
総合評価
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powered by ブクログすごく気になってた本。究極のハッピーエンド?と思って結末が気になってひたすら読んだんだけど私的にはあまり納得いかず? 女性が強く生きることは私は大切だと思うし何かあった時に自分自身を支えられる人でありたいけど、普段強く生きるからこそのそうじゃないときの緩みは強い女性としてはわかってもらいたいところ。 弱さは誰にでも見せられるわけじゃないから永遠子の言ってることはよくわかる。泣きたいほど大切にしたい関係。 自分にとっては当たり前でも見る人から見たら歪に見えてしまうのが共感の難しさだよなーと。
1投稿日: 2025.12.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
法律的に許されないし、共感もできない設定だけど、年の差カップルは実際にいるし、 自立している女性が、 「だからせめて恋人だけは私を常識の外側で一番にしてほしいんだよ」 と望む気持ちは分かるし、遼一が包容力があるっていうのは本当だし、それが魅力的に書かれていて、2人が幸せに生きていってくれたらいいなぁという気持ちです。
2投稿日: 2025.12.16
powered by ブクログこの作家さんのドロドロな恋愛作品大好き。 歪な欲望って、ちょっと気持ち悪いと思う反対側で、そこまで愛せて羨ましいとも思う。
1投稿日: 2025.12.03
powered by ブクログ不倫始まりからの相手は叔父。 終始一貫、叔父さんダメでしょ。としか。 覚悟をきめて飛び込んできたから受け入れたとかダメでしょ。窘める場面だよ、そこは。 設定が受け入れられないのに、それでも読ませる島本理生すごい!!
1投稿日: 2025.12.02
powered by ブクログ禁断の恋と呼ぶにはあまりに浅はかに感じる関係について いけないとわかっていても抑えようのない気持ちと人間はどう向き合えば良いのか 彼女には相談できる人が数人でもいてよかった
0投稿日: 2025.11.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
結局譲れないほど好きな人がいるのだから その人以外じゃダメなんだと言う話 彼女が出会ってきた男性が皆ダメな男と 言うわけじゃない 叔父さんじゃ無いから、叔父さんと違うから 好きになれない、嫌な部分が目に付く 親に絶縁されたって彼女にはこれしか 残ってない生き方 【私の男】みたいな話なのかと思ってたが 全然違った 読み終えたあと私には叔父が居たのかな? と考えた あぁ、居たなぁ1人 でも異性としてなんて全然意識したことなんて無かったな笑
2投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ弁護士の主人公永遠子、叔父さんの遼一を好きになってしまう、衝撃的。相手の素性を知れば知るほど自分が想像していた人物像と違っていく様子から偏見とは恐ろしいつくづく感じた物語。この人はこういう人と決めつけてはいけないという学びが得られた。人としての成長もあるし、自分の知らない過去もあるのだから。
0投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ叔父との恋愛、世間一般的に認められるものではないし、私も実際に起きたら嫌悪感を抱くであろうけど「気持ち悪いことが、なんで、駄目なの?」「あなたの、気持ち悪い、が、私にとっては幸福だから」この一連の永遠子の言葉がすごく印象的だった。私は銀のフォークでもそうだったけど、島本さんの心理描写が本当に好きです。
0投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
天使は見えないから描かないという言葉は、見えないものはわからないものは描かないという言葉なのか。 島本理生さんの小説はナラタージュからはじまり、イノセント、Redを読んできた。 今回もナラタージュやRed同様、心の中にずっと好きな人がいるーそんな女性が主人公。その相手は叔父で。不道徳や不快と思う人も多いと思うし、実際小説の中にもそういった人物はたくさん出てくる。わたしも、友人から打ち明けられたらすぐには肯定できないと思う。いや、きっと相手は肯定してほしいというより知っておいてほしいだけかもしれない。そんなささやかな願いさえも世間や社会は許してくれないから。 島本さんの小説はこういった世間や社会からはないものとされる、たとえばナラタージュだと高校生の時の片思いなんて自然と忘れたり上書きされるのが当然だと思われるけどそうはできていない、心の葛藤が描かれている。完全悪ではないのにどこか背徳的な心を丁寧に描かれている。 文中に出てくる言葉も私には響いた。 「むしろ奪い続けて欲しいのよ 私の1人で背負い込めばいいと思っている傲慢さも、視野の狭い強さも ーさんだけに見せられる弱さが私にとっては泣きたいほど大事で、だから私は対等なんてそもそも望んでいないし、ーさんだけのやり方で信じ続けてほしい なにを? 私が、ーさんを死ぬまで好きだって」 何かで「ありのままの自分でいられる時間が長いほど幸福だと感じる」って聞いたことがあるけど、ありのままの自分だと思っている自分を見せられる・さらけだせる相手って感情がプラスにもちろん動くよね・・
3投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログ久しぶりの島本理生さん。 18歳年上の叔父の遼一と姪の永遠子の葛藤がとても丁寧に描かれていて。 最初は戸惑いがあって、理解が到底及ばない範疇だったけれど、ページを繰る手が止められなかったのも事実。夫との関係や親友の萌さんとのやりとりから新しい人間関係まで深くえぐっていく様にひきこまれるようにして読んだ。根底にある遼一さんの覚悟も、弁護士の仕事を通して強い女性である永遠子の弱さも親との関係も読み進めるうちにどんどんのめり込んでいったように思う。 ハッピーエンドという章題は個人的にはいただけなかったなぁ。ふたりの行方を最後までドキドキしながら見守りたかった。
11投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一気読み。 叔父と姪の恋愛はまったく想像がつかないけど、本人たちの迷いや戸惑いはうまく伝わってきて、永遠子は思い浮かばないけど、遼一はトヨエツかな、と思ったりした。 親も(まあここの親は酷い親だけど)捨てて、世間がどう言おうと一緒にいたいとお互いに思えればそれはそれで幸せだし、何もいらない、となるのかもしれない。そしてラストだよね。この小説の肝は。ここで泣かされるとは思わなかった。 萌にわかってもらえたらじゅうぶんなんだよね永遠子は。 ハッピーエンドなんていう章にしちゃってるからなんだよ、と思ったけどたしかに。ハッピーエンドでした。
3投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログ現実味がない設定だな、と感じた。 恋愛は一筋縄ではいかないし、本当の自分をさらけ出して誰かに寄りかかるのが少し怖いのは共感できる。
1投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログタイトルに惹かれて初めてこちらの先生の作品を読んだ。時間をかけてじっくりとゆっくりと、ときに戻りながら読み進めないと入り込めない世界。まだ、自分の感性・感受性が足りない、浅はかだと思った。
3投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログおいおい、勘弁してくれよと思った。 感じたことのある気がする幸福のようなものと、それとセットで常にどこかにある不安、人を疑う気持ちと好きな相手の前では饒舌に素直でいたい気持ち。 それらすべてを文章にされていて、参った。
2投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログ島本理生作品にしては現実味はないですが今回もハッピーエンドで珍しいと思いました。 相変わらず、こじらせ系の人の描写が上手いです。
2投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログ展開が全然予想できないし読みやすいし自分とは関わりのないテーマとは思わせない、社会課題として切り出すのは安全圏から思考停止だと指摘する鋭さよ!!キレキレすぎて一気読み 距離を縮めたと思ったら全然違った、ということなんて酷い人なんだと思ったら背景にこんなことがあった とか、正しさなんて人間の感情の前でなんの物差しにもならない 主人公と関係を持つ男たちがみんな完全無欠ではない善良な人であることが切実さにリアリティを持たせてたと思う 主人公がモテるのがめちゃくちゃ納得できる 何よりも萌ちゃんとのラストシーンで締めるのがハッピーエンドだったな 全てがハッピーに転ばなくても、これだけ分かり合えたいと思える友達がいることが救い
