
総合評価
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powered by ブクログ独特の雰囲気がある作品。台湾や沖縄の温度や湿度を感じる。が、 大きなサイズの本なのに字が小さくて読み進められそうにない…こんな理由で読み進めるのを諦めることになろうとは。
0投稿日: 2026.03.07
powered by ブクログ前作から感じていたけど、モノローグが詩的で素敵。そして自分は台湾問題について何にも知らなかったんだなと痛感。なかなか漫画で取り扱われなかったテーマ。沖縄の歴史ともどう絡めていくか、どう向き合っていくか楽しみです。
1投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログムスメのお友達おすすめのマンガ。 台北に住む女子大生・楊洋(ヤンヤン)。唯一の肉親である祖母を介護の末亡くし、学内では執拗なイジメにあい、教師はそれを知っているのに無関心、密かに思いを寄せる活動家のJには恋人がいる…という傷心の日々を送っていた。 ある日、沖縄の大学に1年間留学に行くことが決まる。 「すべての残酷な現実から逃げるように、彼女は飛び出す」〜本の帯より〜 民主化を願う台湾の人たちの熱い思い。 建前だけで事実を言わない教師。 歴史を歪めた教育をされ、それを信じている若者。 終戦で日本による台湾支配が終わり、新しい政府に誰もが期待していた。 が、それは見事に裏切られる。 台湾にやってきた国民政府が、自分たちの親族を要職に就かせ多くの公職を独占し、それにより大量の台湾人が失業し賃金格差が広がり差別的待遇を受けることになった。 腐敗した政府。 軍と警察の不正や搾取。 それによって民衆は苦しい生活を強いられる。 ……あれ? これ今のニッポンではないかい? 巻末に2段組の解説があり、かなり読み応えがある。 わが家は台湾に縁があり、普通の人以上に親近感を感じているから、こういう漫画が世に出ることはとても嬉しい。 作者の高 妍さんは、自身沖縄の大学に留学の経験があるとか。 今の台湾を知るには格好の本。 できれば、迂闊に台湾有事について口走り、日本国民だけでなく台湾をも危機に陥れつつある今の日本の首相にも読んでほしい。
8投稿日: 2025.12.03
powered by ブクログ全4巻。これからも台湾にも沖縄にもたくさん旅行に行きたいから、ちゃんと(日本が彼らに何をしてきたかも含めて)歴史を知りたいと思って読んだ。
7投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログ久しぶりに良質な漫画と出会い、心動かされました。漫画は久々の登録。作・画とも高妍(Gao Yan)さん(台湾出身29歳)で、台湾と日本で活動中とのこと。全4巻の印象・感想の概略を記します。 主人公の楊洋(ヤンヤン)は、肉親を失い恋愛に行き詰まり、台湾から沖縄へ留学します。様々な葛藤を抱えながら、自分や周囲の人、台湾と沖縄の歴史や国家と向き合い、成長していく物語です。 高妍さんの経歴を見ると、実体験を脚色しているようですが、主人公のヤンには自身を色濃く投影している気がします。ヤンと台湾の孤独がリンクし、ヤンの心情を追うことで台湾の歴史の理解につながります。 また、絵も個性的で(好みもありますが)、読み込むほど豊かな表現力に気づかされます。1カットの中のコマが多く、心情をていねいに描くことで表情の変化がよく伝わってきます。 さらに、単行本の装幀も高妍さん自身が手がけ、用紙や配色も自ら選んでいるそうです。1巻〜4巻と、巻を追うごとに帯の「薄紅色」が次第に薄くなり「桜色」になるのは、ヤンの怒りが少しずつ落ち着いていくイメージとのこと。こだわってますね。 各巻の最後には、台湾国家や歴史などに関するコラムも自ら執筆し、日本人には分かりやすい解説となっています。
75投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログ自分の今当たり前に過ごしている日常が先人たちのたくさんの命の元に作られているものだということを忘れてはならない。 学んできた歴史がなぜ起こったのかの背景にまで目を向けると全く異なる世界が見えてくるのだと思う。
3投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
著者の高妍(ガオ・イェン)は台湾出身のイラストレーター・漫画家。 『隙間』を知ったきっかけは、著者がTBSラジオの「アフター6ジャンクション2」や「プレ金ナイト」にゲスト出演した放送回を聴いたこと(ポッドキャストとYouTubeで)。 そして、ようやく村上春樹『猫を棄てる』の装画や挿絵を描いた人だと思い出す。名前は忘れていたが、絵は記憶に深く刻まれていた。 主人公の楊洋(ヤン・ヤン)は台北の芸大生。 冒頭で、献身的に介護を続けてきた祖母が亡くなる。また、好意を寄せていたJには別の恋人がいたことがわかる。 唯一の家族だった祖母を失い、Jにも裏切られ、傷ついた彼女は「知ってる人が誰もいない所へただただ逃げたかった」と沖縄の芸術大学へ留学する。 楊洋が沖縄の芸大に短期留学し、帰国するまでの約1年間が全4巻に渡って描かれている。 物語は著者自身が沖縄に留学したときの経験をベースに作られている。留学開始の時期も2018年10月と明記されていて、現実社会の動きも登場人物たちに影響を与えていく。 第1巻では、楊洋が沖縄へ行って、さまざまな人や文化と出会う場面が描かれる。 