
総合評価
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まるで日本語で書かれた小説を読んでいるような自然な翻訳は素晴らしかった。登場人物が少ないこともあり、すいすい読めた。 ただ、私にとって物足りなく感じたのが、主要人物のリプリーとエマの有能さの描き方がいまひとつな点だ。 保護対象にほんのり恋心を抱いてしまうエマのちょー新人感や、リプリーにしても、感情が抑えられなかったり、自分の選んだ部下には採点甘いとか、人間らしいといえばそうなのだが、この人本当に有能か?と不思議に思ってしまった。(エマが「リプリーは有能だ」と言ってるだけのように思うのだが…?) ついでに付け加えると、これは個人差があると思うが、基本ミステリーやサスペンスにラブ要素は不要だと考える立場からすると、エマの恋心要素は無しでお願いしたかった。 とかなんとか言ってるが、回収されていない要素もあるので、続編がでたら読んでしまうんだろうな。 辛口になったが、基本的にはスパイ物らしくアクションありで楽しく読めるので(私のどストライクではないだけで)初めてスパイ物を読む人にとっては入り口として良いと思う。 重ねて言うが、翻訳は素晴らしい。
0投稿日: 2025.03.11
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何気なく書店で買った本ですが、当たり。 ルメートルに続いて読みやすい日本語訳で、個人的にオススメです。 保護対象のマイケルがたまにやらかしてエマの足を引っ張ってヤキモキさせられるけど、それがかえって非日常に巻き込まれた一般人の描写にリアルさを加えてくれてます。 目的地へ移動するまでの間にタフになっていき、絆が芽生えていく2人が今後交わらないことが、互いにとって幸福であり、不幸でもあります。 個人的に、マイケルを送り届けた後の展開のほうがドキドキしました。スカッとする結末を迎えるのか、それともエマや<エージェント>にとって大きな不幸が訪れるのか。 この感覚に陥ったのは、マイケルの保護が完了するまでに、物事に疑いを向けるよう思考を誘導されたからだと思います。やられた。 感情の起伏に富んだ文章ではないですが、だからこそ、読者にスリルを想像させ、膨らませていくのだと感じました。面白かったです。
0投稿日: 2024.11.05
powered by ブクログ英情報機関の新人スパイ“エマ”に初の大きな任務は亡命したロシア人科学者夫妻の一人息子の保護。だがロシアの諜報機関が彼らに襲いかかりロンドンの監視システムもロシア諜報機関に乗っ取られた。孤立無援の新人エージェントは無事保護対象を守り切れるのか。 スピーディーな展開で一気読みでした。 細かいディーテイルは詰められておらず、伏線回収も特に際立った感じはないですが、アクション映画の脚本のようで楽しめました。
0投稿日: 2024.10.06
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新米スパイ・エマ、保護対象者を確保。 読む者の心臓をバクバクさせ続けながら、ロンドン市街地10キロを、敵国にハッキングされた監視カメラの眼と暗殺チームの手を命からがらにすり抜け、淡いロマンスの余韻を残して、MI6本部まで送り届ける。 こうでなくっちゃ!のスパイスリラー誕生。続編の邦訳を心待ちにしたい。
13投稿日: 2024.09.23
powered by ブクログ英国情報機関の新人のエマが主人公のスパイ小説。英国vsロシアと言えば007みたいだが、本当にリアルな雰囲気で手に汗を握る展開。特にエマが新人ならではの辿々しい動きも彼女の確固たる信念が裏打ちされているから応援したくなる。ロンドンの街、少しだけどパリの店も懐かしくて逃げ切る迄肩のチカラが入った。
10投稿日: 2024.09.20
powered by ブクログ#読書記録 #エイリアス・エマ エイリアスというのは偽名という意味なんだって。ジェームス・ボンドでもイーサン・ハントでもなく、Qやルーサーの助けもない等身大の女性スパイが活躍するサスペンス。英本国では既に2作の続編が出てるとのことで、人気シリーズに成長する予感。邦訳版が楽しみだよ。 #読書好きな人と繋がりたい #読了
4投稿日: 2024.09.14
powered by ブクログロンドン中がシステムハッキング? 新人女性スパイは敵国の追手から逃げられるか… #エイリアス・エマ ■あらすじ イギリスの情報機関MI6の新人エージェントであるエマに重要な指令が言い渡される。ロシアの原子力物理学者の息子であるマイケルを保護せよという内容であった。エマはマイケルとの接触に成功するも、どうやら既にロシアの追手が迫っている様子。 しかもロンドン中の監視カメラなどがシステムハッキングされてしまったのだ!窮地に追い込まれた二人、隠れながら逃走を続けられるのか… ■きっと読みたくなるレビュー ど真ん中ストレートのスパイ小説、手に汗握る展開が次々と押し寄せるサスペンスフルなエンタメミステリーです。 物語の筋としてはかなりシンプル、関係性がコロコロ変わったりすることがないので理解しやすい。またキャラクターも事件の背景も、ザ・スパイものの定番なので、こちらも取っ付きやすいと思います。 本作で何より興味を惹かれてしてしまうのは、主人公の女スパイであるエマですよ。クサイくらいのスパイぶりを発揮してくれてカッコイイんですけど、なにより一番の魅力は未熟なところです。まだ日も浅い彼女は能力やセンスはあるけど、経験や知識は足らない。とんでもない任務に向き合いながらも、己のプライドと戦う姿が痺れるんですよね。 あとマイケルもいいなぁ~、序盤はガンコな青臭い若造だなーと思ってましたが、彼もこの事件をとおして一皮むけた大人になっていくんすよ。やっぱり優秀な人間は、どんな状況でも成長できるんですね。 そしてストーリー展開も熱いっすよ。ロンドン中の監視カメラなどのシステムハッキングにより、エマたちはすぐに見つかってしまう。逃げろ逃げろの大騒ぎなんですが、ハンターの如くロシアのスパイが次々迫りくるんです。コレ無理だろ…って感じなんですが、いやーホント、緊迫感がえぐかったですね。 そして終盤が、また読ませるんすよ。無事にミッションを成功できるか、そしてともに力を合わせてきた二人はどうなってしまうのか。ですよねって感じでもあるんですが、セリフや想いがカッコイイじゃないですか。私だったらなにもかも放棄しちゃうに違いない。 ドエンタメなスパイ小説、楽しかったですね~。これって海外ものですか? ってくらいに親しみやすい一冊なので、翻訳ミステリーを普段読まない方にもオススメですよ。 ■ぜっさん推しポイント エージェントたちの変装に関するスペシャリストであるマーサ。気のおけない優しい人柄ですが、変装に関しては天才的。彼女の核心をついたセリフが忘れられません。 「大事なのは信じること、役柄通りの人間なんだとまず自分が信じること」 たしかに変装はもちろん、スパイの仕事すべてはまず信じるところから始まるんですよね。そうじゃないと命なんて賭けられない。どれだけ強く想いや意思を持ってるかというのは、ひいてはその人の強さになるんだと思いました。
85投稿日: 2024.09.06