2投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ人それぞれ立場も背負っているものも違うから、全部理解する、されるって無理だよねーって思って読んでいたけど、それは割り切りじゃなくて1番簡単な諦めなんだなと思った。理解されるために言葉を尽くすことって大変なことだし、勇気いるからいつも頑張る必要はないけど、大切な人には理解されるために頑張らないとな。 最後の1ページが、すごくジーンとして思わず涙。
37投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログ常識とモラルの狭間で揺れ動く女性弁護士。幸せとはいったいなんなのか、多様性はどこまで受け入れられるのか。
8投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログ18歳差の叔父と姪の愛の行方を描いた作品。 叔父と姪。 どう考えても自分には受け止められない。 気持ち悪いと思う反面、文章を読んでいくと純愛にも見えてくる‥。 なんとも言えない複雑な気持ちに‥。 でもさすが島本理生さん。 もっと読みたいと思わせるなにかがあって、あっというまに読み終えてしまった。 頑固な永遠子が遼一さんにどんどん自分の気持ちを伝えたり相手を知ろうとしていっていた姿を成長だと感じられたが、対して遼一さんはどこか逃げているように見えた。 しかし、話し合えなかったりするのはこの2人の関係性が邪魔しているんだなと思う。 きっと色々葛藤していたんだろう。 けれど、好きな気持ちを抑えられなかった。 捨てられなかった。 「奪われたくないなんて、私、言ってない」 この言葉が全てだ。 親友の萌とのぶつかり合いもとっても良かった。 永遠子は強くいないといけないという気持ちを小さい頃から持って生きてきて、そのせいで不器用なところもあったが、最後はちゃんと殻を破ることができて安心した。 2025.9.9(火)
15投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログ予想外のハピエンだった。 これをハピエンというかどうかは人によって分かれそうだけど、鎧を脱いでいられる人とちゃんと向き合えたことがすごく大事。そしてしっかり腹括って受け止めてくれたことがハピエン。なんか上っ面じゃないハピエン。もちろん現実的にこの先も簡単ではないんだろうけどさ。 萌にちゃんと吐き出せたことも良かった。 最後の萌とのやりとりは本当に感動した。 彼女みたいなバリキャリでもないし、こんなに想える人がいるわけでもないけど、通ずるものがあって、結構感情移入できたな。 永遠子の元ダンはじめ、強い女が好きな男って理解力あるようで思考回路結構マッチョだよなぁ。いやマッチョ、じゃなくて、キャパが狭いのか。 2025.9.6 173
3投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ社会と他人と自分と常に戦ってきた。本来無条件に愛されるはずの両親から、自分らしさを否定され抑圧され、強く生きざるを得なかったのかもしれない。自分が欲しい言葉をくれて、虚勢を張ることもなく、気づいたら自然体でいられる人がたまたま社会的には認められる関係でなかった。そこに真の愛があったとしても、貫けるかどうかは、自分の強さだけでは難しい。そこに気づいた時、自分にとって何が大切かを理解し、今まで見えていなかった世界が眼前に現れる。救いがある作品で良かった。
10投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログ結ばれるはずのない二人。自分には夫がいるし、相手は血縁の人。それでも、どうしても否定できない気持ちが、ずっと心の中に巣食っている。 三部構成の連作集。ラストは「ハッピーエンド」。島本さん、さすがです。依頼人の末路もそうですが、愛に生きる人は、時として最強の人になりますね。私も見習わなければ。
11投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ恋愛は大変だなという感想。 小説だから楽しめるけど周りの人だったらドン引きだし、自分だったら辛いなと思った。
0投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ表紙もとても素敵だと思う。永遠子さんぽいなと思う。 結局、本当に好きな人の所に戻ってきてしまう。執着なのかもしれないけど、それが一番幸せなのだと思う。強くあれるのだと思う。 自分達だけがわかっていれば良いなんても思うけど、周りに認めてわかってほしいという気持ちもあるよなと思う。 そうだよな〜!、すごい!!と思う表現や言葉や文章がたくさん出てきた。島本理生さんの凄さだよね。すごいよね。ドキドキしました。
0投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ叔父とのタブーな恋愛を描いたもの。 その上に不倫でもあるので、どんなドロドロした作品かと思って身構えていたらとても純粋な愛を感じる作品でした。 弁護士の永遠子は、家庭環境の影響もあって小さい頃から大人になるまでずっと誰にも頼らない強い人間でいたけれど、唯一弱さを見せられるのが叔父で、そこが自分の拠り所になっていったんだなぁと分かる過程が切なくて、どうか幸せになって欲しいと思いながら読みました。 「不快に感じる人が見えないところまで離れてくれればいいんだよ。どうして気持ち悪い方が改善しようと無理したり、逃げ隠れしなきゃいけないの?」という、誰にも認められない恋愛を他者に訴えかけるシーンが印象的でした。
8投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ永遠子と遼一さんの関係、そして永遠子と両親の関係、夫や恋人との関係に、悩んだ。そして同じように苦しんで読んだ。近親であるが故の気持ち悪さはわたしにはわからなかったけど、当事者の葛藤は痛いほど伝わった。でも、愛すと決めたもの、そして自分を大切に生きられる決断がちゃんとできてよかった。最後の最後の結末を読むまで苦しかったけど、永遠子や遼一さん、そして萌にとっていい結末を用意してくれて、本当にありがとう。これこそ小説だ。 p.128 「いや、まあ、依頼人はその元奥さんのほうだから、私と直接の関わりがあったわけではない けど」 「おまえは謙虚に見せてるつもりでも鼻っ柱が強いから、怒りを買ったのかもしれないな。そういうのは、真の意味で仕事ができる奴の顔じゃないんだ。自分ができると思い込んでる顔って言うんだよ。俺の勤め先の県庁でも、若い人間ほどそうだから、まだ仕方ないのかもしれないけどな」 弱っているときに核心を突かれるようなことを言われて、たしかに省みるところもあったが、心配よりも説教が先だったことには腹が立った。 「仮に、その元夫が犯人だったとして、そもそもの離婚の理由は奥さんに対するDVだからね。 その奥さんは私と違っておっとりして家庭的な専業主婦だったけど、少しでも自分の思い通りにならない女は怒りの対象なんだったら、結局、闘うしかないんだよ」私が今夜のショックと疲労に任せてまくし立てると、父は軽く押し黙ってから、なるほど、と相槌を打って 「他人なんか、思い通りになるわけがないんだ」 と締めくくった。父にしては俯瞰的な結論だったので、内心少し戸惑う。議論になると私が口うるさいので、面倒になったのかもしれない。 「飯は食ったか」 「ううん、まだだけど」 「どこか寄っていくか」 と父はひとりことのように呟いた。私は、コンビニでいいよ、と答えた。 「コンビニか。しかし都心は駐車場つきのコンビニなんて、あるのか。まあ、いいか。俺もこんな時間で軽く小腹が空いたな。帰り道にラーメン屋の一軒でもあるだろう。見つけたら寄ろ う」 痩せているわりには昔から大食いだった父らしい提案ではあったが、蒸した夜に疲れた胃に入れるものとしてラーメンはまあまあ不適当だった。 「都内のコンビニも駐車場くらいあるよ。私はそこまでお腹空いてないから軽く買うだけで大丈夫だし」 「あるのか。でも探すのが手間だし、やっぱりラーメン屋にしようか。どうだ、どうする?」私はもう意見しなかった。 父は昔からこうだ。一応、私の意見を尊重するように質問する。けれどそれをすんなり採用してくれたことはない。さらには自分の意見を押し切った後で、かならず納得させるように念を押す。 それで私が「そんなことは言ってないから、同意できない」と正論を吐いて揉め始めると、娘のくせにうるさい!と激昂するのだ。 私がもう少し可愛げがあるか、適当に受け流せる性格だったら、そこまでの問題ではなかったのかもしれない。