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政策の哲学(集英社シリーズ・コモン)
政策の哲学(集英社シリーズ・コモン)
中野剛志/集英社
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総合評価

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    国家は、行為主体に依存はするが還元はできない実在する「構造」であるとし、自律的なパワーを持ち、社会に半・規則性を与える。 ・主流派経済学の非科学性 ・国会のパワーの源泉は、「埋め込まれた自律性」 →さまざまな利益集団との重層的な力関係に巻き込まれることによって、かえってその力関係の合間を縫って泳ぐ余地、いわゆる「マヌーバー」を確保できる ・国家行為者は政策担当者として特別に訓練されることで、実在の領域の中から個別の事象を生成する構造やメカニズムを遡及的に推論し、判断する能力=「特別に訓練された直感的裁量」を獲得する ・「既知の結果(あるいは設定された目標)から未知の原因を推論する」 ・政策の一次管理と二次管理 ・「漸進的であるが総合的な変化」をもたらすことこそがポスト批判的実在論に基づく公共政策の要諦 ・社会は複雑系であり、経路依存性を帯びる ・現代貨幣理論との整合性

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    投稿日: 2025.11.09
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    半年かけて読了。 冷静な語り口だが、たまに本音ぽい言い方になるのが良い。 しかしこの「”特別に訓練された直感的裁量”をもつ政策担当者」、ついに出現したかなって思う昨今の政治状況ですかね…。(2025/10/17)

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    投稿日: 2025.10.17
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    全ては理解できなかったが読みやすくはあった 様々な理論を基に論じているため説得力はあるように感じた ただ、最後の方で課税は財源ではない旨の話があり、後味として懐疑的な思いが残ってしまった

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    投稿日: 2025.09.03
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    キレッキレの正論で、慎重周到に積み重ねた論で正統派経済学が科学ではないと一刀両断にし、本来の政策の立て方、進め方を説いた。長いものに巻かれるだけで本当の意味での哲学を持たない者が国家運営などできないと明快に述べていて爽快でした。

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    投稿日: 2025.06.02
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    インフレだから利上げする。財政赤字なので増税する。いちいち判断などしない。教科書通り、マニュアルに従う。その根拠となっている主流派経済学は学問ですらない。…経済学にも何某かの原理は存在する。複数あって、相互に影響しあっている。主体者も参加者となる社会科学では実験はできない。他の条件を排除しての比較もできない。潜在している法則は起きた事象から遡及し探る。試行錯誤し、過ちも犯す。政策担当者の裁量は大事だ。批判的実在論、社会的創発、閉鎖系と開放系、経路依存性、可謬主義...。知識だけでなく考え方も勉強になった。

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    投稿日: 2025.02.11