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風読みの彼女
風読みの彼女
宇山佳佑/集英社
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総合評価

18件)
3.7
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5
5
2
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    帆高が働く「ガラス雑貨専門店・風読堂」ではガラス雑貨販売に加え、“風読み”という秘密の依頼を受けている。店主・風架の力を求めて、今日も風読堂には悩みと願いを抱えた依頼主が訪れる。風の中に漂う記録を読み取り瓶に詰める特殊能力・風読みを持つ風架。憧れ恋心を抱くアルバイト店員・帆高。風は記憶だけでなく想いも運んでくれる。 そして想いを伝えるのは人。 最後はずっと感動してた。ベスト10に間違いなく入る本。

    0
    投稿日: 2025.11.23
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    あまりにもファンタジーだった、、 主人公と風架さんの関係に最後の1描写だけでも進展があれば良かったなと思う。

    0
    投稿日: 2025.09.26
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    なかなかに読ませる作品だった。連作短編集で全四話だが、正直なところ一話、二話の勢いは弱い。ご都合主義が過ぎる。主人公の境遇もさらりと説明されたのみで正直軽すぎるのではないだろうか。そういった軽さが本作の魅力なのかもしれないが。 ただ、三話と四話の出来はなかなかに良かった。 風を読むという能力の特異さに加えて、主人公や風架は良いキャラクターなのだからもっと踏み込んだものが読みたかった。

    0
    投稿日: 2025.07.29
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    1章で脱落。悪くはないんどけど自分にはちょっとファンタジー過ぎた。そんな能力があるなら他にやるべき事があるのでは?(犯罪捜査とか。2章以降でやってたらすまん)とも思った。

    1
    投稿日: 2025.07.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    安定の宇山佳佑作品でした。 いつもと違い、一章ごとに相談者が現れる短編でした。 風の記憶を映像化できる、風読堂店主級長戸辺風架と、ニート野々村帆高がコンビを組んで問題を解決していく。 帆高は、仕事をやめて家に引き籠もっていたが、母が引き出し屋に依頼し、自立支援の施設に連れて行かれそうになるが、仕事をすることを条件になんとか免れる。 そこで見つけた仕事が風読堂のアルバイト。 募集要件は、バイクに乗れること、ファンタジーを信じること。 先に述べたように、風架は風の記憶を集めて映像化できる能力をもつ。 一章は両親に日頃の感謝を込めサプライズプレゼントで、風の記憶を見せてあげようとする女子高生若葉のお話。実は逆サプライズで、本当の両親がいるという話を聞いた若葉は、本当の親の話を知ることに。 二章では、事故で息子を亡くし、臓器移植を承諾した母が、その後移植された人はどうなったのか知りたいという依頼。 移植を受けた人と臓器提供者は、お互い知ることはできないが、追尾する2人。なんと移植を受けた人は、闇バイトにどっぷりはまってしまっていた。移植を受けてからは、亡くなった人の分まで生きないといけないと言われながら育ち、それが強いプレッシャーとなってい。 臓器を提供した母は、自分の為だけに生きて欲しいと願っている。 三章は、急に売れっ子になった画家の息子からの依頼。実は、息子は絵に没頭し、母の葬儀にも出なかった父に嫌気がさし、絵をすべて売ってしまおうと考えていた。一方父は息子との仲直りをしたいと考えていた。 母の気持ちを風の記憶でみて、本当の思いを知る事になる。 四章は引っ越しで離れ離れになった高校生男女ふたりのお話。男の子は、骨肉腫で足を切断しなければならず、女の子はいじめに遭い不登校になっていたが、ふたりともそれをお互いに知られないようにしていた。本当の事を知った男の子は、帆高のサポートの元力を振り絞り、元陸上部として、走りを見せて勇気づけようとする。 特に三章はなきそうになるくらいいい内容でした。

    13
    投稿日: 2025.07.13
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    主人公の最初の性格は気に入らなかったけど、成長していったし、何度か泣かされるストーリーもあって、よかった。続編がある前提なのかもしれない。風架さんのお母さんと、穂高たちのおとうさんのお話がまだ掘り下げられそうな予感がする。

