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働くということ 「能力主義」を超えて
働くということ 「能力主義」を超えて
勅使川原真衣/集英社
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総合評価

104件)
3.8
24
44
21
7
2
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    能力の優劣によって選び選ばれて分配の量が決まる社会は間違っているのでは?という内容。 働くということは個人で成り立つものではなく、複数人で協力して成しうる行為であるから、優秀な人を1パターンと捉えるのではなく、様々な人を受け入れるべき。成功パターンを押し付けるのではなく、その人にあった仕事を割り当て、働きやすくなるようサポートすることが大事。 内容は理解できたものの、能力主義から脱するのは難しいんだろうなと。 様々な個性の人を受け入れようといっても、 例えば採用の場合は採用人数に対して、多くの応募者がいた場合にはより能力がある人を選ぶしかないだろうし。 ただ、能力って何だよ!とは本当に思う。結局は面接でしか判断できないものなので、どんな能力よりも話力がある人が有利なのかなと。

    0
    投稿日: 2026.03.20
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    二度関感心。 一つ目、、著者が誰かを確認せず読み進め、 癌と戦いながら子供を育てかつこうして仕事をしているんだ、、 と思いつつ、 著者がインタビューしている場面で、自分のことを「テシ」 と書いている。 ん?勅使川原真衣さん。 文化放送の「武田砂鉄ラジオマガジン」のpodcastで ついさっき聴いたばかりのひと! 鋭く柔らかく世相を切っている人という印象だったが、 え、あの人癌なんだ!と驚く。 まあ、癌は今は治らぬ病気ではないが、 それでも注射したり大変だろう、、 頑張ってほしい。 そして何より内容。 働く、能力主義、選ばれしもの。 能力を一直線上に考え、 自分より上下で物事を考える風潮。 だから息苦しい。 ホントは評価軸は一つじゃない。 多面。 そもそも評価、じゃない。 適材適所。それぞれの個性に合った仕事をさせて初めて組織は回る。 同じことをさせる工業化社会がそのあたりを歪ませる。 日本の教育、社会の仕組みはいまだに工業化社会のまま。 正解のある試験でいい点を取れば優秀とされ、 そういう人物が東大に行き、政府の偉い人になる。 いい点を取る=間違えてはいけない 今の日本の悪いところだ。 私間違えませんから。優秀。 これがどれだけ時代にあっていないか。 そして多くの人を苦しめているか。 今の政府では気づくまい。 そういう人ばかりなのだから。 であれば国会議員がそれをやればいいのだが、 世襲の人たちはそこまで頭が回らない、、、 優秀じゃないけど選ばれし人たちだし。 私も優秀とはいいがたい、特性のある人を相手に今闘っている。 その人を排除せず、AIを使ってでも生かそうとしている。 皆がそれぞれの場所で活躍できるよう。 レゴは面白いたとえ。 一個一個はバラバラでも完成するとすごいものになる。 それを目指したい。 まいさん、がんばろう! プロローグ 働くということ――「選ぶ」「選ばれる」の考察から 序章 「選ばれたい」の興りと違和感  第一章 「選ぶ」「選ばれる」の実相――能力の急所 第二章 「関係性」の勘所――働くとはどういうことか 第三章 実践のモメント 終章 「選ばれし者」の幕切れへ――労働、教育、社会

    9
    投稿日: 2026.03.12
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    思っていること言われたことを文字通りに捉えるのではなくて、視点を変えて考えてみるっていうのはどんな仕事にも必要。

    0
    投稿日: 2026.03.05
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    久しぶりに難しい!!って本に出会った。哲学的だからかな。2回読んでなんとなく理解。 能力って良し悪し、高い低いじゃなくて、十人十色なものなのに、それを物差しにして「選ぶ」「選ばれる」社会は生きづらい、変えていこうよって本。 1人でできる仕事はなくて、集団で動くのだから、レゴブロックの1ピースに優秀さを求めるのはナンセンスで、全体でバランスをとりましょう。それが社会で生きるってことだよ。 極論まで行くと、社会主義共産主義みたいになっていくのかもしれないけど、この考え方を持てたら自己にも他者にも寛容になれる。

    0
    投稿日: 2026.02.07
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    読み終わったけどフワッと触れた感じが否めないくらい内容が掴めなかった。 モードを「選ぶ」っていうことが多分メインメッセージ。

    0
    投稿日: 2026.02.03
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     現代のあらゆる組織における、「選抜や報酬の配分」の根底にある能力主義のオルタナティブを示そうとする意欲的な著作。ストーリーや先行研究等、さまざまな具体例を示しつつ、「疑い無き論理」として能力主義が現代の「唯一の答え」となっていることを批判している。  組織人(あえて社会人とは書かず)となって、私も間もなく6年目を迎えようとしている中で、食い入る様にして読み終えた。筆者の主義主張は、とても理解ができる部分も多い。  ただし、これは勿体ないなぁと思うのだが文章の論理がところどころ整備されていない?と言うか、分かりにくい文章の流れが散見というべきなのか、そういった部分もあった(これはまぁ無視できるレベルなのかもしれないが)。そもそも、本書に一貫して出てくる、「個人のモードを選ぶ」という主旨の表現は、「人が人を選ぶ」という現実と対比させたいのは分かるが、論理的に破綻とまでは行かないものの、フワッとしていると感じた。  まぁそれはさておき、著者は「選び、選ばれる前に」すでに「揺らぎながら」もがきながらも、「うまくやっている」という既存の成果を存分に「認め合い」、一人一人の労働者が「受け入れられたと安心し」、そこから「組み合わせ&対話」の論理を展開していこうと力強く主張している。つまり、能力主義=個人主義のオルタナティブは、「組織の組み合わせ主義」なるものだとも言える。確かに、筆者が言うように、組織である以上は、仕事は「ひとりで完結しない」はずである。そうであるにも関わらず、世の組織の評価段階ではあらゆる仕事のパフォーマンスに「○○力」のように無理やり名前を付けて、最終的には「ひとりの労働者」として評価を行う。私の勤め先で言えば、さかんに叫ばれる「営業力」であろうか。評価については、確かに現実の難しさを理解していても、やはり少なからず矛盾を孕んでいることは認めざるを得ない。以上の論点については、「レゴブロック」に例えて大変秀逸な論述が行われているので、ぜひお読みいただきたい。  以上を踏まえても、なお私に残る論点は重い。筆者が「○○力」という見えもしない、ありもしないような能力によって、「人々を序列化」し、評価し、「選ぶ」世の中を否定するには、本書の「脱・能力主義」の主張はまだまだ弱いのではないか。  筆者も認めるように、現実には能力主義を根底とした「競争と選抜」が必要な分野は多分にある。また、私が思うに「能力主義」は原始時代より始まった、単なる弱肉強食の論理だと思うからである。現実に、KPIだとか、SPIだとか、あらゆるデータを頼りに「業務効率化」を行ったり、現代であればあらゆる分野に統計的手法が活用されているが、これも過度であり、信奉され過ぎてませんか?と筆者は警鐘を鳴らしているのだろう。これは私もそう思う。要はバランスと、分析する対象(人の能力を測ろうとするSPIで言えば、そもそも人の能力を)をよくよく定義することが大事だよということなんだろう。  人間の生存本能と、資本主義社会における「市場での競争」とそれを通じた「経済成長」。これらは際限がないのも事実であるが、我々人間にとってのオルタナティブは一体何なのであろうか?  私個人も、答えが知りたいあまり、著者の勅使川原さんに期待し過ぎ、頼り過ぎていたようです…  色々と書いてきたが、結局本書からの学びはとても大きいものがあり、あらゆる人に示唆を与えるだろう。私個人としても、本書にあったように色んな価値観を受け入れながら、現実における答えを、1つに決めつけず=楽せずに、七めんどくさいが、めっちゃくちゃに楽しくて、荒々しい、この世の中を「他者との関係性の中で」楽しんでいきたい。  最後になるが、まず私が取り組めることとして、たやすく、人の持っている何かを「行動力」や「コミュニケーション力」のように分類せず「自分が名前をつけて、評価しようとしている(日頃している)ものってそもそも、何がどういう状態のことなのか?」と少し立ち止まるように出来たら、少しずつ周囲が良くなっていくのかなと思ったところである。      

    1
    投稿日: 2026.01.12
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    "能力"は置かれた環境によって変化するものであり、そして他者との組み合わせによって変化するものである。つまり、個人そのものに属しているものではない。あの人は能力がある、ないと判断をすべきではない。大切にしたい視点を言語化してもらったような本。

    1
    投稿日: 2025.12.23
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    「能力に基づく公平」は虚構に近い。個人の能力は親と環境、文化資本に深く規定され、教育市場は成功者の生存バイアスで構築される。政府が掲げる“能力向上”も経済成長のためのプロパガンダで、選抜と配分は切り離せない。さらに「できる/できない」は固定特性ではなく単なる状態であり、そこから主従関係や序列が生まれる構造そのものが本当に健全かを問い直す。結局、働くとは他者と関わることであり、能力を軸に人間を配列する現在のモデルそのものを再考する必要性を示している。

    1
    投稿日: 2025.12.07
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    「仕事なんだから」「働くってこういうことなんだから」…果たして本当に? 学校に/職場に/社会に蔓延る、『能力主義』 その冷たくドライな風潮に疑問を感じたことがある人、そしてそんな疑問を抱きながら日々働く自分を生きづらいと思っている人へ

    1
    投稿日: 2025.12.05
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    資格試験を前に、心ここにあらず状態で読んでいたのでなかなか進まないし。言ってることも分かるけど… なんかモヤモヤ(笑)コンサルの話のところで。最後まで読むと、なんかしっくりきた気がします。 プロローグとエピローグの家族の会話からして、有能な家族すぎとか思いつつ(笑) 「選び」「選ばれる」能力主義に疑問を呈すという内容です。働くということは、能力が大事なのではなく組み合わせが大事。お互いが感謝と敬意を持ち合わせる状態が大事。 多くの人がかかえる「生きづらさ」がなくなりますように。

