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雪国(新潮文庫)
雪国(新潮文庫)
川端康成/新潮社
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総合評価

113件)
3.6
20
42
34
12
1
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    駒子の座り方にまで「清潔」という言葉を使うところが鼻につく。正直、この作品の文章が美しいと称賛する人に「清潔」という言葉が繰り返し使われることをどう折り合いをつけるのか聞きたい。新潮文庫に添え付けられてる伊藤整の解説によると、主人公の島村は作者の器なので彼の人物設定はどうでもいい、というようなことが書いてあったけれど、生で見たこともない他の文化の芸術表現を批評することを職業にしているというクセの強い設定がどうでもいいわけがない。

    0
    投稿日: 2026.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    雪深いところにある旅館にてお借りして数時間で読破。雪国の美しさと物悲しさを感じさせる物語で、タイトルが良いなぁと思った。

    0
    投稿日: 2026.02.28
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    ストーリーは面白くない。主人公の島村はとんだ勘違い野郎だな。でも作中に散りばめられた美しい表現は魅力的だった。 ↓好きな描写 ・序盤に出てくる、冬の列車の曇りガラスを指でなぞったら女性の片目が鏡のように映り込んだシーン(ゾクゾク) ・白の背景に染まる赤(頬や首、足の紅潮)の描写 ・牡丹雪の冷たい花びらが駒子の周りに漂う描写  →牡丹って赤とかピンクの花、花言葉は恥じらい   牡丹雪は水分が重くてずっしりとした雪

    0
    投稿日: 2026.02.27
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    冒頭の文章は秀逸。 情景の書き振りや心情の描写が繊細で綺麗だと感じた。ただ、時代の違いで理解し難い部分や雰囲気が伝わらない箇所はある。それにしても、文章による表現の豊かさが感じられる名文学だと思った。たまにこういうものを読むことでまた本の面白さを感じられる。

    0
    投稿日: 2026.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    東京出身の冷淡男・島村 島村に愛情をぶつける芸者・駒子 島村が惹かれている儚い美女・葉子 島村と駒子の恋愛における温度差 全てを“景色の一部”としか捉えられない島村 葉子という「幻影」、駒子という「現実」 ラストは繭倉の火災→幻が崩壊し、現実が悲鳴をあげ、島村は独りで「天の河」の美しさに恍惚とする 虚無感、美しき残酷、カタルシス

    0
    投稿日: 2026.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あまりにも純粋で美しく流麗な文章 衝撃的なあのラストシーンによって、今まで読んでいた物語のジャンルが大きく変化するわけだが、そもそも最初からこのラストシーンに向けて走っていたということを読者が思い知らされるというわけで、あまりにも巧みな造りに呆然とさせられる

    0
    投稿日: 2026.02.18
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    初めての川端康成 こんな物語だったんか 中高生向けの図書ではない気がするが、時代か 女性はどう読むのだろうか、コレを

    0
    投稿日: 2026.02.02
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    名著として紹介されることも多い川端康成の雪国。越後湯沢が舞台であることも有名。 初めて手に取って実際に読んでみたが、ストーリーがあまりないように感じ、面白みを感じなかった。おそらく、ストーリーを追うのではなく、一文一文を味わうような純文学の読み方が必要。 今の自分では魅力に気づけないのだろう。少し間を空けて、読み返してみたい。

    1
    投稿日: 2026.01.24
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    日本語とそれにより紡がれる情景がとにかく美しくて、話自体は結局何を伝えたいのかよくわからなかったけど、心の豊かさを得た気がする。

    0
    投稿日: 2026.01.23
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    雪国の情景が浮かぶような、素敵な日本語で埋め尽くされています。 当時の若い芸者が過ごしている日常なども鮮明で、そこを背景に男女の複雑な心境や境遇が書かれています。 島村の無為徒食な人生とは違って、芸者の苦労などが垣間見え、大人の恋愛というよりは悲哀の小説でした。 特に葉子が切ない。 島村が気の向くままに突然「墓参りをしよう」などと言い出す自由奔放な性格が、女を翻弄する男の心情を明確にしていると思いました。

    1
    投稿日: 2026.01.18
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    新潟県民として、そして純文学好きとして一度は読んでおかなければならないなと思い、遡れば3、4年前の中学三年生の頃に買ったのを、今日になってようやく読み終えた。読んではやめて振り出しに戻ってを何回も繰り返してようやく読了。最初から最後まであんまり弱火でずっと煮え切らないような微妙な面白さだった。文章は文句なしに適切で美しいと思うし、雪国の描写や人々の暮らしの描写は素晴らしく、その営みの匂いや温度が良く感じられるけど、やはり話の筋は全然面白くない。物語がどこに行ってどう収束するのかあまり良くない意味で予測不能。 葉子と駒子との三角関係が面白くなっていくのかなと思ったらそんなこともないし。 でも、最初の列車に乗って湯沢に降り立つ場面は凄まじくリアルかつ繊細で美しくて好き。それと、最後の火事の場面の空気感はかなりリアルに描写されてたと思う。 ただ個人的には、川端さんがノーベル賞とって三島由紀夫と谷崎潤一郎がとれなかったのは、色々な事情を引っ括めても納得できません。

    1
    投稿日: 2026.01.17
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    未読の私でも諳んじられるほど、冒頭の一文が世間一般に浸透している本作だが、文章は予想どおりひたすらに美しかった 一方で物語はというと想像の斜め上すぎて、序盤で「え、この女(男も)すっご…」と面食らい、終盤の展開や結末には思考を破壊され唖然としてしまった

    0
    投稿日: 2026.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」 という冒頭はあまりにも有名である。 導入の初めこそ、この指だけは女の触感で今も濡れていてなどと現代的には気持ち悪いことを言うものだと感じたが、 つまり娘の眼と火とが重なった瞬間、彼女の眼は夕闇の波間に浮ぶ、妖しく美しい夜光虫であった。p11 などなど、近くの座席で葉子を観察していただけの描写なのだが、とても魅力的な女性に思えてきた。 読んでいるうちに、気づけば世界に入っていた。 終わり方は知らなかったので意外だった。 女がふっと顔を上げると、島村の掌に押しあてていた瞼から鼻の両側へかけて赤らんでいるのが、濃い白粉を透して見えた。それはこの雪国の夜の冷たさを思わせながら、髪の色の黒が強いために、温かいものに感じられた。p37 駒子は待合室の窓のなかに立っていた。窓のガラス戸はしまっていた。それは汽車のなかから眺めると、うらぶれた寒村の果物屋の煤けたガラス箱に、不思議な果物がただ一つ置き忘れられたようであった。p83 雪のなかで糸をつくり、雪のなかで織り、雪の水に洗い、雪の上に晒す。績(う)み始めてから降り終るまで、すべては雪のなかであった。p149 島村はどきっとしたけども、とっさに危険も恐怖も感じなかった。非現実的な世界の幻影のようだった。硬直していた体が空中に放り落とされて柔軟になり、しかし、人形じみた無抵抗さ、命の通っていない自由さで、生も死も休止したような姿だった。p171