    0
    投稿日: 2025.07.09
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    ファンタジーの世界。 まるでドラマを見ているようで、感動しました。 人と人とのつながりを大切に思える素敵なお話。 いろいろ悩んでいることも、この本を読んだ後は 解決出来るような気がしました。

    0
    投稿日: 2025.06.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一見マイナスに見える人物の裏に、隠された事情や優しさがあることを描いた、王道ながら心に残る展開だった。特に、画家のお父さんをめぐるエピソードが印象的だった。ぶっきらぼうに見える彼が、妻や子どもを想う姿に、人は見かけや態度だけでは測れないと感じた。

    0
    投稿日: 2025.06.24
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    ほんわかとしたファンタジー小説。こんな魔法のようなことが本当にできたらいいなと思う。たとえ風で人の記憶を見ることができなくても、風はいつも人々を見守ってくれているのかもしれない。そんなふうに少しでも本気で信じられる心を持てたらいいな。

    25
    投稿日: 2025.06.20
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    求人条件が「ファンタジーを信じられる方」 物語もまさにファンタジー。 風に色やにおいや光が。 感じられたらいいな。

    0
    投稿日: 2025.06.15
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    必ず依頼者の問題に首を突っ込むお節介な風読み堂の二人。引きこもり問題にフォーカスしている。人の心に触れ人間味いっぱい溢れる物語です。

    0
    投稿日: 2025.06.10
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    配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01438621

    0
    投稿日: 2025.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    10代におすすめの一冊。 読みやすく、登場人物の動きも素直で分かりやすい。 大人には少し物足りないかな。個性あるキャラクター達の、もっと深い心情表現があればのめり込めたかな。

    0
    投稿日: 2025.06.08
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    ファンタジー作品久しぶりに読みました。 現実には考えられませんが、起こらないと解っていても引き込まれ、優しさに包まれてきて、心洗われる時間でした。

    0
    投稿日: 2025.06.08
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    風と、共に生きている 風は記憶 拗れた人間関係が過去を知って、今の自分を見つめ直す心温まるストーリーでした。 4章編成になってますが、4章とも素晴らしいお話しでした。

    0
    投稿日: 2025.06.01
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    ガラス雑貨の風読堂の店主・級長戸辺風架は、“風読み”の依頼を受けている。風を集め、風が記憶している過去の出来事を読み取ったり、映像として再生できる能力を持つ彼女と、アルバイトで雇われた野々村帆高が受けた4つの依頼の物語。 帆高は数年前に妹を病気で亡くし、その前には全国レベルだった陸上5000m走の大会でスタート直後に転倒してレースを中止、そこから引きこもりに。依頼を通して、母、兄、亡くなった妹との関係、そして自分自身を見つめ直していく。 最初は帆高の態度や言動に好感が持てなかったが、まっすぐで、自分も変わって前に進みたいという気持ちが見えてきた後半は、応援したくなった。一方の風架さんの物語は、あまり語られず、謎のまま。 風架さんと野々村帆高の雰囲気や関係は、ビブリア古書堂の事件手帖の栞子さんと五浦大輔に似ている。

    7
    投稿日: 2025.05.30
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    風に込められた記憶を再生することができる“風読み”を生業とする風架とニートだった主人公。 2人がさまざまな依頼人の依頼に応える中で、主人公も少しずつ自分自身に向き合っていく。 風架と主人公の軽快なやりとりもあれば、2人が依頼人の抱えるものに真剣に向き合うシリアスな感じもあり、読みやすいバランスになっている。 個人的には、主人公の語りのクサい感じが気になってしまった。 好みとは少し違ったので、 ☆2.0

    0
    投稿日: 2025.05.25
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    2025/04/26 心温まるファンタジーでした。 会えない人の出来事を風読みで伝達できる設定が新鮮で圧巻です。 特に妹・あかりについてのお話にうるっときました。 普段吹いているような風が見てきた出来事を読み取ること(“風読み”)ができるガラス雑貨専門店の店主・級長戸辺風架の下で足タントとして働くことになった元ニート・野々村帆高。病で亡くなってしまった妹との約束を守ることでできず塞ぎ込んでいた帆高だが、風架との出会いや仕事を通じて一歩を踏み出す。

    3
    投稿日: 2025.04.26