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ミトンとふびん
ミトンとふびん
吉本ばなな/幻冬舎
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総合評価

155件)
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52
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36
5
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    旅と、大切な人の死と どのお話も温かくて、素敵 とくにSINSIN AND THE MOUSEはべしょべしょ泣いてしまった

    0
    投稿日: 2026.04.06
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    通勤電車のお供にと思っていたけど、読んでいるうちにこれはそういうやつじゃないな、と感じて寝る前とか早起きできた休日の朝とか、できるだけ静かで落ちついたタイミングにちまちま読んだ。やさしくていい文章〜。どのお話しの主人公にもそっと寄り添ってくれる人がいて、友だちの少なすぎる、人間関係の構築をめんどいと感じてしまう自分と比べて、ええなぁあんたは。という気持ちで読了!さらにひねくれちゃった!(いつかまたフィットする瞬間に再読するわよ)

    0
    投稿日: 2026.04.04
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    毎日寝る前に一編ずつ読みました。そういう場面にぴったりの温かい本でした。みんな大事な人がたくさんいて、その大事な人との時間をとても大切にしていて、なんかちょっと羨ましいなと思ったりして。どれもとても良かったです。

    0
    投稿日: 2026.04.03
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    吉本バナナはじめて読んだけど、暖かくて抱きしめたくなる文章で好き! 浅井リョウの「本棚にいて欲しい本」って感想はすごく納得

    0
    投稿日: 2026.03.28
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    短編集です。身近な人を亡くして傷ついた人たちの魂を癒す旅を描いた物語でした。 タイトルが素敵かつとても示唆的だなぁ、と。人生は人から貰った愛情(ミトン)と消えない傷(ふびん)を両方持った旅みたいなものなのかもしれない…と思いました。 『カロンテ』という作品の中で、身近な人が死んだときに自分の一部もいっしょに死ぬ、という文章があって、本当にそうだよなぁと思いました。一部が死んでも他の部分は生き続けて、いつしか死の痛みも小さくなる…そうやって人は生きていくのだなぁと。 死というものの痛みと同時に死を悼む時間の大切さも描かれた優しい物語たちでした。 吉本ばななさんの表現が好きです。 「綿菓子を食べるみたいふわふわと確認する」「小さい感謝はおいしいふりかけのように私の心全体にぱらぱらと散った」とか、素敵な表現が沢山あって読んでて幸せでした。

    13
    投稿日: 2026.03.24
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    形容するならば、もう手に入らない輝く宝石を思い出してみたり、それを一旦忘れて次へ進み出そうとする勇気を与えてもらえるような作品だと思いました。 私もともに、人という儚い存在が輝いていた軌跡を確かめるようにして読みました。 小さくて軽い本のはずなのに、とても大きくて重たい大切なものを手に取っている不思議な感覚でした。

    16
    投稿日: 2026.03.17
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    今回の本も、出張のお供。大切な人を失った人々が旅に出て、その地であった出会いや気づきをきっかけに再び前を向こうをする幸せな短編集だった。よしもとばななさんの一つ一つの言葉が優しく私たちを包み込んでくれて今手元にある小さな幸せを大切にしようと思わせてくれる。旅先で読んだからこそ、早く家で待ってる人に会いたいなと考えずにはいられなった。 特に表題の「ミトンとふびん」、「カロン手」がお気に入りだった。あらすじにも書いてあったが「ミトンとふびん」の最後で見知らぬ老夫婦が残した言葉はゆき世と外山くんだけじゃなく、読者の心を救ってくれた。

    0
    投稿日: 2026.03.14
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    心にぽっかり穴ができてしまって。それをただ寂しいと表して時間が解決することが大半な世の中だと思うけど、この本では寂しくたっていいじゃん寂しいままでいいじゃんってそのままでいることに寄り添ってくれるような小説だった。 ”なんでもかんでもここにあるのに、自分枠の狭い目で切り取って見ることしかできないのは私の方だ” そうだなあ、現世にあるものが全てではないし、枠をとっぱらったら見えてなかった素晴らしいに出会えるのだ

    1
    投稿日: 2026.03.12
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    それぞれの物語に別離がある。 友人、親、恋人。 いなくなってからも人生は続く。 忘れられるはずは無い。 一方で嫌でも記憶は薄れていく。 2026.03.11読了-45冊目/年

    0
    投稿日: 2026.03.12
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    谷崎潤一郎賞を受賞した短編小説集。何かしら哀しみを抱えた人々が旅先での出来事で、少しずつ歩み出す。 それぞれの小説の中で、皆少しは考えた事のある内容、人と暮らすとは?人生とは?成功とは?について登場人物を通して優しく繊細に、ユーモアを交えながら語られている。 ゆっくり時間をかけて、心の機微を確かめながら歩むことの尊さを語っているように思えた。

    0
    投稿日: 2026.03.09
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    ギュッと抱きしめて大切に包み込んでいたいような、そんな話が詰まった作品だったなぁ。じんわりと広がる優しい温かさと痛み、すごい好き。

    0
    投稿日: 2026.03.07
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    よしもとばななさんの言葉は、こころの模様を繊細な風景画のように描き出してくれる感じで、とても好きだなぁと改めて思った本。全然見たことない風景だなぁとなることもあるし、いつかどこかで見た景色だと感じて急に心に迫ってくることもある。

    0
    投稿日: 2026.03.07
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    ばななさん、どうして人情の機微をこんなにも ひらひらと繊細に描き出せるんだろう… 表題作の『ミトンとふびん』は大好きで、 何度も読み返してます。 『カロンテ』も良き… 『カロンテ』と『珊瑚のリング』は グリーフケアのようなストーリーでした。 行き場のない虚しさからはじまるけれど、 物語が終わる頃にはほっと温もりを感じ、 風の流れに身を任せられるようになっている ような感じ。 引き続き、何度も読み返したいと思います!