だけど私は、「私はお父さんとどこどこに行きたいのにな」と笑顔ですり寄ることなどできなかった。理解されるための正論しか言えず、そのせいでかえって理解されることを拒まれた。 p.215 「虎太郎さんは、お母さんが病気になれば、妻よりもそちらを優先して介護する。萌のお母さんが風邪をひけば、子供たちのことを考えた場所選びを優先する。そのとき一番困っている人や弱い者を優先して気遣う。人としてはとても正しくて美しいと思う。だけど、私は強いんだよ。彼にとって私はむしろ後回しにされる側なの。私が強くても弱くても、常に一番じゃなければ嫌だよ。もちろん他人にだって優しくあってほしい。けど、その優先順位が入れ替わったときに、理由が納得できるものであるほど、私はなにも言えなくなる。私は弁護士だから、正備も良心も差し出されたら、否定できないよ。だからせめて恋人だけは私を常識の外側で一番にしてほしいんだよ」 p.222 「私は、遼一さんから離れられない。だけど遼一さんがどれくらい私を必要としているかは今も分からない。たとえば千葉に住むことだって、それを遼一さんが求めていると思ってなかっ た」 彼は重たい息を吐くと、曲がっていた背を少し伸ばした。そうすると身長差がより際立った。 「永遠ちゃん」 今度は私が、うん、と頷く番だった。 「あなたは昔から負けん気が強いわりには、ちょっと意見が違ったら、話し合うことを投げ出すくせがあるよ」 「はい」 「たしかにあなたは強いよ。けど、それはあなたが弱いところを見せるのを嫌うからっていうのも、あるよ。そうやって自分の結論ばっかり先に用意していたら、他人のいる意味なんてないよ」 「私は遼一さんの言うことはちゃんと聞いてるつもりだった」 彼は後頭部を掻くと、寝室に入った。私がついていくと、彼は化粧台の引き出しを開けた。 引っ張り出したのは、水色の錠剤のシートだった。 「これ、どうして俺に黙ってたの?」 私は途方に暮れて、彼が手にした錠剤のシートを見つめていた。 「だって、子供ができる可能性はほぼないとはいえ、一応は」それは婦人科で三ヵ月分もらってきた避妊用の低用量ピルだった。 p.235 お母さん。世界の半分は女性で出来ているんだよ。そして女性はべつに男性に気分良くなってもらうために存在しているんじゃないんだよ。 p.240 「むしろ奪い続けてほしいよ。私の、一人で背負い込めばいいと思っている傲慢さも、視野の狭い強さも。子供のときから弱い女の子になる余裕なんてなくて、そんな中で遼一さんだけに見せられる弱さが、私にとっては泣きたいほど大事で、だから私は対等なんてそもそも望んでないし、遼一さんだけのやり方で肩じ続けてほしい」 「なにを」 「私が、遼一さんを死ぬまで好きだって」その瞬間、遼一さんが「うん」 と認めるように頷いたので、私は呆れて噴き出した。永遠子のことを誰よりも分かっているような顔、という萌の指摘に納得する。そして、自分の気持ちを通すために周りの声に耳を塞ぎすぎていたかもしれないと悟る。 今の萌とは生きる世界が違うという一言で片付けようとしていた。そう決めつけてしまえば、疎遠になっても仕方ないと切り捨てられるから。だけど最終的に否定されたとしても、私は彼女に理解されることを願って言葉を尽くすべきだったのではないか。遼一さんのことは自分だけが分かっていればいいと、端から割り切るのではなく。 p.242 千葉でも東京でもこっちでも、ちゃんと住むなら、明日あらためて兄貴に話そう」提案ではなく言い切った。思わず訊き返す。 「恋愛関係だってことも?」「それは言わない」 という答えが返ってきたのは、予想外だった。 「一緒に住むってことだけで説得するつもり?」 「俺は永遠ちゃんと逃避行したいわけじゃないし、それでなんやかんや罵られてあなたが無意味に傷つくことも望んでない。普通に働いて、生活して、色々勘繰られたり疑われたりしつつも、いつか、なあなあになってこちらの状況に周りが慣れて諦めるまで、一緒に耐えてくれますか?」 遼一さんが私の目を見た。耐える、という言葉を生まれて初めて甘く感じた。 「はい」 と私は答えた。
0投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログお互いに子どもをつくるということを 排除しているからこその関係だと思う。 その職業を選んだ強さは ひとりで生きていってもいい覚悟の表れ。 出会ったタイミングから数十年たったら 思うことも変わってくるのかな。
1投稿日: 2025.08.10
powered by ブクログ冒頭から主人公の不倫相手が実の叔父で、近親相姦関係という嫌悪感を抱かずにいられない設定だけど、読み進めるうち不思議とこの二人の関係を肯定してしまいたくなります。 主人公、永遠子の心理描写や内省がとても切ないし、「なんかわかる気もする」とどんどんひきこまれました。 許されない関係だからこそ見えてくる 「人を好きになることは到底理屈なんかじゃないんだよね」 と、とことん深く考えてしまいました。 でも本を閉じ冷静になってくると、この関係はやっぱりダメなんじゃないかと我に帰ります。
13投稿日: 2025.07.31
powered by ブクログ実の叔父との恋愛小説。 本人も気持ち悪いと理解していながらも、叔父以外への愛情では満足できないこともわかっていた。 ごまかして、生きることをやめ、互いに向き合うことを決めた彼らは、決して祝福されない。 不思議と、気持ち悪さはなかった。自分たちではない、誰かのために気持ちを殺し、それでも向き合っていく姿を応援したかった。
1投稿日: 2025.07.31
powered by ブクログ初読みの作家さん。 叔父と姪の恋愛が気持ち悪いとかではなく、叔父 遼一の姪 永遠子に対する気持ちの変化がどうもわからず、一生はうまくいかないだろうと思ってしまった。が、面白かった。
8投稿日: 2025.07.30
powered by ブクログこの人の本、久々でナラタージュ以来かも。 ちょっと気分良くない設定の部分もあるが、それも含めて独特の雰囲気を持った作者だと思う。 強くて弱い女性、人が良さそうで嫌なやつとか、うまくキャラを作り上げている。
0投稿日: 2025.07.30
powered by ブクログ色んな人と付き合うことを通して、主人公が考え悩んで成長していくような話。この方の作品は文章がすごく好きで、すっと入ってくる。
0投稿日: 2025.07.29
powered by ブクログ弁護士の永遠子 叔父の僚一は恋人関係 周りからは理解されない関係でも自分なら素直に言えず弱音を見せられなくてもこの人にならば
1投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ殴り性の父親には身の程を知るべきはお前だと言ってやりたいし、あの母親も大概ではありますよ。でも、彼らの娘の永遠子はさらにどうなんだろ。誰に迷惑をかけてるわけでなしって感覚らしいけど、どうしたって気味悪い。遼一とて背徳感を拭えずにいるわけで、不健康な心情でこの先続くんだろうか。永遠子より早々に老いるわけだしなぁ。と、小説の中のできごとに憂いております。話変わって、山下翔子さんの自殺は悲しいというか残念というか。永遠子には仕事上では今回の裁判を通して飛躍して欲しかった。なににせよ、介護の問題は身につまされる。
2投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ恋愛小説だけど違う、永遠子の両親が世間体を気にしすぎるのか考え方が少し違う、小さい時に助けられた叔父の遼一の優しさが、いつまでも心の中に残る。ラストでは友達の萌えとのやりとりが良かった。友達はなかなか難しいが、良き友で本当によかった。
1投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
社会的には許されない愛でも、実るなら良いと思う。理解してもらえないかもしれないけど、理解しようとしてくれる友人もいて、手に入らない苦しみより、理解されない事の方が耐えれるのではないのかな。
0投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログま、こんな愛もありか (いやいや、こんな愛はないだろ) けど、こんな愛もいいんじゃない (いやいや、こんな愛はよくないでしょ) だって、こんな愛をしているじゃない (いやいや、こんな愛をしてたらだめなの) 結婚しているの浮気をしているのがだめなの? (浮気はだめだけどこの際それはもういいよ) 18歳差の愛だからだめなの? (愛に年齢差は関係ないからそれはいいよ) 叔父と姪の愛だからだめなの? (人を好きになるのは仕方がないからそれはいいよ…、とは言えないだろ!) けど、仕方がないのかな? 好きになった人が叔父だった… 好きになった人が姪だった… この愛は許されるのかな…?
