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全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。
全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。
雨糸雀、kodamazon/KADOKAWA
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総合評価

5件)
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    曇らせ、というジャンルがあることを初めて知った。 男性陣がものすごくしっかりしていてイケメン揃い。 大きな事件は物語開幕直後に起こり、 いわばこの物語は後日談で進められていく物語と言っていいと思う。 主人公、ウォルカが命をかけてパーティーメンバーを守ったことで、 守られたパーティーメンバーが病んでいく。 ひとことで言えばただそれだけの話だが、 その中にキャラクターの魅力がぎゅっと詰まっている。 特に、冒頭でウォルカの自己評価が低い説明から始まったために、 物語が進むにつれて他のキャラクターからの主人公あげが気持ちいい。 大筋の物語としては時系列的にはなんの展開もしていかないのだけれど、 過去の回想を交えて主人公をあげていく、というシステムは 誰が勇者を殺したかでもあたっているので有効な手法なのかも。 とりあえず2巻は時間のある時に読んでみようかな。

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    投稿日: 2025.05.06
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    罪悪感による想いが、重い感情となり「曇らせ」と言うヤンデレとは違う新しいタイプのヒロイン達が爆誕した!! グリムリーパーとの闘いの描写をもっと読みたかった。

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    投稿日: 2025.04.10
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    最初にタイトルを見た時は全滅エンドを回避した程度でパーティが病むとか有り得るのか?なんて疑ったのだけど、読んでみればこりゃ病むわと納得させられましたよ… リゼルアルテ達が単純に異性としてウォルカに惚れているだけだったら、ああは成らなかったかもしれない。けれど、彼女らは異性としてより先にウォルカの剣技に惚れていたわけだ しかも単純に惚れるだけじゃなく、その剣技は歴史に残るものに成るだろうと確信のような尊崇の念を抱いている。だからこそ、崇高な剣技が無力な自分を守る為に失われたという事実に耐えられず、病んでしまうというわけか…… これって辛いよなぁ……。ウォルカとしては自分達が居る世界の元ネタとなる漫画にて命を喪うよりも手酷い仕打ちに遭ったリゼルアルテらの姿を知っている。そういった事態を回避できた時点でウォルカにとって僥倖なのだけど、彼女らはそんな知識ないから自分達が何から助かったかよりもウォルカが何を失ってしまったかばかりを見てしまう その意識差はウォルカに彼女らの荒む心境を理解させず、尚更に彼女らに病みの暴走を許す土台となってしまうね また、本作の構成は面白いね 全滅未遂のシーンから始まり、少しだけリゼルアルテらの極端な反応を描いてから、リゼルアルテ達がどのようにウォルカと出会い彼に心酔するようになったかを描いている 急場から始まって過去回想なんてまどろっこしいと感じてしまうかもしれないけれど、過去の出会いにて語られるのはリゼルアルテ達がウォルカの男性としての面に惚れるよりも先に剣士としての面に惚れた点を丁寧に描いている あの過去編を見れば、剣を振るのが難しくなったウォルカに対する衝撃も察せられるし、その原因に自分の無力が絡んでいるかもしれないという点を加えれば彼女らがその衝撃を受け止めきれないとも理解できる リゼルアルテは元々重い素養を持っていた為にウォルカへの依存が深まったようだけど、ユリティアとアトリはどちらかというと自分はどこに存在して良いのか、自分をこの世界にどう認めせるかという迷えるアイデンティティをウォルカが肯定した、つまりは彼が拠り所となった形と感じられる ユリティアとアトリもリゼルアルテとは形が違いながらも依存が見えるが面白いのは魔法使いであるリゼルアルテと違い、ユリティアとアトリの場合はウォルカが死中で見せた絶技に感銘を受けている。あれがどれだけ貴重なものだったかを理解している 既に存在せず、自分の為に失われた剣技に焦がれてしまった彼女らは下手をするとリゼルアルテよりも重症かもしれない と、ここまでアカン病み具合の3名を描いて表題にも「パーティ」とあるのだから、病みの被害者はこれ以上広がらないだろうと思っていたら、全くの別方向から被害者が現れた… しかも、アンゼの場合はウォルカの認識としては深い交流も何も無い相手だから何で妙な反応を示すのか判らないというのがもう重症 彼女の過去編も描かれているのだけど、これまたウォルカとの交流は少ないと云うか、あの出会いで病みの種が蒔かれてしまうとなれば、ウォルカの方に何か天賦の才のような素養が有るのではないかと思えてくるよ(笑) ヒロイン達を病ませてしまうのは歴史に残る筈だった剣技が自分のせいで失われたという衝撃からなのだけど、なら当のウォルカはこの事態を本当に受け止めきれているのかという点が遅れて描かれる展開は真に迫っているね 最初はリゼルアルテ達を助けられた事で満足していた。でも、実際に自分が剣を触れなくなったと成れば絶望に似た衝撃が襲い来る でも何度振り返ってもあの全滅未遂のシーンにおけるウォルカの動きはこれ以上無いのだから、彼は過去を悔やむ事は出来ない。未来を見遣るしか認められない この点は彼の前向きな人柄を示す流れとなるのだけど、こうした姿を見て余計にリゼルアルテ達が病むのは本当にどうしようもないな……! こうなってくるとウォルカがパーティから病み要素を取り除くにはあの欠損があったとしても以前と同じかそれ以上に強くなって満足に戦えるようになるしか無いと思えるのだけど、それはそれでロッシュが案ずるようにリゼルアルテ達の拒絶を生む可能性があって だとしたらウォルカが戦う羽目になるかもしれない<ならず者>の罠はパーティの病み具合にどう作用するのだろうね?

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    投稿日: 2024.11.02
  • いい塩梅のヤンデレ

    あらすじが内容をこれ以上になく表現しているので、興味が出たらそのまま購読すれば間違いないと思います。 ヤンデレと言っても広義に色々あるでしょうが、軽々に凶器や狂気を持ち出すようなものではなく、ある種理性的で、それでいて本作の言葉を借りるなら「感情が激重」。もちろんその感情はパーティーを救った主人公ただ一人に向かっているのですが、独占するためにヒロイン同士でいがみ合うこともなくパーティのとしての協調は病む前後で変わることなく保たれています。……寧ろ強固になってるかも。 感情を病むきっかけとなったのが冒頭に描かれる出来事で、ヒロインも、また重傷を負った主人公も含めて誰もが手に余る変化に晒されたばかりという中での困惑や決意などがたっぷり描かれています。。

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    投稿日: 2024.09.28
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    誰かがTwitterか何かで感想書いてたのを見かけたけれども、確かにどちらかというと日常回みたいな感じよねと。 あと、別に1巻とかついてはないけど、明らかに次の巻に続くって終わり方で、まぁ、仮に続刊でなくても直近の展開はこんな感じかなと読め、また、『病んだ』といっても、そこまでくどいやりとりがあるわけでもないので、読むのに疲れるとか、ストレスが溜まるというようなことはないかなと。(少なくとも自分は。)

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    投稿日: 2024.09.28