
総合評価
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powered by ブクログ瞬殺(10分くらい)で読み終わりました。何が言いたいのかよく分からず…何故本作が話題になっているのかさっぱり理解出来ません。
0投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ25分で読破。 読み始めてから読み終わるまでずっと体が軽くて浮いていた気がする。 あまりにもぼーっとしていてそれが印象に残った。 辛い時、何も考えたくないときに読んだらホッとすると思う。
6投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログサラリと人生。狭い職場で修羅場が起きたのに淡々。当事者以外はそんなもんだろうけど。私と太郎が結婚して、私は太郎の影響でいい方に向かうのかと思ったのに、駄目だったんだ。下村さんとの不思議な関係、また十何年後に会うのかな?
0投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんでそうなった?(婚約破棄や離婚) その後どうなるの?(空白の時間になにがあったの?主人公は病気になったの?) 語られないところを空想するしかない。 経験不足の私にはなんだか物足りなく感じた。 小説なんだから、そこを詳しく知りたいと思った。この小説からは学びや感動が何も感じられなかった。婚約破棄で心を痛めているであろう人の右往左往してる様子をダンスに例えるのは、ダンス好きとしてはなんだか嫌な気持ちになった。 唯一、「かまぼこ」は仕事で疲れたときにふと思い出して笑えるかも。
0投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私が下村さんなら、相手のどちらかに仕事を辞めるか異動するかしてもらえるようにするな。と本筋ではないところが気にかかった。 他人の家でお風呂を借りる老夫婦の話し。少しずつ迷惑をかけて生きていこうとしたに違いない。との主人公の言葉が印象に残る。なるべく迷惑をかけないようにと思うが、ほんとはみんな少しずつ迷惑かけたりかけられたりした方がいい気がする。
0投稿日: 2025.10.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この方の作品も初めて。近頃欠勤を繰り返している同僚三人のせいで主人公の仕事量が増え、イライラする日々。実はこの三人は三角関係で……という話。ついつい主人公に肩入れし、欠勤がちな上司に対して「いくら同棲解消されてショックとは言え、仕事休んで他人に迷惑かけるなよ……」と思ってしまうだけではもったいないくらい、独特の良さがある作品。パソコンの画面からおでこが少し見えることをかまぼこと表現するのが面白い。同じ光景に遭遇したら笑ってしまいそう。主人公の淡々としている語り口調から「職場に馴染めてない感」がよくわかるし、まさかの不動産屋の太郎と結婚したかと思えば離婚してるし、劇的なことは何も起こらないけど、感想をまとめているうちに「いい作品だなあ」と思えた一冊。
0投稿日: 2025.10.02
powered by ブクログ生きてくって、こんな感じよね。ちょっとした面倒に巻き込まれたり。それなりにドラマチックなこともあったりなかったり。なんだか理不尽なことがあって相手に腹が立っても結局は怒鳴り込むようなこともなく、相手にビンタをお見舞いするようなこともなく。逆になぜか飲みや部屋の内覧に付き合ったりしてる。ものすごく親密かといえばまったくそんなこともなく、十数年ぶりにひょっこり出会っても、さらりとまたねと別れる。離婚後すぐに病気が見つかる。気が滅入るが、そんなこともある。日々は続く。淡々と、生きていかねばね。がんばろう、みんな。