62投稿日: 2025.07.17
powered by ブクログ心のどこか一部分にだけ持つ淋しさ… それが不実であり 時に痛みが伴い 相手を傷つけると分かっていたとしても 触れてみたくなるのだ でも…本当にそれを埋められるのは 自分の哀しい部分に触れてくる “何か”なのかもしれない… 彼らたちが抱える感情に引っ張られそうになり 昏い(くらい)影が心を満たすかと思ったが… ラストは私まで赦されたかのような 優しさに包まれて 静かに幕をとじる… ふわふわと掴みどころのない空気が 常に流れているのに 不思議とこの世界にとどまっていたい… ああ…好き…… 抗えない!!と思ってしまう…笑 そんな気持ちを読者に抱かせるのは やはり島本理生さんだからこそ♡ きっとそう感じるのは 私だけではないはず!!
0投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログ叔父と姪の恋愛! 世間的には受け入れられないけど、受け入れてしまうのは、巧みな文章のせいでしょうか。私は覚悟があれば、こんな恋愛も否定しません。しかし永遠子が、弁護士を目指すキッカケが両親の存在とは…みんな少しずつ歪んでるなぁ。
0投稿日: 2025.07.09
powered by ブクログ18歳差の姪と叔父。現実的には絶対有り得ないと拒絶してしまう設定でもすんなり読めてしまった。心の深い部分が丁寧に文章にされててとてもよかった。ラストの友人とのやり取りもよかった。
6投稿日: 2025.07.09
powered by ブクログ良くも悪くも、まとまりのいい話。叔父と姪の禁断の関係という1行あらすじから推察するほどの起伏や葛藤はあんまりなく、主人公の姪にすべて都合よく物語が収束されていくので、読んでてストレスもない代わりに、どきどきもそんなになかった…笑。読みやすい、ライトな恋愛小説。
1投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログぎっくり腰になり、動けないため、読書が進む 恋愛小説というより、そこを通して人の考え方や、偏見をテーマにしていて、とても、よかったです 主人公の親への気持ちや、恋愛を、通して、人が持つ偏見や、こうであるべきと決めつける人達への彼女の考え方に、共感しました
0投稿日: 2025.07.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初島本理生作品。この手の禁断の恋的コンテクストはオタクカルチャーで古来より萌え要素とされてきた(と同時に、人によっては相当の地雷ジャンルであった)ので、個人的には慣れたエンタメとしてすんなり楽しめた。オタクでよかったなー。 私は永遠子さんのようにお勉強ができる訳ではなかったものの、おそらく彼女のおばあさんの家のような環境に実家があり、そしてそれなりの窮屈を覚えて東京に出てきて自活しているので、なんとなく彼女の抱える鬱屈や虚しさを他人事とは思えなかった。あの閉塞感が生む家族の不和について、この歳になっても考えない日はない。そして、全てをみとめようとも思えない。 「ハッピーエンド」という章タイトルの通り、他者との関わりを諦めることなく、そして自分の中の愛するものを切り捨てることもなく、物語が優しく終わったのが良かった。ラストシーンがどんな環境に身を置こうと永遠子をずっと傍で見ていた萌との会話で終わるのもじんとした。恋愛小説ってそう好んで読まないけど、かなり好きな本になったなー。
0投稿日: 2025.07.01
powered by ブクログ高校の時にナラタージュに触れてからのファン これまでにも数作読んだが、安定して島本理生作品だなと思える読後感 相変わらず複雑な背景の恋愛ストーリーだが、心惹かれるのは生真面目に生きようとする主人公が泥臭く成長する姿で、自分が目を背けたり忘れようとするものに向き合う姿にいつもグッと来てしまう
0投稿日: 2025.07.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すごく心に残る一文がある、というよりはいいな、あ、これもいい、この表現も素敵、というように文章の端々に目に留まるものがある、という感じの本。題材で選んだけど、内容だけじゃなく響くものはあった。 ラスト、萌に理解されたいという願いを打ち明け、受け入れられるところ泣いてしまった。私もそんな風に誰かを頼れない強がりな女性の1人だから。 フランスの画家は「天使は見えないから、描かない」と言ったらしい。社会規範や常識、正しさなんてものも目には見えないから、だから「恋」とか「愛」とかそんな下らないもののために人生を捧げたっていいのである。
0投稿日: 2025.06.30
powered by ブクログ設定がは考え難いような、現実にこんな関係性ってあるのかそんなことを考えながら読み進めていたらあっという間に読み終わっていたそんな一冊。 島本理生さんの作品は全てと言っていいほど読んだが、頭一つ抜けて好きな作品。 設定としては理解できるものではないし 自分の周りに同じ経験をしている人がいたら受け入れられるのだろうか。 おそらく自分では受け入れられない。 でも、永遠子の不器用さとそれが故の真っ直ぐさ。 気がつけば理解できなかった関係性に幸せな結末であってほしいと願う自分に驚く。 どうやって言葉に表していいかわからないけど この小説が好きです。
0投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログうん、良かった。 ちょっと重いけど、表面の気持ちと深いところの気持ちの描き方が上手。 永遠子の両親が印象的
0投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログ作者の作品の中で一番好き。 読後色んな感情が湧いて咀嚼できないけど、主人公が「分かってほしい」と思う他者(恋愛の当事者以外の第三者)がいることに安心し、感動した。
12投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログ現実に、こんな恋愛はあるのだろうか。永遠子が不器用だけど魅力的だったので嫌悪感はなく美しい恋愛小説だった。 自分に置き換えると、やっぱ、気持ち悪いけど。
0投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログ主人公永遠子の両親は、昭和の典型的な男尊女卑の夫婦。 小学校3年の時に、畳に仰向けで寝っ転がっていた永遠子に向かって、父親はみっともないと左耳横を張り飛ばし、その影響で彼女は左耳が少し聞こえが悪くなっています。 そんな彼女を当時その場にいた叔父の遼一が味方をし、病院へ連れて行ってくれてから、18歳も年上の叔父でありながら、永遠子にとって特別の存在になったことは、普通なら肯定できない愛の形です。 両親の影響で弁護士という職業に就いた永遠子ですが、その世界にも潜んでいる男尊女卑の中で、法律を知りつつも「不倫」「近親相姦」「禁断の恋」「背徳行為」等、許されざる行為の恋愛に永遠子がはまっていく姿を、著者が描くと受け入れられる恋愛と錯覚してしまうのがとても不思議です。 永遠子とは対極の夫婦関係を持つ萌や、平等・経済的自立を軸とする真紀という友人たちが表現する、永遠子が行う遼一以外の男性との恋愛を、「たしなみ恋愛」と表現しているのも面白いと感じます。 さらりと書かれていますが、「子供ができるか、できない」も現代の日本で夫婦生活維持にも根強く残っているテーマです。 最終的に、自分たちが納得できれば、形など関係ないハッピーエンドなのでしょうか。
