
総合評価
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powered by ブクログ19世紀の大英帝国の旅行家であるイザベラ・バードの、通訳兼ガイドで同行した伊藤にスポットをあてた歴史小説。 恥ずかしながらイザベラ・バードの存在は知りませんでしたが、日本人である通訳視点の物語なのでとても分かりやすくあっという間に読むことができました。 機会があれば、イザベラ・バードがこの旅をベースに本にまとめた「日本奥地紀行」も読んでみたいと思います。
0投稿日: 2025.07.02
powered by ブクログ読み始めてから『日本奥地紀行』(平凡社)を副読本がわりに同時に読んだ。伊藤鶴吉の生い立ちから、イザベラとの出会いが綴られ、北日本への旅へと入っていく。イザベラから見たイトー。鶴吉から見たイザベラ。この二つの視点が交錯し、奥地紀行に奥行きを与えている。一つの転機となった秋田県・米代川での出来事として描かれたが、本当に鶴吉はイザベラと決別しようとしたのか、興味深い。後日談として、妹ヘンリエッタの死とビショップ博士との結婚や、再来日して36歳になった鶴吉との再会にも触れているのも良かった。
0投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログマンガの不思議の国バードだと絵柄からイトーとバードさんの年齢が近いように錯覚してしまうし、バードさんを若い女性のように思っていたけどそうじゃなかったのね。 マンガはまだ続いているので、イトーが後々どういうふうになるのか分かって良かった。 それにしても娯楽がないせいなのか、「珍しいもの」を見るために集まってくる人が怖い…。
0投稿日: 2025.05.08
powered by ブクログ図書館の新刊コーナーにあるこの本を手に取って何気なく読んだら面白くなり後日借りて読む。 イザベラ46才、鶴吉20才、親子ほどの年齢差、この年齢差の距離感が関係性に好影響を与えたのかもしれない。両者とも思慮深く忍耐強い。 イザベラは好奇心旺盛で怖さを恐れない気性と繊細で公平な観察眼が貴重な経験に繋がり、それが紀行文として好評を得たのであろう。鶴吉は感情に流されず父親の教えを忠実に守り誠実である。 この本はイザベラの入門書であり、紀行文はイザベラの名を知らしめたが、鶴吉の存在なしでは成し得なかった事を知る。紀行文を読んでみたいと思わせる本と思う。 碧血という言葉を学ぶ。
0投稿日: 2025.02.01
powered by ブクログ明治時代の都会の様子、寒村の様子、物好きな冒険家のイザベラ・バードと、賢くて誇り高いイトーの二人旅を想像するだけで、わくわくしました。
0投稿日: 2024.12.12
powered by ブクログ鶴吉もイザベラも我が強いので二人の間の心温まるというのは終わりがけまで期待出来ない。 若くして父親から家族を託された事や、漁師の子から侍の子になった事で、背負っていたものやプライドが鶴吉を意固地にして、時にイザベラともケンカしてしまったのかもしれない。 けれど最後は泣いた。読んで良かったと思った。 イザベラとの旅があったから、鶴吉は少し変わったのかもしれない。
0投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログ明治11年、1人のイギリス人旅行作家が日本人青年を通訳にし、日本を記録する旅に出た。 明治維新を経て、日本は欧州列強の仲間入りを果たそうと必死だった。 国の形、人々の風俗や生活、身なり、そして言葉を変え、近代国家を目指して奔走した。 しかし、たった10年で、人々の生活はそう簡単に変わらない。 地方の貧しい姿を日本の恥と捉え、その姿を世界に晒してほしくないと願う通訳と、貧しい姿が恥ではなく、それを見下す人がいることが恥だと諭した旅行作家……。 彼女が本を通して世界に訴えかけたかったことは何だったのか? 『日本奥地紀行』では描かれない2人の旅の物語
1投稿日: 2024.06.03