同時に彼女が長年抱いてきた疑問や周囲に対する怒りも提示される。楊洋の抱く疑問や怒りの表現は、常にまっすぐで気持ちがいい。 楊洋は大学で教員に疑問をぶつける。 ニュースではなぜ中国のことを「大陸」や「中国大陸」と呼ぶのか。 二二八紀念館では逆にガイドから問われる。 二二八事件の始まりについて、教科書にはなぜ「闇タバコの取り締まり」とだけ書かれているのか。 楊洋は話を聞いてショックを受ける。政府にとって都合のいい言葉が当てはめられ、知らないうちに刷り込まれていたことに気づかされる。 何も知らずに黒い服を着て、百合の花を持ってデモ活動に参加していたことを「ただの見せかけだった」と悔やむ。 楊洋には忘れられない記憶がある。 読み書きのできない祖母を馬鹿にされ、高校の3年間をいじめられて過ごした。孤立や仲間外れよりも、黙り込む傍観者たちの姿を見るのが何より辛かった。 その影響もあって、大学生活にも何も期待できなくなってしまう。台湾の大学では無理に友人を作らず、波風を立てずに過ごしていた。 そんな楊洋だが、沖縄に来た日の夜、雷雨による停電をきっかけにいきなりゲストハウスの「パーティー」に巻き込まれる。 大学でもさまざまな出身地や属性の人たちと知り合う。 楊洋は彼らと関わりながら、沖縄の歴史や文化を学び、行動し、台湾と照らし合わせながら思考を重ねる。そして、人とのつながりも取り戻していく。 各巻の巻末には、読みごたえのあるエッセイが4~6ページの長さで掲載されている。 台湾や沖縄の歴史を物語の中で説明しようとすると、どうしても話が停滞してしまい、読みやすさも損なわれてしまうため、巻末にエッセイを加えたようだ。 自分は歴史に詳しくないので、物語を理解する助けになった。 素晴らしい配慮だと思う。
17投稿日: 2025.08.19
powered by ブクログヤンヤンといっしょに学んでいる これからどうなるか、なにを知りなにを考えさせられるのか、続きが楽しみ
2投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログ新聞で紹介されていて購入して読んでみた。 悲しみは多いけど、ここから楽しみ。 台湾が同性婚を認めるにあたり、先進的だと初めて知った。
2投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
武田砂鉄プレミアムフライデーにGAO YAN さんが出演されていて、前から気になっていた、神保町の東京堂ではパネル展示あり、これはご縁と,購入拝読。 カバーも凝っていて,裏側の折り返しは、ガオさんが図書館図書室でこの本を借りた図書カードが描かれ、台湾的主體性、不能只建立在怨恨興悲情…台湾の主体性は憎しみと悲しみだけではないのだ、と言う言葉、本書の最後の方のJの言葉として出てくるフレーズが、手書き文字で図書カード余白に書かれている。表側のカバー折り返しは美しい隙間のマッチ箱と,自由時代。マッチ箱は228事件の煙草屋を想起させる。 帯には、連帯の力が力強く挙がることそれがこの作品に触れた同時代の人間の責任であり喜びだ,と是枝監督が力強いメッセージ。 丁寧に描き込まれた絵。書物はしっかりわかるように書かれている。台湾で失意とこれからの沖縄生活への期待と不安の時、中公文庫の村上春樹アンソロジー[恋しくて] 沖縄のゲストハウスで出会った由里香さんは、サン=テグジュペリの[夜間飛行] 主人公の内気そうだが大胆な、祖母に大事に育てられ最後はヤングケアラーだったヤンがその時聴いた音楽も記されており映画を見るようにバックの音楽まで指定されていて、、、、 最後は、Jに台湾の白色テロ時代を描いた映画、悲情城市、クーリンチェ少年殺人事件、超級大国民の名前も。このような漫画が日本の漫画雑誌で連載されるとは素晴らしすぎて、日本でもいよいよ民主主義を積極的に守りに行かないと、じぶんごととして真剣にならなければいけない時代となり、社会運動でバカにされがちなこの国でも一人一人が考えて行動すると言うことがこの漫画、美しい作品を通して伝えられているのが心強い。巻末の作者の台湾考察も丁寧でわかりやすく、今の台湾の混乱は私たち日本と関わりがありすぎることも、そもそも,台湾はだれのものか、台湾人とはなにものか、台湾の主権の主体は、台湾は国家か否か、そもそも国家とは何か、を次々と疑問符と考察を展開し,台湾の未来は台湾人自身がきめるべきこと、あなたの未来をあなた自身がきめるように、私はそう思うと結ぶガオヤンさんの清々しく力強いことよ。これを読んだら、自然に、台湾少年を読むことになるだろうし、クーリンチェ少年殺人事件や悲情城市をみることになるだろう。 作家,クリエイターとしてラッキーな人?と少し思っていたけど、そうではない,本当にすごい人なのだ,こんなにも若くて強い,そして繊細で大胆。 細やかな描写、感受性、 このパーティーは捨てられない期限切れの調味料なのだ、とかちょっとした表現とすごいし、隙間をみつけ、隙間に落ちたり迷い込んだり、隙間を考察し、そこで力強く生きること社会的であること人を大事にすることを描いている。
2投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログ政治的な話は本に求めてないっていう人もいるかもしれない。 でも、やっぱり読んで欲しいなって思うほど、 主人公のアイデンティティの透明で純粋な葛藤は 自分自身の血肉になると思う。
2投稿日: 2025.03.11