1投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログある1人の女性と、それぞれ関係性も価値観もの異なる3人の男性との関係を軸に話が進んでいく。 誰にも頼らない強さを持ちたいと願う弁護士の女性。 幼少期から彼女を知り、彼女が唯一といっていいほど弱みを見せられる叔父。 お互いの好きなことを無理強いせずに、自立した関係性でいたいと願う旦那。 彼女の強さを全面的に尊敬する年下の知人男性。 旦那との関係性については、お互いの好きなことを強要せず、好きなように過ごすのも1つの考え方で、それができるなら良いことだと読了前は私自身も思っていた。 しかし、本作の女友達の発言にあるようにそれでは結婚した意味あるのか、と問われると疑問に思ってしまう。 暴論かもしれないが、それにより何か不足した気持ちが出てくることもあり、それが本作のような他の異性への目移りに繋がってしまうこともあり得る。
13投稿日: 2025.06.07
powered by ブクログ自分に置き換えたらありえない、現実味のない話だけど引き込まれた。最後は自分を大切にしてくれる人だけが残っていい終わり方だった。 「一番困っている人や弱い人を優先して気遣う人はたしかに優しい人だけど、恋人だけには関係なく常に一番に考えてほしい」というフレーズが心に残った。
1投稿日: 2025.06.06
powered by ブクログ島本理生さんの作品いいな。 私が一番印象に残ったのは母のキャラクターについて。あまり詳細に書かれていないけど、この方もしっかり母なんだなって思った。そしてあの文章を送ったあと、きっと泣いたんだろうなって考えた。 こういう書かれてない描写を想像させる書き方って本当にすごいと思う。 本筋で書かれているストーリーについても素晴らしかった。作中に出てきた大義名分という言葉をしっかりぶっ壊す道理。そして理解。わがままって大切だね。 とっても素敵な愛の話しだった。
1投稿日: 2025.06.06
powered by ブクログ私は、年上の男性に、これといって魅力を感じることなく、ここまで生きてしまっている。 叔父と姪という関係で、異性として見るという感情も、分からない。 ただ、小さい頃から、唯一の自分の理解者として好きになってしまったというのなら、分かる。 叔父だからというわけではなく、産まれて1番長く時間を過ごしてきたはずの両親ですら、受け入れてくれなかった自分を理解してくれたということで愛してしまったのなら、仕方がないのかもしれない。 そして、恋愛に限らず、自分が1番分かっていると自信を持てる関係、自分を1番分かってくれてると思える関係が、羨ましい。 親子の縁が切れた時に、やっと親子が繋がった。 島本さん、形が整わない愛を描くのが、本当に上手い。
0投稿日: 2025.06.05
powered by ブクログ最初から最後まで、なんだかモヤモヤ〜とした空気が流れる作品。主人公が そうだから仕方ないのか…でも最後の最後に もう一人の「大事な人」に心を開けて良かった。タイトル通りのハッピーエンドなのかは分からないけどモヤモヤは少しスッキリして読み終えた。
1投稿日: 2025.06.05
powered by ブクログ「正しさ」よりも「選ぶこと」の温度が胸に残る。静かだけれど、熱のあるハッピーエンド。叔父との関係を描く中で、両親、夫、友人。一人ひとりが輪郭を持ち、主人公の選択が浮かび上がっていく。とても好きな読後感。 『天使は見えないから、描かない』島本理生(新潮社) https://shinchosha.co.jp/book/302033/
1投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【あらすじ】 許されなくてもいい。だから優しく無視して。 絶望的な幸福感とモラルの間で揺れる、18歳差の叔父と姪の愛の行方は――。 弁護士の永遠子は33歳。結婚3年目の夫と問題のない関係性を保ちながら、18歳年上の実の叔父・遼一としばしば逢瀬を重ねている。 しかし信じていた夫が浮気相手を妊娠させ離婚し、その後、惰性で付き合った若い恋人とも別れてしまう。 子供の頃から抱く自らの叔父への歪な欲望に向き合った永遠子が気付いた唯一無二の愛とは。 『私は晴彦に我慢して欲しいわけではないのだ。ただ、私の喜びや楽しみが彼自身の幸福にならないことには、時々、虚しさを覚えた。(p30)』 『抱き寄せられて、腕の力を優しく強くされた時に分かった。自分がきちんと弱くなれるのはこの人の前だけだと。(p45)』 『ひとつ屋根の下にいて、相手から1番に愛されないって、すごく淋しいよ(p96)』 『むしろ(私の人生)奪い続けてほしいよ。私の、1人で背負い込めばいいと思っている傲慢さも、視野の狭い強さも。子供の時から弱い女の子になる余裕なんてなくて、そんな中で遼一さんにだけ見せられる弱さが、泣きたいほど大事で、だから私は対等なんてそもそも望んでないし、遼一さんだけのやり方でしんじう続けてほしい。』 【個人的な感想】 物語に引き込まれて一気読みした。 人に弱さを見せられなくて1人で背負い込んでしまう、意地っ張り、自立した強い女だと思われるなど主人公の性格や考え方が自分と似ていて、小説を読みながら自分を見ている気分になった。 遼一さんのような人が身内に現れたら...と主人公の気持ちも痛いほど分かった。 最初は叔父と姪の恋愛...?理解できるかな...と思いながら読み始めたが、毎度のことながら島本理生さんの作品は「これも一つの恋愛の形か」の一言で済ませて、物語を追いたくなる魅力がある。 大切な人たちの前では弱くなることが必要な場合もあると学べた作品。出会えてよかった。
0投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログ登場人物の設定を現実に置き換えると、あり得ないと思ってしまうけれど、なぜかスラスラ読めるしむしろ二人を応援したくなる。そこまで相手を想えることがもはや羨ましくなる。 恋愛に正解も不正解もないはずなのに、倫理観みたいなものが人の気持ちを邪魔しているのか。でも何でも容認すると無法地帯になってしまうし……考えても仕方ないけど考えてしまう。
29投稿日: 2025.05.30
powered by ブクログ正直私は受け入れなれない、考えただけでゾッとする。けど1番人間らしいなって思った。それぞれの登場人物の登場シーンが少ないながら、人間らしさの部分がよくわかった。私も強がるタイプで恋愛上手くいかないから共感部分多数あった。読みやすかった。
0投稿日: 2025.05.29
powered by ブクログ幸福ではない幸福を描く名手だと改めて思う。 読んだ島本理生さんの作品は10冊を超えた。 ストレートでハッピーエンドの恋愛ものではなく、情熱的であり、けれど歪で不安定な感情が散りばめられた言葉たち。 実の叔父と姪が惹かれ合う物語は、きっと、というかほぼ共感されないものだろう。 それでも相手に焦がれてしまうのは、脳の誤作動なのだろうか。 姪である永遠子から叔父遼一に向けられた恋愛感情は、間違えることを厭わない。 周りから見たら幸福と呼べるはずもない幸福を強すぎるほど胸に抱えながら、その「不健全さ」という入れ物が満たされていくようだった。 「奪われたくないなんて、私、言ってない」 「あなたという初恋から解放されて自分の人生を取り戻したいとは、やっぱり微塵も思わない」 この言葉が全てだと思った。 10年後20年後、自分の人生を振り返った時に、その人との歩みを幸せに感じることにこそ自分の生きてきた意味がある。 自分で自分を肯定できる。 間違えることを選び取ってきた永遠子の姿を美しく、そして羨ましく思ってしまう。 永遠子の恋は、遼一の形をしている。 遼一の恋もまた、永遠子の形をしている。 それはきっと、脳の誤作動なんかではない。 あなただからこそ手に入れたかった、あなただからこそ幸福だった。 その想いは情熱と慈しみをもって、私たちの心に乱反射する。
15投稿日: 2025.05.24
powered by ブクログうーん、気持ち悪い。 叔父と姪っていう関係性がっていうよりは(そこも嫌だけど)18歳年上を好きになる感覚が全く理解できない。 こんな人が周りにいたら無意識に軽蔑したり距離を置いたりしないかなって心配になった。 かといって本当に好きな人がいるのに違う人と付き合っていくのは、いくらその人が完璧な人でも違うのかなっていうのはわかる。 でもやっぱり終始気持ち悪かったなあ、
