鬱になってしまった人がいたらとにかく病院に連れて行く! 自殺とは、自分には、全く迷惑をかけないが、周りの人に迷惑をかける、わがままな行為である。 好きな登場人物がいなかったこと、救助対象者が多すぎて飽きてしまったこと、文が読みにくかったことが理由で★1にした。

    0
    投稿日: 2023.06.20
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    主人公を含めた4人は自殺をした幽霊。 自らの手で命を粗末にした彼らが天国へ行くために与えられたミッションは、自殺志願者を100人救出することであった。 うつや借金等様々な理由で頭の片隅に自殺を考えている要救助者たちを見えない触れない幽霊たちがあらゆる手段で救い出すのが見物。 生きた時代の違う主人公たちの時代ズレした会話や幽霊ジョークが面白くて『自殺』という深刻なテーマでも読み切れた。 自殺は元を返せば寂しさが関係していることもあり、何気ない声掛けや挨拶などで自殺の信号が消える要救助者が何人かいた。 「未来が定まっていない以上、すべての絶望は勘違いである」 自分たちは取り返しのつかないことをしてしまった分、今生きている人達には同じ過ちを犯して欲しくないと懸命に救助活動を行う主人公のたちに胸が熱くなる。 生きているということは、未来があるということなんだ。

    0
    投稿日: 2023.06.17
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    自殺して幽霊となった4人組が、これから自殺をしようとしている人間たちを救っていくストーリー。とても重い題材のはずなのにどこかコミカルでテンポが良く、4人のチームがいいバランスをとっているのでどんどん読み進められた。 現代日本の問題提起がしっかり入ってくるあたり高野さんらしい気がした。

    0
    投稿日: 2023.05.25
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    夏目漱石の『夢十夜』に船から飛び降り自殺をする話がある。主人公は欄干から手を話した瞬間に後悔した。あれを思い出した。 後悔先に立たず。だから、こんなリベンジがあったら救われると思う。

    1
    投稿日: 2023.03.23
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    感情の天才。 上司からのイジメで仕事を辞めた時に出会った本。 自殺志願者のなんとも言えない感情が緻密に表現されていて、とても救われた本です。 分かってくれている人がこの世にいるんだと思えて少し心が軽くなりました。

    4
    投稿日: 2023.02.14
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    高野和明の長篇ファンタジー作品『幽霊人命救助隊』を読みました。 『グレイヴディッガー』に続き、高野和明の作品です。 -----story------------- 浪人生の高岡裕一は、奇妙な断崖の上で3人の男女に出会った。 老ヤクザ、気弱な中年男、アンニュイな若い女。 そこへ神が現れ、天国行きの条件に、自殺志願者100人の命を救えと命令する。 裕一たちは自殺した幽霊だったのだ。 地上に戻った彼らが繰り広げる怒涛の救助作戦。 傑作エンタテインメント、遂に文庫化。 ----------------------- 2004年(平成16年)に刊行された高野和明の第4作… 自殺した後、幽霊となった4人が自殺しそうな人たちを救っていく物語です。  ■第一章 帰還  ■第二章 レスキュー開始  ■第三章 子供たち  ■第四章 大車輪  ■第五章 最後の一人  ■エピローグ  ■解説 養老孟子 僕たちが助けにいきます―― 大学受験に失敗して首吊り自殺し幽霊となった裕一は、同じ立場の3人の仲間(幽霊)とともに、天国行きの条件に49日以内に自殺しようとする100人を救助しろ… と神から命令が下る、、、 笑いあり涙あり、怒涛の救助大作戦が始動する……。 全体的に良く出来た作品だと感じたし、最後の100人目を救助するエピソードや4人の将来が愉しみなニンマリさせられるエンディングは良かったけど… 自殺しようとする人たちの心の中を探る、自殺の原因となったことを知ろうとする過程が読んでいて辛くてしんどかったですね、、、 読み進めるうちに、自分の心の中も見透かされているような感覚に陥ってしまい、愉しんで読む感覚が減退しちゃったんですよね… かと言って、面白くないわけじゃないので誤解の無きように。 養老孟子の解説がムッチャ良かった… 読もうかどうか迷っているなら、そんなムダはやめて読みましょう♪

    2
    投稿日: 2023.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「既遂者と未遂者。両者の違いは、未来の有無だ」と語る祐一の言葉が心に響く。 同じような状況にあっても、心を病む人とそうでない人がいる。心を病んでも、自殺を考える人とそうでない人がいる。自殺を慮っても、実行できる人と思いとどまる人がいる。これらの違いはどこにあるのだろうか。単に、気の迷い、弾みに過ぎないのだろうか。 自殺に対しては、ある程度、個人の尊厳があるかもしれない(死ぬ権利)。しかし、「未来の有無」という言葉を前にすると、そして、意外にも自殺に明確な理由がないということに対すると、権利という言葉も空しく感じる。どちらが、否というわけではないけど。1つだけの真実は、”自殺”は、やり直しがきかない、こと。 もう一度、生きてみよう。もう一度、頑張ってみよう。もう一度。死を考える前に、試してみる価値はあるのではないかと、あらためて訴えたい。追い込まれる前に、残念なことに、追い込まれないと、気持ちは伝わらないかもしれないけど。