    17
    投稿日: 2025.11.28
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    能力主義に対する批判が面白かった。 まず「能力」という言葉そのものがはっきり定まった実体を持たず、人の動きやふるまいをまとめた仮の呼び名にすぎない点が指摘される。本来は混ざり合っているはずの要素を、あたかも一つの線で切り取れるように扱っているところに無理がある。 次に、そのあいまいな言葉が社会の仕組みの中で大きな重みを持ち、不平等を解きほぐすどころか、「能力による差なら仕方ない」と思わせる理由付けとして働いてしまう点が問題として示される。配分の正しさを支える根拠のように見えながら、実際には納得を押しつける装置のようになっている。 さらに、「求める能力」がどんどん抽象的になり、働く人がどのように努力すればよいのか分からなくなるという指摘がある。コミュ力や人間力、問題解決力、デザイン力などなど。人の力をまとめて測ろうとする言葉が増え続ける一方で、その中身はぼやけてしまっている。 読み終えて、「能力」という言葉を実体のあるものとして扱うのではなく、人のさまざまな動きや状態を便宜的に束ねた呼び名にすぎないものとして受け止める方がよいと感じた。見えている「能力」は、広がりのある全体の中から恣意的に切り出された断面にすぎない。その前提を忘れないことで、働くことをめぐる議論をもう少し正確に捉えられると思った。

    1
    投稿日: 2025.11.27
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    以前読んだ「『能力』の生きづらさをほぐす」の続編。前回の著書と内容的に重なるところが多かったように思います。 副題にあるような「能力主義」を超えて働くために、社会がどう変わっていくべきか、ということの提言で、個人というより、地道に社会が変わっていかなければならない、という趣旨でした。章のタイトルに「終章まとめ…ず視点を託す」とありますが、明確な解決策はなく、著書のような専門のコンサルが入っている大企業ならまだしも、そうでない大多数の人間にとっては、こうした視点をもちながら、徐々に社会を変えていかなければならない、という将来を見据えた話になると思いました。 以下、目次と要旨●をまとめました。 【プロローグ】 働くということ―「選ぶ」「選ばれる」の考察からー 1「選ばれたい」日常 2問わぬまま逃げ切れるのかー問題提起― ●歴史的・構造的な「選抜」な「能力」論の積年の課題を理解し、見直すべき点を立ち止まって考えるべき。 【序章「選ばれたい」の興りと違和感】 1選抜とは何か、なぜ必要かー「分かる」「分ける」「分け合う」 2違和感の代弁者―教育学者が語る「能力主義」の欺瞞 3性懲りもなくいっそう蔓延る「能力主義」 ●「能力」を獲得し続け、「選ばれし人」を育てる個人の『能力開発』から、自分や他者のことを「分かり」「分け」「分け合う」『組織開発』への移行。 【第1章「選ぶ」「選ばれる」の実相―能力の急所】 1急所を探して 2空想社会科学小説「メリトクラシー」の含意 3「能力主義」を社会の選抜・配分原理にすることの何が問題か? ●働く場において「不平等の納得」のために編み出された「能力主義」だが、仕事とは個人が社会に一人きりで真空パックされて行うものではない。組織として運用されるためには、仕事現場の空間を分析する等のもっと根源的な問いかけからスタートすべき。 【第2章「関係性」の勘所―働くとはどういうことか】 1脱・「能力主義」の現場 2能力論を解きほぐす 3他者と働くとはーエッセンシャルな視座 4変わるべきは誰か 5脱・「能力主義」とは「人間観」の見直しである ●立派な社会構成員を作ることを教育が担う。教育が「能力をより多く、より高く、『自立』して生きる」よりも「生き方を考え、主体的な判断と共に行動し、自立した人間として、他者と共により良く生きる」ことを重視しても、労働の現場がその思考に接続していなければ骨折り損となってしまう。 【第3章実践のモメント】 1なぜ今「働くということ」をことばにするのか 2あの人が自分のモードを「選んだ」とき 3「正しさ」から下りる ●社会は変化する「自己」と「社会」から形成されている。二項対立的に一元的な正しさにとらわれてはならない。能力が必要な場面も必ずある。それぞれの人が持つ興味、守備範囲を持ち寄って、総じて幅広な見解を確保することが、脱・「能力主義」的「働くということ」のポイント。 【終章「選ばれし者」の幕切れへー労働、教育、社会― 1リスキリングブーム 2教育の土台 3余裕を奪う言説 4頑迷な「正しさ」 5決め切らないこの本―終章まとめ…ず視点を託す ●リスキリングとは、典型的な「新しい技能」が必須なのではなく、今ある感覚、知識を俯瞰して、既存の物事から「新しい一面を見る」という挑戦を自ら「選ぶ」こと。「働くということ」は、生きる限り誰にでも関係する根源的な営為であるため、互いを認め合い、活かし合い、次世代に希望のバトンをつなぐこと。 【エピローグ】 ●働く上で必要な視点・態度は、個人の「能力」ではなく、組織で必要とされる「機能」の担い合いである。 「できる」「できない」は「状態」の話であって、固定的に個人に備わる能力の話ではない。 「働くということ」とは、他者から選ばれる一般的な選抜とは全く異なる世界観で、自分のモードに気づいて思考や言動を「選ぶ」こと。他者や環境と「組み合わせて」生きること。

    5
    投稿日: 2025.10.26
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    まだ読んでいる途中だが、凄く良い本だと感じている。自分は、人を能力で判断してしまう傾向があり、能力が低い人とは一緒に何かをしたくないと思ってしまう。果たして、仕事をする上でそのような人を選ぶことはどういうことに繋がるのか、本当にその選ぶことは正しいのか、色々と考えさせらる一冊だった。

    2
    投稿日: 2025.10.21
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    機会平等で等しく教育を受けられるようになったことで、能力の有無は自己責任で負う時代となった。その中で、社会や会社で選ばれるために、評価をしたりされたりするようになった。 評価が必要なのか、本質は評価では捉えられないのではないかという疑問を投じている。 リスキリングなど選ばれる側が選ばれるように努力するだけでは限界で、選ぶ側も今使える人的資源でやりくりする工夫が必要。 拙速な理解ではなく、宙に浮いた状態を耐える力(ネガティブケイパビリティ)にも言及している。 私自身も、仕事ではリーダーとして振る舞うことも多いが、できない人に当たるとき、どう生かすかを考える意識転換が必要だと改めて痛感した。

    8
    投稿日: 2025.10.20
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    能力の高い人間を採用しようと思っても、実際には能力の定義は様々で絶対的な指標はない。 多くの人が関わって初めて仕事ができるのだから、能力よりその人の人となりや経験、得意分野など人に着目した人事配置や評価をすべき。 他人と比べて落ち込んでいる時などに読むと、こんな自分でも多少は役に立てるのかなと思えて元気が出る。

    2
    投稿日: 2025.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いま社会人18年目。 「人材」を「人財」と表記するようになったのはいつからだったか。これを目にしてから、ずっと背中がムズムズするし 北関東に展開する中小企業である弊社で「目標管理設定」が始まった10数年前から、ずっと「個々人でこれ設定して評価するって(部署によっては)実情に合ってなくね?」とモヤモヤ。 その評価をする管理職の皆様は自己の能力発揮して会社に貢献しとる?とてもそうは思えない。十何年も管理職の面子も配置も変わってないけど? 転職を考えだしたこのタイミングで、一度改めて「現代社会で働くということ」について考えるいいきっかけとなりそうと思って今2週目。 終盤にまた出会った「ネガティブ・ケイパビリティ」

    3
    投稿日: 2025.09.15
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    私は労働というものが死ぬほど嫌いだ。できることなら本を読み、映画を観て、Podcastを聴き、散歩をして、おいしいものを食べて暮らしていたい。読みたい本、観たい映画、聴きたい番組、歩きたい道、食べたいものが多すぎて、労働なんてしている暇はない。労働をしている理由はただ一つ、自分の尊厳を削られない範囲で金を得るため。それだけである。 それなのに最近「リスキリング」なんて気持ち悪い言葉をよく耳にする。自己研鑽をして市場価値の高い人間になれ、という話らしいが冗談じゃない。私は労働に自己実現を求めていないし、人生を労働に捧げるなんてまっぴらごめんだ。リスキリングなんてクソくらえ、と思っている。 そもそも、なぜ能力を磨かなければならないのか。なぜ社会にとって有用であることを証明し続けなければならないのか。そしてその「有用さ」が、自分にとってはまったく価値を感じられないのはなぜなのか――ずっと疑問に思っていた。そんな折に出会ったのがこの本だった。タイトルにある「能力主義」という言葉も、この本で初めて知った。 本書は、能力主義がいかに一面的な尺度であり、多くを見落としているかを示している。そもそも「優秀な人」とは何をもって優秀とされるのか。組織づくりの実践や能力主義からの解放の試み、さらには「働くとは何か」まで、丁寧に解きほぐし説明してくれる。また、「能力主義を批判するなら医師や弁護士はどうなのか」といった疑問にも応えている。 人は複雑で多様だ。一元的な視点で評価するのではなく、それぞれの持つ特徴を持ち寄り、組み合わせていく方向に向かえばいい。そうなれば「自分の能力を発揮したいのに機会に恵まれない」とか「もっと気持ちよく働きたい」と思っている人の気が、ずっと楽になるのではないか。私はそちらのほうが断然いい。

    8
    投稿日: 2025.08.30
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    うーん。 つまらなかった、、 とにかく【能力主義】を否定したいだけの本って思ってしまって、ダメでした

    4
    投稿日: 2025.08.29
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    前半半分がメインだった。 脱能力主義ができれば、まず自分が救われそう。 俯瞰してどんなモードになってるか、感じ取りたい。 どんな環境にいようが、自分が脱能力主義でいることはだれにも妨げられない。まずは自分から。

