
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
イングランド王国成立前、6世紀後半から10世紀前半のブリテン島の戦乱。アングロサクソン七王国時代の8人の王たち。 あんまり知らない歴史の話は面白い。「覇王」と呼ばれる王たちもキリスト教の影響で評価やらメンバーが変わるとかも面白い。
0投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ本書は、アングロサクソン七王国時代に活躍した人物を紹介した本。この時代は日本の戦国時代に似た状況で、略奪が当たり前の時代であった。そんな中、七つの王国が戦を交えて、各王国の指導者の実力次第で、勢力が増したり減退したりした。しかし、外部からの侵略、すなわちヴァイキングの外征により、同盟を結ぶこともあり、イングランド統一までの過程にさまざまな出来事があった。1066年のノルマンの征服以降、イングランドの公用語は百年戦争の後半までフランス語であった。その影響もあって、フランス語由来の英語は多い。
0投稿日: 2025.02.02
powered by ブクログ大⭐︎興⭐︎奮!! 正直なところアングロサクソン七王国時代の詳しい事って全くと言っていい程知らなかったが、こんなにも熱く魅力的な時代だったとは! 何と言っても桜井俊彰先生の語りが凄く読み心地が良くて、失礼ながら、まるで居酒屋でビールを酌み交わしつ歴史に詳しい友達の話を聴いている感じのわかりやすさと親しみやすさ。 七王国時代は史料も散逸しているケースが多く未解明な部分も多いのだがそれだけに想像や妄想が入り込む余地があるとも言える、ロマンとパッション溢れる歴史がブリテン島に於いて繰り広げられる。 ちなみに本書の「後編」にあたる書籍『消えたイングランド王国』(9784087208146)が同じく集英社新書より先んじて刊行されている。読みたい。 以下、色々とメモなど。 ●七王国最初のキリスト教国王となったケント王・エゼルベルト。非常に厳格だったゲルマン人社会の変容とキリスト教的「許し」の教えの浸透。 ●「サトン・フーの船塚」(p77)の歴史的意義。『ベーオウルフ』の世界が実際にあったという証。 ●「アイドル川の戦い」(p71)熱い。イーストアングリアの腰抜け?王・エドワルドと獰猛なバーニシア王・エゼルフリッドの戦い。このⅡ章はオチまで面白い。 ●「雀の話」(p97)やっぱりゲルマン人社会は厳しかった。心の、魂の拠り所を求めた人々。 ●ケルト系キリスト教とカソリックの違い(p131)。修道院と教会。「ケルト系は前頭部を剃り、カソリックは頭頂を剃髪する。」(同上)。そうなのか! ●イングランドの由来。「これはアングル人の国を意味するAngle Landが由来」(p144)。 ●Ⅳ章のセント・エドモンド王の話はめちゃくちゃ面白い。これまでのブリテン島内部の抗争から、新勢力・デーン人との戦いへと図式は変わっていく。「大異教徒軍団」(p184)来襲という大事件。喋り出す生首、それを守る灰色狼。うーんファンタジック。 ●「モルドンの戦い」(p189)読みたい。ビュルフトノースの勇戦。 ●ロリコン親父・エゼルウルフ王(p213)。12歳はすごいな…。 ●パンを焦がして怒られるアルフレッド大王(p222)。落ちぶれていたけど急浮上!どこから兵が湧いたのか?? ●デーン人の強さは「船という機動力で常に有利な奇襲戦を展開できたから」(p240)。これに対抗してアルフレッド大王は水軍を創設、「英国海軍の創立者」(p230)といわれる。 すっかり桜井先生のファンになりました。 こういう新書を読みたいんだ! 1刷 2024.4.28
20投稿日: 2024.04.28
