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フェイクフィクション
フェイクフィクション
誉田哲也/集英社
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総合評価

51件)
4.0
8
32
9
0
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    登場人物もページ数もそこそこ多いですが、キャラがしっかりあって展開も早いので、一気読みしました。戦闘シーンも迫力あって良かったです。

    0
    投稿日: 2025.11.05
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    主役のキックボクサーの潤平がいい奴で良かった。新興宗教ものは興味のあるジャンルなのは自分もすがりたくなる潜在意識があるからなのだろうか?物語は展開もスピード感があって刑事物の要素もあり盛りだくさん。伏線もたくさん散りばめられていてとても好みの小説だった。

    0
    投稿日: 2025.10.25
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    カルト集団の実態てこんなものなのだろう。結局は私利私欲の塊。そこにはまってしまう人々。それに振り回される周りの人たち。この本ではそんな集団に囲われてしまった者を体を張って救う話。誉田先生らしいタッチで痛快に物語が進みます。

    0
    投稿日: 2025.10.18
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    図書館から予約本の到着通知があり取りに行ったらこの本だった。めずらしく、いつなぜ予約したのか思い出せない。しかし誉田哲也の本だ。あのかつて夢中になったストロベリーナイトのシリーズや、武士道シックスティーンのシリーズの著者の本だ。面白くないはずがない。どっち系の話なんだ。 ストロベリーナイト系の話だった。刑事もの小説。やっぱり面白かった。テンポ感と話の面白さとストーリーテリングの力とキャラクターの良さがほんとにバランスよくて、エンターテインメント力が抜群。連休中に一気読み。 本作は、語り手である主人公の刑事が、西東京で発見された首無し死体の事件を調べるところから始まる。しかしこの語り手がなんか怪しいのだ。読者には明かされない何かを知ってそうな雰囲気を匂わせるのだ。それがなにかなかなかわからない。犯人とつながっている? 読み進めていくと、別軸で、あんこ工場につとめる気のいい兄ちゃん潤平がある日恋に落ちる新人バイトの女の子との話が始まる。なかなかつれないこの女の子、美祈ちゃんは、実は怪しげな新興宗教サダイの信者であることがわかる…。 物語はもちろんやがて交差する。ネタバレになるのでこれ以上は書かない。ラストの展開は読めなかった、完敗。ミステリーものとして、さまざまな要素が散りばめられていて楽しく読んだ。

    18
    投稿日: 2025.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    警察、宗教、ヤクザ、キックボクシング、と説明的になりそうな要素ばかりで読みやすさの面で心配だったが、くだけた表現なんかもありとても読みやすかった。 視点が細かく変わるのもちょこちょこと読むにはとても良かった。 登場キャラクターがみんな愛おしすぎる。 小牧がちゃんと悪党で良かったです。スカッとしました。 痛いシーンがちゃんと痛かったので左手の三本指がずっと痛い。

    0
    投稿日: 2025.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物多いし、場面もコロコロ変わるので、序盤は読むのに苦戦するかと思いきや、中盤から一気に読んでしまった。 宗教絡みのストーリーは好きだ。触れてはいけない組織……、消される、、といったハラハラするようなストーリーが面白い。 純平が思ったよりあっさり殺害されてしまったのは残念だった。生き残って欲しかった。。

    0
    投稿日: 2025.08.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めは登場人物も覚えれんし、難しいかなと思ったけど、途中からスルスル読めた。 宗教の裏にある残酷さや、残された遺族や関係者の憤り、無念が書かれたいた。 ここまで残酷な内容のものが今も尚あるのかは分からないけど…のめり込む人が多くいるのは事実。 人の心や生活を奪うことはダメだね。 鵜飼も潤平も、どこか頼りなく感じたけど、かっこよかった。 五郎ちゃん… 世津子、美折含めて幸せになってー!

