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誘拐ファミリー
誘拐ファミリー
新堂冬樹/集英社
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総合評価

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    新堂冬樹『誘拐ファミリー』集英社文庫。 誘拐をテーマにしたコン・ゲーム小説といったところか。最初に描かれた身代金誘拐はなかなか面白い展開で、この調子でストーリーが展開するのかと大いに期待したのだが、やたら説明的な混沌とした展開になり、何とも呆気ない幕切れだった。 世田谷でペットホテルを営む浅井家は先祖代々、誘拐を裏稼業としていた。浅井家は、祖父の大樹、父親の大地、母親の海、長男の太陽、次男の吹雪、長女の星の6人が硬い絆で結ばれ、法では裁けぬ悪党ばかりを誘拐しては、多額の身代金を手にしていた。 次に浅井家が狙ったのは、悪徳巨大宗教法人の教祖の息子と娘だった。このデカいヤマは、浅井家の長男と次男による五代目家長の座を巡る対決の場となった。しかし、それは一家を二分する壮絶な争いに発展していく。 裏切り、裏切られ、再び手を結んだかと思えば、新たな裏切りが…… 本体価格920円 ★★★

    70
    投稿日: 2025.04.23