6投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログ馴染むってなんだろう、とこの本を読むと考えさせられるけれど、馴染むってこと自体を私はあまり考えたことがないことに気づいた。 太郎が、主人公に息苦しさを感じた気持ちが分かるような気がして、私も最後まで読んでいて、不快・不安な気持ちになった。普段は何も言わずにいるのに、心の中ではこの主人公のように人間関係を気にし続ける同僚がいるのは不気味だと思った。この本は普段は関心もなく思いを馳せたりしないそういう人たちの気持ちに目を向けさせられる、たぶんそれが本書の文学的な意味だと思う。 最後にやや唐突に主人公の三十代が紹介され、三十代は人を別人にすると書いてあった。筆者は女で、主人公も女で、主語は限定されていないけれど、これは女の感覚だ。身体の性別とジェンダーと合わせて三十代が女にとってどれだけ苛烈であるか、二十代には想像もしていなかった。ここを話し出すとフェミニスト文学って言われるんだろうから深入りしない作者の選択も分かる。けれど、女性の主人公にリアリティを与える時に、意図的に避けない限りそこを通れないという柚木麻子のコメントを思い出した。 この三十代別人説は、また別の作品で向き合って語ってみて欲しい。
0投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ主人公の性格や周囲への立ち振る舞いに共感する部分が多かった。あの2人、かまぼこみたいなんだよねと先輩が言った後から名前がかまぼこ1とかまぼこ2に変わるところも面白かった。下村さんのことは好きだけど得意か苦手かで言えば苦手です、と本人に言えちゃうところがいいなと思った。夜の公園で出会った不動産屋の太郎とは関係を深めて結婚まで至ったのに、下村さんとは音信不通になるところがなんだか2人らしかった。普通の人が高校生くらいの時に経験することを30代で経験した気がします、と主人公の30代に対する感想が好き。
0投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ下村さんと同じ職場の私が、彼女に対する複雑な想いを語る物語だが、何かもどかしい感じの読後感だった.それは私が何度も告白している「馴染む」という感覚が得られないのではないかと考えた.社員の形容も面白い.山羊やかまぼこ.人の家のお風呂を借りる老夫婦、スケボーの男、まろんの犬小屋など面白いエピソードが出てくるが、それぞれの存在意義が掴めなかった.芥川賞の候補作品に選ばれた由だが、本選で落ちたのは当然か?
1投稿日: 2025.07.30
powered by ブクログビンタするから始まるので、なかなか戦闘力高めの主人公だなと思ったが、読み進めると周りの環境に振り回されながらも生きる1人の女性の話だった。 空想の中ではとんでもなく強気になってむかつくーと思ったら足引っ掛けてやる!とか思ったりするのでけっこう共感した。 あとビンタしたいよ、めちゃくちゃムカついてるよ!と言う思いを心を許した相手にはきちんと伝える感じが好きだなあと思った。
0投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログ「ちゃんと決心をしても、またすぐに迷いますね。生きていると、怖いことが沢山あって」 サクッと読めます。 こういう読み口の本好きだな。 それにしても不妊治療がうまくいかずに離婚する人が出てくる小説、最近多いような。
0投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログオーディブルで。職場に馴染めず、噂話に疎い主人公が、同棲していた恋人と別れたばかりの先輩社員、下村さんと接触を持つ。下村さんは、しょっちゅう欠勤したり、いい加減だったり、すこし変わった人。彼女に振り回されるように、飲みに行ったり、不動産を見に行ったりしながら、過去の話をするなどして親交を深めていくが、部署異動で疎遠になる。その後、結婚、離婚して、四十代で再会。三十代はどうだった? という会話をする。 「今日こそ三人まとめて往復ビンタしてやろう」という始まりは、「ぶつかったる」で始まる『いい子のあくび』の高瀬隼子さんを思い出したけれど、もっとふんわりとしてつかみどころのない人間関係が展開される。先輩にムカついてるけど、そうでもなさそうとういうか。詩人ということで、言葉選びは秀逸なのでしょう。一時期、濃密だった時期のある人との再会。さらりと流れていく時間。ダンスというのは、人が生きるためにもがいている姿のことなのでしょうか。