    23
    投稿日: 2026.01.07
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    以前山の音を読み、その日本的感性美に惹かれて雪国を読み始めた。はいいものの、正直にいうと令和を生きる私にはなかなかそもそもの情景把握が難しく、寝落ち本となってしまい…サクッと読める分量のはずなのに、珍しく1週間ぐらいかかった。 心理描写が少なくて情景描写が多いことは分かっていたけど、注釈を読んでも背景知識の不足により全体像は分からないまま読み終わっちゃった印象。だしむしろ注釈が邪魔してしまったかも 最後の解説で和歌的だという言葉が一番納得したしもはや印象的になってしまったまである。なんか当たり前だけど当時の時代を生きていた人が知っている花も作家も古典も知らないわけで、それが哀しい。もっと色んな教養つけて、また読み返したい絶対

    2
    投稿日: 2025.12.19
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    『雪国』を読んで気づいたんだ。 愛って、いつも劇的に実るものばかりじゃなくて、ただ相手を見つめることだったり、言わないまま胸にしまっておくひと言だったり、冬の夜に並んで歩く足音みたいなものでもあるんだなって

    20
    投稿日: 2025.12.18
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    私の中にも島村がいる…… 川端康成の文豪ナビにならい、『伊豆の踊子』に続いて読了。読後には、まさに“芸術に触れた”という気持ちが強く残った。ネームバリューを差し引いても、魂に訴えかけるような説明のつかない面白さで、ページを捲る手が止まらなかった。 島村と駒子の会話は、読者に読み取り方を委ねているのか、それとも行動や風景の描写によって心情をそっと示しているのか——その曖昧さこそが作品の魅力だと感じた。 読む人や時代、読む瞬間によって表情を変える物語なのだろう。こんな小説に出会えたこと自体が幸福で、日本人でよかったとさえ思わせてくれる。芸術に触れた喜びを強く感じた作品だった。

    3
    投稿日: 2025.12.08
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    この作品は全編主人公の一人称視点で展開されながらも、当の主人公の想念や哲学については余り書かれず、人格の主張が極力抑えられている。これにより、主人公は、雪国に住む2人の女性の性状を映す視点を読者に提供する装置としての役割を果たす。この視座に立つと、冒頭のあの印象的な場面、雪国行の汽車の中で、主人公が窓の反射越しに女を眺めるあの構造は、これから展開する、読者が主人公という鏡の反射通して女性達を見るという構造に合致する。又、窓の反射越しの女性と、窓の向こう側の灯火が重なるというのも印象的に描かれる訳だが、火というのは殊雪国故に生活に必要不可欠で、されども雪国故に気温や湿度によってより不安定なのであって、これが芸者として地方の山奥で働く女性の寄る辺なさ-絶対に結ばれない男にいつまでも囚われている-やその切なさというのを暗示しているようにも捉えられる。そう考えると、最後火災の場面を以て幕を閉じるというのが看過出来なくなって来るが、同じ芸者でありながら、そして同じように男を失っておきながら、一方がその火災に巻き込まれ、一方がその火災を見る側に回ったのは、やはり後者が未だ主人公との関係にしがみついていられている事と関連があるのではないか。まだテキストを一度卒読しただけで思い付きでここまで書いてみたが、今気づいた点だけでも様々に解釈出来そうではあって、大変興味深い。

    1
    投稿日: 2025.11.20
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    マジで難しいすぎる、 あんまり理解できなかった。 評価が低いのは作品のせいではない。 でも、美しいことはわかった。美しさを理解はできなかったが、いつか理解したいと思えるほど美しい作品だった。

    2
    投稿日: 2025.11.13
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    オーディブルで聴いてしまって、ちょっとよくわからないまま聴き終えた。 理解が浅いのは、私の気が違うからかな

    0
    投稿日: 2025.11.11
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    冒頭の雪国までの車窓の描写が美しすぎた。 川端康成は、日本の自然の細部に宿る美しさを描写するために、人物を配置しストーリーを紡いでいるのかなと思った。 色事などの直接的な描写をせず、全体的に行間を読ませる作風のため、好みは分かれるかもしれない。 (おそらく私が学生の頃に雪国を読んでも、主人公と駒子の関係を理解できず、読後の後味も悪かっただろう)

    12
    投稿日: 2025.10.22
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    初川端康成 これほど日本語を巧みに操り、情感溢れる表現の文章は読んだことがない。ただひたすらに美しい。 映画や絵画や懐かしい記憶からふと蘇る、匂いや空気をともなう鮮明な記憶。そういうものを届けてくれる文章。 例として一文引用 弱い光の日が落ちてからは寒気が星を磨き出すように冴えて来た。

    0
    投稿日: 2025.09.17
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    川端がみていた世界は、柔らかく繊細な飴細工のような世界だったのかなと思った。 2人の女性の間で揺れる男性の心情が描かれていたのに、優しい気持ちになった。現実世界だったら嫌なやつと思うはずなのに、不思議。

    0
    投稿日: 2025.09.08
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    雪が真っ白に積もり、季節が移って木々が色付き、やがて山が鳴り、静かな村に炎が燃えていく様がありありと浮かび上がって、川端康成の表現力に舌を巻きました。 手に取るなら新潮文庫のこの表紙が1番物語とリンクしていて読了後に余韻に浸れる。 まさに恋に身を焦がす大学生の歳頃に読んでおきたかった。(高校生には少し早すぎるかも) 女の狂おしく強かな愛欲と現実味を帯びない男の冷たくも熱い逢瀬の物語。

    0
    投稿日: 2025.09.01
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    場面展開が特に難解で、わかりづらかった。 いつの間にか場所や時間が変わったり、別れたと思ってた人がまだいたりする。映画やドラマの「カット」のように見ればまあ面白いのかなという気もした。 最後についている「解説」を読んで、「島村」、「駒子」、「葉子」の象徴的役割がようやくわかったので、二回目以降に読むのなら面白く読めるかなと思った。初読はそんなに惹かれなかったが、二回目からいろいろ知った上で読み直すと化ける本なのかもしれない。 川端康成は初めて読んだと思うが、状況把握をするのが難しい作家だなと思った。次は『山の音』を大学の後期の授業で読む予定なので、そっちに賭けたい。

    4
    投稿日: 2025.08.22
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    直接表現少なく婉曲表現のため想像と解釈が難しく感じました。情景描写、色の使い方がとても美しいことはわかりました。 〜〜〜 国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。

    1
    投稿日: 2025.08.04
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    これが雪国か、、、 評価を付けるのが難しい。 設定からして受け付けない方もいると思う。 表現の美しさに反して、作中の行き止まり間が苦しかった。 個人的に駒子は島村を溺愛している訳ではなく、自分の身が落ち着かない苦しさや焦燥感から言葉を発している気がする。芸妓という立場もあると思うけど。 島村の地に足ついてない感じ、なんか見覚えあると思ったら村上春樹作品の主人公だった。