    2
    投稿日: 2023.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自殺したことで天国に行けない幽霊4人(4体?)に対して神様に天国に行くための条件として出したのは「自殺志願者を100人救え」でした。天国行きを手にするためにも生きていた時代年齢もバラバラな4人組が地上で自殺志願者を救うために奮闘するお話です。 様々な思いを持つ自殺志願者と向き合って学び考える4人組の話を読んで、「生きる」ということがどんなに尊いもので大変で、素晴らしいものなのか改めて気付かされました。 僕は自殺したいと思ったこともなければ鬱病にもなったこともありませんので分かりませんが、もし話に出てくるように苦しんでいる人がいれば、この本を読んで4人の救助隊に救われたらいいなと思いました。

    0
    投稿日: 2023.01.15
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    エンタメとしてはもちろん面白いがそこに留まらず、自殺・生きること考えさせられる良い話だった。100人の自殺を考える人の描写はリアルで多様で、読者それぞれ自身の経験に近い人物もいるのではないか。実際その状態にある人が読むのは難しいかもしれないが、自殺という社会の問題点をエンタメに昇華している点ではあまりにも面白かったジェノサイドよりも全ての人に読んで欲しいと思える作品だった。

    1
    投稿日: 2023.01.14
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    自殺をして、天国でも地獄でもない、その中間地点に降りたってしまった4人の男女。 自殺をしようとする人100人救ったら、天国へいかせてもらえるということで、地上に降り立ち、救助活動を行う。 設定は現実離れをしているけれど、多様な問題で苦しむ人々の現状をあぶり出し、そんな人々をどうしたら救えるのか一生懸命考えるという作者の真摯な気持ちが伝わってきました。 うつ病は精神科に行けば治ると言い切っているのはちょっとありえないと思ったけれど、登場人物の1人、麻美のケースは特に興味深かったです。自分と生きにくさがとても似通っていたから。 作者は、この麻美のケースにとても長いページを割いています。細かく追っている麻美の心情の一つ一つが、共通する自分の心に次々と突き刺さってきました。 この麻美は、おそらく重度の愛着障害だと思う。 (本文より)麻美の回答は二つに一つ。つき合うか、別れるかしかないのだ。 ○麻美の彼の言葉 こうなったら彼女のすべてを受け入れ、無償の愛を証明するしかない。 親密さが増しそうになると、わざと嫌われるようなことを言って相手を遠ざける。それが彼女の対人関係の距離感なのか、それともこちらの 愛情を試しているのかははっきりしなかった。 ○それは善というものへの強烈な懐疑だった。普通に生活している人が、まぁお互い様と笑って見過ごす問題に、いちいちつっかかる。人と人との連帯も、一生懸命に働くことも、この世で美徳とされているものには醜い裏側があると感じている。しかもその核心は、彼女怒らせるのではない。疲れさせる。そしてこの世と積極的に関わることを諦めさせる。 これではさぞかし行きづらいだろうと同情せざるを得なかった。他人はすべて、彼女を傷つける存在なのだ。世の中の矛盾とか、他人の心に潜む疑問とか、これだけ見抜いてしまっては大変だ。 ○この人には自分が自分だと言う実感はないんです。生きているのは自分なのにそれが自分とは感じられない。だから仕事をやっていても充足感がないし、何をやっても楽しくない。 ○不安になるのは周りのみんなが自分と同じ移ろいやすい心しか持っていないから。人々は皆、どこかで折り合いをつけて生きていくのに、麻美は妥協しない。自分の心も移ろうのに、移ろわぬ心の持ち主を探して他人を試し続ける。相手が際限のない試練に耐えかね、自分の元から去ってしまうまで。 ○あなたは漠然と怯えているだけ。何もかもが曖昧のまま苦しんでいる。それを言葉にするのよ、ノートに書きつけてもいいわ。あなたがどんなことで苦しんでいるのか、言葉に置き換えるの。 麻美本人は、無意識のうちに一連の行動とっている。彼女にしてみれば、それが習い性とも言うべき反射的な振る舞いなのだ。その一つ一つを本人が自覚すれば道は開けるかもしれない。 ○他人が薄っぺらく見えてしまうのは、表か裏か、二つの面しか見ていないから。あなたには中間が見えていない。他人の中の悪い面を見たら、それが全てになってしまう。自分が傷つけられることを恐れて攻撃してしまう。でもね人間は白でも黒でもない、灰色の多面体なのよ。人間だけじゃない。すべての物事には中間があるの。不安定で嫌かもしれないけど見つめなさい。良い人でもあり悪い人でもあるあなたの友達を。優しくて意地悪な、あなた自身を。 後は慣れるだけよ。中途半端な安心に、中途半端の善意に、中途半端な悪意に。人の社会とはそういうものよ。 麻美がどうして自殺しようとしたのか、そして、それまでの一連の問題行動の奥にどんな心理が隠されているのか、とても興味深く読めました。 全体的なお話は、あまり好きになれなかったけれど、この麻美の事例に出会うためにこの本を読んだのだなぁと思いました。