1投稿日: 2025.07.03
powered by ブクログ読みやすかった軽く読んだ ある女性の20代から40代までの生活 職場の先輩が休むので その仕事をこなさないといけない 殴りたいと思いながら先輩と付き合う その人は職場で三角関係 あるだろうなそんな事 しかしそんなに休んでよく首にならないなワーカホリックだった私には 考えられない 職場は変わり世話していた彼女は 結婚 子どもは産まれず癌になった うまくいかなくなった亭主と別れ 部屋に置くボックスを探していたら 10年以上音信不通だった先輩に会う 昔と変わらない様子 とにかく軽く人生を渡っている感じ いいなこの感性 私ならもっと重くシビアになるだろう
0投稿日: 2025.07.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すぐに読めてしまったが、なんだったのかよくわからんかった(笑) ディスカウントで下村さんと再会したときの会話、「いい三十代だったんだね」が私の胸に届くまでのところが、いろいろ心にきて、しばし考えた。
0投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログ職場で浮いているのは私なのか… 同じ部署の3人が欠勤を繰り返しているが、山羊みたいな係長は全く気にしておらず、私に「仕事に慣れるより、職場に馴染むことを目標に頑張って」と言う。 遅刻や欠勤を繰り返し、その仕事まで私がやっているのに…と。 そのうち下村さんが同僚と三角関係になっていると聞き… 同僚の三角関係に翻弄されながら徐々に馴染んでいっているのか…と感じながら他人の家でお風呂を借りる老夫婦の話などにちょっと驚きつつ、あぁなるほどお風呂に拘りのある話でもあるなぁと。 下村さんが辞めたあと、気になってたその後もなかなか濃い出来事で、人生ってわからないなぁと思った。 自分の三十代はどうだったのか?と振り返ってみたが…特に…。
63投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログすらすらと読み進められる本 離婚後、病気がわかり、この先どうなるか 普通は不安な気持ちになるところが、下村さんとの再会、現在を知り、この先に希望を持って踏み出す様子が感じ取れた
0投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ下村さんと主人公の関係は、決して仲の良い友達ではないが、ちょうど良い距離感で無理がない、お互いを認め合ってるのだと感じた 私もこういう距離感の人がいると、気持ちの安定が得られると感じる
1投稿日: 2025.06.07
powered by ブクログ芥川賞候補作品。下村さんという先輩とのやり取りで進む話なのだが、ちょっとどう読み解けばいいのか分からなかった。会社の中の普通だけど異常な人間関係の中で、何かを破壊しようとするものの何も破壊されしないし、なんだかモヤモヤした。もっと深く読み込めば何か分かることがあるのかもしれないが、私のレベルでは無理だった。作者に踊らされるから「ダンス」なのだろうか。
6投稿日: 2025.06.05
powered by ブクログすらすら読める本ってすぐに忘れてしまうことがよくあるけれど「私」と下村さんのこの物語はきっと忘れないだろうなぁ 馴染むのは、私も苦手だから
1投稿日: 2025.06.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すごくテンポが良くて、読みやすかったです。 恋愛の問題で、3人も欠勤を繰り返してる会社そんな仕事場嫌だなと思いました。 主人公が、ビンタしたい気持ち分かる。 でも、下村さんはなぜか憎めない愛しい人だなと思いました。 30代を、どう生きるかが大切なのかな。
