
総合評価
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powered by ブクログAmazonの紹介より 小樽で暮らす高2女子の映(はゆる)は、訳あって四姉妹で実家のミニシアターを営んでいる。 そんな初夏のある日、シアターを手伝う映が出会ったのは、いつも同じ作品を観にくる不思議な青年・海里だった。 映画好きの共通点がきっかけで親しくなり、蒸気時計や青の洞窟などの名所を一緒にめぐる二人。しかし実は海里には、本人さえ知らない衝撃の秘密があって……。 ガラスペンのように青くて脆い、透明な恋の物語。 北海道・小樽にあるミニシアターを舞台にした恋愛物語でしたが、本当に切ないなとしみじみ思ってしまいました。といってもリスタートとしても解釈ができ応援したくなりました。 過去は変えられませんが、どのように気持ちを前に持っていくのか、この先、おそらく幸せが待ち受けているだろうと思うような含みをもたせる終わり方なので、そこはちょっと安心感もありました。 物語の舞台となるのが、ミニシアターということで、ミニシアターならではの温かみが感じられました。 シネコンとは違い、昔の上映作品をテーマごとに決めていくといった独自のやり方や程よい収容人数といったこじんまり感もあって、いつまでも続いてほしいなと思ってしまいます。 作中では、実際にある映画作品も紹介されていて、映画のチョイスも良く、切なさ・温かみのある映画ばかりでした。といっても、全部は見たことはなく、一部しか見ていませんが、予告編を見る限り、ミニシアターっぽいなと思いました。 いつも映画館にやってくる海里と映の友情と恋愛模様が描かれているのですが、海里には秘密があり、それはある期間だけ記憶がないといいます。 途中途中には、海里の過去が描かれていて、ちょっとずつ真実が明らかになっていくのですが、まぁ切なすぎると思ってしまいます。 映は、そんな海里に寄り添っていくのですが、誤解を生ませるような展開は、ちょっと面白かったです。 「空音」これは、海里にとっての重要な人物なのですが、映が思う人物像と海里が思う人物像が食い違っていきます。男か女か?今は色んな名前の方がいるので、この惑わせ方は、面白いなと思いました。 結局、最後まで誤解は解かれたのかわからないまま、終わったのですが、おそらく解かれたのではないかと信じたいです。そうでもしないと、2人の恋が始まらないので、ぜひ解いてほしいです。 作中に書いてあった「人生は巡り合わせ」の表現が印象的でした。巡り合わせの連続で、色んな出来事が起きるかと思いますが、良くも悪くも出会いは大切だなと思いました。
3投稿日: 2025.08.01