    1
    投稿日: 2025.08.28
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    人により好き嫌いはありそうな本。 確かになぁと思う面もあったのでひとまずこの評価。 『能力』主義なる目には見えないとので人を振り分けて当然と言う現代のコンプレックスへの批判。 人を選ぶ・選ばれるのではなく組織の中で組み合わせの妙として助け合う、いかに活用するかということ。 そして選ぶことは他者ではなく、自己に向けられるべきであり、自分自身のモードを選ぶこと、それこそが働くと言うこと。 確かに能力、コンピテンシーなんて過去の成功に基づくのみであり本来的にすべきこととは異なる。 曖昧模糊としたものではなく、いかに実績・仕事を行うかということが本当は大事なのだと思う。 個人ではなく組織への介入、それが組織開発という著者の言う方法論でありベースを整えるべきと言う論。 レゴの例えのとおり、集合体としての完成物になるために試行錯誤を繰り返していくこともあるべき姿の一つなのだろう

    2
    投稿日: 2025.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    脱「能力主義」だという主張なのだが、いけないのは「優秀」「優秀でない」という1軸で評価することなのであって、多様な「能力」を評価することは否定できないのでは?という点において共感ができなかった。英語のスキル、プレゼンのスキル、論理構築力など、多様なスキルや能力を適切に評価して(これらは、ちゃんと評価基準を定義できる)特性に合った働き方をしてもらって、成果を出していく、あるいは評価をしていくという話と思うので、そもそも課題意識がずれてしまっているように感じた。 「みんな、今のままを受け入れて、認めて、レゴブロックのように組み合わせて働いていこうよ」、としてしまうと、それは向上心とか、業界における競争とか、よりいいものを生み出そうとか、もっと素晴らしいことをしようとか、そういうものを否定してしまうのではないだろうか?社会主義的な思想を感じた。 入口で共感できないため、読み進めるのも難しくなってしまったのだが、そのせいもあってか、既存のシステムの批判も上から目線に見えてしまうし、批判するときには相手の表面的な解釈で批判するのに(例えば、「能力なんて、どうやって測るの?」という疑問文でさぞ当たり前のように全てを表現してしまい、測ることが本当にできないかは掘り下げない)、自論については相手からの反論をたくさん予想して、しつこいくらいに(言い訳のように)追加の議論を足している。その姿勢も含めて共感性に乏しい印象。 

    1
    投稿日: 2025.08.17
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    能力主義という、日本型メリトクラシーについて現状認識をまとめた内容。我々は教育課程における偏差値、就職での選抜といったプロセスにおいて能力を評価されることで高レベルかつ良い待遇の教育や仕事を得られる暗黙の了解がある。それは従来の縁故主義や階級社会を超克する平等で民主的な選抜方法として認識されている。 しかし実際のところ、企業が掲げるコミュニケーション能力や課題解決力といった指標は曖昧かつ相対的なことが大半であり、企業や裁量者にとって都合の良い判断に委ねられている。また良い大学に進学して良い企業に入る、という現代社会で認められる成功とは、親の職業や収入といった環境面に左右されることが研究によって明らかとなっており、実質的には格差が固定されている。 その結果、社会においては能力開発の名の下にコンサルティングや人材研修、採用支援のようないわゆる中抜きビジネスが全盛を迎えており、この抽象的な成功例や理想像に対して企業や個人がお金を払う構図が増大してきている。またマクロ的にみても、2000年代から導入されてきた企業の成果や能力に応じた報酬を支払う制度が、実際のところは人件費の抑制や採用減といった方向に作用してきた実態があり、本来は報酬として支払われるべき企業予算がこれら人材ビジネスに回っている状況となっている。 働く個人として、この状況に抗う術とは何か。複業でいくつもの企業の仕事を並行させて雇用条件を安定させる、やりがいのような精神的安定を企業に依存しないといった対処が考えられるが、選択肢に乏しい実情も垣間見える。とくにAIやDXという潮流下で、人手不足が叫ばれる昨今において、キャリアアップや社会的成功といったメリトクラシー的な幻想を捨てて、まずは自分から働き方を変える方が実はリスクが低いのではないか。仕事の能力というごく一部の評価で左右されるには、一生は長過ぎるのだから。

    9
    投稿日: 2025.08.17
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    普段組織管理を生業としている者として感じている違和感を、著者が言語化してくれていました! 今の能力主義である世の中へのアンチテーゼが見事に書かれていました。 「だからどうすればいいのか」というのに対する明確な答えは書かれておらず、やはり都度都度考える必要があるのだろうなと、改めて実感しました。

    0
    投稿日: 2025.08.03
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    大量採用ではわかりやすい評価軸を用いずにはいられない側面がありそう。その兼ね合いが難しい。だからこそ学歴主義もなかなかに消えない。 働くという場面においては結局は、人間は「他者への貢献性」が生きがいなはず。その人に合った、組織への貢献の仕方を共に探し、サポートするのが管理職の役割なのだろう。

    0
    投稿日: 2025.08.02
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    自分が安心できる立場にいるという思いはないけど、言っていることに共感できずに、結局何を言いたいのか理解する前に読むのをやめました。 本書の狙いは、現代の人への評価・采配の仕組みに対する代案について論じることにあるとのこと。 采配とは ・特定の集団や状況において、適切に人や物事を動かすこと 選抜とは ・特定の集団や状況において、適切に人や物事を動かすこと。 なぜ私たちは、ただ生きるにしても「選び・選ばれる」必要があるのか。 ↓ あらゆる資源には限りがある。そのため、いかに「分け合う」か、が問題になってくる。 ↓ ここで登場するのが能力。能力の違いによって、人々を分け、限りある資源を分け合う。 というふうに、続いていき、 能力で選ばれる能力主義ならば平等なのか? という問いが投げかけられますが、もうこの辺からダメが一気に溢れてきました。 個人的には、能力主義に全く違和感はないです。 子どもの頃から、税金で介護されて、文句ばかりの患者の話を看護婦だった母から聞かされていたこともあるからか、子どもの頃から、当たり前のことだと思っています。 家庭環境に恵まれない人や、生まれた環境でどうにも選択肢がない人意外は、能力主義というより、努力するか、しないかでしかないと思っています。 能力で人生を采配というキーワードがでていたけど、人生を采配するのは自分でしょ、と思う。 能力が不平等という表現もでていたが、それもおかしい。いかなる人間でも、何かしらの能力を得ることはできる。制限は人それぞれあって、生まれた時の状態や環境に依存して、大小はあるだろうけど。能力が何もないなんてことはないだろう。 能力をこの目で見たことがある人はいません、という言葉がでてきたが、これも共感できない。 スポーツなんて、能力そのものだし、その技術の成長に向けて努力していることだって、能力でしょ。人を引き寄せる人と会った時は、その醸し出す雰囲気だけで、能力を垣間見ていると感じる。 いろいろなことを求められていくことに、そこまで苦痛さを感じることが全くわからない。 苦痛だと思うならやらなければいいだけで、苦痛に思わないけど、求められていることに目を向けていけばいいだけ。 今は、これだけ選択肢があるんだから。

    53
    投稿日: 2025.07.30
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    勅使河原さん二冊目。『これくらいできないと困るのは君だよ』の対談集を先に読んでいたので、内容はかなりわかる。 たぶんこの本から読んだ人は、少し微妙な評価になりそう。 そして勅使河原さんの主張に賛同できない人も多いと思う。それは能力主義や競争で勝っており自分が安心できるポジションにいる人。きっとポジショントークだと思う。競争に勝てない人、苦手な人、能力はその時点のできる・できないということ、機能の組み合わせということ、気持ちを受け止めること、どっちか一辺倒の考えになることがかなりの問題点であると言っていることが共感できたら働きやすいな。 この新書は、新書大賞にランキングしていたなんて!ランキングも機能している。 前半は復習ぽく。後半はこの新書ならではの事例のやり取りが記載されておりよかった。 新書だけにアカデミックで主張の補足となる引用が多くよかった。読みたい本が増えました。 『メラトリクシー』~イギリス、マイケル・ヤング。その人は何ができ、どんな貢献をしているのかという、「メリット」を完璧に測定できるようになtった、社会風刺の空想小説。1958年に書かれたよう。 怒りは二次感情。怒りの前に戸惑いがあるので、怒っている人を観察して、その人の戸惑いを解決できなかった組織の地雷はどこにあるのか観察し情報収集を続ける。 レゴブロックで優秀を考えてみる。1つのブロックの役割。 問題の根源は、「一元的な正しさ」に社会が支配されていること。 欠乏を自己にも他者にも突きつけることの不寛容さ、能力主義的な香りが非常に気になる。「まだまだ」と「謙虚」であることの問題。 するの価値を見誤らない。 耳を傾け、承認し合うこと。だからアウトプットの方が大事。 なので組み合わせだけやっててもうまくいかない。吐露できる場がいる。 すでに在る・有るを認め合う。 未来に競争でないなにかを残したい。 人と人とが組み合わさって、助け合うことが生きること。 有能になることや、自立することのために生きているわけではない。 エドガーシャイン『人を助けるとはどういうことか』 宇田川元一『他者と働く』 相手に良し悪しつけず、まず一旦そう思ったんだねと受け止める。 非官僚的組織を目指すことは、高度に自己の内面を俯瞰し他者と協働していくことでもある。そういう組織に相性が悪い人もいる。 個人がモードを選ぶと同じように、人を選ぶのではなく、自分たちのありたい姿やそれを実現するために適切な体制や方法を選ぶこと。これが会社の組織も大事。 『通知表をやめた』小田智博 磯野真穂『他者と生きる』 リスキリングは成長したものから分配できるという発想なら、厳しいのでは?という見解。 主観を受け止めてもらえる経験。 仕事とラベルが貼られた何かと、仕事外の余暇、遊び、余白というラベルの貼られたものがあるかのような視点で批判する人はいる。 客観性の落とし穴(村上靖彦) 映画を早送りで観る人たち(稲田豊史) デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか(針貝有佳) 失敗前提でとりあえずやってみる。 ケアするのは誰か?(ジョアン・トロント) 偶然とは何か(竹内啓) 争わない社会(佐藤仁)

