
総合評価
(5件)| 1 | ||
| 0 | ||
| 3 | ||
| 0 | ||
| 0 |
powered by ブクログ地下都市カヴェルナ。そこに住む人々は、表情を持たずに生まれ、《面(おも)》と呼ばれる表情を学習し、場面に応じて使い分けて生活している。世を捨てたように生きていたチーズの匠グランディブルは、ある日、チーズ作りの洞窟で記憶を失くした少女と出会い、弟子にした。ネヴァフェルと名付けられた少女は、7年後、素直で好奇心旺盛な子どもに成長する。グランディブルの危機を救おうとしたネヴァフェルは、自らの秘密を知り権謀術数渦巻く宮廷に行くことになった。 舞台設定も、小道具も、とにかく全てが独創的で非常に面白かった。素直で無知だったネヴァフェルが、世界と人々の汚さを知り、傷付きながら成長していく様子が、若木の伸びる様子を見ているようだった。
0投稿日: 2026.02.20
powered by ブクログ図書館で。 正直、主人公の行動にいらいらさせられるんだけれども彼女の置かれた境遇と育ち方を考えると仕方ないんだよなぁと思うところはある。けれどもあまりにも考えが足りないし、危機感はないし、そうは選択しないだろうというフラストレーションが… 後、シンプルに話が長い。ここまで丁寧にする?というところとそこはそれ、すぐに宮廷に戻れるんだ?みたいなアンバランスさも不可解に思いました。 個人的にはチーズ職人のグランディブル親方(でしたっけ)が作中一番好きな人物だったので、正直もっと活躍してほしかった。なんか変な女の子にかかずらってる場合じゃないだろと思ったり思わなかったり。 最後の爽快感はあるのだけれども、そこに至るまでの過程がずいぶんと冗長で長く感じました…が、読み終えていい話だなとは思いました。
0投稿日: 2026.02.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・あらすじ 地下都市カヴェルナでチーズ職人の弟子として暮らしていたネヴァフェル。 その地下都市の住民には表情がないため「面(おも)」と呼ばれる地位に即してラベリングされた表情を教わるが、ネヴァフェルは何故か教わらずとも様々な表情を持っていた。 何故ネヴァフェルには表情があるのか? 陰謀渦巻く地下都市の策略にネヴァフェルは引き摺り込まれていく。 ・感想 星4よりの3かなーー。 がっつりファンタジーだけどハーディング作品は4作くらい読んでるので世界観にはすんなり馴染めた。 でもどうしても主人公の性格が好きになれなかった。 後半はマシになったけど、やるなと言われたことをやってしまう、何も考えずに物事を引っ掻き回すタイプの主人公はあまり好きじゃない…。 それも「無垢」だからということなんだろうけども。 無垢で無知な少女が世界の機構、仕組みを理解してその世界からの脱却を図るっていうのは定番の成長物語だけど、無知ゆえに引き起こすトラブルに結構イライラさせられるw キャラクターだとクレプトマンサーが良かった! 最後まで読者にも真意、目的を悟らせないキャラで、そして目的が叶ってしまった後の最後の独白。 とても良かった。 星4よりに個人的評価を押し上げたのはやっぱり後半の展開かな。 エピローグも良かったし。 やっぱり物語の締めが上手な作品って最中が微妙でも最終的には「良い物語だった」と思える。
1投稿日: 2026.02.02
powered by ブクログ『嘘の木』の著者による異世界ファンタジー。発表は2014年で『嘘の木』より前。 舞台は地下都市カヴェルナ。生まれつき表情を持たない人々は訓練を受けて"面"(おも)と呼ばれる表情を身に付けて暮らしている。チーズ作りの匠•グランディブルのトンネルに突然現れた少女•ネヴァフェル。五歳くらいの少女は、それまでの記憶を無くしていた。外界から遮断されたトンネルの中で、チーズ作りの弟子として七年を過ごした彼女は、ちょっとしたきっかけからトンネルの外に出ることになる…。 ハイ•ファンタジーとしての"創り込み"が徹底しています。…と言うより、あまりにも手が込んでいて、とても万人受けする物語とは言えない。例えば、"ワイン"とは''記憶をあやつる効果をもたらすために醸造されるもの"で、『ワイン=魔法薬』と考えながら読まないといけません。 さらにしんどいのは、「まるで〜」「〜のような〜」という比喩表現が無茶苦茶多いこと。比喩は読み手に具体的イメージを喚起させる役割なのだろうが、あまりに多用、あまりに突非なので、注意が必要です。 …と、余り好意的ではない事を書き連ねたけれど、結末はしっかりしていて納得の終わり方です。約500ページ•全33章のうちの25章辺りまで(!)延々と積み重ねられた謎や疑問はきちんと解読されます。ただそこまでが長い…。 すごく魅力的だけど、重度のハイ•ファンタジー愛好者向け…ですかね。
29投稿日: 2024.06.22
powered by ブクログ表情を持つ人が誰もいない世界に、ただ一人、表情豊かな人が現れるとどうなるか。その人だけ、表情から考えていることがバレバレになるのだ!なるほど! というアイデアを中心に、物語の中は見たこともないアイデアでいっぱいになっていて、それらがただ目新しい小道具として置かれているのではなく、物語を劇的に展開させる痛快な罠として読者を待ち構えているのだ。
2投稿日: 2024.06.06
