
総合評価
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powered by ブクログ皆で花見、と出かけた先で、知り合いが…と言われるが それは、故人のはずだった。 生きてました、という落ちでしたが なぜ生きていたのか、どういう事なのか。 そしてそれがばれると危ない、という話。 さらに最後にはあの…という、この先どうなるのか まったく分からない状態。 これは、何がばれてどう鉢合わせしても 危険がいっぱい、という気がします。 最後の試み。 どんな人物が産まれるのか、楽しみです。
0投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ俄然面白くなってまいりました! 大江戸タイムスリップガーリーお仕事ストーリーの巻ノ弐、でございます。 前作の感想で転生と表現してしまいましたがこれはタイムスリップ物ですね。 トラックに轢かれて文政十一年(1828年)の江戸時代へ飛ばされてしまった若手の女性文芸編集者である天(そら)はなんやかんやあって江戸の世でも版元「浅倉堂」を切り盛りして本を作る生活を続けている。 もちろんひとりで何とかなる訳ではなく、異邦人である天を受け入れ助けてくれた御家人・伊織を筆頭に、浅倉堂のヒット作『転生御七振袖纏』を書き上げた天の同居人・おふゆや葛飾北斎の娘・栄(号は応為)などなど架空・史実入り混じった人物たちが天を助けてくれ、極め付けにはあの蔦重、〈蔦屋重三郎〉が30年前の死亡を偽装していたという設定で登場。 時に天に助言を授け、ちょうどいま放映している大河ドラマのイメージとも被るので出版界の大・大・大先達として浅倉堂を導いてくれる役回り……なのかと思っていたらそうはどっこい承知の介、まさかの黒い顔を見せつけ腹の読めなさを印象づけて終幕。 現代での天の因縁の相手〈瓦崎盛而〉も江戸に現れ、何やら蔦重と密談を交わしている。浅倉堂主催の文芸新人賞企画「戯作大相撲」に、刺客として吉原の遊女にして物書きの才を見せる〈雪花〉を送り込むことを画策、巻ノ参へつづく。とおもう。 この作品が面白いのは史実の出来事をバランスよく盛り込んでいることでシャキッと感が出ているのと、ガーリーな雰囲気ながら天やおふゆさん達の落ち着きというか、キャッキャして勢いで乗り切る的な曖昧な物でなくて各々がそれぞれの役目・仕事をきっちりとひたむきに果たすことで物事がうまく回っていくという真摯さがとても好もしい。 「なにより人に恵まれた。」(p157)という天の述懐は本当にそうだなと思うし、仕事が上手くいっているのは自分だけの功ではないという戒めは企業人として持っておきたい。 結構目から鱗だったのは「江戸時代にはすでに唐揚げがあった」ということ。といっても肉ではなく「魚で似た料理」(p193)ではあるのだが調理法として存在していたことは日本唐揚協会のHPにも掲載されている(https://karaage.ne.jp/whats/2011/01/karaage-rekishi.html)。余談ながら、愛媛県今治の郷土料理「せんざんき」(キジの唐揚げ)は江戸時代にあった、という説もあるらしく、実に奥が深い。 「文政の大火」や「大塩平八郎の乱」なんかを作中に出しているのもしっかりしているのだが「豊田貢」(p255)についてまで触れられておりびっくり。山川出版の日本史用語集に載っていた気がするけど全然知らなかった人物。これまた余談だけど彼女の生涯も結構ドラマティックで興味深い。 果たして天は現代に戻るのか、浅倉堂が成し遂げたことは後世にどう影響するのか、戯作大相撲の行方は。 なにより伊織の真意はどこにあるのか。 (まさかと思うが、豊田貢が最初に結婚した陰陽師の名が伊織だったのだが、さすがにたまたまだろうか…) 新刊は来年かなあ。たのしみ。 1刷 2025.10.11
15投稿日: 2025.10.11
powered by ブクログさぁさぁ、更に興味深い状況になって参りました。やっと続きが読めた事にも感謝せねばいけないはずなのに2巻読んだら3巻も切望せずにはいられないという強欲な自分も出てきてしまう。 1巻では楽しい江戸の生活だったのに対して2巻目ではちょっと大き目な出来事に遭遇したり、当時の厳しさが更に浮き彫りになってくるのが印象深い。時には現代にも通づる問題があったり無かったり。そんな中で、何を通していくのかというプライドについて問いただされる。サブタイトルの「意地の本」という言い回しに相応しい日常でありアツい話だった。
1投稿日: 2025.06.13