    3
    投稿日: 2026.03.06
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    大切な人とどう向き合うか、を考えさせられる短編集。特別な輝き(まあ、それがどんなものなのかもわからないけれど)がなくても、大切な人がいる人生を、ああ、なんて幸せなことなんだろう、と認識させてくれる物語。

    1
    投稿日: 2026.03.04
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    人は失うことを経験しながら生きている。そこにはまた新しい出会いが訪れるということの前兆でもある。 人は出会い、別れ、愛し、愛されその一生を終える。出会うことには意味があって、別れることにも意味がある。意味の無いことなんかないよな、と思った。 私はある人に頼りすぎたことがあって、突然居なくなり、準備が出来ていなかったことがある。 当たり前なんてなくて、そばにいてくれることは幸せなことなんだと思う。 離れていかないだろうとタカをくくっていてはいけないのだ。

    12
    投稿日: 2026.03.03
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    よしもとばななさんの本を読むと山にいる気分になる。 悲しみは自然と降ってくる雨みたいに、そして人との繋がりが雲から垣間見える光のように包まれる感じ。 優しくいてくれてありがとう、と言う気持ち ◼︎自分メモ 人と知り合うって、そんなことから始まるだけのことだ。その小さな印象がだんだん絶えない流れになり、少しずつ無視できない水流を作り、そこにまた大きく気持ちが注がれていく。 自分がいい思い出を持っているという幸せを、目に涙を浮かべながら、綿菓子を食べるみたいにふわふわと確認する、少し甘い感じだった。 私の感情はまだ対策しか動かず(大きく動くとついつい悲しいこともたくさん考えてしまうので、省エネルギーモードで動くように、自然となってしまっていたのだ)、小さい感謝はおいしいふりかけのように私の心全体にぱらぱらと散った。 ちょうど鳥の羽みたいに、ふわふわ飛んでいて、完璧な造形で、見とれるようなもの。羽衣のようなオーロラのようなもの。 自由に風に乗る、余裕のあるもの。 上澄のようなそこにこそ母の本質があった。 失うものがないということがなぜか安心につながっていた。もう死は私に追いついてこない。皮肉なことに、母の死によって、夢の中でも逃げられない、ひとりぼっちになる恐怖から私はやっと解放された。 私は私を信頼できない人に渡してはいけない 赤い目でにっこりと微笑んで私に手渡した。私も精一杯の泣き笑いを返した。生きている人間同士の生きた瞬間。人と人が微笑みを交わす意味そのものがそこにはあった。 ただ常に生活の全てが悲しみの重低音に覆われているという程度だった。 なんとかなる。悲観でも楽観でもない。目盛りはいつでもなるべく真ん中に。なるべく光と水にさらされて。情けは決して捨てず。 いつまでもここでだらだらゴロゴロしていたいですが、重い腰を上げ、過去に別れを告げ、ふりかえらず、でも楽しくのんびりと、はるか遠くに見える次の山に向かって歩んでみます。

    1
    投稿日: 2026.02.26
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    はじめまして、吉本ばななさんの作品 私は、『珊瑚のリング』『夢の中』が心に残りました 過去は走馬灯 自分の周りの大切にしている人たちが亡くなったときのことを想像しても、実際は想像以上に苦しいだろうし、心にぽっかり穴が開くんだろうなって… 人間味を感じる一冊でした

    1
    投稿日: 2026.02.25
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    谷崎潤一郎賞とのことで勝手にエロ美しい男女モノを想像していたけれど、大切な人の死で傷ついた男女が旅先で静かに再生していくストーリーの短編集だった。王道のばなな節。 私も当時感銘を受けた「デッドエンドの思い出」以来の二度目の最高峰に到達したーーとあとがきにあったものの、納得できるようなピンとこないような。 著者と一緒に成長できず、自分に残念な読後感。

    1
    投稿日: 2026.02.20
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    凄く好きだった。旅先で感じる非日常感や、一瞬のきらりとした綺麗な瞬間、そしてそういった記憶を手に取った時に感じる、戻らない時間への寂寥感を思い出させる小説だった。 切ないけど暖かいような、そんな気持ちで読み進めた。きっとまた読み返したくなると思う。

    1
    投稿日: 2026.02.19
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    (朝井リョウさんオススメというのを聞いて、読んだ) 心の中に悲しみを抱えた登場人物たちが、旅を通してその悲しみと向き合ったり、少し癒されたりする様が描かれた短編集。 私は”SINSIN AND THE MOUSE”は、終始涙を流しながら読んだ。きっと、私は今身近な人と別れるのをすごく恐れてるんだと思う。 柔らかい文体で、サクサク読もうと思っても読めない。文章が時間をかけてゆっくり読ませてくる、自分の心に深呼吸をさせてくれるような本だった。

    0
    投稿日: 2026.02.18
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    文章が美しい、この作家さんのことば選びが好き。 そういうことを本当にはわかってなかった私。それがわかった。そう思えた。 30代の今に、じっくりしみるなぁと感じられたことをうれしく思う。 人が亡くなり、その残された時で生きる人たちの思いや営みを書いた短編集。あぁ…そうか、大好きな家族も友達もいつか亡くなるんだ。それは仕方ないけど、残された自分は生きていかなくちゃいけないんだ。その時一体何をするだろう。そして私が亡くなったあと、まわりの人たちは何をして生きていくのだろうな… 命が限りあるからこその尊さに思いを馳せる、静かに良い本だった。

    0
    投稿日: 2026.02.16
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    何も起こらないけど、ずっと胸の奥がすこし痛いような本だった。 みんな一人一人ストーリーがあるんだなと。 あと10年後くらいに読み返したら、登場人物の感情がわかるかな。

    0
    投稿日: 2026.02.15
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    美しいのと、きめ細かで、叙情的な文章に胸が打たれた。じわじわと確実に心を支配するそれはなんだ。悲しみなのか、寂しさなのか。切なさなのか。読み終わった後には、吉本ばななさんのあとがきを含めて、波みたいな感情がうまれた。いい本だった。良い文章に出会えた。綺麗だった。素直な言葉だった。元彼に会いたくなった。もう会えない人とのお別れは、やっぱり辛いものだと。それでも人は、重い腰を上げて前を見るんだと。また読みたい。こんな文章を書ける人だったんだ。初めて吉本ばななさんの本を読んだけど,他の本も読みたくなった。心がざわざわしてる。

    0
    投稿日: 2026.02.15
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    2025/11/19 16 病気でなくなった母親と娘の関係性、本で読むと近すぎる距離があとあと辛くなるよ、とわかるけど実際あるだろうな、と感じた。自分と娘の距離感を考えても難しい。距離感って見本がないから失敗しないとわからない。

    0
    投稿日: 2026.02.15
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    初ばなな。地の文は割と好みだったが、会話文が整えられ過ぎているのが合わなかった。ほとんどの登場人物に共感できなかったが、母娘の近過ぎる距離感がリアルでトラウマ刺激され読んでる間ずっと悪夢を見ていた。作者に意図はないかもしれないが、無意識の価値観の決めつけや押し付けが透けて見えてしまったように感じた。苦手だ。

    1
    投稿日: 2026.02.13
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    旅に出なきゃ。あの人たちに会いに行かなきゃ。そして酒を交わしたい。あの時のことを肴に。泣けました。こういう小説に出会えるから読書はやめられない。あと装丁が好きだわ。

    0
    投稿日: 2026.02.12
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    朝井リョウさんが本屋で1万円使う企画の時に、この本は本棚にあってほしい本って言ってたので、図書館で借りてみた。 読んでると、物語の雰囲気や人物がぼんやりとしかイメージできなかったが、それがまた心地良かった。 寝ながら少しずつ読むのが気持ちよかった。 また数年後に読みたい!