    1
    投稿日: 2025.07.29
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    冒頭に代表される、情景描写の美しさに圧倒される。「美」の描写の極限に触れることができた。個人的に最も好きな一文は「夜の底が白くなった。」である。 反面、ストーリーは抽象的で理解し難い面があった。都会の教養人と温泉街の芸者の逢瀬を中心として物語が進むが、葉子に関する描写が乏しいため、その点は解釈で補う必要がある。 島村の駒子に対する想いと、駒子の島村に対する好意とでは、度合いではなく、次元が異なる。2人は別離するのであろう。

    10
    投稿日: 2025.07.11
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    最初に有名なフレーズから始まる。 頭の中にハッキリと映像が思い浮かぶ。 さすがと、感動。 場面描写は、丁寧に全てを説明する事はなく 言葉を噛み砕いて想像する必要がある。 純文学に不慣れな女性は、小説の主人公が気持ち悪く感じるかも。思わず家の人や年上の方に、この感性はどうなのかと聞いてしまった。結果、既婚者の悟りに触れてしまった気がする。時代の違いもあるし、変わらない根本的なところもあるのかと。感性の違いにばかり注目してしまった。

    1
    投稿日: 2025.06.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    無為徒食の島村と、それとは対照的に健気に芸者として働く駒子との関係性を描いた物語。 葉子の存在意義がどのようなものなのかはっきりとしない。 あらゆる描写が、難解ではあるが美しい。

    0
    投稿日: 2025.06.23
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    初めての川端康成。 一頁目から列車を降りるまでの描写は、物語が始まる前の前振り的なものかと思いきや、すでに風景や人物や、それが列車の窓を通して重なり合う繊細な描写がレベチで、初っ端からから本気の本気の文学で、文豪ってこういうことか…と驚き。 だってさ、その初めの列車の中から、 「結局この指だけが、これから会いに行く女をなまなましく覚えている、はっきり思い出そうとあせればあせるほど、つかみどころなくぼやけてゆく記憶の頼りなさのうちに、この指だけは女の感触で今も濡れていて、自分を遠くの女へ引き寄せるかのようだと、不思議に思いながら、鼻につけて匂いを嗅いでみたりしていたが、ふとそのとき指で窓ガラスに線を引くと、そこに女の片眼がはっきり浮き出たのだった」 だよ?! そしてこの女の片眼は、思い出そうしてる女の眼ってのもあるけど、列車に偶然居合わせている女の眼も、実際に窓に映ってるから見えるんだよ!? そしてこの偶然居合わせた女が、またまず初めに出てきて最初の言葉を発するのもすごいよね。 もうこういう本だったの? こんな色っぽい本だったの?! と初めからまんまと魅了されたよね。 (因みにバイリンガルの友達が子供の頃、「colorful(カラフル)=色っぽい」だと思って間違えて使ってたという話を、「色っぽい」という言葉を聞くたびに思い出す笑) 内容自体は現代の私たちから読むと、ちょっと軽蔑してしまうような、理解できない設定もあるんだけど、この最初から最後まで通してある美しい文章のおかげで、ストーリーなんて全く気にならなくなる。 後半くらいにある蛾と蜂と描写でも痺れた。 いやー良い本読めた。

    1
    投稿日: 2025.06.23
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    川端康成を初めて一冊ちゃんと読んだ。 風景や人物の描写が、文豪に普通期待するレベルの何倍も繊細でレベチ。最初の列車を降りるまででもう異常。て、天才。 雪国での暮らしぶりについても、小説でありながら価値の高い記録となっている。もう死んじゃったのか。しかも自死とはなぁ。あまりに貴重な才能。 内容自体は「私はいったい何を読まされている」とずっと思ってしまうくらいどうでもいいしハッキリ言って軽蔑するが、こんな風に世界を観察できる人にはそういった体験すらもこんなに美しく映るのかと、感受性の底力を思い知らされた。 山の風景の描写が大好きだし、途中から急に蛾で不穏になってくる辺りも大好き。大丈夫!?ってなるくらい急に変わるのが面白い。 特にラストイベントの描き方には感銘を受け、読後もずっと心の中にその風景がある。あそこでこの物語を終える意味を考えることで、彼の世界観がわかるような気がした。 星4なのは、内容があまりにどうでもよすぎたから。並の小説家がこの内容で書いてたら星1は確実だし、怒ってると思う。ヒロインが本当にめんどくさい。基本的に、地味な話を繰り返していくうちにいつの間にか大事なところが変わってしまう小説は大好物なんだけど、ヒロインのめんどくさい行動と主人公のナルシストっぽい反応の繰り返しはすごくどうでもよくて嫌だった。描写の美しさとのミスマッチがすごい。いや美しいだけのものを美しく描かれてもちょっと退屈なのかもしれないけど。本当にちゃんとしてほしい。 好みとしては、ラストのその後の彼らの辿る道を描いてくれると楽しめたと思うが、それでは川端康成ではなくなるので、これ以上は有り得ない天才的な締めくくりだと思った。 他の作品も読んでみたい。

    4
    投稿日: 2025.06.18
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    川端康成作品初読で読みました。 作品自体に直接的な表現が少なく、いわゆる「行間を読む」タイプの作品で自分の中の解釈を持ちながら物語を補完して読み進めていく物語かなと。 直接的な表現が少ない関係で面白い、つまらないというのは人によってかなり分かれそう。(一つ一つを詳細に説明していないので話が理解できない人がいそう) 個人的には登場人物のセリフも多く、話の流れや人物の輪郭をイメージしやすい点や風景や場面の説明も鮮明に背景が見えてくるような美しい日本語で描かれている点が非常に読みやすく、これが国内外問わず評価されている作品なんだなと思いました。 しかし一度きりではこの美しさを享受しきれていない感もあり、より近代文学に触れ、豊かな感性をもって再読したい一冊です。

    0
    投稿日: 2025.06.10
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    情景の色遣いが繊細で、日本らしい嫋やかさのあるお話でした。 真っ白、緑、黄色、赤と情景が変わり、場面を象徴する色の変遷が綺麗でした。

    1
    投稿日: 2025.05.17
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    まだ自分にはこの物語を形容するほどの力が無いことに絶望した。理解しようとすることすら本来は徒労なのかもしれない。しかし、物語序盤から情景の美しさや様々な感情を目に浮かべることが出来るように印象的な表現をしてくれることによって一気に引き込まれた。 物語終了後の著者以外の解説を読むことで様々な予感についても気付かされることになりここでも自分の読み解く力の無さを悔いた。 また期間を空けて読むことでこの物語の純粋さや予感に浸りたい