    0
    投稿日: 2025.08.29
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    亡くなる方(良い人も悪人も含め)が多い 被害に遭った人も多い 辛い部分もたくさんだがラストは 明るい未来に繋がる終わり方 私は無宗教だから…理解しがたいことも たくさん、たくさん

    0
    投稿日: 2025.08.27
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    初っ端から衝撃的な事件 こんな始まり方が好き ダラダラと事件まで引っ張るのはじれったい 宗教絡みのお話とちょっと心配だったけど 誉田さんの手にかかると 苦手なジャンルも問題なくガンガン読める 血みどろの中で芽生えた恋の行方も 見逃せない 読み終わるのが勿体無くて でも先も知りたい 面白かった

    7
    投稿日: 2025.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ノワールかと思いきや、最後はほっこり。殺人鬼にすら感情移入してしまう人物造形、教団の悪事はもっと突っ込んでほしいところ。後半に乗り込む潤平、成子らの行動、鵜飼の最期の活躍が貴子のまで繋がり、大団円。と言いたいが、首無し死体が多すぎる。初読ですが、楽しめました。 フェイクフィクションの意味も、大きな物語でもあり、小さいな話でもあって、思いを巡らす読後感でした。 ひとりで生きてきた人が、つながりを求めた物語なのかも。天英も小牧も唐津も、みんなみんな。

    2
    投稿日: 2025.08.14
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    首なし死体が発見された。 捜査が進むと弁護士と判明。 新興宗教と対立していたことが分かり、一挙に宗教との対立に発展する。 捜査陣の中に被害者と繋がっている刑事がいたり、教団内部と繋がっている警官がいたり、ヤクザが登場したり殺人鬼が登場したり、逃げ出した元信者がいたりと複雑だか、ストーリーは明確で面白い。

    1
    投稿日: 2025.07.20
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    首なし遺体となにか隠していそうな刑事 気のいい兄ちゃんと訳あり風の女の子 謎の男と謎の女 やくざとピントのずれた舎弟 首なし遺体や悪徳宗教団体、 敵は大きいし謎も深まるけれど 誉田作品らしい愛嬌キャラがいて 事態はかなり深刻だけど、ちょっと笑えたり だけどやっぱり誉田作品、悲しいが深い #誉田哲也 #フェイクフィクション

    7
    投稿日: 2025.07.04
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    とある新興宗教の問題を追いかけていた弁護士が殺されるところから物語が始まる。 教団に関わるヤクザと、教団に対する復讐を誓う男の対立の構図が見えたかと思えば、展開とともに、登場人物の立ち位置が少しずつ変わり、予想外の結末を迎える。 グロテスクな描写と、登場人物のキャラクターの魅力と、展開のスピードの早さは、流石誉田作品だと感じた。 フェイクフィクションって面白いタイトルだなと思ったけど、そもそもフィクションはフェイク(非事実)なんだよね。嘘を嘘で上塗りするってことかな。

    0
    投稿日: 2025.06.07
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    カルト組織、暴力団。警察と元キックボクサー、 誉田さんお得意のパラレルストーリーがだんだん収斂していくあたりの面白さは相変わらずでしたが、 なんでこういうタイトルがついたのか、いまだ良くわからない。

    5
    投稿日: 2025.05.13
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    なかなか読みやすかった。 カルト宗教のお話。 時系列が一緒で、刑事、ヤクザ、じゅんぺいの視点で物語が進む。 最近、平日も寝る前はスマホをやめて本を読むようにしてるから、読むペースが早くて良いね

    3
    投稿日: 2025.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表紙買い。駆け抜けた〜〜〜。 読み始めとクライマックスの美祈ちゃんの変わりようにジーンと来てしまった。 礼拝堂からの話がハイスピードで駆け抜けて、たくさんの人が命を落とす重い話だったけど、最後まで読み切ることができて良かった。

    1
    投稿日: 2025.02.12
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    一気読みでした。面白かったし疾走感あって良かったけど、胸糞悪い題材だから個人的には読後にシコリが残った、、、

    1
    投稿日: 2025.02.10
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    おもしろかった。フィクションとは思えない感じ。 純粋さゆえに引っ張られたりするんだろうな フェイクフィクションっていうタイトルはどんな意味がこめられてるのか いまの時点ではわかんないけど