    8
    投稿日: 2022.12.27
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    100人の救助お疲れ様。本当に大変だったでしょう。達成感があり、後悔の念もあり、ひと回りもふた周りも成長した事でしょう。あなた達の功績はきっと助けられた人とその家族 周りの人達を幸せにしてくれていますよ。ありがとう!感謝の気持ちと共に、これからの人生をしっかりと楽しもうと心に刻みました。

    3
    投稿日: 2022.09.30
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    サクッと読める本。そんな小一時間話しかけたところで都合よく自殺願望が消えて人生が好転するもんか、とも思うけど、案外死ぬときのタイミングって案外ふとした一瞬だったりするのかもしれない。見えない幽霊たちが耳元でメガホンでワーワー応援していることを想像して、ちょっと微笑んだ。

    0
    投稿日: 2022.08.20
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    「天国に行きたかったら49日間で100人の自殺志願の命を救え!」 自殺した4人の男女を待ち受けていたのは 神様からの指令だった。 泣いて笑ってじーんとして。 4人の真面目な奮闘が始まる

    1
    投稿日: 2022.08.09
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    自殺がテーマなのに重たくなり過ぎず、クスッと笑ってしまうユーモアがあります。中盤に侵略戦争という台詞が出て来た途端、著者の史観を感じ、後半、終盤の日本国への批判の熱弁で、小説ではなくなりました。

    0
    投稿日: 2022.07.24
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    個性的な幽霊たちが面白く、会話が多くて読みやすい。なのに題材が重いので笑ったあとに泣きたくなる不思議な小説でした。 悲しくて辛くてどうしようもない人や、今や未来に悩んでるどの年代の人にも読んでほしい。優しくて切ないけど面白い不思議なこの小説本当おススメです!!

    1
    投稿日: 2022.06.13
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    自殺した4人の幽霊達が自殺しようとする人を100名救助しろと神から命令される。 高野和明は実写化出来そうな作品が多かったけれど、今回は漫画のようなファンタジー作品で珍しい。 巻末の参考文献では自殺に関する本がずらっと並んでいて作者の精神が心配になる。 軽いノリもありつつ自殺について真剣に考える内容となっている作品で、面白かった。

    1
    投稿日: 2022.06.02
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    「幽霊人命救助隊」高野和明 およそ600ページという長さであったが、今日読み終えました。 題名がなんかふざけた感じがしますが、しっかりじっくりと考えさせられる一冊でした。 簡単に言えば、自殺した4人が天国に行けないまま幽霊となり、現世に戻り自殺願望?のある方々を救っていくという物語です。 一人ひとりに人生があり、そして苦悩がある。 それをどう救っていくのか、そして自分自身どう生きていくべきかを考えさせられる良書でした。

    3
    投稿日: 2022.02.23
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    記念すべき1冊目 そもそもミステリーを読むことが初めてに近い状態だったが、ストーリーを楽しめた。物語の中で、さまざまな背景から鬱となる人々の姿を見て、自分の悩みがちっぽけに感じ、生きることの大切さを再認識できた。 所々で筆者の社会に対するメッセージを全面に出してる部分があり、ミステリーの内容から外れているように感じたので星4

    0
    投稿日: 2022.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何名かの感想にもあるように 確かに幽霊が人の命を守る話が繰り返されてるだけと 言ってはそれだけの繰り返しの物語。 しかし、100つのケースがあるからこそ、 自分自身と近い状況があった時に、思い知らされるのではないだろうか。 今のわたしには未来なんかわかんない。 なんなら明日さえどうなってるかわかんない。 今日の夜いつも通り暖かい部屋でふかふかのベットで 寝れているかなんてわかんない。 いつも通りの毎日だろうなんて思うのは、 今の私が怠惰で想像力が乏しいだけ

    1
    投稿日: 2022.01.24
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    自殺した4人が神により天国に行く条件として自殺者100人を救うミッションを受ける。 ゴースト(映画)のような設定でひたすら自殺者を救う。幽霊は生きている人に干渉できない。ただ応援することで生きている人の意識を変えることができるだけ。この設定は安易では。また自殺しようとする人を見つけ、その心を覗き、応援して助けるの繰り返し。