    3
    投稿日: 2025.05.05
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    2025年2月の1ヶ月を新潟の南魚沼で過ごしたので、この機会にと思って読んだ。冒頭の一節しか知らなかったが、川端康成の描く雪国の描写が、南魚沼での生活を思い出させた。雪というものの神秘とそれに対する畏怖は、東京の雪のイメージとは大きく違う。雪国に生きた作者による雪の描写は繊細かつ日本的で、凝り固まった語彙を柔らかく解きほぐして新たな空気を送り込んでくれる。堀江敏幸による「寒さを共有すること」の解説を読んで、ヴァレリーやマラルメの言葉を引きつつ、最後の「空中で水平だった」という一節によってすべてを表現する美しさに感銘を受けた。この繊細な文章に対して私はまだまだ読みが甘いので、今後何度も読み返したいと思う。

    0
    投稿日: 2025.04.03
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    冒頭の一文しか知らなかったので読んでみました。 場面展開が急に起きている部分もあって、なかなか理解するのに難しい部分もあったけど、なにせ描写が綺麗だな、というのが本を読んだ感想です。 新潟を舞台にした雪景色や女性の姿形など、読んでて綺麗だな〜と感じる部分がそこかしこにありました。 この指だけが、これから会いに行く女をなまなましく覚えている。の一文はうわ〜ってなったけど笑

    0
    投稿日: 2025.03.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読解力がないのか、ようこがどうして駒子からキチガイと言われていて、また、まさに火事である所にいたのか分からずじまいで読み終わった。(オーディオブックにて聴いた)

    0
    投稿日: 2025.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    注解を確認しながらやっと読み終えた。 川端康成独特の言い回しなどが多く、正直ストーリーはあまり理解できなかった。 ラストの展開など、いろいろな解釈ができるのはこの頃の作品ならではなのかなと思う。

    0
    投稿日: 2025.03.04
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    一面では純文学の典型的な「読みづらさ」を抱えた作品であり、普通の文章を読むように話の筋やら趣旨やらを探していたら読み進めがたい。そこの点の折り合いについて、解説にあった「現象から省略という手法によって、美の頂上を抽出する」という表現がしっくり来た。 島村と駒子の挙動を逐一記録したプロットがまずはじめに存在し、その中から「美の頂上」を抽出して出来上がったものが小説『雪国』である。ぼく自身、わざわざ自分の中でそう観念することで、ようやく抽象さに辻褄を合わせて読み進めることができた。そうだからこそ、全体としてどういう話だったかについては語りがたく、個々の描写の妙ばかりが思い出されるのだろう。 描写についていえば、作中、性行為そのものについては徹底して暗喩的な言い回しがなされている。最も露骨なところでも「女の髪が彼の頬で押しつぶれるほどに首をかかえているので、手は懐に入っていた。」「島村の掌のありがたいふくらみはだんだん熱くなって来た。」といった具合だ。しかも、別の箇所の台詞(「『こいつが一番よく君を覚えていたよ。』と、人差指だけ伸した左手の握り拳を、いきなり女の目の前に突きつけた。」)から、この時にそれ以上の肉体関係があったことが示唆されているにも関わらず、その描写は一切なされない。 そのくせに、汽車の中で駒子を思い出しながら指の匂いを嗅いだり、三味線で長唄を歌う口がつぼまったり大きく開く様子で「彼女の体の魅力」を思い出したりと、島村の想像力はずいぶんと豊かであり、変態的なアンバランスさが面白い。 他方で、島村が駒子に何気なく言った「君はいい女だね。」という言葉を駒子が「聞きちがい」し涙を流して激昂する場面。作中の緊張感のピークをなす場面であり、この「いい女」の意味については論争があるようだが、これに関しては性的な意味は含まれていないと考える。無為徒食の島村なりの、駒子の懸命な生き方への素直な賞賛であろう。それだけに駒子にとっては耐え難い軽薄な同情に映ったのであり、そして駒子の懸命さをたびたび「徒労」と評してきた島村自身にとっても「十分に心疚しい」ものであったのだろう。

    1
    投稿日: 2025.02.18
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    すみません。私には理解不能でした。ラストなに。あれラストなん。 解説に「美の抽出」とあるように、試行錯誤して綺麗な一文を絞り出した様子が随所に見られ、そこに自然ではない人工的な雰囲気が漂っていて読み辛かったです。また作者のそうした腐心が読みながら伝わってくるようで嫌でした。もっと自然な文が好きな私としては苦手な部類です。この点はやはり三島に似ていると感じましたが、三島よりも読みにくかったです。 解説も一応目を通しましたが、人工的な文章の感覚が肯定されてしまいますます苦手になりました。もう読みません多分。 「伊豆の踊り子」と「夏の靴」は好きやねんけどなー

    1
    投稿日: 2025.02.15
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    綺麗な風景が脳内に再生される。 今でこそ簡単に国内を移動できるけど、 当時はそうではない。 そんななか、トンネルを抜けたら雪国 という風景を想像しながら読み進めると より異世界に踏み入れた気持ちになる。 駒子に会うために定期的に読みたい。

    0
    投稿日: 2025.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」 で有名な川端康成の「雪国」を読んでみました! 最後突然火事になって突然物語が終わるんです。 本当に唐突なおしまい。 新潮文庫の素晴らしい配慮なのか、 解説やあとがきがすごーーーく長くて、 「まだページたくさんあるし、火事になって一悶着起きるんだろうな」と思って気を抜いて読んでいたら唐突に終わったのでハッとしました。 読み終わった直後は正直意味がわからなかった! でもあとから解説を調べて、 再び読み直してみるとゾクゾク。 徐々に背景がわかってくる作品なので、 最初らへんは「よくわからないけど物語が進んでいく」感じだから、読み落としがかなりあって、 読み直して初めて意味がわかったり、腑に落ちたりする作品だと思いました! 私はこの年代の作品が好きだと改めて思った。 列車に乗って旅に出るのは大冒険、 トンネルを抜けたら雪国、となると、もはや異世界の桃源郷に行ったみたいなもんなんですよ。 今だと気軽に新潟県に行けちゃうじゃない? だから昔の小説を読んで、定期的に感覚のリセットをしたくなる! 豪雪地帯の異世界を旅した男の夢の世界が、 あっけなく火災で終わりを迎える。 そんな儚い思い出話なのかな〜と私は思いました。 〆 「日記を見れば、直ぐ分かるわ。」 「日記?日記をつけてるの?」 「ええ、旧い日記を見るのは楽しみですわ。何でも隠さずその通りに書いてあるから、ひとりで読んでいても恥ずかしいわ。」 「いつから。」 「東京でお酌に出るすこしまえから。その頃はお金が自由にならないでしょう。自分で買えないの。二銭か三銭の雑記帳にね、定規をあてて、細かい罫を引いて、それが鉛筆を細く削ったとみえて、線が綺麗に揃ってるんですの。そうして帳面の上の端から下の端まで、細かい字がぎっちり書いてあるの。自分で買えるようになったら、駄目。物を粗末に使うから。手習だって、元は古新聞に書いてたけど、この頃は巻紙へじかでしょう。」 雪国p38