0投稿日: 2025.05.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
島本理生さんの初期の作品がとても好き。きゅんきゅんするのとは違い、物語の完成度より、あまりにもストレート過ぎる文章が素直に届く気がして。 作品を重ねるごとに、だんだんと、回りくどいのか、抽象的なのか、で、結局何が言いたいの?って作品に変わってきてしまった。大人になるってこゆことか、と。 そして、久し振りの島本理生さん。期待半分、不安半分。 全然魅力的な男に思えない遼一さん。 「小学生で遼一さんに恋したときから、私の中の、男、や、性、を象徴するものはすべて彼になってしまって、それが未だに呪いのように残っている」 まさにそれ。永遠子のこの想いだけで物語が成立している。 介護殺人の弁護の話もただのページ稼ぎとしか思えず、虎太郎さんや門柳真紀さんとの絡みもいまいち。 最終章「ハッピーエンド」淡い期待を抱きつつ、読了、、なにがどこがどうハッピーエンドだったのか、、どこに着地したのか、置いてきぼり感がハンパない。。 これからも島本理生さんの作品は読み続けたいので、贔屓目で星3。
20投稿日: 2025.05.23
powered by ブクログ心に思っていることが素直に言えたらスッキリするよね。 人間て、その繰り返しだと思う。 自分の心の中は人にはわからない。 でもさらに人にも自分の心の中はわからない。 言うか、心の中にしまっておくか。 人生生きてりゃ、その繰り返し。 何が幸せかは自分しかわからない。
1投稿日: 2025.05.21
powered by ブクログどうしても設定に嫌悪感を抱いてしまうけれど やはりこの人の書く言葉と心理描写が好きなんだと改めて思いました 「わがままとは相手に受け入れられるという安心がなかったら果たして言えるものだろうか」 「私にはいちいち好ましくて骨まで溶かされてしまう」
5投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いくら大好きな島本理生といえども、叔父と姪という設定についていけるか不安だったが杞憂であった。姪にあたる主人公永遠子は弁護士で、若くして優秀で努力家で、強くあろうとする人。元夫にも恋人にも長年の友人にも弱さを見せられない。そんな永遠子が叔父である遼一の前では、少女に戻れてふにゃっとするのが所謂ギャップ萌えというやつでした。そしてこの遼一は落ち着いた年上!独身!包容力!安定感!……彼女にはバレないようにしているが、第三者に牽制するような彼女への執着(重い愛)といった刺さる人には刺さる魅力的なイケオジ、叔父だけに。 個人的に遼一との物語と同比重くらい、長年の友人である萌との物語の印象がある。だからドロドロな恋愛というよりも、さっぱりした主人公の成長物語という楽しみ方もできると思う。 最後のシーン、今までつらいことがあっても気丈に振る舞ってた永遠子が、萌の前でちゃんと本音で話せるようになってよかったって少し涙ぐんだ。
10投稿日: 2025.05.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
文章、心理描写など魅力的だが、叔父姪の関係が共感し難い。でも、それこそ小学生の頃からの真っ直ぐな愛が実を結んだことは良かったのだろう。社会的に理解されなくても二人が幸せなら充分だと思えるラストだった。
2投稿日: 2025.05.10
powered by ブクログ十八歳差の姪と叔父の恋愛という、そこそこエグ味あるものを描いていても、割合清潔な印象で読めるのは島本さんの文章の美点だなと思う反面、とはいえ今回は起こってることに対して流石にちょっと綺麗すぎな気もする。大人の恋愛なんて第三者からの理解前提で始めるものでもないけれど、強がって端からそれを放棄して自己完結のまま突き進むなんてことも、それはそれで幼稚ではある。ほとんど帰趨の見えている勝負にそれでも自分のすべてを提示して挑んだ先にしか受け入れられるという心地よいある意味での負けは存在しないし、たとえその上での拒絶されたとしても、それに対して前を向いて歩いていこうと思えるのが真の強さだろう。
0投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログ本筋である叔父と姪の恋愛模様は読み終わっても全然理解できないんだけど、何故か先を読みたくなってしまう。 文章の美しさなのか、この本の根本的な価値観である「本当に好きな人には弱さを見せたいし見せてしまう、分かってほしい」に自分が共感してるからなのか…。 どちらかといえば自分は永遠子の恋愛観を持つので、相手が誰であれ恋愛観的には共感して読めたけれど、これが全然違う恋愛観だと最後まで読めないかもしれない。 とはいえこれだけ長い感想を書いてるというのはこの本を気に入っているということで…。 とにかく、読んでほしいし読んだ人とは語り合いたくなる本でした。
1投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログ島本理生さんの本は、これが初めての読了。 叔父と姪との恋愛小説。読んだ感想は、昼ドラに近い感じがしました。 個人的な感想は、物語の展開が今ひとつのように感じました。同じところをぐるぐる回っている感じですかねぇ、、、ラストも今ひとつ、、、 設定がちょっと難しい内容だったのかなと思います。
24投稿日: 2025.05.03
powered by ブクログ絶望的に気持ちが悪い。 そして相変わらずこの人の描く主人公はどの作品も似た感じで、男が途切れない。 と、この感想だけならば本当に微妙な作品なんだけど、不思議だけど島本理生の描く本って引き込まれるんだよなぁ。 読んでいて、毎回気持ち悪いなと思うだけどなんか不思議と引き込まれて世界に入ってしまう。 ある意味、小説としてものすごく成功してるんだろうなぁ。 でもやっぱり冷静に考えて気持ちの悪い設定だ。
16投稿日: 2025.04.28
powered by ブクログ主人公永遠子の禁断の恋の物語。頭がよく弁護士になった永遠子。彼氏と普通の生活をしていた。だが結婚まで考えていた彼氏が不倫をしていた。さらには他の女の人と子供を作っていた。それが分かった時永遠子は泣き崩れるかと思われたが逆に開き直っていた。私にも好きな人がいたって。その好きな相手こそ遼一である。遼一はお父さんの弟。つまり親戚である。絶対と言っていいほど世間からは認められない男の人は永遠子は小さい頃からずっと好きだった。2人はすでに体の関係を持っていた。だが世の中の常識的なことを考え付き合うという事にはならないしお互い自由に恋愛をしていた。 次々と男を変える永遠子。いわゆるビッチだ。だが色んな人と付き合っていくが永遠子の心の根底にはずっと遼一がいた。その遼一とどうなっていくのか、2人の恋は成立するのかという物語。 島本さんの本の書き方ですごいと思うのは友人の書き方。この本では永遠子の友達に萌という人が出てくるがその萌の作中の活躍度がすごいと思った。出演回数は少ないものの永遠子を思う気持ち、友達として親戚はやめて欲しいという友達の考え、だけど全て永遠子の為。最後は永遠子がどんな決断をしても全て受け止める萌。最後のシーン泣いた。表情、場所、感情がちゃんと文に表現されていてとても読みやすかった。 「天使は見えないから描かない」この言葉を調べたら「見えるものをありのままに描く」って意味らしい。 ずっと遼一が好きだった。それはどんなに親戚だろうがいけない関係だろうが変わらない。絶対に遼一と結ばれてやるなんでもかかってこいという永遠子の強い気持ちがタイトルに隠されている事がわかってとてもしっくり。自分も正直に突っ走ろうって思いました。 現実では無さそうな話だけど色んなことを考えさせてくれるいい本!オヌヌメ!