    0
    投稿日: 2022.01.20
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    高野和明さんの小説は、『13階段』『ジェノサイド』と読んでいましたが、本書は知りませんでした。少し前に読んだ『10代のための読書地図』で紹介されていたので手にした次第です。「特別な才能はないけど」の章で紹介されていました。この章は、丸善御茶ノ水店の書店員である小沢史郎さんが記したものです。本書の紹介部分の一部を抜粋します。 〜〜ここから〜〜 そう、人生は一度負けたら終わりのトーナメントではなく、勝ったり負けたりを何度も繰り返すリーグ戦なのだ。<未来が定まっていない以上、すべての絶望は勘違いである>は、日本文学史に残る名言だと思う。 〜〜ここまで〜〜 この文章を読み、書店で本書を購入しました。小沢さんのおかげで本書に出会えたことに感謝申し上げます。と、ここで書いたところで、小沢さんには届かないでしょうが、本書に出会えてよかったとの思いは変わりません。 テーマは自殺ですが、しっかりエンターテイメントとなっており、最後は涙腺が崩壊する作品です。また、日本の社会課題についても考えるきっかけも作ってくれたり、知識の幅を広げてくれるきっかけも作ってくれる作品です。 テレビドラマ化しても、きっと面白い作品になりそうな気がしました。

    11
    投稿日: 2021.08.20
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    自殺という重いテーマにできるだけ明るく向き合った小説です。ありのままで生きてるだけでいい、心は柔軟に、第三者の介入が必要…たくさんのメッセージがつまっています。

    2
    投稿日: 2021.07.14
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    自殺して天国に召されず幽界に彷徨う男女に、49日以内に地上の自殺志願者100人を救助できれば天国への切符が与えられる、そんな特命を受けたのは、任侠道の親分(短銃自殺)、事業に失敗した生真面目男(服毒自殺)、適応障害に悩む心寂しき孤独女(飛降り自殺)、東大受験を二度失敗した浪人生(首吊り自殺)の4人で結成された「幽霊人命救助隊」でした。 この世の苦しみに耐えかねて死のうとする人々(サラ金苦、うつ病、介護疲れ、社会への怨み、孤独と絶望・・・)をとおして、日本の現代社会の病巣を抉り出した傑出の作品です。

    3
    投稿日: 2021.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルどおり幽霊4人組が自殺志願者100人の命を救うファンタジーなお話。 命あるものの死は100%ではあるけれど、自殺だけはもったいないので、その前に使えそうな制度をバシバシ利用して出来る事やってみましょうよ。 たとえそれが逃げでも恥でも。 そんな強い想いがこめられてます。 途中までコメディだなと思いまがら進めてましたが最終的にはなかなか深い。

    1
    投稿日: 2021.05.01
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    自殺した4人が天国に行くために、自殺志願者100人を救助する話。 自殺しようとする人は一人ひとり事情は異なるが、助けていくうちに命の尊さ自殺の愚かさを身に染みて体感する4人。 いいお話だけど、自殺したいと思うほど生きていることを辛く感じたことないけど、全部助けられちゃうのはリアルじゃないなあ、作り話だよなあと思ってしまう。先も読めるし、なによりもワクワクしない。

    0
    投稿日: 2021.04.26
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    自殺した償いに、100人の命を救うミッション。その過程で4人のそれぞれの事情が投影され、自身が救われていく。100人救ったあと、もっと救えると願い出た想いは聞き届けられなかった。 うつ病の自殺企図が病院に行きさえすればゴール、というのは無理があるなあ。

    5
    投稿日: 2021.03.07
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    天国へ行くために49日までに100人の自殺志願者を救えと神様に言われた4人の幽霊が奮闘する話。 自殺志願者を救う過程でそれぞれの死にいたる話も明かされてきて泣いて笑った作品です。

    9
    投稿日: 2021.02.15
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    自殺した幽霊4人が、「自殺しようとする人を救って天国へ!」ってミッションを神様から依頼される! 期間は、四十九日(笑)、人数は、100人(ここは、108人にして欲しかった!) 最近、魂とかは、存在しないとかいう感じの本読んでたんで、神様とか天国とか出て来るとホッとする。ほんまにあるかは別にして。 過重労働、リストラ、イジメ、借金、離婚etc…の色んな理由で自殺しようとする。それを救助隊4人が阻止!レスキュー隊のカッコして、メガホンで!笑 おとぼけな部分はあるけど、テーマが自殺をメインにしてるだけあって、結構、真面目にとらえてる。 こういう重いテーマは、少しくだけた感じのストーリーにする方が良いのかもしれん。真面目に生きてる人の方が苦しい世の中…なんだかなぁ〜… 養老孟司さんの解説もなかなか。 文中から、金融機関とか大企業さんへ 「老人と子供を人質にとれば撃ち殺されるのに、日本経済を人質にとるのは許されるのか?」

    16
    投稿日: 2021.02.15
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    600ページもあったし最初は気が乗らなくて読むのに1ヶ月近くかかった。でもペースに乗るとどんどん読み進められた。だんだん自分なんじゃないかと思えるぐらいの人たちも出てきて、自分に言ってるのではないかと思えた。 自殺をして困るのは自分ではなく家族であるから自殺は我がままなのだ。何故か解説のこの言葉に妙に納得させられた