    54
    投稿日: 2025.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    選ぶ、選ばれる、の真っただ中にいる中、 考えさせられるなー。 個人の能力と思っている者は、実は偶然生まれた環境であったり、出自であったり、とも言われる。人間一人で生きているのではない、一人では生きられない、とも言われる。 でも実際私たちの生きている社会では、成功するには個人を単位としてとらえる動機を与えるしくみや制度で溢れている… そしてそもそも、教育基本法でも、個人単位での人格の完成を目指しているということを知った。 そういったことへの違和感を共有されている著者。そして、個人能力ではなく、持ち味の組み合わせだ、と、働く場でも、教育の場でも、他者とともにある姿を具体的に伝えています。

    0
    投稿日: 2025.07.26
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    初めの40ページくらいを読んだところで、自分の考え方やしてきたことが全部ひっくり返されるのではないかという恐怖をビシビシ感じながら読み進めていきました。 自分の考え方を見直さねばと思った部分もありましたが、自分のしてきたことが間違いではなかったと思う部分もあり、少し救われました。 まず、「働くということ」はわかりました。 これを教育という観点からどう見るか。 「能力主義」をどうやって超えていくか。 「次世代に引き継ぐべきではない」社会や学校の在り方をどう変えていったら良いか。 管理教育から新自由主義的な教育が主流になりつつあり、つまりは自己責任の時代に傾いている。 管理でも自己責任でもない教育とは何か。 「モード」を変えるというのが、ヒントになりそうだ。

    0
    投稿日: 2025.07.26
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    口語で読みやすく、内容も組織開発について理解が進む。リスキルとか自己啓発とか、少し斜めから見ていた私にはどストライクでした。能力やらコンピテンシーやら、うちの会社でもありますが、モヤついていたのもどストライク。マネジメントの参考なります。

    0
    投稿日: 2025.07.08
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    現代に蔓延る選び選ばれる能力主義。それは本当に正しいことなのかと疑問を投げかける本。とても丁寧に書かれた本だと感じました。こうするべき、真実はこうだ、などという主張ではなく、こうも考えたらどうでしょうかという優しく語りかけてくるような感じでした。 「自分の在り方」に無頓着なままの問題解決などそうないのです。 他人選ぶ視点ではなく、自分のモードを選ぶ視点を持ちたいと思いました。 ただ、この本は広い視野が必要になる本です。視野を広く持つと物事を多面的に見れる代わりに分かりやすい結論がなくなります。そのためこの本を分かりにくいととる人もいるような気がします。(それこそが他人と働くことだという筆者の意見もありそうですが、)資本主義の社会で実績やお金を稼ぐことを求められる世界でどこまでこの主張が通るのかが気になりました。人間は直ぐに結果を出したいし、直ぐにできる人や人にわかる成果をだせる人が認められお金を稼げる構造です。だからこそこの社会の構造をおかしいのかもしれないなと思える広い視野を常に持ちたいなと思いました。

    1
    投稿日: 2025.06.25
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    現代人の生きづらさはわかる。 チームメンバーで感想共有したが、みんなうなづきながら聴いていた。恐らく共感する部分があったのだと思うし、当社も能力主義に基づく選民思想全開で人事研修、昇進昇格を決めている。そんな仕組みの中では選ばれることへの喜びは変わらず存在するものの、生きづらさも変わらない。マネージャーを目指さない若者も減らないように思う。 自分のモードをえらぶこと、理論的にはわかるが、モード自体が能力と読み換えることもできてしまうのではないか。役割に関係なく多くの方に読んでもらい、こういう考え方があることを知ってもらいたいと思った一冊。

    0
    投稿日: 2025.06.25
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    今いる場所をどう捉えてその問題を解決していくかという点には一定の方法論かもしれないけど、働くということ全体を語り切れるわけではないように感じる。個人の立場からすれば何かの「能力」という型にはめられて評価されるのは嫌だという気持ちはわかる。ではどうすればいい?働く人誰もが評価される立場になることは避けられない中でどこまでミクロのレベルまで個々人に寄り添うことができるか。そして個々人の集団として競争が必要な資本主義社会の中で生き残ることができるのか。明らかに問題にぶち当たってしまった人は助けなければならない。でも社会全体がそこから降りるのを答えにはできない。とするとどうすればいいのか。

    0
    投稿日: 2025.06.01
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    組織開発コンサルタントの著者の仕事での体験談をベースに、能力主義のおかしさを指摘し、個人の得意不得意を生かした適材適所の組織づくりの方法論を示す。 誰もがなんとなく感じていた能力主義への違和感にズバッと切り込んでいる。しかし、科学的な根拠は乏しく、組織開発コンサルタントとしての体験談に依りすぎている嫌いはある。新書として出すのはふさわしくない気がした。

    0
    投稿日: 2025.05.31
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    ダンス公演に来てくれた知人が、見終わった後に連絡をくれた時に紹介してくれた本。 その後、勅使川原さんはウェンズデイホリデイなどのポッドキャストでも登場してあるのを知って話を聞いたりできた。 そんなのうまくいかないよーと思いつつ実践している勅使川原さん。 マネジメントの立場から、会社や組織では、社員にできることを伸ばせる環境を用意した方がよいという理屈はよくよく分かったけど、じゃあ私は?!ともなった。 やらる人がいないときはどうすればいいのー? (少し前の読了なのでそのあたり覚えていないだけかも

    0
    投稿日: 2025.05.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「能力主義」の言う能力というのって本当に正しいのですか?という前提から能力主義の現状を見直してみようという話 能力はちゃんと定義できないし、そもそもみんなで働いてるんだから個人の能力は胴回りと影響するかを考えるべきであって、その人にこの能力がないとか、あの能力はあるなとかという話ではないのではないか?そこには反対しないのですが、それであっても人を選択する場面というのは出てくるんじゃないかと思いました。業務に適正がないとか、シンプルな経験不足とかで選択しないってこともあるのではという気がします。 ちょっといい替えると、みんな得手不得手はあるんだからそれそれ活躍できる場を作って行きましょうというのに反対するところはないですが、寿司職人の求人に経理畑一辺倒の人が言っても採用は基本されないですよね。 この明確にできる経験やスキルが求めているものではないというのと、著者の言う定義できない能力というのをどう切り分けるかというのが難しいなぁなどと思ったりしました、まぁ、答えない系の話なので自分の中での結論を見つける必要はないと思いますが。

    0
    投稿日: 2025.05.18
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    ●「能力」という概念は、人々を「分ける」ために生まれたもの。それにより限りある資源を「分け合う」ための考え方。 ●従業員エンゲージメント診断の市場規模は2027年まで右肩上がり傾向の予測。会社は従業員がどんな思いや状態で仕事をしているかを探りたい、という要望がある。 ●凹凸したもの同士がその関係性でいい味を出し合うことが組織である、という考え方。そのためには、無いものを探すのではなく、自分自身や組織を俯瞰して有りものの価値を再認識することが欠かせない。 ●他者よりも「抜きんでる」のではなく、他者や環境と「組み合わせて」生きることを意識する。

    0
    投稿日: 2025.05.10
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    今、「働くってしんどいな」と思ってるのなら、手に取って読むと少し気持ちが楽になるんじゃないかと思った本。 ソリューションを提供しているかって問われたら違うようには思うけど。 自分が働くのがしんどいと思っているわけではなく、指導している学生たちに勧められる本かなぁと思って手に取った次第。

    0
    投稿日: 2025.05.01
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    座り読み 【なぜ】行きつけの面陳列であり。冒頭の立ち読みで面白かったため読むと決意 【これだけ】個人的にヒット本 優劣、正誤ではない、裏に隠れた因子をしっかりみよう、探そう。 【感想】まず序章が面白い。言葉のセンスとテンポが心地よい。序章の時点で著者の他の本を読みたくなり、読みたいリストへポチポチ。 読んでみると、組織開発のビジネス本、そして良本。 と思いきや、子育て本でもある。そして、まさか、ドラッガーにも疑問をもつか!笑 個人的にこの著者の本を読みたいと一瞬で思えたことは★5点を与えたいが、何度も読み返すことを5点と定義してしまっているので、4点。残念。

    5
    投稿日: 2025.04.30
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    無理やり定めた能力とそれに対する善し悪しに固執せず、個人と組織の噛み合わせを意識しようというのが私の中では一番しっくりきた。 総活躍社会というのはみんなが国や組織が定める一律のスキルを持つことではなく、その噛み合わせが上手くいっている状態であるべきだなと感じた。 技術面で求められる能力は、従来通りの一定の要件により定められた基準に基づく評価がされるべきだと思うが、特にマインドや取組み姿勢に関する能力は、個人の特性と組織の特性を照らし合わせた上で全体最適の考え方を持てるようなマネージャーになりたいと感じた。

    0
    投稿日: 2025.04.30
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    ある人の発揮については、周囲や状況との組み合わせだし、成果を何とするかにもよる。 組織や社会の問題を個人の能力のせいにして本当の課題を隠してないか?という問いを投げてくれる。 会話形式の例やコラムもあり、読みやすい。学術書でなく、組織コンサルの方の文章だから。それが故に、会社組織や人事評価、チームビルディングから社会に呪いのようにはびこる能力主義が隠してしまう不都合な真実に目を向けるよう呼びかけてくれる。 受験のように必ず正解があると思い込む思考の癖、一つの評価軸で優劣がつけられる考課の鎖、競争により共創が妨げられて、組織パフォーマンスが落ちる労働環境。 多くの経営者や人事含む、社会人に読んで欲しい。自分もまんまと能力主義に汚染されていたし、今もまだ完全に抜け出せていないところもあるのかもとハッとさせられる。

    0
    投稿日: 2025.04.29
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    引用、対話形式の展開、括弧書き 多用されて読みづらかったり、内容があまり頭に入ってこず。あくまで個人の感想です