    1
    投稿日: 2025.02.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    救われて欲しい人が救われなかった ちょっと腑に落ちないところもあったけど、ハッピーエンドだったので良かったのかもしれない

    0
    投稿日: 2025.01.13
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    首なし死体がすべての始まりだった。 警察組織vs.悪魔と呼ばれる男vs.カルト教団vs.元キックボクサー。 囚われた“彼女”の奪還。愛する人を失った者たちの復讐劇――。 疑いなき信仰心に警鐘を鳴らすセンセーショナルな長編小説。 東京・五日市署管内の路上で、男性の首なし死体が発見された。刑事の鵜飼は現場へ急行し、地取り捜査を開始する。死体を司法解剖した結果、死因は頸椎断裂。「斬首」によって殺害されていたことが判明した。一方、プロのキックボクサーだった河野潤平は引退後、都内にある製餡所で従業員として働いていた。ある日、同じ職場に入ってきた有川美祈に一目惚れするが、美祈が新興宗教「サダイの家」に関係していることを知ってしまい……。

    4
    投稿日: 2025.01.12
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    疾走感ある作品で結構一気読みしてしまいました。 ただやはり誉田さん。グロい描写は相変わらず…。 ストーリー的には結構ハラハラ感もあり楽しませてもらいましたが結末はどうなんだろう…。幸せになる人、死んだ人…そりゃフィクションですから色々なストーリーはあるだろうけど、終盤までの「どうなっていくんだ?」的な高揚感が尻すぼみになっていったような。 終盤近くまでは☆5でしたけどトータルだとこんな感じ(どの目線?)

    17
    投稿日: 2025.01.10
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    2025年最初の読了は、誉田哲也さんでした。途中エグい描写はありましたが、誉田さんらしい、ということで、まるでドラマを観ているような読後感は星4つでした!今年はどんな作品と出逢うのかな

    8
    投稿日: 2025.01.01
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    誉田哲也ワールド。 魅力的な登場人物とリアリティ。 カルト教団という未知なる世界と警察組織。 凄惨なシーンや人の感情を映像のように鮮明に描く本作は時間を忘れて没入できた。 悲しい真実と少しだけ明るい未来。 一気に読了。

    1
    投稿日: 2024.12.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    推しキャラかずやが死んで残念 サダイの家側の人物の背景もあったけど、何の罪もない人を殺してる唐津には一ミリも同情できないな

    0
    投稿日: 2024.12.07
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    3.9 信仰宗教の怖さ、悪徳感の書き方が惹きつけられた。 話の展開も良くてどんどん読み進むが、何故か途中から深みが足りない気がしてしまった。 一つ前にテスカトリポカを読んでしまったからかも

    2
    投稿日: 2024.12.01
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    それぞれの視点が途中で交わり、白熱のラストへとつながる構成はさすが誉田哲也だった。宗教から抜け出した女性が救われてほしい。

    1
    投稿日: 2024.11.26
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    フェイクフィクション 誉田哲也さん おもしろかった! 流石の誉田哲也さん。 宗教は怖い。酷い。 本当にありそうな話で恐ろしい。 警察の内通者等も、怖い。 物語として読む分には、面白い。 解説を書いた、 松嶋智左さん。 今度読んでみようっと。

    1
    投稿日: 2024.11.17
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    登場人物の描写がしっかりとしていて動いてくれるので、 のめり込んで読めました。 参考文献がなかなか恐ろしい… カルトはフィクションではないのだと気付かされますね。 それまで不穏すぎるストーリーだったのに最後は納まったな、と思ってしまった。 これで良かったんですけどね。

    1
    投稿日: 2024.11.16
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    配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01434265