25投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こういうクレイジーな人好きだからとても面白かった 近くにいたらとってもイライラしつつも楽しいんだろうなと思った 主人公に最後起こる怒涛の展開が怒涛すぎてついていけない部分というかもっと繊細に知りたいと思うところもあったけど、 良い三十代だったんだねっていう言葉で全てを救ってくれてるな、この言葉を胸にこれから起こること乗り越えていけるんじゃないかなと思った
0投稿日: 2025.05.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ビンタしたい、 その感情は、複雑らしい。 自分はあまり持ちえないかもしれない、分からない。 でもそういう人いるし、分からなさすぎる感はある。 わたしの場合はそこまで関わらなくなりそうだけれど。 主人公は下村さんに何か思い入れがありそう。そうじゃないとそこまで感情を動かし続けない。 自分に似たところがあるのかもしれない。 怒りの裏にある、嫉妬心?自分にないもの、でも自分も本当は欲しかったものを持っているから? 分からない。 30代は人を別人にするなんて、 聞いたことなかった。 そういうふうに考え始めたらそうなのかもしれないし。 大人になったら人は安定するというのが通念だけど、 きっと、いつになっても人は変わる。30代でも。 30代でも「高校生」と大して変わらない。 それをそうとして生きている人がうらやましいのかもしれない。 そして人それぞれの高校生がある。
1投稿日: 2025.05.16
powered by ブクログ職場にいる同僚の下村さん 頻繁に仕事を休み、職場の恋人を職場の女子にとられる でもドロドロしてるわけじゃなく、妙にあっさりしているのになにかねばつくものがある とりあえずこの職場では働きたくないかな そして自分は下村さんと友達にはなれない気がする
3投稿日: 2025.05.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
公私混同な三角関係に巻き込まれ、ここのところ仕事のフォローや尻拭いばかりさせられている主人公・ゆりは、 〈今日こそ三人まとめて往復ビンタをしてやろうと堅く心に決めて会社に行った。〉 本作は、そんな威勢のよい一文から始まる。 婚約関係にあった"かまぼこ1"を、彼の隣の席に座る"かまぼこ2"に略奪された下村さんは、それ以来しょっちゅう仕事を休んでは婚活パーティーに精を出したりしているご様子。 やっと出社したかと思えばあてつけのような派手な化粧とミニスカート姿だったり、酒臭かったり、心の中では傷ついているのかいないのか、つねに飄々としている。 ゆりは往復ビンタの機会を窺いながらも、下村さんとの会話は楽しげで、悪態をつきつつ仲が良く、なんだか読んでいて微笑ましかったし、二人の関係性が羨ましくさえ感じた。 やがて音信不通になってしまうのだけれど、ひょんなことで再会してからのやりとりは相変わらずで、下村さんという女性がもつ、軽やかで素敵な人間性が感じられた気がした。 「それで、どうだった。あなたの三十代は?」 あと数年後、私にもそのと時がきたら心の中の下村さんに問いかけられるような予感がする。 いいお風呂、いい風、いい三十代。 作者の竹中優子さんは、これまで短歌の世界において評価されてきた歌人ということで、読んでいて言葉のリズムが小気味よく、比喩表現にも心をくすぐるようなオリジナリティがあった。 例えるなら初期の角田光代のような、高瀬隼子のような、佐々木愛のような。 デビュー作のこちらは第172回芥川賞候補作にもなり、これからどのように活躍されていくのかがとても楽しみな方。次回作が待ち遠しい。
4投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
先輩の下村さんが会社に来なくなり,ストーカーまがいのことをするのに付き合わされたりして,主人公は一発ビンタをしたいと思う.この巻き込まれる関係の奇妙な面白さが,つまりは下村さんの人間力がじわじわと面白い.