    1
    投稿日: 2025.01.06
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    最初の一文は綺麗。有名な一文です。 そのあとはずーっと登場人物みんなにイライラしてしまったのは自分の読解力が無いせいかも… 時が過ぎたらまた読んでみる

    2
    投稿日: 2025.01.05
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    小学生で読んだ時、いくら間接的とはいえまさか文豪が情交を描くとは思っていなかったため、「この指が君を一番覚えていたよ」のところで何を言っているのか全く分からず、読み始め早々に紆余曲折した表現で理解不能とレッテルを貼り読み進めず。それから20年程経ち、高半旅館へ宿泊した際に雪国の映画を見た。映画にしてしまうと内容はとてもくだらない。駒子の甲高い声と言動に苛立ちを覚えるシーンさえある。ただ、高半旅館に宿泊し、映画を見てから本を読むという2段階を経ると懐かしい気持ちと共に全てがリンクする。 本で読むからこその表現の美しさと豊かさが感じ取れ、どう生きたらこの表現ができるのかと不思議に思う。お気に入りのフレーズを見つけるのも楽しい読み方かと思う。

    1
    投稿日: 2024.12.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なかなかやはり時代、言葉遣いが違うのもあって意味がわからなかった、入り込めなかった部分があって悔しかった。当時の時代背景が分かっていたらもっと読みやすかったのかな。とはいえ自然背景や、細かい描写がとても分かりやすく、美しかった。曖昧な島村とくるくると感情が変わる情緒不安定な駒子。ラストの展開には驚いた。もう島村が雪国を訪れることは無いのだろうな。

    1
    投稿日: 2024.12.05
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    美しい風景描写に、直接踏み込まない人物描写が艶めかしい。駒子のいじらしさに悶える。(ただ自分が地方の観光地出身なので、地方に生きる者を安全圏から都市部の富裕層が消費してるようで、語り手は実際にいたらグーで殴りたい主人公ではある。)

    2
    投稿日: 2024.11.03
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     20代で読んでも意味がわからなかったが、40代で再挑戦。  話の内容ではなく、文章表現そのもの、情景描写そのものに心が動いた。最後まで(文そのものに)飽きずに読み切りました。

    1
    投稿日: 2024.10.16
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    中々展開が遅く途中何回か読むことを辞めかけた。 が、最後まで読んで駒子の苦しさ、良い子だよと言われた時や普段からの取り乱す理由が分かったら気がする。 島村は本当の意味での罪な男だ。直接断るのではなく期待を何度も持たせるなんて。

    0
    投稿日: 2024.10.15
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    風景描写が美しくて、聖地巡礼したくなった。日本の古き美しき景色が脳裏に浮かぶようだった。でも難しいところや理解できないところがあったので、また読み返してみたいし、もっと勉強してみたい。

    0
    投稿日: 2024.09.26
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    説明する必要もなく有名な本。 何がそこまで評価されているのかを知りたくて手に取った。 その本の1番素晴らしいところは冒頭の一文。 「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」 この一文でこの小説の世界観を全て表していることに読み終えてから気がついた。 一度読んだ後、もう一度冒頭のこの一文を読んでみると面白い。

    0
    投稿日: 2024.09.15
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    初川端康成。難しい〜。 当時のあたりまえが私は分からないから状況描写が上手くできない。 ずっと雪の中の白い世界の話だったのに、最後赤い火が描かれるのが印象的で、多分川端はそれを狙っていたことは分かる。 三角関係?五角?人間関係がよく分からない。 楽しい話では無いね、雪みたいに静かで悲しみが積もるような話。 スルメ本らしいのでまた読もうと思う。

    0
    投稿日: 2024.09.14
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    生身から離れて、どこか遠い世界をこころざす。 夢ばかり見て、実在する誰かを傷付けているのは、もしかしたら自分も、なんて考えてしまった。

    0
    投稿日: 2024.09.08
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    文章の美しさ、比喩から情景を考えることの楽しさを教えてくれた本です。何度も読むことでその奥行きを感じることができます。

    1
    投稿日: 2024.09.02
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    終わり方が美しくてぞわぞわっとした。読んでる最中はこの男なんなんだよみたいに思うことも多々あったけど、読後感が異様にすっきりしてるなあ。 情景描写がどれも美しくて、雪の降る季節のしんとしたまちの感じがするする入ってきた。あとは冒頭の電車の場面が好きだな〜。 【読んだ目的・理由】名作を読もうと思ったから 【入手経路】買った 【詳細評価】☆3.8 【一番好きな表現】嘘のように多い星は、見上げていると、虚しい速さで落ちつつあると思われるほど、あざやかに浮き出ていた。(本文から引用)

    0
    投稿日: 2024.09.01
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    毎日の朝や夕暮れの描写がこんなにできるものなのか。川端康成の感性と表現力。 風景の描写が文学的で面白い反面、多少眠くはなる。 駒子は若干面倒くさい女に見えるが、おそらく島村とはかなりの歳の差があるようだから、彼には可愛く見えるのかな? 結局駒子と葉子の関係、最後の火事と天の川の描写、結末など曖昧な部分が多く、ネットで解説をいくつか読んだ。

    0
    投稿日: 2024.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めっちゃ難しい文章だった。 一つ一つの情景を何とか頭に浮かべながら読もうとしたが必ずどこかうまくいかない。でも思い浮かべられるようになればそこには綺麗な何かが見えてくる。そんな期待をさせてくれる文章だった。 あと何度か読んで必ず読解して島村の見ていた景色を自身も見てみたいと思った。

    0
    投稿日: 2024.08.18
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    文章はとても美しいが、私の読解力が乏しく話の内容、本質を理解できてないまま終わってしまった。 直接的な性表現はないが、それが余計に艶かしく気恥ずかしく感じた。

    1
    投稿日: 2024.08.14
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    有名な冒頭で始まる名作。難しさがあるのに、なぜか吸い込まれるように一気に読み終わりました。雪国の寒さが漂ってくるような描写。人の心の機微。名作と言われる理由がわかったような気がします。

    13
    投稿日: 2024.07.20
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    島村さん罪な男だねー。駒子もっとしっかりしろ!!と檄を飛ばしたくなるけど不思議と魅力的。演じるなら誰かなーなんて思いながら脳内で情景を想像しながら読みました。川端康成が雪国を執筆した部屋に泊まることができるらしく、写真をXでたまたま見かけたが脳内の様子に近くてちょっと興奮。いつか新幹線に乗って、「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」を体感したい。

    1
    投稿日: 2024.07.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    10年前に引率で行った越後湯沢。 今年、10年ぶりに競馬旅行でもと思って新潟旅行を企画したことから読み直し。 相変わらずの川端ワールド。 田舎の寒村の情景が目に浮かぶような寂しい小説。 冒頭の車内のシーンの細かさが良い。 最後の火事は、物語の終焉を意味している気がする。 世の中の男はどうしようもない。どうしようもない自分自身について考えつつも読了した。