    0
    投稿日: 2024.11.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館で借りた本。またやってしまった。過去に読んだことある作品だった。かなり忘れていたのでまた楽しめたけれど、買わなくて良かった。 誉田哲也氏の作品は好きなので、よく読んでいる。今回も面白かった。五つ星に近い四つ星。 舞台は主に警察署、宗教法人、餡子(あんこ)工場で動いていく。警察と宗教法人はともかく、餡子工場が異質。(笑) 食べてみたくなる餡子だったけれど、完全な空想だよね。残念。w さて、上には宗教法人と書いたけれど、具体的には新興宗教。オウム真理教や統一教会などを筆頭に、新興宗教に対する最近のイメージは極めて悪い。フェイクフィクション以外にも、最近読んだ小説におかしな新興宗教を題材にした小説を読んだ気がする。小説家としては良き題材?共通して、悪役となる。真面目な新興宗教家(←いるのか分からないけど)はいい迷惑だろうな。世界の大きな宗教も、特に一神教はこのところ戦争やら揉め事の問題にばかりなっていて、あまりいいイメージでは無いけれども。 この小説では、登場する新興宗教はある意味乗っ取られて、極めて悪い方向へと進む。その新興宗教の被害者による復讐劇が物語の根本ストーリー。その中で餡子工場の2人がちょっとほっとするサイドストーリーといったところ。刑事の中にも実は被害者の1人がいるのだが、途中までどの立ち位置なのかがわからないように描かれている。ちょっとドキドキしながら読んだ。 最後は無事悪役を一応やっつけはするのだが、不法侵入をはじめ解決に至るまでに違法行為も含まれる。手続法的にはどうなのだろう、という部分あり。

    1
    投稿日: 2024.11.01
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     誉田さんの描く緊迫感を久々に堪能しました。いきなり首から上がスッパリとない遺棄の仕方は猟奇の域の幕開けでした。凶悪な人達なのに何故か正義感を感じる雰囲気も著者の特徴でしょうか。  常軌とはかけ離れた教団は、弁護士を襲ったり、薬を使って××したり、色々で癒着をしたり。狂気の沙汰のオンパレードだった。信じる者がすくわれるとは、金銭や頭脳や平穏な生活を根こそぎ失うことだ。一握りの幹部の私利私欲のために洗脳された信者は悪行を善と誤解し多くの命を犠牲にする。  格闘の場面はつい顔を逸らしてしまう程の残虐さがあった。弱くても強かな女子は勇敢な戦士として大活躍。大陸の戦地ではそんな状況が増えていると聞く。短絡的な悪人を手懐けて最後に勝つのは弱き勇者なのは読後感が良い。

    19
    投稿日: 2024.10.25
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     本書は、カルト宗教による異様で凶暴な事件を、警察、一般人、信者(宗教二世含む)、元信者などの視点を切り替えながら、真相、救出、復讐に軸を置き描くミステリーです。  かつての「オウム真理教」や「統一教会」を想起させる狂った教義と信仰、そして洗脳と呪縛は恐ろしい限りですが、著者の誉田さんは物語の中に、救いと癒しをしっかり残してくれます。  『フェイクフィクション』というタイトル、ちょっとわかりにくい‥? 最近は「フェイク」なる言葉が蔓延し、「嘘」が溢れる時代になってしまいましたが、「フィクション=虚構」が単なる「嘘」にすぎない、というわけではないでしょう。  物語は「虚構」でも、その中にはたくさんの美しいものや醜いものの「本当」が埋もれています。この「本当」の部分が人に刺さり、人の心を動かすんですよね‥。そう思います。  作中にある通り、悩む人を救うのが宗教のあるべき姿のはずなのに、教義を勝手に作り変えるのは言語道断ですね。誉田さんは、神を説く人の「本当」と「嘘」を追及したのでしょうね。  世の中の「嘘」を見抜き、安易に流されず、「本当」を見極める観察力・思考力・判断力をもちたいものです。

    65
    投稿日: 2024.10.16
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    とても良い!あっという間に読んだ 鵜飼さんと、サダナのつながり。 身の回りのお世話と称してのセックス そこに、参事官も絡んでた。 キックボクサーの潤平、ブサイクとの描写だが、優しくて心の強い人だった。 誉田哲也さんの次の新作が楽しみだ