1投稿日: 2025.04.03
powered by ブクログ同期に借りた本。 自分には関係ない三角関係が職場で行われていることによって、自分にも仕事量が増えるという点で影響がでている。自分には関係ないのに…。そうやって、他人と一線を引いていた自分なのに、三角関係の渦中にいる仕事に来ない先輩とプライベートで仲良くなる。その先輩の親しみやすさによって、徐々に自分の心が解けて他人に自分の素を出せるようになっていく。迷惑をかけないようにと生きてきたのに「少し他人に迷惑をかけてもいいのかな」と思えるようになっていた。 主人公の名前が出ていないことはおもしろい。 係長を山羊、三角関係の渦中の先輩以外をかまぼこ1.2と表記していて、いつも物語を読む時にこれ誰だっけ?ってなる私からしたら読みやすくて好きだった。下村さんは下村さん、太郎は太郎な所も主要な人物に注視できて分かりやすい。 老夫婦の他人のお風呂を借りる旅のエピソードは、他人に迷惑かけることで、そこで知る人の温かさや、人との繋がりを感じることができる今までしてあげる方が多かっただろう夫婦。反対にしてもらうことで得られる何かを探していたのかな。結局その夫婦にしか目的はわからないが私はそう思えた。 同僚が好きそうと言って貸してくれた本。返す時にこの本で得られたことの何を伝えよう。早く語りたい。
1投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログなんか、「芥川賞の候補に挙がったので、急遽出版しました」的。 何も無理繰りする事ないのでは??とも感じました
0投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログテンポが良くて読みやすかった。主人公のイライラする感じとかよくわかる、ぶつかるように生きる下村さんのまっすぐさとか強さはちょっと痛々しいけれど憧れるのもわかるなあと。風が吹く感じが文章から伝わってきて気持ちよかった。
1投稿日: 2025.03.14
powered by ブクログ面白かった。簡潔で読みやすく展開も早い。そしてほどよくシュール。 迷惑を被っているにもかかわらず同僚を放っておけない主人公のやるせない心情が、「往復ビンタ」という表現でうまく表されていると感じた。
6投稿日: 2025.03.01
powered by ブクログ歌人であるからかリズミカルで流れるような文章に引っ張られ終始楽しかった! 人生はやっぱり特別で日々事件は起きる。ビンタをしてやりたいという感性も傷だらけになりながらダンスを踊っているような人生も人が生きるということはこういうことなのかもしれない。
2投稿日: 2025.02.18
powered by ブクログ主人公は終始先輩をビンタしたいと思っているし、本人にも言っている そんな簡単に人を殴っていいものなのかな?て そこが引っかかってしまった 終始だからずっと引っかかったまんま 純文学って、、、難しいね 文字も大きく改行も多く数時間で読み終えちゃうほど読みやすかった
3投稿日: 2025.02.13
powered by ブクログ●読前#ダンス 第172回芥川賞候補作。内容紹介からはエンタメエッセンスを感じるので直木賞っぽいけど、新人だから芥川賞なのかな、と思った。芥川賞作品は「うーむ、よーわからん」と相性よくないこと多いけど、候補作はすべて読むことにしている https://mnkt.jp/blogm/b250115b/ ●読後#ダンス 芥川賞候補らしくなくとてもおもしろかった! こんな作品が候補だなんて想定外、ちょっと認識が変わった。登場人物が現実感あって活き活き、話の展開テンポがいいなどが相まって、純粋にエンタメ小説として楽しめた。小説の次作が楽しみ https://mnkt.jp/blogm/b250115b/
6投稿日: 2025.02.12
powered by ブクログ女性同士の友情のような、さらけ出し合った痛い部分のその傷のなめ合いのような、楽しくもなく哀しくもない人間関係。それでいて我が身を顧みる機会を持つことが出来る有意義な読書タイムでした。 いやぁ~ホント、楽しかった。
15投稿日: 2025.02.10
