
総合評価
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powered by ブクログなんとなくは思っていたけれど、やっぱりニホンのクラシック業界は大変そう。結末の方で述べられているように、プロの演奏家とアマチュアの演奏家の相乗効果によって、いろんな層の人にクラシック音楽が広まれば、面白いことになりそうだ。アマチュア演奏家に勇気を与える言葉だと思う。
0投稿日: 2025.05.17
powered by ブクログ人気があるようで台所事情は厳しくまったく優雅でもなんでもない日本のクラシック音楽業界はこれからどうしたらいいのか、日本の、そして世界各国のオーケストラ/文化政策事情やそれぞれの歴史を紐解きながら考える本。音楽取調掛や幸田延にはじまる日本はもちろん、アメリカ、イギリス、オーストリア、ドイツ、フランスそれぞれのクラシック音楽業界それぞれの需要や発展の歴史と事情を知るのはおもしろかった。 音楽ビジネスの未来に資する取り組みは、次代に灯を継いでいくための興行の工夫やアウトリーチ活動をたゆまず続けていくというあまり新味のないものではあったが、学校での音楽鑑賞会のようなアウトリーチ活動の運営をまとめる団体/プラットフォームの創設がもとめられる、というのは一歩進んだ提案だった。 たしかに、横浜に住んでいると、小学生でかならず一度みなとみらいホールによばれてかなフィルの演奏会をきけるし、こどものためのイベントも多い(増えている/かなフィルも大小のホールもがんばっている)。また、いまは反田恭平、角野隼斗、石田組といった老若男女が注目する実力派アーティストがいて、彼らは献身的にさまざまな新しいイベントをうみだしたり全国ツアーをしたりしてそこから全国的にファンも増えているので、未来はけっこう明るい気もするが、一方で一部のそうしたアーティストが身を削りすぎてはいないか気がかりでもある。 それを思うと、全体的にバランスよく(言うは易く行うは難し、だけど)どこに住んでいてもライブでいい音楽に気軽にふれられるような大きな仕組みづくりは実際に必要だし、それを作り出せるのは個々のアーティストや演奏団体ではない。突出したパイオニア小澤征爾なきいま、どうなっていくのかな⋯
1投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログカネと芸術は、いかに両立しうるか? 実は利益の少ないコンサート、助成金頼みのオーケストラ運営、音大卒でも少ない業界の受け皿。今、曲がり角に立つ日本のクラシック音楽。それでも、なぜクラシックは日本で必要なのか?いかに存続しうるのか?考えるヒントは歴史にある!明治の黎明期の明治期から「世界のオザワ」の戦後まで、日本で「興行」としていかにクラシックが発展してきたかを鮮やかに活写。本場の欧州やアメリカ、アジアの文化的土壌や音楽ビジネスとの比較を踏まえ、これからの日本のクラシックが進むべきビジョンを考える。 来日する海外オケのチケットの価格をながめると、庶民には縁がないなと思う。ならば、地元のオケを応援しましょう。
4投稿日: 2025.03.20