powered by ブクログイザベラ・バードの「日本奥地紀行」を日本人ガイド伊藤(伊東)鶴吉の視点も併せて読みやすく書き下したもの。 バードの生い立ちや来歴、鶴吉の行く末や父親の最期も語られる。 原書に沿いながらも、バードや鶴吉の人柄や関係は和らげられているのだろう。 周囲の(日本人の)忠告を無視して大雨で増水した川を敢えて船で渡ろうとしたり、一つ先の宿場に足を伸ばそうとしてろくな宿に泊まれず閉口する辺りは、よく言えば冒険心に富んだ、悪く言えば自尊心の強いわがままな英国婦人そのもの。 原書は未読だが、さらに分量もあり辛辣(率直)な内容と想像する。
0投稿日: 2024.05.10
powered by ブクログ旅行記としては興味深く、先が気になってどんどん読み進めた。話は面白かったが、イザベラバードの高慢ぶりが鼻について人物には共感して出来なかった。鶴吉も頑ななところかあったんだな。人と人とがわかりあうのは難しい。
0投稿日: 2024.05.06
powered by ブクログ『日本奥地紀行』はなかなかの大書なので読んだ事はない。小説なので脚色はあるだろうが、エッセンシャル版日本奥地紀行と思って面白く読めた。 バードの来日時のみではなく一生にも触れ、又、鶴吉が函館で亡き父の慰霊碑を訪れる所は印象深く残った。 紀伊国屋書店天王寺ミオ店にて購入。
0投稿日: 2024.05.02
powered by ブクログ『ふしぎの国のバード』より 史実に近い感じの小説。 ふたりの視点から交互に語られる。 イトー、バードさん、それぞれの 過去がわかるパートがいい。 イトーは幼い頃に死に別れた父との思い出。 父親がわりとして気負う気持ちから 母や妹たちにきつく当たってしまったり。 バードさんは妹と過ごした日々。 自分が抱えた病との戦い。 女性冒険家として受ける苦難。 異文化、ジェンダー、ジェネレーション いろいろなギャップを 旅の中でぶつかりあいながら 擦り合わせていく。 旅を終えた後のふたりが 少し描かれているのも嬉しかったです!
4投稿日: 2024.04.14
powered by ブクログ以前から興味のあったイザベラ・バード。『日本奥地紀行』にはなかなかハードルが高かったところへ、読みやすそうな植松三十里の本書が刊行された。明治初期でも、歩きやすい大きい街道が整備されていたにもかかわらず、誰も歩かないような山道を行きたがるバード。通訳のイトーや馬子らが気の毒になる。山奥なので、ノミやシラミだらけの不潔な宿や、宿の中まで押しかけてくる好奇心丸出しの村人たち。自分も腰痛持ちのくせに、懲りないバードには驚き。 途中から、紙の地図に丸をつけながら読んだら、とても理解が深まり、楽しさが増した。 『ふしぎの国のバード』(マンガ)を注文したので、読むのが楽しみ。
0投稿日: 2024.04.06
powered by ブクログとても読みやすくてグイグイと引き込まれて読み終わってしまいました。和紙が水を吸うように、どんどんとページが進んでしまうのです。 己の無知さを晒してしまうけれど、イザベラ・バードという紀行作家の事を今まで知らずにいました。 私は、実写映画化もされている人気漫画「ゴールデンカムイ」が大好きで、本書も、裏表紙のあらすじを目にして一も二もなく手にしました。 幕末から明治初期にかけての時代背景や人々の暮らしが、より鮮明に私の中で浮き彫りになりました。 イザベラ・バードの通訳として雇われたイトー。横浜から日本海側に向かい、新潟から北上して函館へ上陸。さらに海と山それぞれのアイヌコタンを訪れ、人々の素の生活に触れて、イトーの心境の変化も如実になります。バードの半生も波乱に満ちていましたが、彼女は常に困難の先にあるものを見ていました。 イザベラ・バードの「日本奥地紀行」を元に、植松三十里さんが書き上げた歴史小説ということです。
0投稿日: 2024.03.24
powered by ブクログ派手さはないけれどスラスラ読めて、いろんな感情も書かれていて、とても魅力的な本でした。思いがけず良本に巡り会えて嬉しい。
0投稿日: 2024.03.20
powered by ブクログ漫画を途中で辞めちゃってたから、最後までが分かってよかった。 イトーの気持ちはよく分かる。 バードさんの書いたやつも読んでみたい。
1投稿日: 2024.03.09