    0
    投稿日: 2026.02.11
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    今の人生は誰から見てもそれなりに幸せと言えるものかもしれないけれど、いつかどこかでこの本がより沁みることがあるんだろうなと思った。

    0
    投稿日: 2026.02.11
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    何か目立った展開があるわけでもないけど、今自分の周りにいてくれる人たちを大切にしながら生きていこうと思わせてくれる作品でした。 吉本ばななさんの作品は初めて読んだのですが、登場人物の内面描写を加工してない分リアルで、でも終始優しさを感じる不思議な文体で、頭には残らないけど心にはしっかり残ってくれる文章だなと感じました。

    0
    投稿日: 2026.02.08
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    1万円で本を買う密着をされていた朝井リョウさんが、本屋で手に取り、ものすごく大切に話されていたのをみて、僕も手に取ってみた。 奇妙な深みとはよく言ったものだが、僕は多分その深さを正確に感受できていない。 ごく身近な人をなくす悲しみには出会っていないし、どんなに想像を巡らせてもその深さは正確には知り得ないと思う。 だから、等身大で感受できてはいないだろうと思う。 ただ、この本がもつ奇妙さの一端には触れることができた気がする。 何か声をかけるわけでも、何かを変えてくれるわけでもないけど、ただ居てくれる。時にそれはものすごく心強いんだろうなと思う。 心が丈夫であれるのかなと。 10年後か20年後、もっとさきにも読んだ時に何を感じるのかが楽しみな小説。

    10
    投稿日: 2026.02.01
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    とても読みやすい短編集。吉本ばななさんの素敵な言葉の数々がすっと心に染みる、そんな読書体験ができました。 「生きているだけで息が苦しいくらい幸せなんだ。左足を出す。そして右足を出す。地面を感じる、進んでいく。それだけて嬉しいくらいに。」という一文がとてもお気に入りです。幸せの程度を表すのに苦しいという強い感情を使っているのに、その後が具体的に小さな描写なのがいい。世界が足元に収束している感じが。それだけで嬉しいくらいに。この結びがすごく誠実で、ちょっと切ない。「十分だ」と言い切らず、「くらいに」と余白を残しているから、 読み手の今日の気分がすっと入り込める。 他にも吉本ばななさんの文章は素敵なものが多く読むのが楽しい一冊でした

    1
    投稿日: 2026.02.01
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    金沢、台湾、香港、ヘルシンキなどなど旅先の話。主に死別を描いているが、他にも恋人との別れ、記憶の忘却や決別など、広い意味での別れを繊細に書いた短編集。相反する感情を自分の中に認めてもいいよと言ってくれているように感じた。Laura day romanceのorange and whiteという曲の歌詞「悲しみの色に染まることなんてできるけど 名前のない気持ちを見失ったりしたくない」を想起した。人の気持ちは言葉で括るにはあまりにも無限過ぎて持て余してしまう。その人だけのものである。 カロンテ タイからラオスに向かう寝台列車の中で読んだ。ローマが舞台。親友を失った悲しみを何度も自分の中で咀嚼し受け入れていく話。悲しみをそのままに悲しむこと、そして区切りをつけて徐々に忘れていくことは自然なことであると優しく教えてくれる。しじみが持つ喪失感も、真理子が持っていた孤独感に似た、日本や日本人に対する精神的な距離への不安がとてもよくわかった。健一の登場によって物語はドラマチックになる。 情け嶋 ラオスのルアンパバーンの安宿でなんだか眠れないときに読んだ。八丈島行きたい!八丈富士登って、見晴らしの湯に入って、明日葉の天ぷらもラーメンも食べて、朝食には牧場の牛乳を飲むんだ。今年MONO NO AWAREが八丈島でライブするなら絶対行くと決めた。ばななさんは旅をしたくなる文章を書くなぁと思った。派手な写真で溢れた、ありふれた観光ガイドブックよりよっぽど説得力がある旅行本だ。 旅をしながら読んだが、また旅をしたくなった。自分の中では、その本を読んだ場所にも付加価値があると思っている。そういう意味でこの読書は特別なものになった。もう2時、さて寝るか。 

    19
    投稿日: 2026.01.28
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    初めて短編集を読みました。 文章も優しい感じでとても読みやすく、 一つ目を読んだ瞬間に凄く引き込まれました。 大切な人の死。 大好きだったはずなのに最近では祖母の事を思い出す事がなかったが昔の事が鮮明に浮かびました。いつ何がおこるかわからない今、残されている人、家族・友人にはもっと会いに行かなきゃ、大切にしなきゃと優しい穏やかな気持ちになりました。 また読み返してみようと思います。

    5
    投稿日: 2026.01.28
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    大切な人を失う悲しみと喪失感の中、時間は止まることなく私たちを未来へ運んでゆく。お正月に数年前に他界した祖父の写真を見て、祖母と「じいちゃんかっこいいねぇ」と話した光景を思い出して、心がぎゅっとなった 今は悲しいより懐かしくて、それを分かち合えることが嬉しい。どの短編も素敵でした。

    20
    投稿日: 2026.01.27
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    ずっとこの世界に浸っていたいなあ、とじんわりした人生の幸せをしみじみ感じる短編集だった。登場人物の人生を通じて、読み手である自分の人生も良きものとして愛おしく感じることができた。すごくさりげなくて透明感があって、だけど死や悲しみの匂いがしている。そんなよしもとばななさんの作品がすごく好き。

    0
    投稿日: 2026.01.27
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    吉本ばなな「ミトンとふびん」何度目かの読了。といっても間が空いているから、やっぱり前回読んだ時と感想がちがってくる…それが読書のおもしろいところ! 中学生のわたし、高校生のわたし、大学生のわたし。カタツムリのようでも、実はのそのそ変わっているんだなー。この本にはお話が6つ入っていて、ずいぶん読みやすい。今の私には、ミトンとふびんと、カロンテの流れが心地良くて、ふとんに包まりながら涙。血の繋がりがなくっても、たとえもう二度と会うことのないひとにでも、認めてもらえるということがどれほど救われ、糧になるか… 想像するだけで心がちょっと軽くなる、よかったね、ありがとう。

    0
    投稿日: 2026.01.22
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    大切な人を亡くした人たちを題材にした短編集。 大切な人を亡くした深い悲しみと、その人たちが残してくれた思い出、それでも続く自分の人生に向き合い、なんとか前を向いて幸せを探す姿に涙しました。まだ自分の周りでは亡くなった人は少ないけれど、もし同じ悲しみが起きた時にまた読もうと思えた本です。素敵な一冊に出会えたと思います。

    0
    投稿日: 2026.01.19
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    なんかノスタルジックな気持ちになりました。昔をゆっくり思い出して、ゆったりと懐かしみ、いい思い出として残っていくのがいい。