    1
    投稿日: 2020.11.10
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    あまりにも非現実的すぎて、途中から読むのをやめようかと思ったけど、一応最後まで読了。 人の言葉に必要以上に傷つく女性。 これって私のことかと重ねながら読んだ部分も。

    0
    投稿日: 2020.10.29
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    600ページもあったけど一気読みしました。 自殺という重いテーマというのに、軽快に進むストーリー。 自殺について、よく調べられている内容に考えてしまうこと度々でした。 自分の思いも知らないところで誰かを追い込んでしまっていたり、逆に追い込まれて(思い込んで)しまっていたりするものかな。 辛い時や余裕が無い時、立ち止まって考えてみようと思います。

    0
    投稿日: 2020.09.21
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    『ジェノサイド』であまりのスリルに衝撃を受け、ファンになった高野さんの本だから手に取った。 それぞれの事情から自殺をするも昇天を保留されていた4人の幽霊が、天国へ行くために「この世」に戻り、100人の自殺志願者を救うよう課題を課される。 期限は49日後。 次々に自殺を未遂に導くうちに、死を望む気持ちは「誰かに悩みを話しさえすれば」「無知でなければ」「うつ病を治療しさえすれば」なんとか食い止められるのだと知るようになる。自らの死への後悔。「この世」に残してきた者たちへの未練。 健康面や経済面、人間関係にもさほど悩みのない私でさえ、少しの睡眠不足の状態で夜の闇に取り残されたら鬱屈とした心の有り様に叫び出したくなると思う。 ぐっすりと眠り、朝日を浴びさえすれば霧が晴れていくように、些細なことで感情は移っていく。 そのことを時々思い出して、子どもたちや大切な友人にも口に出して言い続けたい。 本当に悩ましい問題に直面したときでさえ、生きていたいと思える人生にしたい。

    0
    投稿日: 2020.08.25
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    自殺した4人が、地上で自殺志願者を救うお話 2日で一気に読んだ 100人目の志願者は、まさかの亡くなった主人公19歳の父親だった 父親を救えて、家族を救えて良かった 様々な理由で死にたいって思う人がいるけれど、やっぱ死んだらいかんなーと思った 疲れた時は休めば良いね

    0
    投稿日: 2020.06.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公の裕一は、大学受験を失敗し、首吊り自殺をしてしまう。そして幽霊となり、なぜか断崖をのぼる。そこには年をとったやくざ、中年の男、若い女と3人の男女がいた。さらに神様が現れて、天国行きと引きかえに現実の世界の自殺者を救助しろと言われる。と前提が抜けすぎていてびっくりするが、内容は面白い。自殺者を救っていく中で、各々が死んでしまった過程も見えてくる。4人のキャラが生き生きしているのと、生きていた年代も違うので、なんか死語みたいのもわんさか出てきて、4人の会話にニヤニヤしてしまう。面白かったぁ~。ぜひ『ジェノサイド』も読んでみたい~。

    4
    投稿日: 2020.05.02
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    自殺してしまった4人が、幽霊になって自殺しようとしている人を100人助けると天国に行けると言う話。 助けようとする人の状況や背景は様々だが、そのほとんどがうつ病。 まあ、現代の世の中、うつ病の人は多いよね。 この本、内容は面白いんだけど・・・・ 装丁ってか、表紙のデザイン、最悪。 児童少年活劇小説ってな感じだけど、もっと心が病んでる人たちが読むべきで、そういう人たちは、この題名と表紙デザインで手に取らないだろう。 それから、後書きが養老孟司。 私、この人の書く文章、嫌いなんですよ。 なんか上から目線で。 ま、自殺を思ったことがある人は読んでみては良いんじゃないかな? 誰もが「死んだら」って考えた事はあると思うけど。

    0
    投稿日: 2020.04.16
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    「13階段」著者の作品で、4人の幽霊が自殺する人を救うお話。 セリフが面白いので、最初コメディーかと思った。 孤独、鬱、仕事、いじめ、借金などなど、色んな理由で自殺をしようとする人達。 それを必死で止めようとする救助隊。 読んでる方も、救助隊と一緒に怒ってしまう、自殺にまで追い込んだ背景を。 そしていつしか救助隊を応援してる。 自殺しちゃいけない 生きてさえいればいい というメッセージが込められた、爽やかで最後泣ける作品。

    0
    投稿日: 2020.03.20
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    自殺した幽霊が、地上に降りて自殺志願者の命を救う、という変な話。 自殺したくなる人は、多かれ少なかれ末期のうつ病を抱えていることがほとんどだろうけど、今の日本ではそりゃうつ病にもなるわな、と思えるような理不尽なことがあまりにも多すぎる。 痛快なエンタメを期待していたんだけど、暗澹としてしまったのはちょっと残念。

    0
    投稿日: 2020.03.20
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    読む前と読んだ後で少しだけ別人になった気がします(解説まで読んだらわかると思うよ)。人生、社会に疲れた人は、読んだ方いいかも、何か得るものが少しでも有ればそれで十分な作品でした。良いストーリーだった。