    1
    投稿日: 2024.10.03
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     面白かったです! テンポが良くてするする読めました。  グロいシーンも多く、読むのがきつかったので予想が出来る範囲で飛ばしました。それでも先が気になる内容でした。  誉田さんの作品は読みやすくて好きです。

    19
    投稿日: 2024.10.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    描写や言葉がキツくて少々読み飛ばす箇所もあった。 「薄っぺらな信者体質の人間」 この似非宗教の信者に対する容赦ない指摘は、今まで皆口を閉ざしてきたことなので、ある意味そうだよなと思った。 潤平があまりにもいい人で、ほっとする反面、ちょっとリアリティがとも感じたけど、唐津の人間性と同様この怖い物語のそれが救いなのかも

    1
    投稿日: 2024.09.24
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    安定の面白さ。 どろどろとした内容だが、登場人物がみな純情だったように思う。なので、感情移入できたのかなーと思う。

    1
    投稿日: 2024.09.22
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    誉田作品 安定の読みやすさとテンポの良さでサクサク進む 展開も王道な感じで楽しめた が、もう一展開or裏切られる感じが欲しかった

    1
    投稿日: 2024.09.19
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    首無し死体が発見され現場所轄刑事の鵜飼が現場へ向かう。捜査本部が立ち上がり昔一緒に働いていた同僚とペアになるが、昔とどこか違う鵜飼に同僚は違和感をもち… 一方で新興宗教に絡んだ案件に巻き込まれていく元キックボクサーの河野は、信仰宗教の抱える裏を知り驚愕する。 これらが徐々に交わっていく。残酷な描写もあるが誉田哲也らしい作品でワクワクが止まらず一気読みした。3.8

    1
    投稿日: 2024.09.16
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    出てくる登場人物が全員色んな負の感情を抱えており、さらに渦巻く環境がどろ沼に悪化して引きずられながらも徐々に繋がっていく。何かを信じたり、守ったりすることは良くも悪くも誰しもに存在している。個人的にはノブと唐津の過去編を読みたいと思ってしまった。2人がどう過ごしてきたのか知りたい。

    7
    投稿日: 2024.09.15
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    様々な人の視点で事件が進み、後半に焦点が合い、事件が一つに繋がる、ストーリー構成もさすがであり、非常に面白かった。

    14
    投稿日: 2024.09.10
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    首無しの死体とか怖いなぁと思うものの重苦しすぎる事なく軽すぎることもなくスムーズに読ませるのは作者の実力の高さだと思う。面白く読めました。

    2
    投稿日: 2024.09.10
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    誉田先生の作品を読んだのは始めてでしたが、一言で言って『凄かった!』。グロいシーンは苦手ですが、それも気にならないくらいに面白い

    1
    投稿日: 2024.09.09
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    誉田哲也『フェイクフィクション』集英社文庫。 ノンシリーズの長編サスペンス小説。 世の中は欺瞞に満ちている。与党が宗教団体を背景にする政党と連立政権を組んでいるだけで異常なのに、まさかその与党がカルト教団と癒着しているなんて誰が思っただろうか。そんな与党を容認する国民も異常だと思う。 『フェイクフィクション』という小説は、カルト教団の怖さ、異常性を詳らかにしつつ、世の中の欺瞞を風刺したようなサスペンス小説であった。 予測不能の展開とはまさにこのことだろう。首無し死体を巡り、カルト教団、カルト教団の幹部のヤクザ、警察、カルト教団の被害者と元プロのキックボクサーが三つ巴ならぬ五つ巴で複雑に絡み合い、『フェイクフィクション』というタイトルに見合うストーリーを展開する。 ある夜、東京の五日市署管内の路上で、男性の首なし死体が発見された。当直していた刑事の鵜飼弘道は現場へ急行し、地取り捜査を開始する。死体を司法解剖した結果、死因は頸椎断裂で、鋭利な刃物で斬首によって殺害されていたことが判明する。 一方、プロのキックボクサーだった河野潤平は引退後、都内にある製餡所で従業員として働いていた。ある日、同じ職場に入ってきた有川美祈に一目惚れするが、美祈が新興宗教団体の『サダイの家』の信者であることを知る。潤平は美折のことが気に掛かり、美折が共同生活をしている『サダイの家』の施設の様子を窺っていると突然、謎の男に襲われ、拉致されてしまう。 本体価格1,000円 ★★★★