powered by ブクログ下村さんの感情も、主人公の感情も共感できるし、とても苦しくなった。 最初は下村さんのことが好きじゃなかったけど、中盤からは気づいたら応援してた。 人それぞれ恋愛を通して、別れや辛いことも経験するけど、みんな少しずつ前に進んでいくんだな。と。ちょっぴり自分の過去と照らし合わせながらの読書でした。 題名の「ダンス」の比喩は、今後使いたいレベルで好き。 静かに前向きになりたい時に読み返したい本。
1投稿日: 2025.02.09
powered by ブクログとても良かった。 テンポよく、サクッと読めた。 先輩との関係性が少し羨ましくも感じた。 とても好き。
1投稿日: 2025.02.08
powered by ブクログ第56回新潮新人賞受賞作、第172回芥川龍之介賞候補作品。 芥川賞系の作品にはやや苦手意識があるが、本作は読みやすくて面白かった。 まず書き出しの一文が良い。 会社で往復ビンタをしてやりたい相手が三人もいるなんて! 物語への吸引力が凄まじい。 ビンタする覚悟を決めて会社へ向かう主人公の女性の事が気になってしょうがない。 三人のうちの一人、先輩の下村さんから聞いたのは、同じ部署内での三角関係。 自分には関係のない事で翻弄され、職場に馴染んでいない自分を憂う彼女の姿が眼に浮かぶ。 終始安定したリズミカルな文章が心地良かった。
6投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログ職場に馴染めていないという自覚のある主人公はしかし職場の人達と普通に会話できている。 馴染めていないと自覚しているがそのことは負い目とは感じていないのだろうか。自分だと、組織の中で組織に馴染めていないと感じると、自分が組織にとっての異物であることを強く感じてしまう。強い孤独も感じる。その場にいる人たちと自分との間に越えられない溝のようなものさえ感じる。 そういった孤独や溝を感じさせない鈍感さ。あるいは感覚の発達が10代で止まっていたのではと感じさせるような雰囲気のある主人公だ。なんなら30代になってようやく「普通の人が高校生くらいで経験することを味わ」ったと達観する程度にはその自覚があるようだ。 しかしそのことを自覚できるならば彼女は決して鈍感なのではなく、「高校生くらいで経験すること」の経験の機会に恵まれなかっただけなのかもしれない。 後々、男性と付き合いなんなら結婚までしている。おそらく基本的には社会性を備えた主人公なのだろう。ただその社会性を大人として十分な水準にまで磨く経験が少なかったために「考えなくていいこと、気にしなくていいこと」が分からなかったのだろう、意図せずして相手を窮屈にさせてしまった。 大変もどかしかったのではなかろうか。離婚し、40歳になって少し吹っ切れているようではある。 離婚したら人はとりあえず3段ボックスを買うのだ、ということを知れたので良かった。
1投稿日: 2025.01.28
powered by ブクログ上手い。よくできている。簡潔で読みやすい文章だし、ユーモラスでもあり、良品、佳作といった印象。 第172回芥川賞候補作のなかでは非常に地味。単体で読んでも、もう少し面白く弾けてほしかったと思う。ラスト部分はもっと長いかもっと短いかどちらかが良いと思った。中途半端な長さだと思う。
1投稿日: 2025.01.16
powered by ブクログ2024.1.3読了 新潮2024.11月号にて。 出だし部分では、何か起きそう!と最高に震えたのに、大きな出来事は何も起きない。それでも面白いのは登場人物がみんな魅力的だからだろうなぁ
3投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログ新潮 2024年11月号で読みました。2024年下半期の第172回芥川賞にノミネートされています。また好きな作品、好きな作家さんができました♡ という気持ちです♪ 独特な語り口でお話が始まり、最後まで同じトーンで語られます。おだやかな言葉のリズムがココチよいです。 お話は、とある会社の中の人間関係を大きな幹にして、枝葉のように現れる登場人物が良い味を出しつつ、主人公女性の30代が語られます。 はじまりは、「今日こそ三人まとめて往復ビンタをしてやろうと堅く心に決めて会社に行った。」とか、チョット物騒です。主人公は、最近仕事を休みがちな同じ部署の女性の先輩 下村さんと、他の二人の社員の仕事が自分に回ってきて忙しい思いをしています。 