    0
    投稿日: 2026.01.18
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    誰の人生にも起こり得ることを、やわらかい考え方で書いた作品だった 「SINSIN AND THE MOUSE」と「情け嶋」が特に良かった "「愛は戦いじゃないよ。愛は奪うものでもない。ただそこにあるものだよ」" "なんとかなる。悲観でも楽観でもない。目盛はいつもなるべく真ん中に。なるべく光と水にさらされて。情けは決して捨てず。"

    1
    投稿日: 2026.01.18
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    状況も相まって、すべて琴線に触れた。 特にお気に入りはSINSIN AND THE MOUSE。 飛行機で読みながら、お母さんへの想いの描写で涙止まらなかった。(気圧の問題?) あと、八丈島出てきます。

    0
    投稿日: 2026.01.14
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    短編集。 大切な人を失うこと、残った側の人生を淡々と過ごすこと。自分の人生を見つめ直すこと。 どれも静かで穏やかで寄り添ってくれる本だった。 カロンテと情け嶋が特に好き。

    0
    投稿日: 2026.01.12
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    2026年の1冊目は吉本ばななさん。 親、恋人、友人、最も大切な人を失う 誰にも認められないような結婚 そんな傷を心に負ったり、 生きづらさを感じている登場人物達が 悲しくて苦しい日々の中で、 自分で前を向くための答えやきっかけに出会い、前を向いていくようなお話。 どの話も想像するだけで悲しくて寂しくて、 だけどもいつかは前を向かないといけないと 葛藤する姿。 この先の何を目標に過ごせばいいのかなとか、 年始早々に発症した外耳炎の痛みで若干参っていたのもあり、普通の人の2倍くらい心に沁みた。 前に読んだ『キッチン』もそうだけど、 人生とは何か、生きるとは何か、 辛い出来事に直面した時に どう立ち直ればいいのかとか、 誰もがいつか直面するであろう悩みや不安に対しての、言葉での表現の仕方が本当にすごい。 圧倒的に人生経験の足りない自分、 色んなことにモヤモヤと言葉にならない不安を 感じるけど、それを形にしてくれそうな 言葉の数々に虜になりそう。 今年は吉本ばななさんの作品を沢山読みたい。 【印象に残った言葉】 ▶︎ 幸せなやりとり、生きている者同士、  肉体があって、同じ時間軸の中に存在していて、  ほんとうにはわかりあえないのに  とにかく気持ちを伝えようといつも一生懸命で。  それが人間同士のはかないつながり。 ▶︎積み上げたものをまた失うのはわかっている。  どんなに積み上げたって、死んでしまったら  お別れ、そこでいったん終わるのだ  繊細に積み上げたお城だって、  主のいない廃墟になる ▶︎気をつければ、こんなにすごい温度の中でも  人は生きられる。  まるで毎日があたりまえであるかのように。  備えればいいんだ。それが人間の力なんだ。 ▶︎彼はこれから時間をかけてこの苦しみを忘れ、  傷を抱えながら誰かを愛するだろう。  そんなのわかっている。  でも先が見えていることであっても、  人は精一杯味わうしかないのだ。 ▶︎だからまだ生きている僕たちは食べたり、  飲んだり、映画を観たり、作品を作ったり、  けんかしたり、  きれいなものや汚いものを見て感想を持ったり。  こうして悲しくも意味のある行動をしたり。

    7
    投稿日: 2026.01.11
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    世界の見方がちょっと柔らかくなるような短編集。帯にも書いてある通りの「本棚にずっといてほしい」小説です。その時々でより深く刺さる短編もあると思う。 舞台が世界各地なのもまた良くて、いろんな情景を背にして展開される物語は気持ちをゆったりとさせてくれます。

    45
    投稿日: 2026.01.10
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    何かを失った人が、少しの希望を見出していく短編集。 全体を通して柔らかくて、読む側に無理をさせない感じがよかった。帯にある「本棚にずっといてほしい」という言葉の意味を、読み終えて実感した。

    0
    投稿日: 2026.01.09
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    第58回谷崎潤一郎賞受賞作。特にたいした出来事は起こらないんだけどじんわり沁みてくる感じ。大事な人を失った喪失感の中にいる人にはきっと心の支えになるはず。

    0
    投稿日: 2026.01.07
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    ミーハーながら朝井リョウさんがお勧めしていたので手に取った。じんわり沁みて自然と涙が出てきた。なんて事ない話のようで、全然違うのにどこか自分のことのようで、温かい気持ちになった。

    0
    投稿日: 2026.01.04
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    読んでいると自然と涙が出てくる。 出版区で朝井リョウさんもコメントしていたが、カバンの中に入れておきたいなと思った。 温かくて優しい本。

    0
    投稿日: 2026.01.02
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    大切な人を失い、その人との思い出を大事にする人たちの交流を描いている短編が詰まっていて、失った悲しみやもう新しい思い出を作ることができないという切なさに向き合う人たちの人としての弱さやその弱さをも受け入れあう人々の優しさが吉本ばななさんならではの筆致で描かれていて、読んでいるこちらまで癒されました。 朝井リョウさんが「ずっと本棚にいてほしい」とおっしゃったと帯にありましたが、まさしくその通りだなと感じました。

    1
    投稿日: 2025.12.18
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    この本を手に取ってよかった。それが一番の感想。 何らかの痛みを負っていると、仄暗いものが鈍痛を伴いながら長い時間つきまとうものだが、 そういったものと折り合いをつけながら、ちょっぴりの希望を持って少しずつ歩む、そんな短編集ばかりだった。 日常に疲れたときに救いを求めて読むのにも多分良い気がする。

    1
    投稿日: 2025.12.17
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    何を読むか迷っているとき、積読がたまっている時、読みかけの本を読む時間がなくてぼーっとしてしまう時にいつも思い出すミトンとふびん。 低カロリーな優しさしか必要ない時によぎります。

    2
    投稿日: 2025.12.15
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    吉本ばななと出会ったのは、 中学2年の読書感想文。 (だと思い出した) 地元の図書館で、確か「キッチン」を手に取ったのが最初。 なんだか不思議な感覚、感情になり、 続けて何冊も読んだ。 この本は、先日の東伊豆に行った際の私立図書館で 出会った。 最初は「TSUGUMI」が本棚に並んでいることに気づき、 (確かつぐみは伊豆が舞台だったような…) その横に読んだことのない吉本ばなな作品を発見したのでした。 吉本ばななは、何かを失って、 なんとなく不完全や欠けている状態からの 再生が描かれていて、 その喪失感に惹かれているんだろうと 何かの評論を読んでる時に気づいた。 特別な主人公ではなく、 きっとどこかに、僕は気づいていないし 関わってもいないけど、 それを日常としている人がいるんだろうなと想像できる。 日常ではあるけど、誰かの人生の少しの時間を 共有してもらっているような感覚。 喪失感を味わうと、 そこから元気に向かって、心が動くせいが 少しだけ前向きにエネルギーが増すようにも感じる。 また少し喪失感を味わい、進んで行きます。 時々、そういう感覚も物語として 適度な距離感を持って味わうのは良いものです。