    72
    投稿日: 2024.09.08
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    相変わらずのストーリーテラーぶりです。 ミステリーに関してはグロテスクな描写あり、アクションありで誉田色満載。期待を裏切りません。 警察組織の詳しい説明はフィクションにリアリティを持たせて、カルト宗教の闇を掘り下げ、ヤクザ組織の衰退ぶりと絡めて紡ぐ筆力も見事なものです。 躍動感のあるテンポで、グイグイと引っ張られて行くとても面白い読み物でした。

    1
    投稿日: 2024.09.06
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    誉田哲也の長編ミステリ警察小説。 東京郊外で発見された首無し死体の捜査をする警察組織、関係が噂されるカルト教団、さらに元キックボクサーの若者が入り交じり展開されるストーリーを、スピーディー且つドラマティックに描いています。 いや~・・誉田ワールド全開の快作!超絶楽しく、面白かった!! 絶対オススメです(^_^;)

    4
    投稿日: 2024.09.03
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    「殺人事件」×「宗教」×「アウトロー」 「警察組織」vs「悪魔と呼ばれる男」vs「カルト教団」vs「キックボクサー」 文庫帯や新刊案内チラシを見ただけで、ハズレなしの予感... 怖いのに、不気味なのに、気分悪いのに面白かったー。重くてドロドロした展開ではなく、460ページもあるのにサクッと読みました。後味の良い終わり方もさらに良かった。 唯一、五郎さんのことはショックだったけど...

    10
    投稿日: 2024.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やはり、誉田哲也の作品は面白い。 最近、初めての方の作品もたくさん読むようになってきています。どこかで読むペースが落ちるところが出てくるのですが、誉田さんに限ってはそういうところが全くない。今回はこれまでのシリーズものの姫川さんや歌舞伎町セブンが登場しないのでどうかなと思いながら読んだのですが、逆に新鮮で一気読みしてしまいました。 誉田さんでよく用いられるグロテスクな表現が今回も登場しますし、圧倒的に強いファイターも登場しますし、ちょっと道を外れた刑事も登場します。読んでいる最中から誉田さんいいわ〜と思いながら、あっという間の数日でした。 並行して読んでいた他の本よりも後に読み始めて、先に読み終わってますからね。それだけ、自分が読みたいと思ったんでしょう。

