
総合評価
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powered by ブクログ泉谷閑示さんの本はこれで2冊目です。 相手の立場に立って自分を見たり、自分を客観的に見るような視点の移動により、質的な認識ができるようになる。「頭」と「心=身体」が共同作業をすることで、他者の他者性が認識できるので、心=身体に耳を傾けることが大事と筆者は説いています。 私も、ヨガを通して、身体の声に丁寧に耳を傾けることで、以前より満ち足りた気持ちになれるので、筆者の考えにとても賛同できます。 誰かの心ない言葉に傷ついた時、ロゴスのない状況に巻き込まれた時、基準となるものが違うな、違和感があるなと感じた時などに読みたい本です。
1投稿日: 2025.10.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ロゴスのない親に育てられたことにより、言語力や客観性がないと感じる子供が多いのかと合点がいった。幼少期は誰もが「親は神様」的な存在に感じているため、ロゴスなき親からの子育てによる弊害は不可避に違いない。自分の頭、言語をそのまま伝えても、全く伝わらない人々がいる構造がわかった。内省を日々していきたい。
0投稿日: 2025.09.29
powered by ブクログ「『期待』という言葉の正体は相手の 『欲望』、『エゴ』であり、応えようとし続けると 自分を見失ってしまう」 「親は神でも悪魔でもなく不完全な人間だという 客観的視点を持ち、家族という幻想や『べき』論 から離れ、能動的に他者を愛することで、 誰もが自分を取り戻せる」 「世界は不完全だからこそ美しく、そこで起きている 現象は、すべて私達自身の投影だ」 「週刊ポスト」2025年9月19、26日合併号で 国際ジャーナリストの堤未果が本書を紹介している。
1投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログインナーチャイルドの一節が、イメージがしやすかった。自分の内なる子どもに意識を向けることで、自分に愛を向けることができる気がした。
4投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分を大切にする、自分のわがまま(?)欲求を押し通す、自分をいたわる…こういう周りの人たちを見ていて、「そんなに自分が可愛いか?浅ましいな」と感じている自分にハッとする時がある。それって本当に悪いことなの?自分ができないことを妬んでいるだけではないの?、と。 私は自分を含め、人間全般が嫌いだ。それが健全とは思っていないし、何より自分が苦しい。自分のことを積極的に嫌いというよりは大切にできないという方がしっくり来る。 こんな私にとって、本を読むたびに大きな気づきをくれる泉谷先生の本は、今回も自分の悩みにマッチした題材で、待ち望んでいた。しかし残念ながら今回は読み足りないせいもあるが、道が開けた感じはしなかった。まだ何度か読み直して整理する必要がある。 途中までは、書かれていることが、実体験としてわかり、この道をたどってきたなと納得できたが、その先の打開策がよく理解できなかった。著者のいう仮死状態であるため、何の欲求もわかず、自明性が失われている状態だからなのだろうとは感じた。 第1章なぜ人は自分を嫌いになってしまうのか 第2章自分を愛せなくなった人の生きづらさ 第3章自分嫌いからの脱出 〜大地を覆っている「雲」を取り除く 〜インナーチャイルドのイメージを活用してみる 第4章親への恨みや怒りをどう扱うか 〜恨み切るということ 第5章ロゴスなき親の及ぼす影響 〜自明性の喪失=魂の仮死状態について 第6章うるわしき家族幻想から脱却する 第7章自分を生きるために 第8章この不条理な世界を生きていく 〜「愛される」を待つ人から「愛する」人へ 〜行き過ぎた効率主義は何を及ぼすのか? ▷ここでいうロゴスとは。 私たちが暗黙の了解で「人間ならばこう考えるだろう」「人間ならば、こう思うだろう」と前提にしているものを指す。つまり、ロゴスとは、人間が人間たる前提として共有しているもののこと ◯インナーチャイルドに対して自分が最良の親になって育て直しを行う。いつしか現在の自分と一致することができる。 ▷ロゴスが機能していない親の特徴 1.時間に対して連続性を認識できず、一貫性のある思想を持てない 2.相手の立場に立って自分を眺めたり、自身を客観視したりするような視点の移動ができない。=(自閉的状態:自分しかいない世界を生きているような幼稚な状態) そして、自閉的な人は身近な人のことを「自分の一部のように」思いがち ▷ロゴスが機能していない人たちの特徴。 →量的側面だけで認識できる「意義」の世界を生きている。役に立つのか儲かるのか得になるのか、出世につながるか、権力や名声を得られるかといったもので、実利性やメリット、学歴や社会的地位にこだわる傾向 118 ◯ロゴスが機能してない親に育てられた子は、自分が愛されていない、自分の存在が認識されないと感じ、精神的には一種の仮死状態にまで追い込まれる。124 ヴォルフガング・ブランケンブルク「自明性の喪失 分裂病の現象学」「自分には何かが欠けている」自然な自明性を失った 自明性の喪失=魂の仮死状態125 ◯自分の親にはロゴスがなかった。=自分の親には人を愛する能力がなかったと認識することの大切さ146 ◯人は、回り道を経たことによって、人間の愚かさや弱さ、そして残酷さや冷淡さなどに対する深い理解を得ることができる。162 ◯どんな親の下に生まれ、どんな環境で育たなければならないかは、自分で選ぶことができない。しかし、その宿命を自分がどのように生き抜き、生き延びたのかという事は、後の深い経験の基盤となる貴重な歴史です。そして、その果てに、「本当の自分」に抜け出ることができたとすれば、これをしのぐほどの劇的な経験は、そうない。163 ◇著者は、最近、政治家や自治体の長にロゴスなき人物がなっていることが多いと憂慮する。ロゴスある人間と、ロゴスなき人間を見分け、信じるに至る相手なのか、あるいは何については信じられるが、何については信じられないリスクがあるのかといったことを、いちいち判別していかなければならない。その見極め方の1つとしては、言葉にきちんと人間的に意味が充填されているかどうか。 ◯「愛する」とは、「対象が対象らしくあることを喜ぶ」こと。181 自分にとって読書をするという行為は、ある種混乱させられたロゴスの修復を行っていることなのかもしれないと思い至った。 引用本 ウィリアム・ブレイク『ブレイク詩集』 エーリッヒ・フロム『反抗と自由』『愛するということ』 クロード・レヴィ=ストロース『神話と意味』
29投稿日: 2025.07.04