    0
    投稿日: 2025.04.28
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    これまでの人口ボーナスで数が力のような状態であれば、能力で測って評価するというシステムがある程度機能していたのだと思う。今は一転して、いかに少ないリソースを最大限利用するかという形に社会構造が変化している。これまで機能してきたシステムが時代と環境に合わずあらゆるところでその軋みがでてきているように思う。

    0
    投稿日: 2025.04.23
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    能力主義;努力や才能、成果に基づき評価や報酬を与える考え方 能力=その人の価値 能力はその人の努力によって上げることができる。 自分はこれが当たり前と思っていたが、実は社会の運営側にとって便利な仕組みだったと。 以下覚書 ・その人の能力の問題ではなく、組織の中の関係性の問題とする ・垂直思考から水平思考へ ・人は個で生きるのではなくお互いに組み合わさって生きる ・個人としては、その組織の中での自分のモードをいかに選ぶか 「働くということ」は個人個人の問題ではなく、組織の中の人と人との関係でみていく、ということ? とはいえ、現状の社内評価システムでは、いかにほかの人に比べて自分の”能力”を評価してもらうか、という思考になってしまうよな。と思ったり。 あと、若干管理職目線での事例が多かったので、下っ端目線での考え方も知れたら良かったかな。

    4
    投稿日: 2025.04.21
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    できるできない、優秀である、優秀じゃないと言ったように自分自身働く上で無意識のうちに区別していたなと実感。例としてでてきたスタートアップに転職した人の話を見て、こんな知名度の低くて周りのレベルの低い会社なんて、、と自分も同じようなことを考えていたなとハッとさせられた。 適材適所で一人一人輝ける場所があるのだとりかい。また能力に依存するのではなく、自分のモードを把握して、それを活用できるよういかに周囲と協力できるか、協創が大事でそれによって仕事が楽しくなるんだと学んだ。

    1
    投稿日: 2025.04.21
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    人の能力は測れる、人は完成すると思っている事が既に洗脳されているのはその通りかもなー 能力が高ければ報酬も高いと当たり前の様に受け取っているけど、まぁそれも資本主義の洗脳なのは間違いない。「選ばれる」事に慣れすぎている。 でも慶応SFCと東大院を出ている経歴だけみると充分マッチョな著者に言われてもと思うが、これが中卒元暴走族上がりに言われてもと思うし、能力主義を語るのは難しいかもな。

    1
    投稿日: 2025.04.16
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    想像をこえておもしろかったです。 まだ自分の言葉で説明できるまでにはいたりませんが、「機能」の「組み合わせ」と言われて納得!でした。 読みながら、ICF(国際生活機能分類)とICIDH(国際障害分類)が浮かびました。要は力を発揮できるような環境調整という観点があるか否かなのかな、と思いました。(あ、「力」という言葉はよくないのか)

    2
    投稿日: 2025.04.14
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    自分が大学生の就活の時から抱いていた違和感を言語化して、問題提起してくれた本だった。 その違和感とは、自分にはこんな能力があるという「能力の棚卸し」と、企業がどんな能力、人材を求めているかの「能力の需要」だ。 コミュケーション能力とか、協調性とかよく面接対策で出るが、どうやって測り、証明するのか? ないとは思わないけど、秀でてあるとも言い切れないモノを主張してPRする自分への違和感。 能力というには、不確定なモノを持つべきだと皆が一元的に信奉している状況を一度疑うべきではないか? 社会構造や組織の問題を、個人の能力の問題にすり替えて、自己責任という言葉で苦しめていないだろうか? こんなことを納得しながら読み進めた。 社会の常識や考え方はすぐには転換しないとは思う。 しかし国や産業界の方向性と労働者が抱く違和感みたいなものが少しずつ乖離していっているのをすごく感じさせた一冊だった。 ぜひ働くことや会社組織への閉塞感を感じてる人は読んでほしいです。

    2
    投稿日: 2025.04.11
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    #働くということ #勅使河原真衣 #集英社新書 #読了 置かれた環境や周りの人々との組み合わせで、どんな人でも生き生きと働くことができるという。能力なんていう、よくわからないものをはかることも、きっとナンセンス。そんな社会にしていきたい。みんながみんなで幸せに。

    6
    投稿日: 2025.04.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    確かに能力主義の世界で競争し続けて生きていくことは息苦しいことである。しかし、最終的に人を能力ではなく組み合わせの個性として選ぼうとしても、結局は選んでいるわけで完全に能力を排して人を採用することは難しいのではないか。それをする人にも個性や特徴で可能性を感じるという能力が必要であるわけだし。 けれども、たしかに人を一つの側面だけで見るのではなく自分のモードをコントロールし、さまざまな面を見ようとすることは素晴らしいと思う。

    1
    投稿日: 2025.04.06
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    以前から気になっていた勅使川原真衣さんの著作。とりあえず最初の一冊ということで新書からにしてみましたが、非常に良かった。非営利組織専門で組織支援をしているという個人的な仕事柄、新自由主義的な能力主義の論理からは相対的な距離は取れているつもりでいたけれど、本書を読んで感じたのは能力主義というものが、私個人の中にも多くの非営利組織を含む現代社会のあらゆるところにとんでもなく深く根を張っているということ。自分が関わる組織開発がいびつな能力主義の再生産をするようなことにならないようにもう少し考えていきたいので、勅使川原さんの著作を続けてもう何冊か読みたい。

    1
    投稿日: 2025.04.01
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    組織開発の現場を身を持って体感している著者、勅使川原さんが「能力」とは何か、それは比べることができるのか等の哲学的問いから始まり、「働く」ことの意味、どう他者と働くかについて想像力を刺激された一冊 理論と現場での実践が上手く合致していて、とても良かった。どうにもいかないことを、一つの新しい(啓蒙的な)考え方、データ分析でうまくいくわけがない! まず、個人に付属すると見做される「能力」なんて本当にあるのか?能力は、他者とのコラボレーションにより創発されるものでは? 「選ばれる」「選ばれなかった」という態度ではなく、自分で他の人と接するときのモードを「選ぶ」ことの重要性を説く。 この本で、一番学んだことはいくらこっちのほうが正しいと思っても、まずは「相手のやってきた行為、そのものを尊重し、ありがとうとお疲れ様を伝える」ことからしか始まらないということである。上から目線ではいけない。それだと全くもって課題解決につながらないのである。 その次に、〜の可能性があるので、〜してみては?と提案する。

    1
    投稿日: 2025.03.29
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    他者と働くということのカギは、他者を「選ぶ」ことにあるのではなく、自己のモードを「選ぶ」点にある。自分がマネジメント層になった際は、組織の成果を最大化するために、自分がどう部下一人一人の力を引き出してあげられるように接するか、といった観点を意識したいなあと思った。 一元的な正しさというものはなく、組織は揺らぎの中で動いている、といったことは常に意識したい。

    2
    投稿日: 2025.03.09
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    社会に蔓延る能力主義というものに対して、一貫して批判するといった趣旨の著書。この姿勢には共感するものの、それで何が言いたいかやどうしたいかがイマイチわからなかった。 また著書内の主張に筆者の独りよがり感が否めず、空虚な感じがしてしまった。 序文のところから内容がスッと入ってこなかったので、自分には文体や考え方が合わないだけかも。

    2
    投稿日: 2025.03.08
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    仕事ができる能力が全てではなく、自分の特性をどのように仕事に活かしていくかという考え方の気づきが得られた。 前職は能力主義だったが、現職では個々が得意分野を活かして働いている。 ちょうど良いタイミングで読むことができた。

    1
    投稿日: 2025.03.04
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    巷に溢れるビジネス本や、個人の能力を測りながら排除さえも厭わない会社や社会のあり方に疑問や息苦しさがあったけど、それらの問題を言語化して、持続可能な社会にしていくための提言をしてくれる本。 第二章、第三章が特によかった。私も無理なことを無理してやりながら人生を消耗するのはもうやめたいと思った。それよりも、自分が無理なく、むしろ楽しんでできることで活躍できる場所に行きたい。個人の力では、どうしょうもない面もあると感じた。 ただ、プロローグとエピローグで出てくる家族の会話にどうしても違和感が(特にエピローグ)…

    1
    投稿日: 2025.03.04
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    私も、無意識下で「能力主義」に毒されていた一人だった。 HOW TO本、自己啓発本も好きで、自分の能力を高めたいという気持ちがある。自分が好きでやってる分にはいいと思う。でも、他人にも能力を高めることを求めていないか?と聞かれると、完全にNOとは言えないなと。 「選抜」するのではなく、うまく「組み合わせる」という考えには賛成。協調し合って「他者と在る」ことができたら本当に理想的。 ただ、マネージメントする側であれば、すぐに取り入れられる考えだと思うけど、一個人としては具体的にどうすればいいの?とも思った。 とりあえず、子どもには「能力主義」の押し付けをしないように気をつけることは、今すぐ実行!