    2
    投稿日: 2024.09.02
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    なかなかに愉しく読んだ。「続き」が凄く気になって夢中になる。大きく3者、主要視点人物が設定されていて、事態が動く中で3者が交錯して行くという感じだ。何か映像コンテンツが頭の中に思い浮かぶような造りである。 物語の冒頭部では、この主要視点人物となって行く3者が現れ、事態が少しずつ動き始めて行く。 鵜飼道弘警部補が在る。五日市警察署の「刑事生活安全組織犯罪対策課」、縮めて「刑生組対課」の係長だ。「東京都」とでも聞いた時に思い浮かべる様子とはかなり異なる、地方の然程人口規模が大きくない地域の、農村部や山村部を管轄区域に含む警察署のような様子の場所である。鵜飼警部補は当直勤務に就いていた。五日市署では、当直の時間の中で2回も現場に出るということは思い当たらない程で、当局が始まるか始まらないかのような夕方から、深夜を経て早朝に至る迄、数え切れない程に現場に出る繁華街を擁する都心の警察署のような様子とは大いに異なった。この五日市署の管内で、早朝に通報が在った。農業を営んでいる住民が遺体を発見したというのである。鵜飼警部補は、辺りの駐在所で活動する警察官を動かしながら、自らも現場に出た。遺体は首が無い異様な様子であった。やがて特捜本部も設けられた。本部の捜査一課から乗り込んで来た捜査員の中に、嘗て同じ署で仕事をした経過も在る梶浦の姿が在った。 河野潤平が在る。キックボクシングでの成功を夢見て、地方の高校を中退して東京に出て来た。プロ選手になって順調にキャリアを重ねていたが、或る時に試合に敗れて負傷した。そして思うように動けなくなり、プロ選手を退いてしまった。仕事を探していた中、製餡工場のベテラン職人と出会い、仕事を始めた。ベテラン職人に仕事を教えてもらい、職人になっていた。やがて趣味として格闘技のジムで身体を動かすという程度のこともするようになっていた。自身を含めて数人が働く製餡工場に、或る時新たなアルバイトが入って来た。可愛らしい若い女性だった。19歳の有川美祈である。潤平は彼女に興味と好意を抱いた。 鵜飼警部補は「首の無い遺体」を巡る捜査を懸命に進めている。潤平はと言えば、美祈と仲良くなりたいと懸命だった。やがて潤平は美祈が【サダイの家】なる、キリスト教の流れを汲むらしい新興宗教に関わっているらしいことを知ってしまう。そしてその【サダイの家】に深い関りを有する人物が現れる。 唐津郁夫は【サダイの家】の「裏の仕事」というようなことに関わっている。教団の小牧哲生総本部長とのやり取りで色々と動くが、実は暴力団幹部である。若き日に知り合った牧師が、【サダイの家】になって行く教団を起し、件の牧師の娘である現在の教祖もその頃から知っているという縁が在った。唐津は牧師を慕っていて、その縁を大切にしていたということになる。この唐津に「首の無い遺体」の件が伝わり、遺体は【サダイの家】に敵対する弁護士ではないのかという話しになった。 こういうようなことで主要視点人物となって行く3者が現れる。「静かな農村部で異様な遺体が発見」という事態が如何に進んで行くのかというのが本作の物語である。「首の無い遺体」を巡る警察の捜査という話しと、職場に現れた若く可愛らしい女性と仲良くなってみたいという青年の話しというのが、或る団体の“裏”に纏わる事柄で繋がって行くということになう。色々な角度で強く引き込まれる物語だ。 主要視点人物となって行く3者は各々に面白いと思う。鵜飼道弘は、「東京都」というようにも思い難いような長閑な署で飄々と勤めているようだが、秘めた思いを如何にかしたいと思っている。河野潤平は不器用で真面目な若者ということになるのであろうが、異常な者達と関わった人達と知り合って、それを如何にかしたいと奮戦する。唐津郁夫は、暴力団員であるというようなことを度外視して温かく接してくれた人物への敬愛、義理で活動を続けて来て、色々な秘密にぶつかることになる。本作を読んでいると、こういう主要人物達や、周りの人達が如何なって行くのか、何時の間にかかなり力が入る。また個人的には、唐津が振り返る牧師が語った話しというのに、何か凄く惹かれたということを記しておきたい。 本作の様な感じは、如何にもこの作者らしい感じだ。一見、無関係な話しが絡まり合って行くような様子が凄く面白い。広く御薦めしたい。

    5
    投稿日: 2024.09.02
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    凄く良かった。 新興宗教の話はリアルだから凄く怖い。 どこかのレビューに性描写がキツいみたいな事が書いてあったから、いつそんなの来るんだろうとヒヤヒヤしてたら、なかったから拍子抜け。 ノブみたいな人が一番怖いかなぁ

    1
    投稿日: 2024.08.29
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    感想 深淵を覗く時。誰かのために怪物になれるだろうか。法を犯し、誰かの尊厳を踏みにじる。その手は汚れ、きれいなものに触れられなくなる。

    2
    投稿日: 2024.08.23
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    暴力描写と性描写がキツかったです。解説に述べられいるとおり「この作品はこわい」。それでもページを捲る手を止められなくなったのは「登場人物のほとんどが誰かのために、自分のためでなく誰かを思って戦っている」からかな。

    2
    投稿日: 2024.08.22