    3
    投稿日: 2025.12.09
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    6編からなる短編集 どちらかと言えば、長編の方が好みなのですが! 短時間乗る電車で読む時よさそう、と思い購入 ところがところが、あまりの濃さに途中でやめられず、サッと読むなんてもったいなくて!! ☆ 大したことは起こらない   登場人物それぞれ、それなりに傷はある   しかし彼らはただ人生を眺めているだけ ☆ (作者あとがき より)

    29
    投稿日: 2025.12.06
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    日常の中の些細な出来事や風景に、なんだか意味を感じるようになって、身近な大切な人に連絡しようと思える一冊。

    13
    投稿日: 2025.12.04
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    推し作家、朝井リョウさんのおすすめと聞いて。 日本語で描かれてるのに翻訳本みたいな雰囲気が感じられる、詩のような文章だった。 読んだ後は旅行に行きたくなるし、自分の大切な家族、友人をもっと大切にしようと思えた。 プレゼントであげてもいいかも。

    3
    投稿日: 2025.12.03
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    何か大きな出来事が起こるわけではない。でも全く何もないわけではない。そんな人生のなかの一瞬の時間を切り取った短編集。 物語の何が印象に残ったというよりは、この本自体が私の体をふんわり包んでくれた。パワースポットのような本。 頭の片隅に入れておいて、必要なの時に取り出したい文章たち p101 私はそのスーパーで、とりあえずの安い手袋を選ぶのを突然にやめた。関連は全くわからなかった。しかしその話を聞いたとき、私は明日街に出て、長く使える手袋をちゃんと買おうとふいに思ったのだ。そういう直感はなによりもだいじだと私は思っている。理由は決して今はわからないけれど、大切なことだと思った。 そういうことは計り知れない意味を持ちながら宇宙の深いところで、細く美しい糸でしっかりとつながっているに違いないのだ。 p247 だいじなのは、突き詰めないこと。〜私は間違ってない、間違った人たちといっしょにいるんじゃない。そんなことは、自分にしかわからないのだ。自分に自信を持つってそういうことだ。 p256 〜しかし読んだ人は癒されたことにさえあまり気づかない。あれ? 読んだら少しだけ心が静かになった。生きやすくなった。息がしやすい。あの小説のせいかな? まさかね。 そんな感じがいい。そのほうが長いスパンでその人を救える。

    22
    投稿日: 2025.11.27
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    朝井先生がおすすめしていて気になった もし朝井先生と嗜好が違ったら悲しいな、とか思ってたけどそんなこと忘れるくらい面白いというか惹きつけられる物語だった 「ミトンとふびん」「カロンテ」特にお気に入り また少ししたら会おうね

    1
    投稿日: 2025.11.26
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    苦しみ、哀しみを抱えつつも、自分は生きてるんだと実感して少しだけ前を向ける、そんなお話だった。 今の私には刺さらなかったけど、きっといつかこのお話に支えられる時が来る気がする。帯に朝井リョウさんが書いてる通り、そのときまで、「本棚にずっといてほしい」と思った。

    3
    投稿日: 2025.11.22
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    入籍日の前日に読んだ「ミトンとふびん」 母と娘の話。娘の気持ち。母の言葉。 食らいすぎてコメダで号泣。 初めてのばなな先生、 情景と心情が切なく届いてくる 柔らかい言葉がとても良かった。 今読めて良かった。

    12
    投稿日: 2025.11.22
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    「何ということもない話。 大したことは起こらない」 でも、 「この本が出せたから、もう悔いはない」 そう思えるような到達点に私も辿り着きたい。

    12
    投稿日: 2025.11.16
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    久しぶりの吉本ばななさんの作品は、なんていうか、ふんわりと柔らかい文章で、やっぱり好きだなぁ。 何らかの事情を抱えた人たちの、何気ない日常ながら、心がふっと温まる、そんな短編集。 中でも、表題作でもある"ミトンとふびん"は、こんなパートナーと出会って、ずっと一緒にいられたらいいな、と思わせる作品。

    39
    投稿日: 2025.11.07
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    通常の小説より列の文字数が少なく上下の余白をとっており、まるで詩を読んでいるよう。 難しい言葉は使わず、だけれども、読み手に余韻を感じさせる心に響く文章だ。 母親を亡くした喪失感は、何度も主人公の悲しみを書いていて少しくどく感じてしまったが、それは私が本当に大切な人を失ったことがないからかもしれない。 また、必要となったときにこの話を再読してみたい。

    1
    投稿日: 2025.11.06
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    朝井リョウさんが紹介されてるのをYouTubeで見て購入。 どうしよう、この本が好きすぎる。 何だこの心が温かくなる言葉選び。 この本を読んで心が救われた気がする。 ありのまま、今生きてるだけが幸せなことなんだなって。辛いことがあると、今があることだけが幸せな気持ちになるのが痛いほど共感した。 過去をさまよう心を抱いて生きている人に贈りたい。 特に愛する人が亡くなった人は刺さる。

    4
    投稿日: 2025.11.04
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    生活の中に当然に有る死と性を思い出させてくれる短編集。「SINSIN AND THE MOUSE」が特に心に残った。人が人を好きになる理由に子供の頃に読んだ絵本を持ち出されたら初対面でも心を開いてしまいそうだ。母親や友人が亡くなっても人生は続く。夫と別れても。余りに大き過ぎる出来事に思えてもその先に出会う人が必ず居て私もまた誰かにとって出会えて良かったと思える人になりたい。

    1
    投稿日: 2025.11.03
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    大切な人の死に、残された人々の感情や行動、思考、そういった日々の事が淡々と書かれているんだけど良かった。

    46
    投稿日: 2025.10.31
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    大好きで大切な人が目の前からいなくなる。人生の一大事で、どん底でこの先にも何にもいいことなんて起きないって感じちゃう。 だけどこの本からはその出来事も人生のひとコマで、自分の一部になるんだよって言ってもらえてるみたいだった。人生のどんなときも頑張ってる自分を認めて行こーって思えてよかった。

    2
    投稿日: 2025.10.30
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    とても愛おしい。それに尽きる。 心を揺らし、慣らし、そうして生きていくことの尊さを、残酷さを、胸いっぱいに味わいながら読んだ。 この本が必要なときに、そっと導かれるように手に取れることを願う。