    46
    投稿日: 2025.03.02
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     マイケル・サンデルの『実力も運のうち』をめっちゃざっくりわかりやすくした内容。生まれ持った「能力」は偶然に左右されるんだから、そんなもので人を選ぶんじゃなく、その人にとって何が適正か見極めてうまいことやっていこうよ、という趣旨。  要するに、適材適所と傾聴。成果を上げるためには各個人が適切な場所でその力を如何なく発揮することが重要で、それを実現するためには「能力」で判断するのではなく相手の思いを聞くことである。この点が本書の大枠なのかな。

    6
    投稿日: 2025.02.26
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    他を選ぶのではなく、組み合わせる。これを色々な角度から述べている。高度経済成長期の「24時間戦えますか」の時代は終わり、働き方もアップデートしなければならないと思う。 内容は面白かったが、語り口調で書かれているのが読みづらかった。

    0
    投稿日: 2025.02.24
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    学業、仕事、恋愛…すべてにおいて人間は選ばれる。その選ばれる判断基準は、能力。出自よりは自分の能力次第でどこまでも上にいけたほうがよいという能力主義が社会に蔓延している。しかし必要な能力はコミュニケーション能力など、どう鍛えればよいのか、判断基準がわからないものばかり。そんな社会っておかしくないですか?と主張するのが本書。共感できる。働くうえでは、他者を選ぶのではなく、自己のモードを変えたり、仕事とその人の組み合わせを考える…より良い社会を作るためにトライ&エラーが続けられる社会でありたい。

    0
    投稿日: 2025.02.23
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    ・できる、できないは「状態」であって「能力」ではない。 ・個々人の癖や、特徴を組み合わせていく あたりが印象に残った。 きれいごとな部分はあるかと思う。現実働いていて、つい能力に基づいて考えてしまうし、できない人がいたらイライラするし…。能力主義は根強い。 ただ、できないながらも現に働いていて頑張っている人がいたら、その頑張りは認めてもいいんだと思う。自分にとっての脱能力主義はそこからかもしれない。 合う合わない、好き嫌いの範疇なんだが、なんとなく自分的には文章が読みづらく、少しストレスを感じた読書だった。 余談だけど、全ては組み合わせって、インド哲学でいう「空」の概念に近い気がした。

    3
    投稿日: 2025.02.18
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    エンジンがかかるまで、どこに連れて行かれるんだろう?とソワソワする序盤だったが、中盤以降の具体例で、勅使河原さんの言いたいことが徐々に飲み込めてきたような気がする。 最近、コンサルティングという仕事に興味を持つようになった。 なんというか、内側の人間がうんうん唸っても解決できていないことに、どうやってアプローチするんだろう、と単純に思っていたのだ。 業績をあげるための方策も、社員を育てるための教育も、組織の中では当然やっていることだ。 でも、勅使河原さんの具体例を読んでいたら、自分が働くことの「成功例」や「理想像」に皆が縛られているのかなと、感じた。 私が今の仕事に就いているのは、本当に偶然の重なりであったと思う。 認められるために自分が気にしてきた「評価」こそ、自分を苦しめていたことに、ようやく気付きつつある。 それなりに真面目で勤勉であれば、自分くらいには出来るようになるのに。 いつからか自分の在り方を「理想像」として、他者と向き合うようになってしまった。 同じように出来ないことを、能力が欠如しているとか、資質がないと見做すようになったのかもしれない。 自分も他者も、よりよく働けたらいい。 楽をするというより、パズルを上手く当てはめていけるような、そんな先輩になっていけるといいなと思う。 読んでみると、ふとしたアドバイスを得られるように思う。(ちょっと読みにくい所もあるけれど)

    10
    投稿日: 2025.02.16
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    能力主義への真っ向な批判かと思いきや(そういう側面もあるが)、得体の知れない「能力」というもので「人」を選別すること、そしてそれが当たり前となっている仕組みへの意見。 確かに身の回りではこういう能力(コンピテンシー)が必要という枠組みから人材育成がなされているが、本来的にその人が持つ特徴と組織として必要とされる機能がうまく噛み合っているか、噛み合わせることができているかにどこまで気が回っていただろうか。

    0
    投稿日: 2025.02.09
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    他者と働くということに 別の視点を与えてくれる本。 とはいえ、簡単に実行できる 内容でもない。 考え続けいくしかない。 みんな違ってみんないいは 一面の真実だが バラバラにならず方向づける モーゼ的な人は どこから来るんだろう?

    0
    投稿日: 2025.01.19
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    たまには真面目で仕事に関係のありそうな本を。 一言で言うと、面白かったです。 どんな点で面白かったかと言うと、 自分の考えもしなかった視点を本からもらえた」という 意味で、とても面白かったです。 今は「能力主義」という物差しで人を選んでいるという考えが 若干の違和感はありつつも、おおむねその通りと思わされ、 そうじゃない価値観があってもよいんじゃないかと言う 投げ込みは興味深かったです。 「若干の違和感」と書いたのは、 「能力主義じゃなくて、成果主義なんじゃないか?」 という点です。 ですが、能力がある⇒成果が上がる⇒評価されるという 流れでは大きく変わるものではなく、 能力主義を成果主義に変えても、 概ねロジックは繋がります。 また、著者は「能力」の範囲を意欲やエンゲージメント、 ウェルビーイングなど、 幅広く捉えているようにも感じました。 何れにせよ、一人一人の能力や努力だけで、 仕事の成果は決まるものではなく、 他者との関係性からも影響を受けるでしょ、 という著者の見解は、言われてみればその通りですが、 真面目に考えたことがない(気づかなかった)視点でした。 その意味でとても興味深い本でした。 一方で、実践することやこの考えを普及させることは、 一定の難しさがあることは否めません。 (著者も重々そのことはご理解されているようです。) 個人的にはその根底には、 資本主義の考え方があるように感じました。 一昔前の株主至上主義のような考え方は 薄れてきていると思われますが、 それでもポスト資本主義のような考え方がベースにないと、 中々普及までは行かなさそう、というのが 個人的な見解です。 ですが、こういった投げ込みが色んな方面から起こることで、 人々の考え方が少しずつ変化していくのかもしれません。 そういった意味では、この本の存在価値は そこにあるのかもしれません。

    24
    投稿日: 2025.01.15
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    人をブロック一つ一つとして評価するのではなく、メンバーの持ち味を組み合わせて完成したものを評価すると言う考えには完全に同意です。 ただ人をブロックや車の部品としているあたりは少し人間を過小評価している気がしました。 個人レベルでも少しは形は変われるし、何かできるようになる事はあると思いますし、ちょっと意地の悪い考えですが、『私と言うブロックを上手く使えないお前が悪い』や『私の仕事はこれだけだ』と言う考えを持つ人がチームにいると、やっぱり難しい気がします。 怒っている人は戸惑っている人と言うのも分かりますが、そう言う人とも上手く行くやり方がすぐに見つかれば良いのですが… 組み合わせの相性を選ぶ事はやっぱり必要で、自分がやりたい事のためにチームに選んでもらうための個人の努力や、逆に相性の良さそうな人に選んで貰えるようなチームになるための努力は無駄ではないような気がします。

    2
    投稿日: 2025.01.15
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    管理職として人事評価をする側になって、まさに気になっていたことがテーマだった。各メンバーが自身の役割の仕事を責任もってやって、その結果チームで得た成果なのに、個人単位で人事評価をするという矛盾。。それよりも、チーム内で日頃の感謝を伝えたりする機会の方が絶対いい。良い悪いじゃなく、合う合わない、の世界だったりするから。

    8
    投稿日: 2025.01.07
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    正しさに疑念を呈すスタンスがとても良かったです。 近年読んだ人文系の本が引用でバンバン出てきました。参考文献を拾うのもお勧めです。

    1
    投稿日: 2025.01.06
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    能力主義、自己責任が蔓延る社会とどう付き合っていくかのヒントになることが多かった。 現実の資本主義社会はまざまざと立ちはだかるが、うまく付き合って、生きやすい社会になっていきたい。

    1
    投稿日: 2025.01.03
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    自分も中小企業の人事担当として当書に書いてある能力を伸ばそうと躍起になっていたのかもしれません。今まで考えたことのなかった角度での提言だったので学びが多かった。

    0
    投稿日: 2024.12.30
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    能力主義を捨てて、組み合わせ主義。 人それぞれの個性を活かしていくことをかんがえようという作者の主張は良く伝わった。 それぞれの長所を生かす! そう生きていきたいと思う、

    1
    投稿日: 2024.12.28
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    能力主義に対して、筆者の主張は「組み合わせ主義」と言ったところか。今の現代社会をうまく生きていくには、これらを二項対立的に一方を否定するわけではなく、並行世界として持っておくことが大事であると思いました。

    0
    投稿日: 2024.12.19
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    能力主義への偏重に警鐘を鳴らすものと理解した。自分のモードを変えるのが良いそうだが、具体性に欠けてあまりイメージがつかない。

    3
    投稿日: 2024.12.07
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    論理的なのに何故か将来のことは逆算で行動できないのか疑問に思ってたけど、ゴールを決めることは効率的だけど、それは「知ってる世界でしかない」になるほどなって思った

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    投稿日: 2024.12.05
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    他者ではなく自分のモードを選ぶこと、 自身の視座を客観視して、モードを選ぶ、自己との向き合い方の鍛錬こそがリスキリング 能力ではなく状態 今の職場での働きやすさの根源に近い考え方 ひとつの軸で誰かの能力を推し量るのではなくて その人の持ち味がどうすれば生かされるかを考えること

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    投稿日: 2024.11.30
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    書籍紹介サイトで存在知り購入。 能力を高めることを求められる社会は正しいのか、第1章でそのような視点もあるのかと、新たな視点と感じた。 一方、著者の専門の組織開発論がより全面に出る第2章や3章のダイアログが、個人的には面白く感じるとともに、共感できる点が多かった。能力に囚われず、今いるメンバーで協力して動くということ、意識していきたい。

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    投稿日: 2024.11.26
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    星が5つでは足りません。 付箋が受験生の単語帳並みに貼られて どのページも覚えておきたい、というか言語化したかった,して欲しかったフレーズで溢れていました。 なぜか人間関係に疲れてしまうのは、受験や就活や結婚を乗り越えても、「選ぶ選ばれる」という人間関係から逃れられていないからだと気づけました。 この本を読んだ今、選ばれない恐怖を少しずつでも手放すことで身軽になれる気がしています。 もしこの本を数年前に読んでいたら、きっと受け取り方は違いました。「選ぶ選ばれる」ではなく出会った人とどう生きるかが大切、と言われてもそれは受験・就職・結婚などで選ばれ続けてある地位までたどり着いた人だから言えるんでしょ、と東大卒でお子さんもいらっしゃる筆者に意地悪にも思ってしまいそうです。 同じことでも誰が言うかによって受ける印象は変わりそうだなという気づきをいただけました。 でも今の私は少なくともそのステージからはちょっとは進めているようで、ようやく、ようやく人生に余裕が出てきたかなと思えました。 選ばれるために、選べる立場に着くためにレベルを上げなきゃ、という焦燥感はどこまで行っても消えませんが、レベルアップに夢中になって削ぎ落としてしまった大切なものを少しずつ拾いたいです。