1投稿日: 2025.04.28
powered by ブクログ2人の関係性は周囲の誰もが手放しでは祝福できないと思います。許されない恋だからこそ、読了した方からはさまざまな意見が出ると思いますし、考えさせられる内容でした。
0投稿日: 2025.04.21
powered by ブクログ適度にじめっとして適度にカラっとして、諦めがあってピュア 終始スマートだけど唯一友達との関係が、泥臭くていい感じ
0投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
身内との、してはいけない恋愛。 当たり前のように家族や親戚とそんなことは起きないと思ってるけど、世の男女は何が起きるか分からない。 自分の感想もこの小説の中のように「気持ち悪い」ことだけど、それは他人から見た評価。何の意味もないことをこの小説を通して気付く。 同性愛の気持ちが分からないように、近親相姦の気持ちも分からない自分は視野が狭いのか、とふと考えた。 いや、それは当事者にならないと分からない。本当にそうなのか? 世間の常識との乖離は人を不幸にするのか?ハッピーエンドで終わったこの物語は、本当の純粋な恋物語なのかもしれないとふと自分にないものを持っている気がして羨ましくなった。 常識に当てはまっていても決して幸せではない。 それが自分の結論。普段、そう思っていても実際、自分が理解できない事象が現れると否定してしまう。 最後は離れるかと思ったけど、ほんと良かった。改めて常識なんてくだらないなぁと思ったけど、そんな常識に縛られている自分を恥じる気持ちも生まれた。しかし主人公の親は毒親ではあるかな。
1投稿日: 2025.04.15
powered by ブクログ「天使は見えないから、描かない」は、写実主義の画家ギュスターヴ·クールベの言葉なのだそう。 心の中にしまいこんでいる感情に抗うことなく、ありのままでいいというメッセージが込められているように感じた。 18歳差の叔父と姪の恋愛は、正直言うと嫌悪感しかないけれど、二人にとってそれが自分の素直な感情なのだとすれば、他人には何も口出しできない。 帯の「許されなくてもいい。だから優しく無視して。」が、当事者の気持ちを代弁しているようで、すっと入ってきた。 幸せの形はつくづく人それぞれだなと思う。
49投稿日: 2025.04.15
powered by ブクログ叔父と姪の恋愛小説なんて生理的に合わない。 ほぼ準近親相姦だと思うとゾッとする。あくまでも小説ではあるが叔父がズルいね。ずっと小さい時から見ている少女をと思うと…。
3投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
半日であっという間に読み終わった。 島本理生の書く繊細で弱くて影のある女性と、真っ直ぐで柔らかく余裕のある男性がどうしたって好きだ。 自分と永遠子を重ねてしまって萌の存在がとても大きく感じていたから、私にとっては最高のハッピーエンドだった。
3投稿日: 2025.04.02
powered by ブクログ安定の島本理生 島本理生のすごいところはあんまり興味ない話でもなんかいつも似たような話だなと思ってもついつい読んじゃうところ。 ある時期から子供への薄らとしたでも確実に性虐待と断じなければならない行為や今回でいう世間や社会が許してきた虐待を書くことが多くなってきて、それがどんどんブラッシュアップされていっているのはすごくいい。 私は見逃さないし許さないからな、という意思が感じられる。それがどこまでいくのかどこに行き着くのか知りたい。だから次もきっと読む。
1投稿日: 2025.03.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
叔父と姪の恋愛を描いており、モラルとしてはアウトなのかもしれないですが、 永遠子の両親よりも遼一さんの方が、永遠子のことを愛しているし、それでいいのだと思えました。 永遠子は遼一には弱みを見せれるし、全てを曝け出せる。元夫や元カレと過ごす永遠子とは別人のようです。 遼一さんのプロポーズシーン素敵だったなぁ。。 親友の萌さんとのプロットも印象的で、不倫されて離婚をしても、平気なように話していた永遠子ですが、最後に遼一とのことを「それでも理解してほしい」と伝えて泣いてしまうシーンはとても良かった。。 人に理解されないことなんて、沢山あるけれど、大切な人には自分の思いをぶつけて、受け止めてくれる人がいたら、それは愛だなと思いました。
1投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログ読み進めても、どうしても叔父を恋愛対象としてとらえる主人公に感情が入っていかないのは、私の凝り固まった「普通」と言う感覚なんだろうな。
0投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログこれはすごく島本理生だ。 今までの著作のらしさを集めて純度を高めたような。 恋人、親、親友 親しい人とは言え、同じ価値観を持っているとは限らないし、分かり合えるとも限らない。 そうだとしても自分を分かってもらおう、相手を理解したい、と示さないと分かりあえるものもわかりあえない。 でもそれはとても勇気がいることなんだよなぁ。
10投稿日: 2025.03.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
叔父と姪の、18歳差の恋愛。聞いただけで拒絶反応を示す人は正直多いとは思うけれど、本作を読み終えたあとでも果たしてそう思うだろうか? 親族や他人からの理解が得られなくても、かけがえのない相手との日々を選んだ永遠子を私は応援したいと思う。恋愛感情や性愛はあとからついてきたもので、もっと大きな絆が、永遠子と遼一のあいだに感じられたから。 〈遼一さんの隣で、自分は三十代の女性弁護士ではなく、テンションの高い九歳の少女に戻っているのを感じた。なんて不健全なのだろう、と思う一方で、どうしていけないのか分からなかった。幸福だったからだ。〉 さすが、島本理生さんは恋愛小説の名手だな。
5投稿日: 2025.03.27
powered by ブクログ引き込まれて一気に読了。主人公の弁護士永遠子のサバサバした性格と、芯の強さが印象的。叔父との18歳差の恋愛。重いテーマなのに、描写が淡々としていて、読後に余韻が残る。
11投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログおじと姪の恋愛 許されない、汚らわしい関係だと自分自身を嫌悪しながらも離れられない。 一緒にいることを望む。 その関係は究極の純愛と言えるのかもしれない。 初恋であり誰からも理解されなくてよいと思いながらも、少しずつ周囲の人を頼ることを覚えていき向き合うようになっていく。 自分が同じ立場だったらどうするだろう 身近な人が同じことを望んでも私は受け入れられるだろうか。 そのことが頭をよぎるが結論は出せなかった。 それなのに、読後どれだけ時間が過ぎても、ふとした瞬間にこの二人のことが頭をよぎる。 相当の覚悟を持って自分の意志を貫いて。 2人の関係は純愛なのだと何度も痛感してしまう。 友達がすごく良かった。
2投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログ33歳の弁護士・永遠子の、ブレブレだが一途な恋愛模様を描いた作品。結婚3年目の夫がいるも、彼女の心の中にはずっと昔から1人の男が住み着いていた。それは社会通念上、許されない相手だった……。 ぼくにとって、小説を読む際にキャラクターに共感できるかは重要な要素だが必須ではない。だからこの作品の登場人物の誰一人として共感できなくても問題はない。のだが、永遠子の感情の振れ幅が大きすぎて理解不能だった。弁護士という職業についても特に必然は感じられず、単にステータスの象徴のように思えた。 久しぶりの島本作品なのに残念だった。