    2
    投稿日: 2025.10.29
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    本当に文章が美しいと思う。 何か特別な背景や、大きな事件があるわけでもないけれど、癒されて心が軽くなる。すごく好き。 言葉の選び方が素敵すぎる。 「そんなふうにお互いが今どんなに遠いところにいるか、自分たちの関係がどれだけ親しみのない、取り返しのつかないものかということをしみじみと確認しあって、それでも深いところで嫌いあっていないことにすがりつくような気持ちを持ち寄って」 「どんなに他人と親しくなり、その人のことをわかったつもりになっても、結局その他人とは自分の中に生きているその人にすぎない。」 「SINSIN AND THE MOUSE」の母と娘の関係やお互いを想う気持ちがとても好きだと思った。

    10
    投稿日: 2025.10.29
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    雪みたいに降って、ふわっと溶けていく。 癒される、浄化される。 あとがきを読んで、ばななさんの狙いどおりだったことに驚く。 ばななさんも狙って書くこと、あるんだな。 徒然なるままに、って感じだとずっと思ってた。 生と死、人との関わりが淡々とあたたかみを持って綴られている。 本棚に置いて繰り返し読みたい本。 朝井リョウさん出演YouTubeを見て、辿り着きました。 せっくすが当たり前というか仰々しく書かれていないこともまたいいよね。

    4
    投稿日: 2025.10.23
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    喪失から希望に変わるまでを描いた短編集。 やっぱり吉本ばななの文章が好きだ。 どこか非現実的なんだけど、言い表しようのない感情を掬い上げてくれるような。 大切な誰かを失ってしまった時にまた読み返したい一冊。

    10
    投稿日: 2025.10.22
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    大切な人の好きなところ、その人が好きなものぜんぶを余さず覚えて居られたらどれだけ良いだろう。忘れたくなくても、記憶しておけることは有限で、どうしても迫りくる日々の波に流されてしまう。でもそういう切なさも引っくるめて、生きていくってことなんだよ、って慰めてくれているような気がした。

    1
    投稿日: 2025.10.17
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    大切な親や親友、伴侶を失ってしまった人たちが人生を取り戻していく6編からなる短編集。 表題の「ミトンとふびん」を含む最初3編はあまり私の気分とは合わなかったけど、後半3編はとてもよかった。 特に「珊瑚のリング」と「情け鳩」が好きだった。 前者はひとりっ子の娘(明示されてはいないけど多分そう)が母の遺品を整理することを習慣にすることで、少しずつ時間をかけて現実と折り合いをつけていく話。主人公は母の持ち物の一部を普段使いできるものに再利用・リメイクする。思い出と記憶が物に宿って受け継がれていくという豊な営みと、現実世界からはいなくなってしまった母の存在が日常に溶け込んでいく感じがとても感動的だった。 後者はゲイの親友とその彼氏と一つ屋根の下に暮らすバツイチ女性の話。性愛では結ばれることはないけど、自分なりのやり方で彼らとの関係が温かいものであると確信できるならば(主人公は3人で訪れた八丈富士のカルデラに自分が落下したときに彼らが心配な表情を浮かべるだろうと自分が直感していることで確かめている)、3人の関係性を詰めて定義せずに、楽しくのんびり一緒に過ごしていけばいいじゃないかと、世の中からは許容されづらい関係性に自分なりの答えを出していく。この考え方は、随分と今の時代に生きる人たち(自分を含めて)を楽にしてくれると思うし、個人的にとても気分が合うものだった。 (ちなみに、いくつかの物語で共通して、主人公があまりにも簡単に知らない人とセックスするのだが、これは、ばななさん世代じゃないとあまり無い感覚なのでは?と思った。それと登場人物がいつも「美少年」とか、主人公も美人なのだろうと思わせる描写が頻出していて、そんなに容姿を正統化しなくても内容だけで人間関係の美しさには説得力あるし、一般にいう見た目の美しい、綺麗が強調されると、あぁこれは自分と関係ない人の物語だなと頭が勝手に判断してしまって、この2点は最後までちょっといただけないというか、違和感として残った)

    10
    投稿日: 2025.10.13
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    特に大事件がまきおこるわけではないが、淡々と流れる毎日の中でさざ波のように広がることがポンとあり、変わったり変わらないものに気がついたりして、引き込まれていく感が気持ちよかった。

    7
    投稿日: 2025.10.11
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    浅井リョウさんが勧めてたのと表紙の絵が綺麗で印象に残っていて読んだ。 この著者、学生時代にも夏休みの課題図書になったりして読んだけど、悔しいけどどうも自分には合わないみたいだ。 読んでると、どうやったらこんな登場人物みたいに素敵な大人に育つ事が出来るんだろう、とひねた見方をしてしまい自分の性格の悪さみたいなものを突きつけられるようで辛い。あとこの著者の著作を絶賛する人たちも自分には眩しく見えて辛い。 でも多分これが普通の感性で良識ってやつなんだ、という教科書にはなるかもしれない。表紙も綺麗だし時々立ち止まって、良識あるすてき、というものを確認するのに本棚に置いておいても良いかも。

    9
    投稿日: 2025.10.08
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    日常で直面する言い表せない感情や気分に対して、似ている感覚や体験を表現できる人生の幅と考えの深さ、語彙力に脱帽の作品だった。

    0
    投稿日: 2025.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに手に取ったよしもとばななさんの小説。 「久しぶり」になったことで、自分の日常のせかせか具合に気づく。 死について。おそらく、考えないようにして、不安とか怖さから気を紛らわしながら生活を保つことが多い。 だけど、この小説は、死と向き合うことで生を確かめるような小説。 そのための旅。 怖くないし重くない。悲しみの気配はありながら、だけど、軽やかで温かい。そのことが、物凄く尊い。 物語の主人公たちのように、丁寧に慎重に感情が拾えたらなぁと思う。どの主人公も、自分の足場をよく捉えている。だから、突飛な行動も安心して読める。いまここは、安定なのか不安定なのか、不安定ならば、何を受け付けて何を受け付けないか、なにが必要かどこに行くべきか。すべて分かった上での関係性や行動力。単純なようで、とても難しい。 いま、このタイミングで読めてよかった本。

    18
    投稿日: 2025.10.05
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    大切な作品です。1文、一言に想いが込められていることがよく分かる。大袈裟なことは一切言わずストーリーも静かに進んでいくけど大きくて暖かい愛が包み込んでくれる。この本に出会えよかった。