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    投稿日: 2024.11.21
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    多分、勅使河原さんと話したら面倒くさい人だなぁ、って思っちゃうだろうな。 自分が話す意見に対して、いちいち、「本当にそうかな?そんなにすぐ決めつけちゃっていいの?」ってツッコミが入りそう。 やっぱり、自分の言うことに「おっしゃる通り」と同意されたり、「それでいこう」と結論づけるほうが楽だもんな。 わからないものをわからないままでい続けることってしんどい。 でも、職場で認められようとしゃにむに働いている今の自分にとってはいい薬になる本だった。 自分が職場の同僚をみて、「こいつは仕事ができる、できない」と思ったときに、 「いや、ちょっと待って」と立ち止まる、 そのきっかけができたと思う。 今自分が決めつけようとしている相手の能力は、 刻々と揺らいでいる、状態の一瞬を切り取っただけかもしれない。 ただ置かれている環境の組み合わせの良し悪しかもしれない。 自分が見落としてるところをその人がカバーしてくれてることに自分が気づいてないだけかもしれない、 自分が人を決めつけて選ぶのでなく、 自分のモードを変えてみる、言うは易しですが、 心がけたいと思います。 存在するかも怪しい、理想の社員を必死に探すことと、今いる社員がうまく噛み合う関係性を作って出来るだけよりよいものにしていく、 どっちが理想論ですか? まるで婚活みたいだな。

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    投稿日: 2024.11.15
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    ■大事なのは一つの勝ちパターンのみを良しとしないこと。仕事の仕方はその人のあり方の数だけある。一元的なやり方を「正攻法」のように扱わず、多様な顧客の多様なニーズを人地の個人に背負わせるより、多様な持ち味の多様な営業パーソンで分担し合いながら負ったら良い。つい「売れる営業はコレ」と決めがちだが、そうではない。一元的な基準ではこぼれてしまう人に、その人にあった役割、在り方を提案できるのが「脱・能力主義」。つまり個人の能力一辺倒ではなく、凹凸の持ち寄りという「関係性」で何とか前に進む方向性を提案できるというのが組織開発の強み。  最も重要なのは、「優秀な営業」を「選んで育てよう」というスタンスから、今、眼の前で試行錯誤しながら頑張ってくれているメンバーの持ち味を認め、それを活かして職務を組み立てる道もあるということ。これがマネジャー側の変革。

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    投稿日: 2024.11.10
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    で、結論は?という部分については微妙な読後感。とはいえ問題提起としては本当に共感だし、著者が「我が子や次世代のためにもっと生きやすい世の中を遺していきたい」という姿勢で書いているという背景も胸に響く。 これから人口減と生き方の多様化がますます進めば、選ぶとか選ばれるとか言ってる場合でなくなるのは明白。「たまたま隣にいた人とお互いうまくやっていく」「置かれた場所で咲く」という覚悟が必要になるということなのかなと、自分の中で結論づけてみたり。

    1
    投稿日: 2024.11.10
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    なるほど、苅谷剛彦先生に師事していたと言うことで、共感して、グッと胸についたり、世の中に怒りを覚えたり、そう、それを言いたかったのよ、と思うことあり。(前半の教育社会学のくだり) 本田由紀先生や苅谷剛彦先生の本を改めて読みたいね、と思う。 一方、本書はなかなか難しい。と言うのも、私がガッチリガチガチに能力主義の中で生きていて、より良く、より成長を、もっともっと、と生きているから。 じゃぁ、褒め合うだけで、どうより良くなったら良いの、より成長するには?が、頭を擡げる。 高度成長期じゃあるまいし、という一節もあるが、それでも、頭を支配して離れない、成長志向。 これが生きづらさの根源と言われても。 そもそも論としての、能力とは、その人が勝ち取ったものじゃなくて、そう言う状況がもたらしているものである。 『どのような社会においても、人間は親から受け継いだ遺伝子や生まれた環境に大きく作用され、それらは多く偶然と言わざるを得ない。「市場競争」の結果もまた多く「偶然」に影響されるものであるとすれば、その結果は常に各人の自己責任に帰すべきであるということも成り立たないはずである。』 には、賛成なのだが、でも、その、実装に頭が追いつかないのである。 ありたい姿は、そこなのに。 新自由主義に、資本主義に、絡め取られているのです。 組み合わせの探究、と思って、余裕を持って、柔らかく、苦しまない、思考を「選択」したい。のだが。 競争から、包摂へ。。。

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    投稿日: 2024.10.14
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    今年のマイベスト! ここ数年モヤモヤしていたことの輪郭がつかめてきた気がする。能力主義という実態のない曖昧なものに振り回されて、他人からの「評価」「選ばれる」かどうかに一喜一憂してきた。効率・タイパなどがもてはやされることで、見落とされしまうことがある。 問題はあっても、今現在進行形で私たちは日々を送っている。そのことの価値と、では、他者と少しでも心地よくやっていくために、自分のモードをどう選んでいくか。「あ、そういうモードもあったのか!」と気づけることの豊かさを再確認した。 何でも数値化すること、○〇力の育成、向上に振り回されているのは教育現場も一緒。評価するのではなく、それぞれの持ち味を見つけ、認め合うことの大切さが広がっていくような何かを見つけたい。

    1
    投稿日: 2024.10.14
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    個人の能力が分配と直結している社会への違和感に著者なりの答えが提示されている。能力に応じて分配が決まるのはおかしい、との意見は一見社会主義的な発想につながるのではないかと思ったが、著者は組織論の立場から個人の組み合わせが重要なのだと語る。個人の能力に課されている役割が大きすぎる気はするものの、だからこそ自分の能力が評価された時の喜びも実際に存在するため、一概に能力の重要性を否定するのも難しいと感じた。ともあれ、本書終盤の変えるべきは他人ではなく個人のモードという主張は多くの人に届くべきだと思う

    0
    投稿日: 2024.10.14
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    他者に「選ばれる」とか他者を「選ぶ」と言うことが「正しい」世の中、つまり「能力主義」に洗脳されている世の中は、新自由主義が闊歩する現在、さらに強まってる。選ばれなけれが自己責任、また選んだつもりがそうでもないとか、最高の人材を集めたら会社の業績が上がるかといったら違うもので、スポーツでもスーパースターを集めると城主軍団になるかと言ったら違うものである。最後に「ケアの倫理」に触れているが、「正しさ」を疑ってみる思考、「周縁」とされる存在は作られた存在でないかと疑ってみることが大事という、改めてリフレーミングさせてくれる書であった。

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    投稿日: 2024.10.12
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    小学生の頃から中学受験に向けて「選ばれる」ための教育を受けてきた私は恥ずかしながら、20代半ばになるまで「自分が下駄を履いている」意識があるようでないままに、疑いもせず能力主義のレールに乗って生きてきてしまいました。 でも、働くことでさまざまな他者と出会いを重ねるうちに、どうやら自分のこれまでは、決して自分の手柄ではないということが徐々に分かってきます。そもそも食べることに困らない家庭環境の影響を多大に受けていること、アダム•スミス同様に夕食は専業主婦の母に作ってもらっていたこと、それらが当たり前のことではないこと…。要するに運が良かっただけなのだと。 また、「ゴールを明確にし、逆算して効率よく物事を進めることが正しい」などという一元的な価値観を疑うことなく仕事をしてきてしまったがために、職場で直面する誰かの「怒り」(つまり「困り」)などの“非効率な”感情をどこか無意識に忌避してしまい、そこに眠る宝物のような「自分のあり方やモードを変える機会」を何度逸してきてしまったか分かりません。私は弱いんです。 本書は、そうした自分のこれまでのモードを改めて深く内省し、見直すきっかけをくれました。他者に対し慎み深く関わること、それを今後の人生の指針として心の中に持ちたいと思います。 加えて、かつて私の数学の恩師が「わからない問いにぶつかったら実験しろ」と言ったように、レゴ(led godt)社が社名から「あーでもこーでもないとよく(godt)実験し(lege)続けているか?」問いかけてきているように、「完成」を目的としない実験的な仕事•プロジェクト•組織•人への関わり方を探究したくなりました。

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    投稿日: 2024.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なかなか意識を変えていくのは難しいけど、自分が何を「選ぶ」かは変えられそうだし、自分の身の回りからとかはできなくもない? みんな同じような考えを持って働けたらなとは思う。

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    投稿日: 2024.09.21
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    能力主義への反発は内心唱えてきたけれど、そもそもなんらかの基準によってもらいに偏りが生じることへの疑いはもてていなかった、と気づいた。働くことは人間どうしのかかわりである点がより前作よりいっそう強調されて、われわれのかかえる生きづらさは、本来組み合わさっている人間たちを個人に分断して序列をつけて競争させる仕組みによるものだ、という説得が胸を打つ。既にいま在ることを認める、励ましを得た。

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    投稿日: 2024.09.12
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    人が人を能力によって選び、選ばれるという社会の構造に疑問を投げかけ、そのような能力主義を脱するために個人ができること、経済界や教育が変わらなければならない点が述べられていました。 人からの期待に応えることに生きづらさを感じている人は多いと思います。今思えばそういう教育を受けてきたんだなと思います。 少なくとも私は、家族や友人が「ただ居てくれる」ことに感謝して持ちつ持たれつで生きていきたいなと思いました。

    0
    投稿日: 2024.09.11
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    感想 人間関係。仕事と人の関係。それを無視して働くことは不可能。多様性が重視される時代。どうやって会社の理念と折り合いをつけてもらうか。