    0
    投稿日: 2020.03.17
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    メンタルに効く。ユーモアもある。時々さっさと展開が進んじゃうのが惜しいが、それを差し引いても自分にとっては為になる本。

    0
    投稿日: 2020.03.09
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    やっぱり高野さんは、すごかった。最初は、なんかチープっぽい作品やなっておもったけど 悩み事がある時、自分と本当に向き合わなきゃいけないときにこそ、本を読まなきゃいけないっなっておもった。最近全然本読んでなくて なんか荒んでた。読んだ瞬間にそうだ。これだったってなった。鬱の人悩んでる人は、とりあえず文字に起こして書かせる。そのままでいっていう。こういうの大事やなーって また読みたいな

    0
    投稿日: 2020.02.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    未だかつてない駄作でした。 自殺志願者を救済するという重いテーマの本なので中身が濃い故のページ数かと思いきや、つらつらと中学生並みの文章を並べているだけで、全く内容に重みがない。 自殺を考えている人間はみんな鬱病=精神科へ行かせる=救済完了!と全てがなんとも安易な発想。 精神科へ案内して終わりという展開ばかりです。 ここまでの薄い内容だと、作者は精神の病がどんなものか文献などで調べているのだろうかと疑問を抱きますね。 たとえ精神科を受診したところで必ずしも解決という訳ではなく、悩みの根本部分どう解決するかという点が自殺志願者の救済に繋がると思いますがパパッと病院にバトンタッチして終わり。 本当に必要なことは人任せの救助隊達。 主人公達が踏み込んで対象者の心を助けたストーリーは皆無。 中盤辺りからは数行で「救済完了!」となる対象者も… 人の悩みをなんだと思っているんだ、この作者は。 中には下らないことで死を考える馬鹿もいる、と言いたかったのかもしれないけど一つの作品で何度もそんなストーリーを読まされたらうんざり通り越して呆れるよ、作者さん。 そして何より作者の力量の無さを表すものとして、自身も自殺者である救助隊メンバーの生前がどのようなものであったか、何故死を選んでしまったのか、壮絶だったであろう人生がたったの2、3ページで紹介されるという展開に唖然。 結果全く感情移入できない。 人生はそんな数ページで表せるものなのか、そんなぺらっぺらな人生を語られても何も響くものがない。 同情の余地がない。 作者は登場人物に愛がないようにしか思えない。 それ故に終盤でも登場人物には読み手側としての愛着0。 今まで様々な本を読んできましたがここまで作品を作るセンスがない作者は初めてかもしれません。 この本を読み進めるのは、単純そしてアホみたいな展開ばかりで無駄に分厚いこともありとても苦痛でした。 最後まで読めば良さが出てくるかと思いましたか見事に期待外れ。 時間と代金を返して欲しいくらいです。 駄作。

    0
    投稿日: 2020.01.20
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    軽いタッチでストーリーは進む でもえがかれているものは 果てしなく重い 自殺 悩んで悩んでついに でも残された者は…… 五人のそれぞれをたどる なんとか自殺なんてなくなりますように でもそんな人はこんな本読まないよねえ ≪ 自殺者を なんとか未然に チーム組み ≫

    4
    投稿日: 2019.11.25
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    タイトルそのまんまの内容ですが、これ・・・思ったより内容が濃いですよ。心の病や人生に疲れた人には、響く言葉が沢山あったしメンタル本としても、軽くオススメです。

    4
    投稿日: 2019.09.19
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    弱くなっている心がある時、きっと視野が狭くなってるのかも。酷い時は、知らないうちに鬱に陥ってるのかも。見た目だけじゃわからない人の心の中、心を動かしてくれる人がいなかったら、自分がちょっとだけ心の視点を変えてみたら別の道があるのかも。そんな事を、一つづつ積み重ねていって教えてくれる優しいお話だった。

    3
    投稿日: 2019.07.02
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    突拍子もない話なのだが、とても温かみやユーモラスがあり面白い(*^▽^*) 東大受験に失敗した高級官僚の息子裕一は、首吊り自殺をする。 死後の世界で3人の人間と出会う。その3人は全て自殺でこの世を去っていた。 そこへ突然神様が降りてきて、この4人に、期限内に100人の命を救うよう命じられらる。 年齢も享年も人生観もバラバラな4人が、どうやったら自殺しようとしている人間を救えるのか?考え、協力しあい、次第にレスキュー術が向上していく。 50人過ぎたあたりから、少々食傷ぎみになったりもしたが、最後はしっかり巻き返してきた。 何となく想像はできたが、しっかりウルウルさせられた。 なかなかの良書だと思う! 面白かった!!(^-^)

    9
    投稿日: 2019.05.26
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    自殺志願者を勇気づける幽霊達の話。 辛かった。長かった。 色々な事情関係なくただ元気付けるだけで 回復する志願者たち。 そんなもんなのかな。