往復ビンタしたい三人というのは、この下村さんと、彼女と同棲し婚約していた同じ部署の男性社員と、なんとその男性と付き合って一緒に住みだし、下村さんと男性との婚約を破棄に向かわせた同じ部署の女性です。そんな複雑な人間関係に気を使いながら、休みがちな三人分の激務をこなす主人公ですが、山羊に似た係長からは「職場に馴染んでいない」と思われています。 登場人物を表わす表現が面白いです。係長は山羊。男性社員は、かまぼこ1。女性社員は、かまぼこ2です。(主人公の向かいの席に座っていて、パソコンのディスプレイ越しに頭の上の部分しか見えないので、かまぼこに見えるから) 下村さんは、傷付いていて可哀想です。そして、「下村さんはやせ衰えていくことが生命の輝きであるかのように、苦しんでいるんだか楽しんでいるんだかよく分からないダンスを踊っているようにも見えた。」という表現があるとおり、タイトルの「ダンス」は、ここからきているようです。 下村さんは恋愛のことで仕事は休むし、お酒に溺れるし、フラフラしていてグダグダな人です。でもなぜか主人公は付き合い良く、下村さんと行動をともにしています。なんか、(逆)成瀬と島崎の関係みたいですw ある日の夜、主人公は下村さんに公園に呼び出されます。そこからは、例の二人が住み始めたアパートが見えるのです。何をしているんでしょうか、未練タラタラです。その公園にはスケートボードの練習をしていた男の人がいました。 下村さんは、彼と同棲していた部屋を引っ越そうと思い、新しい部屋を探し始めます。そして、主人公は彼女に付き添って部屋を見て回ります。すると案内してくれた不動産会社の男性は、なんと公園でスケボーをしていた男性だったのです。 部屋が気に入り、見終わった下村さんと主人公は、不動産会社の男性の案内で、その街のカツ丼屋さんに行きます。おいしそうですw 婚活マエストロでは、なか卯の親子丼が食べたくなりましたが、この小説ではカツ丼が食べたくなりましたw(結局、下村さんはこの部屋には引っ越しませんw) その後、主人公は希望していた異動となり、下村さんとは会うことがなくなります。そして主人公は結婚を機に退職することとなり、そのことを下村さんに伝えようと連絡をとりますが、下村さんは退職しており連絡がとれなくなっていました。 お話は、*(アスタリスク)をはさみ、それから15年が経っていました。そして、病院帰りにホームセンターへ寄った主人公は、そこで。。。 ぜひ、お読みください。作中に作者による箴言が数々あり、作者の力の入れ具合が良く分かります。ラストに向けての展開に、納得させる技巧的な楽しみもあります。キーワードは、「馴染めてない」とか「ダンス」とか「30代」とか「ビンタ」でしょうか。面白いです♡ 芥川賞の選考委員会は、この本の発売日と同じ、2025年1月15日(水)です。
142投稿日: 2024.12.29
powered by ブクログ先輩の下村さんへのまなざしが特徴的。やさしい作風というか、人物間のやりとりがおもしろくてよかった。終盤に時間がさらっと流れるのが意想外で名場面というか名ゼリフが出てきていいなと思った。雰囲気がなんか干刈あがた感があった。長いのもぜひ読んでみたい。
1投稿日: 2024.12.28
powered by ブクログ社会人2年目の「私」。指導員の下村さんは酒豪、仕事ができる人ですが、同棲中彼氏を会社後輩に奪われてしまいます。そんな下村さんと私の関係性を中心に、テンポ良く語られた物語だと思います。 私個人は少しだけ物足りないように感じて星3つとしましたが、テンポ良く読みやすい綺麗な文章の作品と思いました。
3投稿日: 2024.12.23
powered by ブクログ新潮 11月号より かなり面白かった。周囲に馴染めない主人公のオフィス内でのドタバタ劇的な作品か?と読み始め、他人にビンタをかましたい!と心の吐露と共に強くなっていく成長譚?と思いつつ、ここで登場する我らが下村女史。なんとも魅力的なキャラである。この作品の絶対的肝、彼女と共に歩むシスターフッドとも…違う。ジャンルもわからない、主人公もわからない、コメディ的であるがなんか泣ける。ノスタルジックであり青春の甘き香りもそこはかとなく漂う。いずれにせよ、まだまだ続きが読みたかった。甘いダンスに酔いしれながら。
22投稿日: 2024.12.14