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    投稿日: 2024.09.11
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    面白かった。口語調なので読みやすかった。 タイトルは『働くということ』だけど、仕事に限らず人が人を「選ぶ」ことが本当に可能なのか?という問い、人が集まって関わり合うこと(互いをケアすること)について語られていた。 振り返れば、これまで「強くなること」を無意識に自分に言い聞かせてきたところがあって、確かに仕事が出来るようになった部分もあるけど、それで生きづらくもなってしまったよなぁと。 今ここで誰かと仕事をすること、その関係性(組み合わせ)に目を向けようというのは肩の荷が下りる気がした。 脱・能力主義がすべてではない(筆者も認めているように)けど、「能力」にまつわる思い込みや「設定」から少し距離を置いて判断を留保する(ネガティブケイパビリティ)、そして今あなたとここで一緒に働いているという現象を見つめてみるのが大事なのかなと思った。

    0
    投稿日: 2024.09.05
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    日々勝ち残り、オールマイティで賢い人が会社を引っ張ってると思っている。いやいや、人財は、適材適所で活躍するんですよね。 会社の風土や理念に合わないと、除けようとする感覚がよく理解できる。社会も会社も人それぞれの役割があるから成り立っている。十二分に納得も理解もしている。 しかし自社では、スーパースターだけを求めているかも、、(笑) じゃないと、会社が成り立たないかも、いや思ってるかも、、、 やっぱ能力主義が私は好きなんだけど、、、(笑) ふっと、我に返っれる本でした。

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    投稿日: 2024.08.25
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    個人の能力から「関係性」へ焦点をずらしていく取り組みや事例が豊富。具体的なダイアログが載っていて現場の空気感が伝わってくる。コミュニケーション能力は個人的な能力だと思えなかったため購入。

    0
    投稿日: 2024.08.24
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    合わなかった。完全にNot for me。 ----- 以下、合わなかった理由と、個人的認識を整理するためのメモ。 ・合わなかった理由(他にもあるけど) ①主張に対して論拠が示されていない。 ②著者の問題視することが、なぜ問題なのか不明。 ③他責思考やフリーライド気質が感じられる。 ①論拠もエビデンスも提示されないので、著者の主張に共感できるかに、全てがかかっている。 こういう本は苦手。仮に共感できたとしても、新しい気付きがあるわけではない。自分の信念が強化されるだけで、生産的ではないので。 ②著者と自分では、見ている世界が違うと感じる。日本の平均的な会社って、本当に著者が言うように、直線的に向上する一元的な能力感だけで運営されているの? あと、社内競争に駆り立てられていて、足の引っ張り合いばかりしてるって本当?(論拠が示されていないので、判断しようがない。) 自分の認識では、人事評価って数字的な業績だけだと上手くいかないので、チームへの貢献とか、新しいことへ取り組む姿勢とか、複数軸で評価するのが普通だと思っていた。あと、社員の適材適所の配置とかも、言われるまでもなく普通に考えると思うけど。(そうしないと業績が伸びない) まあ、これに関しては、著者は組織コンサルとして色々な会社と付き合っているようなので、著者の認識が実態に近いのかもしれない。だとしたら、自分は相当幸運な職場にいるということ?(本当に?) ③教育基本法の言葉尻に噛みついてみたり、「経済界が人間観を見直すべきだ」などの記述に、「自分以外の誰かが悪いから、自分は生きづらさを感じてるんだ」みたいな他責性を感じてしまいダメだった。 あと、能力主義を否定しながら、インフラ系や医療系メーカーにはそれを求めるのはダブルスタンダード。自分がサービスを利用する側なら相手には能力を求めるけど、自分が働く側なら、努力したくないし、ありのままを認めてほしい、みたいなフリーライド気質も感じてしまって、議論に入り込めなかった。 ・個人的認識の整理 総じて、自分の認識・問題意識と、本書の議論は噛み合わなかった。 能力主義一辺倒だと社会は回らないし、生きづらいのは同意する。でも、能力主義を完全否定することもできない。だから程度問題で、どこに妥協を置くのかが論点になると思うのだけど、本書はそういう議論にはなっていない。 あと、そもそも日本の会社全般が能力主義一辺倒だとも思えない。現状認識が合意できないから、その先の議論に納得感がないし、噛み合わない。(能力主義と成果主義が切り分けられていなかったり、採用と社内役割分担の話もごちゃごちゃで、議論が抽象的すぎる印象もあり。) 個人的な認識では、社会を豊かにしてきたのは、個人の欲望を価値生産に変換する資本主義という装置だし、そこには貢献に応じた分配という概念は切り離せない。だから、今後も社会を豊かにしたいなら、社会構成員の多数派は、自分が生み出す労働価値を上げようと努力する側であって欲しい、と思っている。そこから降りるのは、個人の自由だけど。 意見が合わない議論を読むことで、自身の認識を改めて整理できた、という点では良かったのかもしれない。

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    投稿日: 2024.08.18
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    これはやられた。以前から「成果主義」なるものに疑問を持ち、大して差のない社員を無理やり序列付けして社内に競争を持ち込むことは百害あって一利なしとの信念を持っていたが、それでも個人の「能力」が仮想的な1本の数直線上に分布して位置するとの強力な思い込みが自分の中にも存在していることを突き付けられた。「能力主義」と「成果主義」の区別が曖昧なところが気になるが、本当は能力の高低なんてなく種類が違うだけ、というシンプルなメッセージが心に響いた。またそれを的確に見抜いて組織を組み立て成果を上げるのがマネジャーの本来の仕事、というのも正面からガツンと殴られた感じ。今までとんでもない思い違いをしていたようだ。

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    投稿日: 2024.08.12
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    働くとは何か?自分がキャリアアップしていくことによる、できる・できない評価をされながら働いていくことではない。個人のパフォーマンスを上げるために、他者がいる。 労働とは「他者と共に在る」まさしくそう思う。 一人ひとりの個性をどう組み合わせていくか、管理者として人材アセスメントの重要性を改めて実感した。

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    投稿日: 2024.08.09
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    できることとできないことを即個人の評価にしない(単一の物差しで測らない)こと。できないから「ダメ」で、できるから「すごい」ではないこと。 他者に対してもそうだし自分に対してもそうだなと最近ぼんやり考えていたので、すごくしっくりきた。 能力じゃなくて状態で、他者との関係性の中で発現したりしなかったりする。関係性の中で育まれるアウトプットを得るための人と人の組み合わせの妙。それを引き出すためには「自分の素のままでよい」という実感があることが大切かつ、各個人のマインドセットもチェンジせねばという結論も好き。

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    投稿日: 2024.08.06
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    改めて働くとはを問うタイトルに惹かれて読んでみた。 能力主義に対する疑問など問題意識については共感するところが多かった。 これは好みによるところも大きいかもしれないが、文章が急に口語に砕けているところが多々あった。またその口語的な語り口のところにおいて、大抵は問題意識に対する筆者の意見の部分で、文脈が読みづらくなり、筆者の言いたいことがよく分からないところが多々あった。これは編集者がもう少ししっかり校正してくれればよかったのでは、と思った。

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    投稿日: 2024.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    個人的に興味があった本。 「人」と「動くこと」、それが「働くということ」。 生まれてからずっと、人はなぜ人と競わなければいけないのだろう? 受験は早期化し、教育制度や学校の内に競争原理が組み込まれ、子育てにおいても「良い子を育てる」といって他の子どもと比べようとする。 働いてみてからも、スキルアップや昇進といって、人よりも抜きん出ようとする。そこでは、いつのまにか、周囲に関心がなくなり、自分のことしか考えなくなり、自分の成果を強調する一方で、人の仕事に文句をつける。 上記のことが、近代社会における能力主義の罠であるのなら、それに気づき、協創や協働へと向かう。そのためには、自分のモード、すなわち選ぶ/選ばれるではなく今「いる」人となんとかやっていこうとする考えへの切り替えが必要だという。 若干、理想論的ではあるが、主張は明確。 ただ、論じきれていない部分はたくさんあるだろう。例えば、ここで述べられてきたことは働くことが当然の正社員を前提としているように思える。非正規雇用の人や無業者といった「働くということ」すらままならない人々への対応はどうするのだろうか?あるいは、何らかの理由で「働くこと」ができない人はどうすればいいのか?そこで働かない、働けないことに対して、「無能だ」「今すぐ働け」「社会の重荷」としてしまえば、能力主義の思う壺だろう。 分からないが、そもそも「働くこと」を前提とすることそのものが能力主義的なのではないか?働くことの反対には、働かないことがあり、この時点で2項対立的であり、前者を善、後者を悪としてしまうのでは? 能力主義を越えるのであれば、働くことに限られない、働かない・働けないことを能力との関わりでどう議論していくのかについて考える必要もあるのではないかと思う。また福祉などについても真剣に取り上げる必要があると思う。

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    投稿日: 2024.07.16
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    いまの日本社会は能力第一主義を普通に受け入れてしまっているが、そこに問題はないのか…と突っ込んでいく本書。たしかに著者が言う通り、能力という固有の絶対的何かが各個人の中にあるわけではなく、仕事はさまざまに未熟な人間同士の組み合わせでまわっている…というのはあると思う。なので今会社で上に立っていたり、自分は「優秀」だと思っている人にとっては大変ためになる本なのだはないか。 一方で、仕事をしてると「この人は優秀だ」というのがあるのは事実で。その優秀な人と相対される凡人は「いやいや仕事なんて関係性なんだから、自分は数字は出せないけど何か違うところで貢献してますわ」って思っちゃうのもなんか違う気がする…というモヤモヤが残った。

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    投稿日: 2024.07.15
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    転職活動中に読んでとても励まされた。本書に書かれているまだ見ぬ未来を実現したいと思う。他人を「選ぶ」のではなく自己のモードを「選ぶ」ことを忘れないようにしたい。

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    投稿日: 2024.07.15
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    勅使川原真衣さんの2冊目の著書。当たり前を疑い、無意識のバイアスに光を当て、社会の不確かさを認識させてくれる、とても良い本でした。息苦しい成果社会、能力社会が、少しでも過ごしやすくなるよう、微力を尽くしたいものです。

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    投稿日: 2024.07.11