    0
    投稿日: 2019.04.22
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    しんどっ!助ける人達が病んでるし重い、しかも100人助けるし疲れた。まぁ読書へのメッセージなんだろう。助けを求めよ、頑張れと。

    0
    投稿日: 2019.02.26
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    著者のベースが脚本家のせいか、連ドラ化したらおもしろそうな作品だなと思いました。四人のキャラクターもいいしテンポもいい。しっかりした俳優さんを起用するなら見ごたえのあるドラマになると思います。一回くらい救助失敗で自殺されちゃったりするかなと思いましたが、例えご都合主義でもみんなギリギリで持ちこたえてくれたのがよかったです。 わりと厚めの作品だし自殺したいと思ったことがないので、正直なところ救助隊四人や鬱の救助対象者を見てると同じことの繰り返しでウンザリしてきたところもありました。彼らの心理は理解できないし間延びしてる気もしました。期限を短くして救う人間の数も減らしたら良かったのになと思わなくもないです。文庫本だけど重いですしね。 自殺はネガティブなテーマなのでやるせないこともありましたが、ラストは綺麗に希望のある感じでまとまって良かったなぁと思いました。全体的にコメディタッチなのも面白かったです。

    1
    投稿日: 2019.02.24
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    内容は重いけど、スカっとする。 精神疾患のことをよく勉強して書いてるなーと思った。 そんなことないわ!っていう所がない。特に麻美さんの部分。 安易に苦しみがなくなるわけじゃなくて、その後も続いていくだろうけどなんとかやっていけるだろう、っていう所に持って行ってるのもとても良い。 ただ、途中から説明文みたいになって冗長。

    0
    投稿日: 2019.02.18
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    小説の枠を超えて、自殺、社会構造などの課題を丁寧に描いている。600頁ほどあるが、さ~っと読めるぐらい高野ワールドに引き込まれます。

    5
    投稿日: 2018.12.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    知り合いから『面白いよ!』とオススメされたので、早速買ってきて一気に読んでしまいました。 それぞれに思い悩んだ末に自殺してしまった4人の男女が天国に行くために、現在生きている人々の中から密かに自殺をしようと思い悩んでいる者を見つけ出し、自殺を思い留まらせ救って行くという内容。 私自身子供時代に劣悪な家庭環境で育って楽に死ねる方法を日々模索するような鬱状態を経験してるので、ノンフィクションだと思い至る現実的な自殺の理由がたくさんあって、色々考えさせられる本でした。

    0
    投稿日: 2018.12.20
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    高野和明ファンの自分にしては読了するまでに結構時間がかかった作品。 自殺志願者100人を救助するノルマ達成の為、どうしてもエピソードが多くなる分、本の厚みもそれ相応になり、大体のエピソードが社会問題の不安や悩みからくる鬱に関連しているため、スカッとさは少なく、どちらかといえば暗く重い気分になりがちだった。 救助隊4人のキャラが立っていてそれぞれの味が出ている所は面白いし、最後の100人目のエピソードは感動した。

    0
    投稿日: 2018.11.18
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    何気なく手に取った1冊だったけれど、社会人として味わう様々なストレス、悩みに対するちょっぴり新しい視点が得られたようで、とても勉強になった気がします。感動のLastシーン。じ〜んと来ました。

    0
    投稿日: 2018.10.12
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    うつや人間関係といった現代の\"病\"をうまく小説にしたという感じではあるけど、ストーリーとしてはちょっと単調の感あり。

    0
    投稿日: 2018.10.10
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    養老孟司といえばミステリの愛読者として知られる。著作は面白いのだが「解説」は実に下手くそで、斜に構えた態度も様になっていない。それはともかくとして読み巧者の養老が評価するほどの「構成」と考えていいだろう。 https://sessendo.blogspot.com/2018/10/blog-post.html

    0
    投稿日: 2018.10.01
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    もしかしたらこの世には成仏できない霊が沢山いて、私たちの行動もそんな霊の励ましやアドバイスがあればこそなのかと想像してしまう。肩の力を抜いて人生楽しく生きようと思わせる本です。

    0
    投稿日: 2018.08.19
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    浪人生の高岡裕一は、奇妙な断崖の上で3人の男女に出会った。老ヤクザ、気弱な中年男、アンニュイな若い女。そこへ神が現れ、天国行きの条件に、自殺志願者100人の命を救えと命令する。裕一たちは自殺した幽霊だったのだ。地上に戻った彼らが繰り広げる怒涛の救助作戦。

    0
    投稿日: 2018.06.16
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    自殺して成仏できていない4人が、天国に行くために神の命令のもと自殺志願者100人を助けるお話し。 面白くて、途中何度かふふふってなった。 八木のキャラがとてもよい!