    0
    投稿日: 2024.07.04
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    難し過ぎた。美しい情景が思い浮かびそうで、ぼんやりと浮かぶ…… 読解力がなさすぎるのか同じ文を3回くらいゆっくり読み直さないと想像するのがとても大変。 そういう情景を表す文が多くて美しいとは思うけど難しい。 本の背表紙に、[葉子と駒子の間にはある繋がりが隠されていたのだ。] と書いてあったけど大した繋がりじゃなくて え…?ってなったWWW しかも駒子、情緒不安定すぎて笑 教科書とかに載ってる昔の人の本って出てくる人が情緒不安定な気がする(太宰治のせいかも) ペラペラページをめくってたら、最後いきなり終わったし、え?!?おわり?!! ってなった。 わたしにはまだ早かったかもしれない いや、もうわたしにはあってないかも泣

    3
    投稿日: 2024.06.19
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    短い人生の中で出会うことの出来た史上最高の文学作品。 物語として綴られたものは特別であるには難しいが、日本文学を誇り高き学問として現在まで確固たるものとして支えている作品であることに間違いない。 最後の一ページに差し掛かった時、手元に広がった世界が全て虚しく燃え尽きる様。そうでありながらも美しく命が消えていく姿は、他の作品では見出せない唯一無二の芸術性を感じられる。 未だにこの作品の真意の全てを掴み切れていないが、それでもこの作品が傑作であると断言出来る程の完成度。川端康成は至高の作家である。

    3
    投稿日: 2024.06.19
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     筆者の表現に繊細な美しさを感じる。「悲しいほど美しい声」は何度も出てくる表現でとても印象的である。葉子の「駅長さん」ではなく、「駅長さあん」という台詞にこの悲しいほど美しい声の魅力が詰まっている。また、葉子の死の瞬間の文章では、水平のまま落ちるところや葉子の腓が一瞬痙攣するところに妙なリアリティーを感じる。  駒子と葉子は違った魅力を持っており、自分は駒子が好きだ。しかし、葉子には自分の2人を迷っている部分に鋭く突き刺さってくるような魅力がある。

    1
    投稿日: 2024.05.15
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    川の水面でもみているかのようだ 実態がなくただそこを流れていき、純粋で美しい なめらかで潤っていて優しく、冷たい ただ全ての出来事が起こるべくして起こっていき、そこに驚きはない その川の流れの一部に読者もなっている 情景や事物の動作の描写は美しく正確で、多くが共感できた。 それでいて肝心に思われるところや、時系の感覚は曖昧な形を残しておくことで小説としての自由さを保っている あくまでも描写しているだけではない 美しかった、鮮明にシーンが映されていくのが心地よかった やっと小説の読み方を心得たのかもしれない 良い映画を見たときのような気持ちを持てた

    0
    投稿日: 2024.04.28
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    本当に月並みな感想を述べさせてもらうなら、これまで読んだどの文学作品よりも「美しい文学」だと思った。確かに現代の感覚では理解がし難い描写や、ヒロインが芸者という日常馴染みのない人物であるので難解に感じるが、何度も読み返せば読み返すほど行間に閉じ込められた官能や切なさを味わえるようになっている。だから時間をおいてもう一度、二度、三度読みたい。そう思った。

    12
    投稿日: 2024.03.25
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    自分は九州出身なので、“雪国”ってだけで静謐な異界に突入した気分ですが、雪国出身の人だと感じ方が違うのかな?でもトンネル抜けちゃったりすると、そこはもう異界ですね。そう言えば伊豆の踊り子でも冒頭でトンネル超えてましたね。 前半では「川端康成って歳とっただけで、やってることは伊豆の踊り子の頃と変わんないじゃん」と言う身も蓋もない感想が頭を過ります。大人になってズルく図太くなっていますね。時代性なのか主人公の出自によるものなのか、鈍感な一面は相変わらずです。一方で駒子にはある種の純粋さも垣間見えます。駒子に見送られて雪国を離れるまでで話が一つ完結している感じ。 東京の妻に「田舎の蛾に卵産みつけられんじゃないわよ」(こんな下品ではありませんが)と釘を刺された後半は、駒子との関係も少し倦んできます。前半で垣間見えた駒子の生きづらい純粋さを、後半では葉子が肩代わりして持っている感じ。しかし、女性の唇をヒルに例えて美しいと言う川端はヤバいですね。 10年後に書き足されたと言う最終章・雪中火事は、星降りしきるなか舞い上がる火の粉、沸き起こる水煙、誰もが幸せになれないカタストロフでありながらも凄絶に綺麗。 でも必要ですかね? 駒子はまた重荷を背負わされた気がします。 読み終えて数日、思うように感想が書けず改めて読み返してさらに数日。手強かったです。

    8
    投稿日: 2024.03.24
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    目に浮かぶほどの自然情景と、深くは語らないが心に残る言葉選びの心情描写が美しい。 お座敷で働く駒子の酔った姿がおもしろくてかわいかった。

    3
    投稿日: 2024.02.18
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    その人の命の一番終りに頁に、君を書きに行くんだ。 主人公と駒子の恋愛 川端康成は比較的読みやすい

    3
    投稿日: 2024.02.09
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    「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」 有名な書き出しの「雪国」 雪が降ると分かって 昨日から読む 東京からやってきた島村は 雪深い温泉街で芸者の駒子と出会う 駒子は病の許嫁の男の為に芸者になった 男には姉妹弟子の葉子が付き添う 慕いながら嫌悪感の漂う駒子と葉子 お互いに気持ちがありそうで距離を保つ島村と駒子 複雑な糸が絡みあう 多くは語らない登場人物達の関係と思い 真っ白で白い世界の白と冷たさ 酔った駒子の頬の赤と熱さ 美しく妖艶に感じた

    16
    投稿日: 2024.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    教育される場を力半分でやり過ごしたせいで読むのは難しかったが、普段読んでいる物語小説より断片的な継ぎ合わせで今までになく面白かった。島村や、駒子や葉子やあの男、つまり出てくる人間、お話に、言葉選び、それぞれの部品はかなり好ましいが、雪国という一編の小説は私にはアンバランスに感じられてしまった。いや、まとまりはすごくいいのだけど、元よりその肩書きや評判を強く受け止め過ぎていたせいだと思う。たしかに、たしかに、けど、ふうん。という感じ…… 。私が若すぎるだけかもしれない。 いや、でも、今読めてよかったと思う。そして、あとでまた何度も読み返すのだろうなと思う。面白かったです。

    0
    投稿日: 2024.01.23
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    美との接点は己の消失点。いつも予感のようなものとして感じられるのみ。 令和四年六月以降の新潮文庫版には、堀江敏幸さんの「寒気を共有すること」が載ってます。伊藤整の文ももちろん載っています。 おこがましくも評価をつけ、無理をして感想を書きました。 「なんも言えねー」とさえ言えねーというのが正直な感想。美しすぎることに対する読書の胃もたれを喜んでおります。また読んでしまうなー、これは。