2投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログ島本理生!!って感じすぎる本だった(語彙) や、でも島本さんの作品全て読んでるのでほんとそうとしか言えないくらいに、ナラタージュ+RED +ファーストラヴって感じ。これでもかってくらいに島本理生要素を詰め込んでますな作品で、私も年をとったんだな…10年前に読んでたらきっと100%の熱量でこの本大好きって感動してたと思うんだけど、いやいやいやいや、と冷静に突っ込んでしまう自分がいた。 もうこの純度についついけないんだな…
8投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログ『ナラタージュ』のハッピーエンド版という感じでした。 叔父との恋愛、しかも不倫というアンモラルな設定ですが、恋愛の部分よりも、友人との関わり方の変化が印象に残りました。 倫理的に受け入れ難い価値観ですが、「どうせわかってもらえっこない」と最初から引いていた主人公が、初めてちゃんと友達にぶつかるシーンがとても良かった! 章立ての通り最後は本人たちなりのハッピーエンドです。
3投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログ強くならなくちゃいけないと思いながら生きてきて、 実際に弁護士という地位や経済力を手に入れた女性・永遠子が主人公。 永遠子が惹かれているのが叔父の遼一。 叔父と姪の恋愛と聞くとどうだろう?と思ってしまうけど、 この作品の中ではあまり違和感なく受け入れられた。 良識的で気遣いの人である虎太郎に惹かれなかった理由にとても共感した。 (弱い人を優先して気遣うのが常識的だけど、 弱い強いを抜きにして、常識の外側で恋人からは自分を一番にしてほしいという気持ち) 遼一はつかみにくいところもあるけれど、 弱さを見せられて、 常識より自分を優先してくれた相手なんだろうな〜。
2投稿日: 2025.03.13
powered by ブクログ見守るってほんとうにむずかしいから まっすぐに見て いちばん欲しいことばと 行動で応えてくれるひとって 安心できて、弱くなれる。 みんなそういうひとが必要なんだ。
2投稿日: 2025.03.02
powered by ブクログ18歳差の叔父と姪の愛の行方を描いた作品です。 主人公の永遠子は弁護士で、家事を手伝ってくれる良き夫がいる。そんな中で、叔父の遼一と逢瀬を重ねていたが、夫が浮気をして離婚。離婚後に付き合った年下の彼ともすぐに関係がだめになってしまう。ここから、小さな頃から恋心を抱いていた遼一への思いと真剣に向き合っていく過程が描かれていますが、この2人の関係性を知ると近親相姦だとか気持ちが悪いという嫌な印象がまるでなくなっていました。それはきっと、この2人がちゃんと良識ある人間であり、とても葛藤したうえで結ばれた関係だからこそだと思います。永遠子の『強くみせたい』という信念がとても痛々しく描かれていますが、遼一さんの優しさや温かさで凝り固まった心がほぐれ、最後には自分の本当の気持ちをぶつけるシーンがとても良かったです。
15投稿日: 2025.02.28
powered by ブクログ一行目から島本理生さんを感じた。 18歳年上の叔父、遼一の部屋へ向かう姪の永遠子。 婚姻が叶わないインモラルな関係。 傍から見れば遼一は至極真っ当な人間で弁護士の永遠子も常識的な女性だ。 なのに何故?という疑問を抱きつつ、この究極の恋愛小説にのめり込んだ。 世間から認められない歪な関係である事を理解しながらも互いを求め合う愛の深さに感動すら覚える。 人生は短い。 責任を持たない誰かの罵りがあろうとも自分達の人生を貫いて欲しい、ソウルメイトのような二人を否定したくないと思えた。 永遠子の本心が溢れるラスト二頁がとてもいい。
12投稿日: 2025.02.26
powered by ブクログ重い。 禁断の関係には共感が持てないが、永遠子が変わっていく様が学びになる。 言葉は大切なんだよな、やっぱり。 そして自分の気持ちに正直でいることも。
0投稿日: 2025.02.23
powered by ブクログ自分でも理解できない程どうしようもない感情を、ここまで言語化できる事に、ただただ感動。 ちゃんと言葉にしないと分かり合えない。理解するために、支えてもらうために、伝えないと。 もがきながらも自分の幸せを選べた人生にエールを送りたい。
0投稿日: 2025.02.23
powered by ブクログ主人公永遠子は叔父への歪な感情を隠して結婚、恋愛をしていたが、お互い気持ちが止められず、結末では家族と絶縁してまで二人でいることを選びます。愛の形はさまざま。
0投稿日: 2025.02.22
powered by ブクログ島本理生の描く男性は女性視点からからすると、すごく魅力的に映る...と彼女が出演した番組で司会の女性が語っていた。 作品毎に別の男性が描かれるのに確かにどの人物も心惹かれてしまう。 今回の少女時代から恋してしまった叔父、遼一も少ない言葉や仕草が、なんかいいのだ。 逆に主人公である弁護士の永遠子には、こんなに自分の気持ちのまま生きていくって...と少し考えさせられてしまう。 いつ読んでも島本理生の描く世界観と文章は独特で、ちょっとヒリヒリして中毒性があるなあ。 何回も訪れたくなる世界だ。
3投稿日: 2025.02.21
powered by ブクログ島本さんの新作、楽しみにしていた。 重たい。読みながら心が重たい。 でも、ハッピーエンドだった。 せつない気持ちものこるハッピーエンドのように感じた(◍•ᴗ•◍) このタイトルは、どういう意味なんだろう。◕‿◕。 このタイトルにあるのは諦めなのかな、 希望なのかな。 島本さんにたずねてみたい気持ち。
26投稿日: 2025.02.20
powered by ブクログ本当は弱くて、それなのに強い自分でいないといけないと自分で自分を苦しめてる主人公と重なってしまいました。 ハッピーエンドの目次があったのでオチは見えてると思っていましたが、そっちのハッピーエンドだったのね。。と良い意味で裏切られました。 とても大好きな1冊になりました。読み終えた直後なのにもぅ読み返したい。
2投稿日: 2025.02.19
powered by ブクログ読み進めていくうちに既視感があって、『私の男』と似てるんだ〜と思った。 こちらの話の方がライトで、ドロドロもしていない感じ。 読みやすい文章でハッピーエンドだし、おもしろく読めたけど、離れたところから観てる感じではあるな。
3投稿日: 2025.02.19
powered by ブクログ深く刺さった言葉もあり。ただこの本の内容を理解するまでにはもう少し時間がかかりそう。物語全体に流れている雰囲気は好き。
1投稿日: 2025.02.15
powered by ブクログうわぁ、読み終わってしまった…! ゾッとした。でも、もうちょっと読んでいたかった! 最終章はお仕事の話が多めで、こういうお仕事もあるのねと、社会見学のような気持ちで読み進めていたのですが…これって、ただのお仕事のお話じゃないですよね。 そう感じた時には、胸も背中もぞくぞくしっぱなしでした。 今回も島本さんの小説をとても楽しみました。 けれど、どこかいつもと違うなあという感じがしたので調べてみると、短編から長編へと加筆修正したこともあってか、物語の流れに若干の空白を感じました。 それと…小説が書けないほどお身体を崩されていたのですね。 それでも、滑らかな文章は、難解な主題を読者に気負いなく読み進めさせるし、「次どうなるの?」と好奇心を保たせ続ける展開は魅力的で、やっぱり島本さんの作品が好きだなぁと改めて感じました。 次作はどんなふうに心を動かされるのだろう。 今からとっても楽しみです。 どうか、お身体をお大事になさって、これからも作品をかき続けてださいね。
3投稿日: 2025.02.15