    0
    投稿日: 2018.06.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    父が入院することになり、病床でアレコレ不安になりやすいところで気が紛れるような本はないか、と探した時に、この本のレビューを読んでプレゼントをした。 結果的に、普段小説の類を読まない父は、入院中であってもそれは変わらず、返却されてしまったので、自分で読むこととなった。 自殺した4人が成仏もできずに、神様の命令で、同じように自殺に追い込まれてる人を救う、という話。これだけかいつまむと、入院中に読むにはふさわしくないようだが、「とにかく生きることに意味がある」というテーマに救われるようにも思う。また、それぞれの人は深い悩みを抱えて八方塞がりになっているが、それを側から見れば他愛の無い悩みに見える点も上手に描かれているように思った。悩みを抱えている人は、これを読むことで心が軽くなるかもしれない。 けれど一方で、人の悩みと心は、実際はもっと複雑で、本当に追い詰められている人にはどの程度届くのかな、という気がする。何人かの、重いものを抱えている友人知人を思い浮かべて、この本を勧められるかな?と思った。

    0
    投稿日: 2018.04.30
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    騙されたと思って読んでほしい。 自殺をして死者になった若者が 他の死者三人とチームを組み、 現世で自殺志願者を救う任務を ステレオタイプの「神様っぽい神様」から与えられる話 暗いテーマを、明るく語るのが良い。 死者達がそれぞれの時代の死語を会話に混ぜてくるのもいい。 あとは、物語の構成 最後にぶつけられた課題は やはりそうくるよねって感じの展開だけど コウイウノ、オレ、大好物

    5
    投稿日: 2018.03.17
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    内容(「BOOK」データベースより) 浪人生の高岡裕一は、奇妙な断崖の上で3人の男女に出会った。老ヤクザ、気弱な中年男、アンニュイな若い女。そこへ神が現れ、天国行きの条件に、自殺志願者100人の命を救えと命令する。裕一たちは自殺した幽霊だったのだ。地上に戻った彼らが繰り広げる怒涛の救助作戦。傑作エンタテインメント、遂に文庫化。 題名から漂うそこはかとないB級感。ところがどっこい、高野和明氏の中でもトップクラスの名作です。好き度で言ったらジェノサイドより上です。命の大事さを説教臭くなくエンターテイメントとして読ませます。でもそこには軽さはなく、軽やかさが有るのであります。森絵都さんのカラフルとセットで読みたい本です。

    0
    投稿日: 2018.03.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 4名の幽霊それぞれが自殺により死んだ贖罪として、神様より100名の自殺志望者を助けるというミッションを与えれ、それを成し遂げようとすったもんだする作品。 救助する過程で、幽霊それぞれの苦悩も解消されていくが、 著者の問題提起、正直者が莫迦を見る世の中であるというにも同感。こういう人が報われてほしい。

    0
    投稿日: 2018.03.01
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    堅苦しいのは読みたくないからな~と思って、手にとった本。 物語の主題が重いテーマであるのに、なぜかケラケラと笑ってしまうシーンがあったり、それに反して思い切り真剣だったり、ラスト直前では不覚にも涙が止まらなかったり。。 色んな面を兼ね備えた不思議な作品でした。 そして読みやすく、★5つに値する面白さ。 養老孟司氏の解説も面白く、所々で強烈だった。

    3
    投稿日: 2017.11.29
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    2017.11.28 fin.  きっかけ:友人からのおすすめ タイトルを見て、一体どんな設定なんだろうと考えてはみたがあっさり裏切られた。 自殺で自分の命を途中で投げ出してしまった四人が天国に行くために49日間で100人の自殺しそうな人を思い止まらせるために現世に降りて奮闘する話。 様々なケースの自殺希望者と接する中で嫌が応にも自分達の自殺した経緯にも向き合うことになったり、自殺を止めていいのだろうかと思う人間と出会うなどして、自分達も自殺を後悔しながら前に進んでいく話。 四人が幽霊だということによる、現世の人、物との関わりの制約事項、救助道具とその方法などの設定。 そして、てんでバラバラな個性の四人がチームを組むことになるというところがとても面白かった。舞台設定、構成はさすがだなと。読み始めたらペース良く読み進んだ。 自殺しようとしてる人の内面についての描写もとても興味深い。 人とのコミュニケーションが上手くできずに他人も自分も傷つけてしまう女性、両親の不仲で不安定な中は学校でいじめられている小学生などの内面など、自分とは全く違う境遇の人の内面の感情はなかなか他人からは察しにくいものだな思う。

    0
    投稿日: 2017.11.29
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    本書の厚みに恐れをなして暫く積読だったが、読み始めたら4日で読了。我ながら良いペース。主人公・裕一のフリークライミング描写から始まる物語は、各人の複雑な思いを織り交ぜて進行する。4人の自殺をした幽霊が「神」の言付けにより現世の自殺企図者を救助していくのだが、4人それぞれの死の経緯をなぞる暴露療法で、死者も生者も救われていく。100人目の救助対象者が、裕一が救うべき相手であることは物語上必然だろう。そして救助場面で裕一が語りかける言葉に涙が溢れてきた。

    0
    投稿日: 2017.09.06