    17
    投稿日: 2024.01.23
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    本棚の片隅にずっと潜んでいた文庫本をふと開いてみた。奥付けによると平成6年の刷版。30年「積ん読」していたようだ。 冒頭の一文ばかりがあまりに有名になっているが、満を持して読んでみると、とにかく美しい。 冬には雪に閉ざされる温泉町。俗世間の煩わしさや嫌らしさは覆い隠される異世界で、根源的な煩悩が開かれていく感じ。 凡そ人生における人との出会いや交わりなど、刹那の幻想のようなもの。 約一世紀前の小説でありながら、普遍を感じさせる。 描かれる女性2人の造形が実に魅力的。 駒子の利発さ、ころころと気分が変調する危うさ。 葉子の声の美しさに象徴される清廉さ、裏腹に儚く掴みどころのない妖しさ。 汽車が雪国へと到着する冒頭場面、雪中火事と天の河による終幕の印象深さは尋常ではない。 情念と情景が一体に、溶け込んでいく。 もともと短編の集合体とのことで、全体通すと必ずしもすっきり筋が通っていない印象もあり、けっして読みやすい小説ではない。 日本語表現も、文法や言葉遣いに違和を感じるところもところどころある。 が、それでもなお美しい。

    0
    投稿日: 2024.01.20
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    雪景色や天の河の情景描写、それらの中で映える駒子の美しさを示すための表現 美しい日本語と言われるのが僕にも分かった ただ内容の良さはまるでわかんなかった、、、大学入試の現代文で出題されようもんなら0点の自信ある 解説本とかあるのかな、もしあって気が向いたら読んでみようかな笑

    0
    投稿日: 2023.11.19
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    意外とゴリゴリの恋愛メンヘラ小説。純文学の中では読みやすい部類。一応都会育ちだから自然の中の生活が新鮮で、少し羨ましい。 冬に読みたくなる一冊。

    0
    投稿日: 2023.11.02
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    情景描写がとても繊細で美しく、穏やかな感じがした。それに対して、登場人物たちの会話には人間らしさ、一種の荒々しさが感じられた。その対比が、物語をより生き生きとさせているのだろう。 (再読後追記↓) 1から10まで説明しないところが、逆に想像する余地を与えて奥行きのあるのある物語にしているのだろう。とはいえ、訳のわからない書きっぱなしの作品になっていないところが、作者のすごいところだ。 読めば読むほど味の出る、スルメのような作品。

    2
    投稿日: 2023.10.31
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    日本情緒あふれる景色が頭の中に浮かび、とても綺麗な文章だなと感じました。しかしながら、内容はとても悲しく、登場人物それぞれの苦悩が描かれます。真面目で清潔、それ故に「徒労」である駒子。ミステリアスながらも強い情緒、信念を持つ葉子。自身に空虚さを感じる島村。いずれも哀れな人物だと思いました。「伊豆の踊子」のあたたかさとは違う北国の厳しい寒さを感じる本です。言葉が難しく内容を理解できないところがあったので、もう一度読み直してみます。

    3
    投稿日: 2023.10.08
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    美しい描写であり、ストーリーもどぎまぎして電車の中でとてもリアクションをとってしまった作品。 雪降る日、また読み返してみたい。

    0
    投稿日: 2023.09.30
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    〈国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。〉 有名な書き出し。 その一文から始まる美しい雪の白さ、冷たさと、ひとのあたたかさの描写が素晴らしかった。1年に1度、逢いに行きたくなるひとがいる島村が少し羨ましくなった。

    0
    投稿日: 2023.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    純粋さ=相手を徒労に思うことで、ただ主観的に感じているだけ 理解しずらい徒労な生き方に対して価値を感じる。 徒労、純粋さが、駒子の無心で無垢さを感じさせた。 夕日の灯火と交差する葉子の描写から、駒子との物語が始まり、火事の炎の中で死ぬ葉子の描写であり、駒子との思い出・駒子の徒労さ・島村の駒子への想いの決心、全てを表現する終わり方 利益最大化主義な現代において、代償を求めない徒労さに、人間はより惹かれてしまう?

    0
    投稿日: 2023.09.19
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    情景描写も美しいが、何より会話だったかな。100年も時代が違うから、細かいニュアンスの差を埋め切ることは難しいながら、駒子の可憐さみたいなものが、あの絶妙な会話によって、島村という空虚な器が語り相手となることで浮かび上がってくる。 正直に言えば読みやすくはなかったし、ピンとも来ていないのだが、なにか夢から醒めた後のような読後感でもってページを閉じたことも確かだ。島村が雪国に行くと同時にこちらもまた幻想の世界に行った。数年後、また駒子と葉子に会いたくなってしまうだろう。

    1
    投稿日: 2023.09.08
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    窓から見える風景と車内にいる葉子の姿が鏡のように映る描写が素敵すぎる。この描写は川端にしかできないなあと感心した。 あとは島村と駒子の掛け合いがもどかしいけど可愛らしい。

    0
    投稿日: 2023.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    古めかしい言葉もあるが、文章が美しく読みやすかった。 あと注釈の数がエグイ。 文章に集中できなくなったので、早い段階から注釈の確認はせず最後にまとめて読んだ。 ストーリーは時代だなぁという感じの、芸者との不倫とその関係についての話。不安定だとも思いつつ、会話が読んでいて心地よく、地の文は美しい描写が多い。 火事が起きて葉子が倒れ、正直ここで終わるの?という印象だったが。 解説も面白く、自分が読んだだけでは気づけない視点が多い。特に、織姫と彦星の関係と、島村と駒子の関係というものが確かに、と。

    0
    投稿日: 2023.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    時代や風習がわからず、少し苦労しながら読んだ。 駒子の言葉使いがなんとなく心地よく好きだった。 主要人物の島村、駒子、葉子の3人とも、それぞれの悲しみを背負っていた。

    0
    投稿日: 2023.08.02
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    書き出しだけは日本中が知っている本。 当時の芸者や北国の文化が分からない部分は苦労した。 それでも、主人公(島村)と駒子が互いの思いをさぐりながらもはっきりと伝えず、報われない結果に向けてどのように向き合うかを思い思いに探る所は今の時代でも感じることはできた。結末は突然訪れたが、この後を述べないところが読者に想像の余地を与える。

    2
    投稿日: 2023.07.25
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    2023/07/15 久々に読んだけど 綺麗な風景描写なんだけどなかなか文体といい当時の時代背景といい馴染みがあまりないので読むのに疲れてしまった、ページ数は少ないけど育児の合間に読むには重かったな、、