    1
    投稿日: 2025.10.04
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    SINSIN AND THE MOUSE 母を亡くした主人公の小旅行を描いた話。母との思い出や口頭の遺書といった直接的な描写にも引き込まれるが、それに加え、小旅行の中で主人公が風景や人物をどう感じ取っているかという描写からも、喪失を抱えた人ならではの感覚が伝わってくる。主人公の感情がにじみ出るようで、とても素敵な短編だった。 ミトンとふびん 同じく母を亡くした主人公の新婚旅行の話。違うのは、主人公の夫も同じ時期に母を亡くしていて、さらにいじめで弟を失った過去もあるところ。 「SINSIN」と比較すると、「ミトンとふびん」には有名人や施設などの固有名詞が多く出てくるのが特徴的だった。純文学的だけど、こういう具体名が頻出するのは珍しい気がする。その効果はよく分からないけれど、主人公のつれづれとした会話の具体性が印象に残った。 カロンテ 友人を亡くした主人公が、その夫のいるイタリアに形見を渡しに行く話。前の二作と構成は似ているが、こちらでは主人公が涙を流す場面が多い。おそらく亡くなってからの時間がまだ日が浅いからこそ、感情の起伏がより強く表現されているように感じた。同じ喪失でも、そこからの時間の経過によって感情の現れ方が変わるのが印象的だった。

    0
    投稿日: 2025.10.03
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    かなしみにちゃんと向き合って悲しむこと。 かなしい、けれどやさしくてあたたかい。 そんな思いを体験できる本。

    1
    投稿日: 2025.09.30
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    「ミトンとふびん」吉本ばなな 読了。 ばななさんの本を刊行順関係なく読み漁っているが、本作は2021年、割と最近の作品。 死にまつわる話が多いのは初期からだが本作は貫禄があるというか、不思議な安心感が全編に漂っていて、文章にも何故か今っぽさを感じられる名作。 装丁の色彩も素敵。

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    すごく大きなことは起こらない。 登場人物それぞれにそれなりに傷や、周りの誰かの死を体験している。 しかし彼らはただ人生を眺めているだけ。日常として受け入れていく、受け止める、流れていく。 ヘルシンキで、金沢、台北、香港、ローマ、八丈島を舞台とした話。

    7
    投稿日: 2025.09.26
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    朝井リョウさんが勧めていたので読みました。 キッチンとほぼ同時に読んでたけど、こちらも喪失を静かに穏やかに、だけど悲しみを丁寧に描いてて 時々涙が出そうになるけど、それほどまでに誰かを大切に思う気持ちがあった自分を思い出せてよかったなあ、と カロンテと表題作が特にすきだった

    2
    投稿日: 2025.09.26
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    朝井くんも薦めていて、書店でもよく見かけるし興味がわいたので読んでみました。吉本さんの作品にふれるのはかなり久しぶり。物語の舞台となる世界各地の都市が素敵だし、吉本さんならではの文学的な表現が独特の世界観を作っていて惹かれました。

    5
    投稿日: 2025.09.25
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    朝井リョウさんが出版区というYouTube で勧めていた本で、『難しい言葉を一切使わずかかれていて染みる。』とコメントされていて、読んだ。 金沢、台北、ローマ、八丈島で悲しみが小さな幸せに変わるまでがかかれている。という短編。亡くなった人について、“鬼籍に入られた”ていう表現を読んで知った。 悲しみが小さな幸せに変わるまで。と書いてあったけど?がそこそこ普通に悲しくて落ち込む。染みるというか、私は落ち込んだ。笑。毎日ちゃんと暮らして来なかったのかとか。心を許せる人をもう少し増やさないといけないんじゃないかとか。笑。 ローマの話はそのなかでもカジュアルなほうで?イタリア人の良いところがでていて好きな話だった。 私の姉が鬼籍にはいってから多分9年とかになる。姉の携帯に残っていた連絡先にメールを送って姉の友人は何人か遠いところ葬儀に来てくれた。病気を秘密にしていて、葬式はなくても良いんだけど、私のためではないからなと言ってたし?呼んだ。あれから毎年、お盆と年始に、知らない誰かが毎回うちのお墓にきているらしい。母が来る前に墓に花があると。去年初めて聞いた。そんな事を思い出してまた、落ち込むというか、ズーンとしてしまった本。 悲しい本は当分読まなくてよい。私。

    0
    投稿日: 2025.09.23
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    ミトンとふびんとカロンテ珊瑚のリング、特によかった。 大切なものを失ったときにもう一回ゆっくりじっくり読んで心を癒したい。

    0
    投稿日: 2025.09.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    吉本ばななさんの文章はすごく柔らかくて綺麗だと思った。人を失っても再び前を向こうとする。切ないけど救われる物語に心が温まった。 心温まる話がある中で、特に良かったのがSINSIN AND THE MOUSEでした。母が亡くなってしまい悲しみに暮れていたけど、過去の母に対する思い出を語る。死んでしまった事が重要なんじゃない、生きていた事、この世に存在していた事が素晴らしかったという事が描かれていて胸に響いた。自分はまだ母を亡くしていないが、その時は絶対に訪れる。そんな時は母がこの世にいてくれて良かった事を子供達に語っていきたいと思った。 人生に寄り添う本ってこう言う本なのかなと思った。もし大切な人が亡くなって、立ち直れなくなった時はこの本を思い出そうと思う。

    0
    投稿日: 2025.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    生きるも死ぬも地続きの場所にあって、 生きづらさとか誰かの死を乗り越えるとかじゃなくそこにあって時間だけが過ぎて行って 何か特別なことで視界がガラッと変わるわけでもない そんな小説を書けるんだからなぁもうって感じだ

    0
    投稿日: 2025.09.14
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    なんかあんまり入り込めなかったかも。久しぶりの読書だったのと、描写が特定の場所とかものとか食べ物だったりしたからなんとなく自分の知らないものばかりで白けてしまったのかも。無知は恐ろしや。もっと世界のことを知りたいなと思わせてくれた作品。だけど人の心を描いてるところはほんのり温かく自分の胸の内を満たしてくれた気がする。知らない食べ物も多かったけど、それなのにおいしそうと思えたり、行ったこともない場所に行ってみたいと思わせてくれるような魅力を与えてくれる本作は旅をするのと同じくらい癒し効果がある気がする。 個人的にはシンシンとちづみの身長差カップルが好き。シンシンみたいな外見的には大きくて頼もしいけど、中身は繊細で優しい部分がある男の人ってものすごくかっこよくて好きだなあ。

    0
    投稿日: 2025.09.13
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    朝井リョウさんがオススメしていたので買ってみました。吉本ばななさんの本は初めて読みましたが、和やかでどこにでもある人生の、かけがえのない日々を丁寧に描かれていました。言葉遣いというか些細な話の流れ方や主人公の思考の表し方とその行方の描き方などが素敵でした。また読み返したいです。

    7
    投稿日: 2025.09.09
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    旅を主軸に、死や生きづらさを背負った6篇。 今のわたしにはまだ死は遠くて、何度も何度も繰り返し読んで身体に染み込ませていく作業のような時間だったけれど、この実感を伴わないままやってくるのが死なのだと読み終えてから気がついた。作中でたくさんの人生と傷に触れてきたからこそ、最後の『情け嶋』の「なんとかなる」という言葉を、すっと受け入れることができる。辛いなら無理に悲しみに向き合わなくてもいい。日常を置いて旅に出たっていい。わたしは永遠の悲しみの過程で、この気持ちに辿り着けるかな。

