
総合評価
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powered by ブクログ2025頻出 2025 山形大学 後期 人文社会科学ー人文社会科学 2025 福岡教育大学 前期 教育−中等教育(社会科) 2025 佐賀大学 後期 経済
0投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログ財政の役割は公共財を提供することで、経済、政治、社会システムの橋渡しをすることである。政治経済が新自由的に流れる中で、社会の機能が崩壊しつつあることを著者は憂いており、民主主義によって、財政が有効に機能し、社会、環境問題に適切に資源を配分できるようなシステムに財政がサポートできるようになってほしい未来を渇望している。
0投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ財政は国家の血液であり民主主義はその循環を司る心臓である。神野直彦は「財政と民主主義」の中で両者の結びつきの深さを説いた。財政が弱者を顧みず富を偏らせれば社会の絆はほどけ民主主義は形骸化する。逆に市民の声を反映し税と支出を公正に配分すれば財政は民主主義を支える礎となる。だが現代の日本では「財政健全化」の名の下に負担は庶民へ恩恵は一部へと偏る傾向がある。財政は数字の均衡ではなく人々の暮らしを支えるためにある。その原点を忘れれば民主主義の根もまた枯れてしまうのではないか。
0投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログはじめの章は抽象的でわかりにくかったですが、後半の章は具体的になってきてわかりやすくなってました。(それでも、かなり難しかっったです) 日本の財政は、税金と社会保険から成り立っているけれど、この二つのバランスが悪いようです。 困難な立場にある人たちへの支援が、現在の日本の財政では上手く届かないのかな、とこの本を読んで思いました。 おそらく、今の財政を根本的に変えなければこれからの日本はうまくいかないと思いましたが、今の政治家たちは国民から信頼されていないから、そういう改革はできないと思いました。 そうなると、私個人では、将来のために少しでも節約して蓄財しないといけないのかな、と思いました。
0投稿日: 2025.04.25
powered by ブクログ前半でギブアップしそうになるも、後半は圧巻。思想の領域、とも感じました。反復して噛みしめたい、自身にしみこませたい言葉が多発です。 日本の課題も新鮮な角度から見つめ直すことができました。「新しい資本主義」「全世代型社会保障の構築」。もっと深めていくことが重要ですね。 変容というより転回。創造・革新。大正デモクラシーならぬ令和デモクラシー。未来が楽しみになりました。 読後感は「税は国家なり」です。 ことあるごとに北欧国家と比べていますが、規模感やら歴史風土やら、日本のマッチするのかはよくわかりません。けれども、目指すべき国家観というか、ビジョンを輪郭明解に示していくことは急務である、ということはよくわかりました。ここらへんの漠然とした課題意識を、うっすらと自覚しながら本に助けを求めていた自分も見えてきたので、その意味ではこの本はしっかりと未来を示してくれていると思いました。コロナ以降、こういう未来の話をしてくれる本が増えてきているような気がするには私だけでしょうか。時代が変わってきていることを実感します。遅ればせながら、ようやく私のアンテナがそっちに向いているだけなのかもしれませんけどね。
0投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログ人間社会が原因の内在的危機と人間社会が原因ではない外在的危機とが有機的に関連する「根源的危機の時代」に置かれているという問題意識。 民主主義に基づいた共同決定による財政で危機を乗り越えようとする提案。 危機を乗り越えるために基礎自治体レベルの協働から始め、広域自治体、中央政府、中央政府どうしの協働へとつなげる提案がなされていた。地道に進めて行くしかないと思うが、残された時間との兼ね合いで、どこまで時間的余裕があるのか、そんなことが気になった。著者の理念を共有して、実現するにはどうすればいいかも気になるところ。 現状の危機を生み出し解決しないままにしてきたのも民主主義に基づいた財政ではないのかと思ったりも。また高度経済成長期に財政が開発への財政支出を通じて環境破壊に加担したのではないか、それに対する批判的検討も必要な気もした。 本書を読む中で著者の理念や熱い思いが伝わってきた。
1投稿日: 2024.05.11
powered by ブクログ専門的知見を交えながら幅広い話題が提供されている「新書らしい」感じの一冊だった。興味深く読了したところだ。 本書では、世の中の資金等の動きに大きく2つ在るとしている。民間企業等の活動による、利潤を追求する動きが在り、これに対して必ずしも利潤を追求するのでもない政府等が資金を動かすというモノが在る。後者を「財政」と呼ぶ。その「財政」を巡って様々な話題を展開しているのが本書である。 所謂「パンデミック」という未だ記憶に新しい問題の故に色々な動きが世界の様々な国々で在った。日本もそれを免れてはおらず、色々な事が在った。本書の前半の方では、こうした事柄を巡っての話題が在る。 要は「人々が生きる権利を如何に護る」ということで、医療のような公共的なサービスを如何に運営する、如何に機能を護るというような問題が「パンデミック」に際して顕在化していた。これに関して、日本国内の例や国外の事例を色々と検証するような内容が在る。 所謂「新自由主義」というような経済関係の考え方が在る。これは米国や英国の流儀であるが、日本はこうした流れの中に在る。これらに対して、欧州諸国等の流儀が在る。そういった辺りが詳しく綴られている。 米国、英国、更に日本では社会の様々な動きに関して「観客型」という立ち位置になる人達が多い。欧州諸国では「参加型」ということになって、常々そういうように在るべきだと社会の中で促されているようだ。 こういう内容であれば「“出羽守”だ」と揶揄されてしまうことに終始するかもしれない。「でわのかみ(出羽守)」というのは「〇〇では」と国外事例のようなモノを列記するばかりという程の意味で時々言われる。が、本書はその「でわのかみ(出羽守)」に終始しているのでもない。 日本国内にも、時代の変化で半ば潰えてしまったが、「大正デモクラシー」というような「参加型」で社会の様々なことを動かそうとした経験、歴史も在り、地域の人達が地域で生き生きと活動出来ることを目指した様々な経過というモノが在るのだ。そういうことが確りと取上げられている。 著者は1946年生まれ(今年で78歳になる)ということだ。何か「後身達」や、より遠い未来を生きる世代に向けて、「人が人らしく在る未来を思い描きたい」という想いを遺し、伝えようとして本書を著したのかもしれないというような気もした。 未だ記憶に新しいような事柄も含めた“問題”の解説も含めて、新しい明日に向けたヒントを示すような本書はなかなかに貴重だと思う。御薦めしたい。
4投稿日: 2024.03.28
powered by ブクログ20240305-0322 財政学の泰斗神野先生による。財政のあるべき姿と地域自治体での共同意思決定にもとづき未来を選択していく必要性について語っている。
0投稿日: 2024.03.23
powered by ブクログ配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01427038
0投稿日: 2024.03.04