    1
    投稿日: 2023.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    余計な含みのない表現、美しい日本語はついつい噛み締めながら読んでしまうものだな。日々湧き上がりSNSの流れるそれとは大違い。新潮社の夏のプレミアムカバー版を手にしたことにより、中学校の教科書以来に読んだ。改めて読んだ初っ端で「雪国ってこんなエロ小説だったのか。」いや、男女の情緒を書かれた小説。どの部分が教科書に掲載されていたのかは思い出せないが、そりゃ意味がわからないし中学生に面白さも分かるわけないよなと読み進める。艶かしくも、描写が美しい。特に「雪のなかで糸をつくり、雪のなかで織り、雪の水に洗い、雪の上に晒す。」から始まる後半部分、麻の縮と女たちを重ねるところ、火事場へ向う途中で見上げる天の河、予感なのか現実味を失って行くところ。その天の河が「島村のなかへ流れ落ちるようであった。」の最後の一文。むしろ有名な冒頭の一文よりもこちらの方に鳥肌が立つ。このラストを思いながら、再び読み返したい。

    2
    投稿日: 2023.07.14
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    情景描写、特に色彩の表現が本当に秀逸で、文章そのものが芸術品だと思った。ただ、ストーリー全体の意味や面白さは、学生の私には理解しづらかった。いつか、もっといろんな経験をした後に、再読しようと思う。

    0
    投稿日: 2023.07.13
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    文章が美しい。 久しぶりに文章に酔いしれました。 一語一語、噛みしめながら読みたい本です。 「好き」だとか「寒い」だとか、一言いえば済む感情を、しぐさや体の動きで表現するからこそ、読み手に想像の余地を与えることができるのではないかと思いました。 一人の男と二人の女。 恋の駆け引きみたいな要素もあって、書き方によってはエンタメに振ることもできる(むしろエンタメ向き)と思いますし、その方が書きやすいんだろうな~と、察します。 しかし、この作品は人間の感情を美しく文章で表現することにこだわり抜いています。 アラフォーの今はこの本を楽しんで読めましたが、学生時代に読んで理解できたかといわれると「?」ですね。笑 ものすごく日本人的な美(忖度的な)が盛り込まれた世界なので、文章読んで想像するための経験が必要になるのではないかと思いました。 ある程度、人生の酸いも甘いも知っていた方が、この本の良さがわかるかもしれません。

    1
    投稿日: 2023.07.12
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    日本人ならこの情景描写の美しさに感動を覚えるだろう。最近の読み物に対して、足りない文章が多く、理解に苦しむだろうが全てを理解をしなくてもいい。日本人独特の美しさに圧倒されればよい。

    0
    投稿日: 2023.07.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    情景描写が美しいです。 しかし内容は、家庭を持つ男と雪国の芸者との刹那の恋という感じで、あまり好みではなかったです。

    1
    投稿日: 2023.07.08
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    言葉の合わせが綺麗で情景が浮かびやすいが、あちこち話しが飛んで場所も良く変わるので、今は外?宿?池?林?あれ?…ついていくのに必死でした。 ゆっくりゆっくり噛み砕いて読まなくてはいけないですね。 主人公の男性は兎に角非情でしょうか… 女に愛されていると知っていて、でも僕は何もしてやれないよと言う。それなのに時々ふらっと会いにくるなんて。 私でも「帰って!」「やっぱり帰らないで」「ううん。帰りなさいよ!」と言いたくなる。 彼の感情を愛情を確かめたい駒子の乱れたこころが手にとるようにわかりますね。 こんなに書いといてなんですが、私の解釈あってますでしょうか… そして、最後はうーん。わからない。難しい。

    0
    投稿日: 2023.07.02
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    文章や言葉の密度が圧倒的で濃い。語彙の量、嚥下することが、まだまだなようです。修行あるのみ。再読するつもり。

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    投稿日: 2023.06.13
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    無為徒食な島村が新潟の温泉に出かけそこで芸者の駒子と出会う。駒子は島村のことが好きになるも、島村は駒子の許嫁を看病していた葉子に惹かれていた。駒子がすごく島村のことを愛しているが、島村はどこか冷静で雪国のように冷たか対応する。最後の天の川の描写は織姫と彦星の関係のように二人の関係も結ばれないことを示してるそう。後半の麻織物について島村が語っているのは織姫となんか関係あるのか

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    投稿日: 2023.06.08
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     さすがノーベル文学賞受賞者だけのことはある。若い頃読んだはずなのだが、新鮮に読めた。  描写が綺麗である。

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    投稿日: 2023.05.24
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    非常に美しく艶かしい文章でした。 考えたこともない美しい光景が浮かぶような文章は三島作品とは違う滑らかな美しさがありました。 個人的にはハマるほどではないですが、日本文学の最高峰として存在し続ける意味をそこに感じました。

    0
    投稿日: 2023.05.19
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    注解を何度も見返してそれで何とか少し情景が浮かぶ物語だった。島村と駒子と葉子の関係性が割り切りずらくその後どうなったんだろう。 とりあえず難しかった。情景描写が綺麗。

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    投稿日: 2023.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「考えるな。感じろ。」というタイプの作品なので、感想を書くのがなかなか難しいですね。 難解なところもあり、理解し切れていないところもあるのですが、それでも決して退屈ではなく、頁をめくる手が止まることはありませんでした。 「美の抽出」なる感覚は正直よくわかりませんが、ぼんやりと風景描写がきれいだなぁぐらいの感覚は理解できたと思います。 島村は年に一回、それもごく限られた期間に「雪国」に滞在しているだけであり、駒子や葉子の全てを知っているわけではありませんので、物語として語られる部分だけではこの本の全てを理解することはできないんでしょうね。特に葉子については登場場面も限られているので、その内面については想像で補うしかないところが多いですが、駒子に対し覗かせるアンビバレントな感情(そしておそらくは駒子も葉子に対し同じような思いを抱いている)など、駒子に負けず劣らず鮮烈な印象が残ります。

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    投稿日: 2023.05.07
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    主人公、島村の目線を通して描かれた世界は雪のように繊細で美しく描かれていたが、島村は彼を取り巻いている環境に対する興味しかなく、根本的には無関心で無干渉、傍観者の視点でしかないのは虚しく非常に冷めている人物と感じた。 島村は徹頭徹尾利己的に生き、自己の芸術性を追求する姿には感服するが、その環境に関わってくる他人に対する配慮のない無情な人という二面性を持ち合わせていると思った。

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    投稿日: 2023.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    情緒的、雪国で出会った女性との恋物語と思ったらもう一人出てきて…。川端康成が合わないのか面白いと思えなかった。

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    投稿日: 2023.04.14
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    駒子が言った、 都会の人は嫌い。 都合の良いことばかり言うから。 という言葉に全てが込められている。 妻を持ちながら旅先で愛人を作る主人公。 雪国ではオシャレなど必要なく、田舎の泥臭いような格好で労働に勤しむ駒子に惹かれていく主人公のプロセスと、音もなく降り積もり、何もかもを覆い隠してしまう雪との対比が良かった。

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    投稿日: 2023.03.29