    3
    投稿日: 2025.08.14
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    吉本ばななさんの作品 書店でみかけ久しぶりに手に取った 6編のお話の集まり それぞれ1編ずつ 物語の中に2重の時間の流れがあるような感じがする 亡くしてしまった母親 親友...とのかけがいのない時間 思い出 その事実や思い出をかかえながらも 生きていく「自分」が今いる時間  ひとりでその想いをかかえて生きるのはしんどい  一緒に感じてくれる人の存在はありがたい  人の存在があってこそ人は前に勧めるのかもしれないね 両方があるからこそ 過去が愛おしくて… 今が かけがいのないものとして思えるのかもしれない また機会があったら読みかえしてみようかな…と思う作品

    12
    投稿日: 2025.08.11
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    人との距離の取り方とか、なんでもないどこにでもありそうな人生とか 心に残ったフレーズ 私は、人生は禍福で編まれた縄ではなくめくるめく瞬間の連なりなのだと思うようになった。

    0
    投稿日: 2025.07.23
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    比喩が多くて、リズミカルな美しい文章たち。だからこそ零さないようにゆっくり確かめながら読んだ。すごく好きだ。この文章を、僕の目が通り過ぎただけかもしれない。それでも心の中に確かに積もった言葉たち。絶対にまた読み直す時が来ると思う。あーー好きだ! 経験してきた幸せや積み上げてきた感情が、もし、土台的なところで嘘かもしれなかったら、それを知ってしまったら、全てが瓦解して悲惨なほど不幸になってしまう。長い間そう思っていた。大切にされなくなってしまったら、忘れられてしまったら、本当はもう(いやはじめから)愛されていなかったら。いままで何も経験していなかったことになる。夢を見ていただけになる。そう思っていた。 でも、そうじゃないのかもしれない。この本を読んで、微かに光が見えた気がする。 どう思われているかについて本当のことなんて、何も分からない。それは、悲しいことじゃなくて、ある意味では嬉しいことなのかもしれない。信じていれば幸せで、突き詰めると悲しくなる。しっかりと今まで、悲しんだり喜んだり、生きてきたのだ。この瞬間じゃなくたって、きっと将来役立つ時が来る。いつかの恋に。 前進するための別れがある。恋しい人がくれた感情は、人生を豊かにしてくれた。それだけで十分じゃないか。

    1
    投稿日: 2025.07.07
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    誰もが悩みを抱えながら生きているんだなと思った。何気ない日々に大切な人がいることが幸せで何にも変えられない。

    0
    投稿日: 2025.06.13
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    旅と死をテーマにした短編集。 一見すると重たい内容になりそうですが、物語は淡々と進み、どの主人公もそれぞれに魅力があり、すっと物語に入り込めました。 難解さはなく、自然と読み進めることができる一冊です。 あとがきに書かれていたこの言葉が、作品全体をよく表していると感じました。 「何ということもない話 たいしたことは起こらない 登場人物それぞれにそれなりに傷はある しかし彼らはただ人生を眺めているだけ」

    11
    投稿日: 2025.06.10
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    心に傷を抱えた人たちが、一歩一歩前を向いていく短編集。 登場人物たちは、大切な親や親友、恋人を亡くしたばかりで心にぽっかり穴が空いてる状態の人たちばかり。 それでも現実はしかと存在し、逃げることのできない厳しさもきちんと描かれている。 本書は大きな事件が起こるわけでもなく、話が急展開するわけでもないので話にスリルさ、読む手が止まらない夢中さを求めてる人にはおそらく向いてないかも。 大切な人の死を経験したことのある人、またはもうすぐそんな兆しが身の回りで起こりそうだとか、そういう人が読んだら励みになるかもしれない。 私の両親は老いが目に見えてきて、 そろそろ「死」というゴールがいつか来るのかと頭をよぎるくらいの年代なので、重ねながら読んでしまった。 個人的には表題作のミトンとふびんではなく、 SHINSHIN、カロンテが好き。

    1
    投稿日: 2025.06.07
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    何かを失った人たちの物語。でも悲しみだけじゃなく気づいたら少しだけ前に進んでいる。少しだけ前に進みながらもまた立ち止まったりしている。私の人生、きっと大丈夫だと思える。 「オーライ」

    14
    投稿日: 2025.05.20
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    吉本ばななさん作品9冊目。 SNSで評価高かったのもあって期待値大だったけど、正直そこまででもなかった。読むタイミングが悪かったのか、退屈に感じた。 この本はとくにスピリチュアル色が強いなと思った。あとばななさんの作品はどの話を読んでも同じ話のように感じてきた。登場する人物や場所、設定は違うけど結局同じテーマを別の表現で伝えようとしてるんだなと。少し飽きが来てるのかも。はいはいまたこのパターンね、と思ってあまり身が入らなかった。

    0
    投稿日: 2025.05.10
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    そこにいない誰かを思う時間。 もう会えない誰かを思う時間。 まだ自分の年齢的にも死は身近ではないからこそ、今を大事にしたい。

    1
    投稿日: 2025.04.30
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    ずっとうるうるしながら読んだ。 吉本ばななの本は読んだことがなかったけど(キッチンを読んだ気がするけど忘れた)、平易な言葉でするすると心の中に入ってくるので驚いた。人の死や愛や欲望がさりげない感じで書かれていて、重い話なのに軽い感じで読み進められた。 性に対する哲学は自分のものとは違って割と奔放に描かれていることが多いのだけど、飾り気のない文章の中で展開される登場人物の心に自分の心を重ね合わせようとすると、性に対して潔癖な自分でもなぜか受け入れたくなった。ただ、イタリアに行った話の途中で、日本で留守番している夫に電話したときにはちょっと驚いた。夫いたんかい! 自分勝手なことをいうと、性に奔放な人は他人なら別にどうでもよいのだけど、自分と関わる人、とくに好きな人(友達でも恋人でも)には硬派でいてほしいと思ってしまう。奔放な人は愛情が薄いんじゃないかと疑ってしまう。そんな自分でも、この本を読んでいるとき、少なからず登場人物たちに感情移入していて、人に対する愛情に嘘はなく、決して薄くもなく、優しさや悲しみを持って生きているんだなーと感じ、涙が出そうになった(すごく上から目線な言い方だけど)。 とにかく、読んでいるとき本当に軽い心の状態で重たい話が通過していった。

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    投稿日: 2025.04.06
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    大切な人との別れ、死との向き合い方、大切な人をどのように大切にしていくのか、そして自分をどうやって大切に思っていくのかを教えてくれる本。

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    投稿日: 2025.04.06